*《ウォーター・ドラゴン/Water Dragon》 [#p99f944b]
 効果モンスター
 星8/水属性/海竜族/攻2800/守2600
 このカードは通常召喚できない。
 「ボンディング−H2O」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 炎属性と炎族モンスターの攻撃力は0になる。
 このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在する
 「ハイドロゲドン」2体と「オキシゲドン」1体を特殊召喚する事ができる。

 [[ELEMENTAL ENERGY]]で登場した[[水属性]]・[[海竜族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[水素>《ハイドロゲドン》]]と[[酸素>《オキシゲドン》]]の[[化学変化>《ボンディング−H2O》]]で[[生まれる>特殊召喚]][[水>水属性]]の[[竜>海竜族]]。~
 [[炎属性]]および[[炎族]][[モンスター]]を弱体化させる[[永続効果]]と、[[破壊]]されたとき[[墓地]]から合計3体の[[モンスター]]を[[蘇生]]させる[[誘発効果]]を持つ。

 [[召喚条件]]を満たすには4枚ないし5枚の[[カード]]が必要で、さらには[[モンスター]]が[[フィールド]]上に存在する必要があるため[[特殊召喚]]は容易ではない。~
[[《ハイドロゲドン》]]の[[効果]]を[[発動]]するのは半ば必須条件と言える。~
 [[汎用性]]の高い[[《収縮》]]等の[[コンバットトリック]]を組み込む以外にも[[《ジュラシックワールド》]]・[[《ウォーターワールド》]]・[[《強者の苦痛》]]を用いれば[[《オキシゲドン》]]や他の[[モンスター]]も生存しやすい。~
 [[永続カード]]を扱う分安定性は落ちるが、展開時ともども[[全体除去]]に弱い点を[[《スターライト・ロード》]]によりカバーしやすくなる。~

 前半の[[効果]]は対応する[[モンスター]]の種類が少なく、この[[カード]]の[[攻撃力]]を下回る[[モンスター]]が多いため労力に見合うものではない。~

 [[《神炎皇ウリア》]]や[[《E・HERO エリクシーラー》]]、[[《ヘリオス・トリス・メギストス》]]等が手のつけられない[[攻撃力]]になった場合は有効だが、そのような状況でこの[[カード]]を都合よく[[特殊召喚]]するのも難しい。~
 [[《ジュラック・タイタン》]]を除けば、より軽い条件で[[特殊召喚]]できる[[《ヴァイロン・ディシグマ》]]なら[[戦闘]]する事もなく一方的に[[除去]]できてしまう。~
 あらかじめ[[特殊召喚]]しておくというのならば、こちらも必要な[[モンスター]]数の少ない[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]を[[エクシーズ召喚]]したほうが扱いやすい。~
 [[戦闘破壊]]やそれによる[[ダメージ]]を狙う場合でも、[[《ハイドロゲドン》]]に[[戦闘]]補助を組み合わせるだけで近しい成果を挙げられる。~

[[《暴君の威圧》]]と[[《DNA移植手術》]]・[[《DNA改造手術》]]をあわせて使うことで、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]のみ0にすることもできるが、必要な[[コンボ]]パーツが増え、[[フィールド]]上の[[モンスター]]を重ねて失う事にもなるので現実的ではない。~
 [[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]した[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]を狙うという[[コンボ]]もあるが、この[[カード]]の[[特殊召喚]]時に[[召喚]]権を使っている事も多く、やはり手間以上の[[メリット]]は得られない。~
 とにかく[[特殊召喚]]が困難なので、[[相手]]が対応[[モンスター]]を使用していればラッキーといったレベルで、この[[効果]]は使えないものと割り切ったうえで構築に臨むべきだろう。~

