*《ウィジャ&ruby(ばん){盤};/Destiny Board》 [#mff2a779]
 永続罠
 相手のエンドフェイズ毎に、手札・デッキから
 「死のメッセージ」カード1枚を「E」「A」「T」「H」の順番で魔法&罠カードゾーンに出す。
 自分フィールド上の「ウィジャ盤」または
 「死のメッセージ」カードがフィールド上から離れた時、
 自分フィールド上のこれらのカードを全て墓地へ送る。
 全ての「死のメッセージ」カードが
 自分フィールド上に揃った時、自分はデュエルに勝利する。

 [[Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[特殊勝利]][[カード]]であり、[[相手]]の[[エンドフェイズ]]に[[死のメッセージ]]を[[フィールド]]に出す[[強制>強制発動]][[誘発効果]]と、[[自壊]]する[[永続効果]]を持つ。~

 [[相手]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[カードの発動]]をすることで、即時[[《死のメッセージ「E」》]]を[[フィールド]]に出すことができる。~
 その後6[[ターン]]目の[[エンドフェイズ]]まで[[フィールド]]に維持すれば勝利になるので、《ウィジャ盤》を[[セット]]した[[ターン]]から数えて最低でも8[[ターン]]かかることになる。~
 [[死のメッセージ]]を[[フィールド]]に出す[[効果]]は、[[魔法&罠カードゾーン]]に空きがないときは処理されず、先送りになる。~

 数ある[[特殊勝利]][[カード]]の中でも最難関の条件と言っていいだろう。~
 この[[カード]]と合わせて最大4枚もの[[カード]]を守る必要がある一方、それらの[[カード]]を守る[[カウンター罠]]等を入れようにも、[[魔法&罠カードゾーン]]を圧迫する[[効果]]であるため難しい。~
 守るための[[魔法・罠カード]]を[[セット]]すると今度は「[[死のメッセージ]]」を[[置く]]スペースが無くなり勝利への[[ターン]]数が伸び、結果としてリスクが増えてしまうジレンマが発生する。~
 [[手札]]から使える[[カウンター]]、[[宣告者]]や[[《ネイビィロイド》]]等、[[相手]]の行動を制限する[[効果モンスター]]を使って守ることになる。~
 より詳しい戦術・相性のいい[[カード]]などは[[【ウィジャ盤】]]を参照。~

-[[カードの発動]]は[[チェーンブロック]]を作り、[[効果解決時]]に[[魔法カード]]を出す。~

-[[死のメッセージ]]は[[永続魔法]]だが、[[フィールド]]に[[死のメッセージ]]を出すのは「この[[カードの効果]]」によるものであり、[[死のメッセージ]]を[[発動]]するわけではない。~
このため、[[《マジック・キャンセラー》]]や[[《禁止令》]]の[[効果]]が[[適用]]されている時でも[[死のメッセージ]]を出すことは可能であり、当然のことながら全て揃えば勝利になる。~
ただし、[[《大寒波》]]が[[適用]]されている場合は、既に《ウィジャ盤》が[[発動]]済みであっても[[死のメッセージ]]を出すことはできない。

-この[[カード]]から[[手札]]消費1枚で[[《オオアリクイクイアリ》]]を出すことができる。~
[[《死のメッセージ「T」》]]まで守りきれば[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]や[[《降雷皇ハモン》]]を[[特殊召喚]]できるが、そこまでするなら[[《死のメッセージ「H」》]]まで出して[[特殊勝利]]条件を満たしたほうが得策である。

-《ウィジャ盤》と[[死のメッセージ]]4種が[[フィールド]]に揃うと、「D[[E>《死のメッセージ「E」》]][[A>《死のメッセージ「A」》]][[T>《死のメッセージ「T」》]][[H>《死のメッセージ「H」》]](デス・死)」の文字が浮かび上がる。~
海外版では「F[[I>《死のメッセージ「E」》]][[N>《死のメッセージ「A」》]][[A>《死のメッセージ「T」》]][[L>《死のメッセージ「H」》]](ファイナル)」の文字が浮かび上がる。(→[[海外版イラスト変更カード>海外版イラスト変更カード#c7beae7b]])~

--日本版と海外版では完成時の単語が異なる上、「A」の文字が別の位置に存在している。~
このためか、''《ウィジャ盤》と[[死のメッセージ]]4種は言語を統一しなければならない''という[[特殊裁定]]が下されている。~
「D[[I>《死のメッセージ「E」》]][[A>《死のメッセージ「A」》]][[A>《死のメッセージ「T」》]][[L>《死のメッセージ「H」》]]」等といった、意味不明な単語にはできないのはもちろん、日本語版と英語版を1組ずつ入れることも不可能である。~
海外版との互換が利かない、異例のケースである。

