遊戯王カードWiki - 《ウォーター・ドラゴン》のバックアップ(No.86)

《ウォーター・ドラゴン/Water Dragon》 †

効果モンスター
星８/水属性/海竜族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できない。
「ボンディング－Ｈ２Ｏ」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
炎属性と炎族モンスターの攻撃力は０になる。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在する
「ハイドロゲドン」２体と「オキシゲドン」１体を特殊召喚する事ができる。

　ELEMENTAL ENERGYで登場した水属性・海竜族の特殊召喚モンスター。
　炎属性および炎族モンスターを全体弱体化させる永続効果と、破壊され墓地へ送られた時に特定のモンスター３体を蘇生する事ができる誘発効果を持つ。

　特殊召喚に必要な《ハイドロゲドン》と《オキシゲドン》はどちらも恐竜族なので、《化石調査》で揃える事ができる。
　しかし《ハイドロゲドン》はともかく《オキシゲドン》はそれほど使いやすいカードとは言えず、更に《ボンディング－Ｈ２Ｏ》を用いる必要がある。
　何よりこのカードを出せる状況なら、《エヴォルカイザー・ラギア》を含むランク４のエクシーズ召喚に繋げた方が良い。

　また、前半の効果は完全に相手依存であり、例え炎属性でも《発条機雷ゼンマイン》等には有利に立ちにくい。
　自分のモンスターにも適用されてしまうため《ＤＮＡ改造手術》等とのコンボも不可能であり、扱いにくさに拍車がかかっている。
　展開自体の難易度の高さも手伝って、例え環境を読んだ上であっても、メタカードとして選択される事はまずないだろう。

　そのため基本的には後半の蘇生効果が重要視される。
　自身が破壊されても、素材となったモンスター一式が戻ってくるので被害を最小限に抑えられる。
　《ボンディング－Ｈ２Ｏ》は墓地からの特殊召喚にも対応するため、そのまま再度の特殊召喚にも繋げやすい。
　《激流葬》などで能動的に利用することも考えたいところだが、任意効果なのでタイミングを逃す事もある。

　正規の特殊召喚を狙う他に、《Ｄ－ＨＥＲＯダイヤモンドガイ》を利用した特殊召喚の方法がある。
　素材となるモンスターを揃える必要がないため、正規で狙うよりディスアドバンテージは少ない。
　もっとも、後半の効果の使用がほぼ不可能になるため、完全にアタッカーとして割り切った運用になる。
　装備カード扱いでも発動できるため、除外後に《シー・ランサー》に装備にして身代わりにする等で墓地へ送る方法も考えられる。

　炎王とのシナジーはほぼないが、《炎王の孤島》の(1)の効果で手札のこのモンスターを破壊して蘇生効果を使うことができる。

特殊召喚に必要なモンスターはどちらも恐竜族だが、このモンスターは海竜族なのでサポートが共用できない。

原作・アニメにおいて―
アニメGXの「万丈目vs三沢」（１戦目）にて三沢が使用。
万丈目がデュエル前に三沢を威嚇した際の発言により、万丈目が炎属性モンスターを使うと読んでのデッキ選択であった。
効果により攻撃力が０となった《炎獄魔人ヘル・バーナー》を戦闘破壊して、フィニッシャーとなった。
「十代vs三沢」（１戦目）では《Ｅ・ＨＥＲＯエッジマン》によって、戦闘破壊されたが、効果によりモンスターを場に残した。
「十代vs三沢」（２戦目）ではデュエルの過程が描かれていなかったが、《Ｅ・ＨＥＲＯシャイニング・フレア・ウィングマン》に戦闘破壊、効果による効果ダメージで三沢は敗北している。
ジェネックスでのデュエルでは、儀式魔法《リトマスの死儀式》によって手札から生け贄にされた。
デュエル以外ではゾンビ生徒を蹴散らす為に使用される他に、次元の扉を開くためのエースカードとしても使用されているが効果は使用されていない。
攻撃名は「アクア・パニッシャー」。