 基本的には後半の[[効果]]がメインとなる。~
 [[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]などでこの[[カード]]が[[破壊]]されてしまっても、素材[[モンスター]]が戻ってくることで被害を最小限に抑えられる。~
 [[《ボンディング−H2O》]]は[[墓地]]の《ウォーター・ドラゴン》も[[特殊召喚]]できるため、[[効果]]で[[特殊召喚]]された素材[[モンスター]]を即座に[[生け贄に捧げる]]こともできる。~
 [[エクシーズ召喚]]も選択可能なので、こちらを先に出す事で疲弊を誘うというのも一つの手となる。

 [[自分]]でこの[[カード]]を[[破壊]]することで擬似[[《融合解除》]]とすることができる。~
 [[《破壊指輪》]]なら[[1ターンキル]]圏に達するが、[[《ハイドロゲドン》]]を集める段階で[[ダメージ]]を与えていれば、[[《サンダー・ブレイク》]]でも十分だろう。~
//この時[[《生還の宝札》]]が[[発動]]されていれば3枚[[ドロー]]が可能かと思しきところだが、「1回」であるため1枚しか[[ドロー]]できない点には注意。~
//[[《生還の宝札》]]を使う場合は、[[《ボンディング−H2O》]]の[[発動]]時にも[[墓地]]からの[[特殊召喚]]を狙っていきたいところ。~
 [[《海竜−ダイダロス》]]や[[《激流葬》]]で[[フィールド]]を荒らしてから[[ダイレクトアタック]]を狙うのも面白い。

 弱点として[[バウンス]]や[[除外]]で[[除去]]されると、後半の[[効果]]が[[発動]]しないことが挙げられる。~
 [[《奈落の落とし穴》]]に関しては、余程の事がない限り[[《ハイドロゲドン》]]展開時を狙ってくるのであまり気をつける必要はないが、それを差し引いても該当する[[除去]]は決して少なくない。~
 また、[[任意効果]]であるため、[[破壊]]のあとに処理が挟まる[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]等にも対応できない。~
 [[蘇生]]に失敗すると莫大な[[ディスアドバンテージ]]を抱える事になるので細心の注意を払わなければならない。~
 

 ちなみに、[[《ボンディング−H2O》]]は正規の手段で[[召喚]]していない《ウォーター・ドラゴン》も[[対象]]にできる。~
 ゆえに、この[[カード]]を[[手札]]に持て余しているのなら[[《トレード・イン》]]等で[[墓地へ送って>墓地へ送る]]も問題ない。~
 [[手札]]から[[特殊召喚]]すると消費が増える事になるので、なるべくこの点は利用すべきだろう。~
 使いまわせる事から[[デッキ]]に入れる《ウォーター・ドラゴン》は1枚でも十分だが、[[除外]]された場合は[[《ボンディング−H2O》]]が[[腐る]]ので注意が必要である。~

-素材となる[[モンスター]]が2体とも[[恐竜族]]だからとはいえ、[[【恐竜族】]]への投入は[[手札事故]]を覚悟しなければならない。~
しかし、[[KONAMI]]はそれを推奨しているようで、[[ストラクチャーデッキ−恐竜の鼓動− スペシャルセット>パックパッケージ#m688685f]]に同梱される[[ELEMENTAL ENERGY]]には封入率操作によりほぼ確実に封入されている。~
[[《トレード・イン》]]を加えれば[[《究極恐獣》]]・[[《超伝導恐獣》]]の存在もあって多少は回るだろう。~
だが、[[ジュラック]]や[[エヴォルダー]]との相性は最悪なので注意。

-[[汎用性]]が[[《ハイドロゲドン》]]に大きく劣っていると判断されたのか、[[EXPERT EDITION Volume.4]]での再販時に、この[[カード]]の素材ともいえる[[《ハイドロゲドン》]]に[[レアリティ]]を抜かされてしまった。

-[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]で[[《ボンディング−H2O》]]を[[発動]]できれば[[《ハイドロゲドン》]]等が無くても[[特殊召喚]]できる。~
ただし[[墓地]]に[[《ハイドロゲドン》]]2体と[[《オキシゲドン》]]がなければ後半の[[効果を発動>モンスター効果の発動]]する事はできない。

