*《エーリアン・リベンジャー/Alien Overlord》 [#p501ae29]
 効果モンスター
 星6/闇属性/爬虫類族/攻2200/守1600
 このカードはフィールド上のAカウンターを2つ取り除き、
 手札から特殊召喚できる。
 1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在する
 全てのモンスターにAカウンターを1つ置く事ができる。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 Aカウンターが乗ったモンスターは、
 「エーリアン」と名のついたモンスターと戦闘を行う場合、
 ダメージ計算時のみAカウンター1つにつき攻撃力・守備力が300ポイントダウンする。
 「エーリアン・リベンジャー」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 [[CRIMSON CRISIS]]で登場した[[闇属性]]・[[爬虫類族]]の[[上級モンスター]]。~
 自身を[[手札]]から[[特殊召喚]]する[[召喚ルール効果]]、[[Aカウンター]]を[[置く]][[起動効果]]、[[エーリアン]]の[[戦闘]]を補助する[[永続効果]]を持つ。~
 また、[[同名カード]]は[[自分]][[フィールド]]上に1体しか[[表側表示]]で存在できないという[[ルール効果]]を持っている。 

 自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]は、[[《エーリアン・ウォリアー》]]や[[《エーリアン・ドッグ》]]の[[効果]]を利用すれば、簡単に条件を満たせる。~
 [[自分]][[フィールド]]上の[[Aカウンター]]も利用できるため、[[《宇宙砦ゴルガー》]]や[[《古代遺跡コードA》]]の[[効果]]で発生したものも使える。~
 [[召喚制限]]がないため、[[アドバンス召喚]]はもちろん、自身の[[効果]]以外の方法でも[[特殊召喚]]することができるのも魅力的である。

 この[[カード]]は[[Aカウンター]]を稼ぐことにも長けており、毎[[ターン]][[相手]]の[[モンスター]]全てに[[Aカウンター]]を1つ[[置く]]ことができる。~
 [[Aカウンター]]を必要とする様々な[[カード]]の[[発動条件]]を手軽に満たすことができ、特に[[《集団催眠》]]との相性は非常に良い。~
 この[[カード]]を[[サーチ]]できる[[《キングレムリン》]]を出すための補助にもなる[[《古代遺跡コードA》]]を使う場合は、是非採用したい。

 [[ステータス]]は[[上級モンスター]]としてはやや低めであり、[[攻撃力]]・[[守備力]]共に一般的な[[上級モンスター]]の標準以下の数値である。~
 ただ、自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]するのが主で、大抵の[[下級モンスター]]には力負けしないため、特別低い数値というわけでもない。~
 また、自身や他の[[エーリアン]]が持つ[[Aカウンター]]を[[置く]][[効果]]と[[弱体化]]の[[永続効果]]を併用することで、ある程度補うこともできる。~

 なお[[同名カード]]は[[自分]][[フィールド]]上に1体しか存在できないため、自身の[[効果]]などを絡めた大量展開はできないので注意しよう。~
 自身の[[レベル]]や[[ルール効果]]の都合上、他の[[エーリアン]]と[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]で足並みを揃えにくいという欠点もある。~
 いずれにせよ、自身の[[効果]]を活かす意味でも、採用する場合は[[Aカウンター]]を用いることを中心とする構築にした方が良いだろう。

-「リベンジャー(revenger)」とは「復讐者」という意味で、その姿は[[《エーリアン・ウォリアー》]]に非常によく似ている。~
様々な[[エーリアン]]のパーツも見られるため、倒された[[エーリアン]]達の残骸や恨みが結集した[[モンスター]]なのかもしれない。