-[[GOLD SERIES 2012]]で再録された。~
[[《フォース》]]のように規制経験があったり、[[《ワタポン》]]のように収録機会に恵まれなかったりするわけではないため、かなり異質な再録と言える。~
[[死のメッセージ]]は収録されていないため、[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]]等で別途手に入れる必要がある。~

-原作でも城之内(アニメでは御伽)により言及されているが、西洋版こっくりさんと言える存在である。~
欧米では霊魂と意思疎通をするための[[降霊術>《降霊の儀式》]]の道具とされており、実際に販売もされている。

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「闇遊戯vs闇バクラ」戦において、闇バクラが使用した[[キーカード]]。~
原作では[[《ダーク・ネクロフィア》]]が[[発動条件]]に絡んでいる代わりに、[[魔法&罠カードゾーン]]を圧迫しない[[効果]]をもつ[[罠・永続魔法カード>魔法・罠カード]]だった。~
アニメでは[[OCG]]版に修正され、[[フィールド魔法]]《ダーク・サンクチュアリ》の[[効果]]で[[モンスターカードゾーン]]に「[[死のメッセージ]]」を[[置く]]ことで[[魔法&罠カードゾーン]]の圧迫を回避している。~
原作での記憶編では、闇バクラとの対決を暗示する[[カード]]として王墓に落ちていた。~

--アニメGXでは、この[[カード]]は登場していないが「実物」を高寺たちが使用。~
[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の精霊を呼び出すという、ウィジャ盤本来の目的で使っている。~
「十代vs神田」戦では、神田の《クイズ・パネル・オベリスクの30》の[[効果]]によるクイズの際に[[特殊勝利]]を発生させる[[カード]]として名前が挙げられている。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DM7>ゲーム付属カード#tb8b9291]]では[[ターン]]ごとに[[セット]]するのではなく、ただ5枚[[伏せカード]]がごとく[[セット]]すればいいだけなので、OCGよりはるかに使いやすい。~
DM8では[[永続効果]]となり、[[自分]]の[[ターン]]開始時に「E」「A」「T」「H」の順番で[[死のメッセージ]]が[[自分]]の[[魔法&罠カードゾーン]]に1枚ずつ出現し、全て揃えば勝利となる。~
[[デッキ]]に[[死のメッセージ]]が入っていなくてもいいので、こちらも実物よりは使いやすい。~
ただし[[コスト]]はそれなりに高く、[[制限カード]]となっている。~
対戦[[相手]]では闇獏良のみが使い、[[特殊勝利]]を狙ってくる。~

--[[自分]]の[[デッキ]]を対戦[[相手]]に選べるゲームでは、[[魔法・罠除去]]を全く入れず、[[モンスター]]も一切入れない[[デッキ]]を作ることでポイントの荒稼ぎができる。~
さらに通常の得点に加え、この[[カード]]で勝利すると大量のボーナス点が加わる。

--各種ゲーム作品では海外展開の都合上、海外版と同様に「FINAL」になっている。~
ただし例外もあり[[DM6>ゲーム付属カード#g02d4f6b]]と[[エキスパート2006>ゲーム付属カード#r0b1b660]]では、「DEATH」になっている。~
前者は海外発売予定のない(なかった)ソフトであるためだと考えられ、後者は言語変更により「FINAL」に変わるよう設定されている。~
//[[SPIRIT SUMMONER>ゲーム付属カード#f9208bd6]]、[[TAG FORCE>ゲーム付属カード#w02aab36]]以降の作品では、日本版は「DEATH」海外版は「FINAL」とはっきり区別されている。~

--[[WORLD CHAMPIONSHIP 2007>ゲーム付属カード#zc3eaab5]]のテーマ[[デュエル]]にこの[[カード]]を使って勝利するものがあるのだが、Sランクを取るには7[[ターン]]以内に勝利する必要がある。~
[[《手札抹殺》]]や[[《押収》]]等を用い[[相手]]が先攻1[[ターン]]目に、[[自分]]の[[《処刑人−マキュラ》]]を[[墓地]]に送り、なおかつ[[手札]]にこの[[カード]]があれば可能ではある。~
なお、2007年の時点で[[《処刑人−マキュラ》]]は[[禁止カード]]である。~

--[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]では、この[[カードの効果]]で勝つとタッグデュエルに「闇獏良と闇マリク」が対戦[[相手]]として登場する。~

--TAG FORCEシリーズ及び遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONでは[[特殊勝利]]時の演出に[[《ダーク・ネクロフィア》]]が登場する。~
原作を意識したのだろう。~

**関連カード [#sdcdf830]
-[[死のメッセージ]]

-[[《第一の棺》]]

-[[特殊勝利]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#g433a7b8]
-[[【ウィジャ盤】]]