-[[《火炎草》]]や[[《火車》]]など、このカードの力をもってしても消火できない炎の[[モンスター]]も存在する。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「万丈目vs三沢」(1戦目)にて三沢が使用。~
[[効果]]で[[攻撃力]]0にした万丈目の[[《炎獄魔人ヘル・バーナー》]]を[[戦闘破壊]]し、[[フィニッシャー]]となった。~
「十代vs三沢」戦(1戦目)では十代を圧倒したが、[[《E・HERO エッジマン》]]に[[戦闘破壊]]され、[[効果]]を[[発動]]した。~
「十代vs三沢」戦(2戦目)では途中経過が描かれていなかったが、[[《E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》]]に[[戦闘破壊]]され、その時の[[効果ダメージ]]で敗北した。~
ジェネックス開催中のブルー男子との[[デュエル]]では、[[儀式魔法]]《リトマスの死儀式》によって[[手札]]から[[生け贄]]にされた。~
「異世界編」ではゾンビ生徒を蹴散らす目的で登場。~
その後、次元の扉を開くためのエースカードとしても使用されているが、[[効果]]は使用されていない。~
[[攻撃]]名は「アクア・パニッシャー」。~

--一年目のオープニングでは対になる炎の龍が居たが、その正体は未だ不明である。~
容姿や[[属性]]から[[《プロミネンス・ドラゴン》]]或いは[[《暗黒火炎龍》]]という説もあるが、本編にて明示されてないので詳細はやはり謎。~
一応、公式サイトでは《ハルマゲドン》という名で紹介されていた時期もあったが……~
--アニメ5D's公式サイトのデュエルワンポイントレッスンで掲載された、この[[カード]]の[[イラスト]]と[[効果]]はアニメ[[オリジナルカード]]のものだった。
-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート2006>ゲーム付属カード#r0b1b660]]では、LV2の対戦相手として登場する。~
使用する[[デッキ]]は[[【水属性】]]である。~
~
[[遊戯王デュエルモンスターズ World Championship 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]でも対戦相手として登場。~
使用する[[デッキ]]はやはり[[【水属性】]]。~
また、同ゲーム内ではこの[[カード]]の[[特殊召喚]]に成功すると、タッグデュエルの対戦相手として、タニヤが登場する。

**関連カード [#q3370c26]
-[[《ハイドロゲドン》]]
-[[《オキシゲドン》]]

-[[《ボンディング−H2O》]]

-[[《アクア・ドラゴン》]]

**収録パック等 [#n71aa891]
-[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP075 &size(10){[[Rare]]};
-[[ELEMENTAL ENERGY]] EEN-JP015 &size(10){[[Super]],[[Ultimate]]};

**FAQ [#k0b23be2]
Q:[[《N・アクア・ドルフィン》]]などで[[手札]]で[[破壊]]されても[[特殊召喚]][[効果]]は[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(10/05/26)

Q:このカードが[[裏側表示]]のままカード効果で[[破壊]]されて[[墓地]]へ送られても[[特殊召喚]][[効果]]は[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(10/05/26)

Q:[[ダメージステップ]]中に[[戦闘]]やカード効果で[[破壊]]されて[[墓地]]へ送られても[[特殊召喚]][[効果]]は[[発動]]できますか?~
A:[[発動]]できます。(10/08/08)

Q:[[《サクリファイス》]]などの[[効果]]によって[[装備カード]]扱いになっているこの[[カード]]が[[破壊]]された場合、[[墓地]]の[[《ハイドロゲドン》]]・[[《オキシゲドン》]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[《サクリファイス》]]の[[装備カード]]として装備された《ウォーター・ドラゴン》が[[破壊]]された場合でも、[[墓地]]に存在する[[《ハイドロゲドン》]]2体と[[《オキシゲドン》]]1体を[[特殊召喚]]する事ができます。(09/08/29)

//Q:チェーン2以降で[[破壊]]された場合、タイミングを逃しますか?~
//A:逃します。(10/10/06)~
//↑ルールとして当たり前なので