-胸部が銃口のようなデザインになっているが、[[海外版におけるイラスト変更>海外版イラスト変更カード]]は特に見受けられない。~
なお[[英語名]]はネガティブな意味合いが強い「revenger」から、「overlord(大君主)」に変更されている。
なお[[英語名]]はネガティブな意味合いが強い「revenger」から、「overlord(大君主)」に変更されている。~
単語の持つ地位や階級がそのまま[[カテゴリ]]内の[[ステータス]]序列となっている事が多いOCGにおいては、やや大仰な印象を与える単語である。~
とはいえ自身の[[効果]]を加味した単体での戦闘能力に限れば[[エーリアン]]中最大であるため、名前負けしているという事はない。~
また[[ルール効果]]により1体しか存在できない[[カード]]には、[[《墓守の長》]]や[[《キング・オブ・ビースト》]]など高い地位をその名に含むものが多いため、これに倣って用いられたと考える事もできる。

--アーサー・C・クラークによるSF小説「幼年期の終わり」には、「overlords」と呼ばれる、悪魔的な風貌のエイリアンが登場する。~
「revenger」とは全く意味の異なる英単語がわざわざ[[英語名]]に用いられているのは、こちらが元ネタであるからかもしれない。
ただこちらで示されている身体的特徴と、この[[カード]]のそれは合致していないため、もともとの日本語名もあって元ネタとは言いがたい。~
一方で支配階級の名を持ちながら、上位の存在に対する橋渡し的な役割を与えられているあたり、[[【エーリアン】]]におけるこの[[カード]]の役割と共通するものがある。~
[[《インフェルニティ・リベンジャー》]]と異なり、元の語とは全く意味の異なる英単語がわざわざ[[英語名]]に用いられているあたり、意識して与えられたものかもしれない。

-原作・アニメにおいて―~
漫画5D'sの「龍亞&龍可vsエリア」戦においてエリアが使用。~
[[デュエル]]の途中からの描写であったため、どのようにして[[フィールド]]に出されたのかは不明である。~
[[攻撃]]シーンなどの見せ場も特になく、[[《機械竜 パワー・ツール》]]の[[攻撃]]によって[[戦闘破壊]]された。

-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>ゲーム付属カード#k2f9bcd5]]では、デュエリストとして登場。~
[[《宇宙獣ガンギル》]]を含む[[上級]][[エーリアン]]を多数投入した「異星のイイ“A”」という[[デッキ]]名の[[【エーリアン】]]を[[使用]]する。

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#g8268d38]
-[[エーリアン]]
-[[Aカウンター]]

-[[半上級モンスター]]

-[[《スノーダスト・ドラゴン》]]

//―《エーリアン・リベンジャー》の姿の見られるカード
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#g3637d7c]
-[[CRIMSON CRISIS]] CRMS-JP038 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST EDITION Volume 3]] DE03-JP090

**FAQ [#m5e54653]
Q:それぞれの[[効果]]分類は何ですか?~
A:自身を[[特殊召喚]]するのは[[召喚ルール効果]]、[[Aカウンター]]を乗せるのは[[起動効果]]、[[モンスター]]を[[弱体化]]させるのは[[永続効果]]。~
  そして、1体しか存在できない[[効果]]は[[特に種別の無い効果>ルール効果]]になります。(08/11/15)

Q:[[相手]][[フィールド]]上に存在する[[Aカウンター]]を取り除き[[特殊召喚]]できますか?~
A:はい、可能です。(08/11/15)

Q:[[Aカウンター]]を[[置く]][[効果]]は、それぞれを[[対象にとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:いいえ、[[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]です。(08/11/19)

Q:「[[自分]][[フィールド]]上に1体しか[[表側表示]]で存在できない[[効果]]」を[[《神禽王アレクトール》]]の[[効果]]で[[無効]]にできますか?~
A:はい、[[無効]]にできます。~
  ただし、2体目の[[効果]]に影響は無いので、結果的に2体目の《エーリアン・リベンジャー》は出せません。(08/11/15)

//Q:《エーリアン・リベンジャー》が[[自分]][[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在する場合、2体目を[[フィールド]]に出すことは可能ですか?~
//A:いいえ、できません。(08/11/15)

//質問だけの投稿はお止めください。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。~