**収録パック等 [#q77c7dcb]
-[[Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−]] LN-37 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-120 &size(10){[[Super]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP021
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP019  &size(10){[[Rare]]};
-[[GOLD SERIES 2012]] GS04-JP017 &size(10){([[Gold]])};
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP077 &size(10){[[Gold]]};

**FAQ [#t3b16bbb]
Q:[[死のメッセージ]]を置く[[効果]]は[[チェーンブロック]]を作りますか?~
A:作ります。(10/10/02)

Q:すでに表向きの《ウィジャ盤》が[[フィールド]]に存在している状態で、[[《光と闇の竜》]]が[[召喚]]された場合、《ウィジャ盤》の[[効果]]で「[[死のメッセージ]]」カードを出すことはできますか? ~
A:[[《光と闇の竜》]]の「[[カードの発動]]を[[無効]]にする」[[効果]]は「[[効果の発動]]」を[[無効]]にすることはできません。~
 そのため、《ウィジャ盤》の[[効果]]で「[[フィールド]]に出す」ことは可能です。~

//Q:[[フィールド]]上で表向きの《ウィジャ盤》が[[破壊]]された場合[[デッキ]]内の「[[死のメッセージ]]」も[[墓地]]に送られますか?~
//A:いいえ、送られません。
//エラッタで「自分フィールド上」と明記されたのでコメントアウト

Q:[[自分]][[フィールド]]上に《ウィジャ盤》と[[死のメッセージ]]カードが1枚以上ある時に、[[《ハリケーン》]]を使われた場合、それらのカードは全て[[手札]]に戻りますか?~
  それとも[[《混沌の黒魔術師》]]に対する[[バウンス]]のように、全て[[墓地]]へ送られますか?~
A:全て[[手札]]に戻ります。[[《混沌の黒魔術師》]]とは、処理が異なる[[効果]]です。~
  どちらかと言うと「[[《破壊竜ガンドラ》]]の[[効果]]は全体を同時に処理するため、[[《リビングデッドの呼び声》]]とそれで[[蘇生]]した[[モンスター]]は両方[[除外]]される」に近いです。

Q:《ウィジャ盤》[[適用]]中に[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が[[召喚]]されたときはどのように処理をしますか?
A:《ウィジャ盤》と、既に出ている[[死のメッセージ]]カードは共に場に残り続けます。~
  ただし、《ウィジャ盤》の「[[死のメッセージ]][[カード]]を[[手札]]または[[デッキ]]から[[フィールド]]上に出す。」という[[効果]]は[[無効]]になっているので、次の[[死のメッセージ]]を出すことは出来ません。

Q:[[フィールド]]上に《ウィジャ盤》[[《死のメッセージ「E」》]][[《死のメッセージ「A」》]]が存在するときに、[[《王宮のお触れ》]]を[[発動]]しました。~
  [[《王宮のお触れ》]]適用中に[[《死のメッセージ「E」》]]が[[破壊]]され、その後[[《王宮のお触れ》]]が[[破壊]]された場合、《ウィジャ盤》の処理はどうなりますか?~
A:[[《死のメッセージ「E」》]]が[[破壊]]され、その後[[《王宮のお触れ》]]の[[効果]]が適用されなくなった場合、《ウィジャ盤》及び[[死のメッセージ]][[カード]]は、直ちに[[墓地]]へ送られます。(10/07/16)

―海外版の使用について~
>
Q:《ウィジャ盤》の[[効果]]で「[[Spirit Message>死のメッセージ]](海外版)」を出すことはできますか?~
A:《ウィジャ盤》の[[効果]]で出せるのは「[[死のメッセージ]]」だけです。(12/09/29)~
~
Q:《ウィジャ盤》と[[死のメッセージ]]カードを[[デッキ]]に入れるとき、日本語表記と英語表記を一組ずつ合計二組以上入れることはできますか?~
A:英語版と日本語版の[[死のメッセージ]]や《ウィジャ盤》を、一組ずつ[[デッキ]]に入れる事はできません。(12/09/29)~
~
Q:海外版の《ウィジャ盤》及び[[死のメッセージ]]で統一して、[[公認大会]]で使用する事は問題ありませんか?~
  統一する事で使用できる場合、[[海外版のカードを使用する場合に用意する必要のある「日本語版カードや、日本語版の効果を記載した用紙等」>公認大会規定]]は、日本語版の[[カード]]またはメモを用意すれば問題ありませんか?~
A:外国語で記載された《ウィジャ盤》を使用するのであれば、「[[死のメッセージ]]」と名のついた[[カード]]も全て同じ言語で統一して使用する事になります。~
  なお、[[公認大会]]において、外国語で記載された《ウィジャ盤》を使用する場合は、日本語の[[テキスト]]が分かるものを準備して頂ければ、外国語の《ウィジャ盤》や「[[死のメッセージ]]」と名のついた[[カード]]を使用する事ができます。(12/10/07)

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//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。