*《エクトプラズマー/Ectoplasmer》 [#v16b94f5]
 永続魔法
 各プレイヤーは自分のターンのエンドフェイズ時に1度だけ、
 自分フィールド上の表側表示モンスター1体を生け贄に捧げ、
 元々の攻撃力の半分のダメージを相手プレイヤーに与える。 


 [[SOUL OF THE DUELIST]]で登場した、[[モンスター]]弾丸式[[火力]]兼[[モンスター除去]]の[[永続魔法]]。

 毎[[ターン]]に1体ずつ[[生け贄に捧げる]]ため、上手く[[モンスター]]を揃えることができれば永続的な[[火力]]として活躍してくれる。~
 [[永続魔法]]の[[効果]]で[[墓地に送る]]と[[スタンバイフェイズ]]に復活する[[《怨念のキラードール》]]というサポート[[モンスター]]も存在する。~
 また、何らかの手段で[[ライフ]]を確保できれば、永続的に[[相手]]の[[モンスター]]を[[除去]]し続ける装置と化すことができる。~
 故に「最も[[手札]]に優しい[[除去]][[魔法>魔法カード]]」として、[[【ドローゴー】]]での採用が見込める。~
 [[《マクロコスモス》]]や[[《次元の裂け目》]]などの全体[[除外]][[効果]][[発動]]時の[[《異次元の生還者》]]も毎[[ターン]]使える[[火力]]になる。~
 [[《黄金の天道虫》]]を併用して[[ライフ]]を維持しながら[[除去]]し続けるのもいいだろう。~

 総じて、なかなかに場に維持することが難しい[[カード]]ではあるが、はまればなかなかに嫌らしい[[カード]]となるであろう。~

-この[[カードの効果]]は[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ではない。~
また、[[エンドフェイズ]]にて[[効果発動時]]に[[チェーンブロック]]を作り[[効果解決時]]に[[生け贄]]を選ぶ。~
[[《痛魂の呪術》]]の[[発動]]は、この[[効果の発動]]時に[[チェーン]]しての[[発動]]となる。~
(ただし、《エクトプラズマー》の[[コントローラー]]が[[自分]]の場合は「[[自分]]のカード」の[[効果]]扱いとなるため[[《痛魂の呪術》]]を[[発動]]できない)

-[[ダメージ]]の基準となる「[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]」は[[墓地]]で判断する。(カード記載のものを扱う)~
[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]の[[攻撃力]]は?であるため、[[相手]]が受ける[[ダメージ]]は0となる。(08/06/29)~
他、[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]や[[《原始太陽ヘリオス》]]系も元々の[[攻撃力]]が?のため0となる。~
[[罠モンスター]]の場合も、[[ダメージ]]が0となる。~
//[[トークン]]の場合は、その[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]分の[[ダメージ]]を与える。
[[トークン]]は「[[生け贄]]に捧げられるのか」の時点で[[調整中]]。(09/02/18)

-[[モンスター]]を[[生け贄]]にするのは[[コスト]]ではなく[[カードの効果]]によるもの。~
したがって[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]のように[[魔法>魔法カード]][[効果を受けない]][[モンスター]]は[[生け贄]]にできない。~
逆にいえば、裏技的なこのカードの回避方法として、[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を選択して[[生け贄]][[効果]]を[[無効]]にすることができる。~
これは[[自分]]の[[フィールド]]に他の[[モンスター]]がいても使えるので覚えておくといいだろう。

//-[[エンドフェイズ]]での処理について~
//《エクトプラズマー》は[[相手]]の[[永続効果]]でもなかば[[自分]]のカードとして[[強制発動]]するので、[[エンドフェイズ]]に複数の処理が必要になった場合、いずれの[[プレイヤー]]も[[強制効果]]どうしは任意の順番で処理をすることが出来る。([[チェーン]]ではない)~
//例を挙げると、[[エンドフェイズ]]時に[[自壊]]する[[《爆炎集合体 ガイヤ・ソウル》]]や[[手札]]に戻る[[スピリット]]はタイミングを同じとする[[強制効果]]。~
//先に《エクトプラズマー》の[[生け贄]]に使ってもいいし、[[自壊]]や[[手札]]に戻してしまってもいい。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」において、「闇遊戯vsパンドラ」戦で登場。~
劇中においては[[フィールド魔法]]であり、[[効果]]は1[[ターン]]しか適用されないが、1[[ターン]]に2種類の[[モンスター]]を[[生け贄に捧げる]]ことができるようになっていた。~
この時、パンドラは自身の勝利のみのために[[《キラードール》>《怨念のキラードール》]]と[[《ブラック・マジシャン》]]を[[生け贄]]に捧げた。~
原作では「モンスターの魂を粉砕する」という悪名高いカードであり、遊戯はこれを「[[モンスター]]の信頼を裏切った卑劣な行為」と批判していた。~
パンドラはこのカードで勝利を確信していたが、「同名[[モンスター]]を[[生け贄]]に捧げれば[[ダメージ]]を[[無効]]化できる」という抜け穴があったため、遊戯の[[《ブラック・マジシャン》]]の自己犠牲により遊戯は生き延びた。~
頻繁に誤解されるが、パンドラが解説しているとおりこれは合法な行動である。~
プレイヤー(遊戯)が気付いていなかった戦術をカードが勝手に実行したこと自体は、論議を呼ぶものかもしれないが。~
//パンドラの台詞見てる限り違う気がするんだけどな・・・
~
また、「闇獏良vsゴースト骨塚」においてバクラが使用。~
原作では使用した描写のみだったが、アニメでは[[デュエル]]の全貌が明かされている。~
[[《悪夢の鉄檻》]]で[[攻撃]]を防ごうとした骨塚に、このカードで止めを刺している。~
このとき、辻褄合わせのためか原作では[[発動]]していた[[《ポルターガイスト》]]を[[発動]]していない。

--遊戯はパンドラがこのカードを使ったことを厳しく批判していたが、自身もまた、[[《カタパルト・タートル》]]で[[自分]]の[[モンスター]]を発射していた。~
(しかも、笑いながら効果を説明している。)~
そしてこの描写は後のアニメオリジナル「ドーマ編」で活かされてくる。~
//[[生け贄]]が無くなった今では問題無い。~
//そういう問題じゃない


--アニメGXでは、「十代vs[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]」戦で登場。~
この時は実物のものに修正されていた。~
[[《怨念のキラードール》]]との[[コンボ]]を見事に再現していた。

-このカードの元ネタである「エクトプラズム」は、心霊現象の一種である。~
霊能力者などが、霊の姿を物質状にしたものをさす。~
生きている人間の口から出てくる場合が多い。

**関連カード [#w938ed53]
-[[《底なし流砂》]]

-[[《怨念のキラードール》]]
-[[《カタパルト・タートル》]]

**収録パック等 [#tae87b75]
-[[SOUL OF THE DUELIST]] SOD-JP043 &size(10){[[Super]],[[Ultimate]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP043 &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−守護神の砦−]] SD7-JP023
-[[ストラクチャーデッキ−暗闇の呪縛−]] SD12-JP023

**FAQ [#w4107c46]
Q:[[《爆炎集合体 ガイヤ・ソウル》]]や[[スピリット]][[モンスター]]に使用することは可能ですか?~
A:はい、それらの[[モンスター]]を[[生け贄に捧げる]]ことは可能です。~
~
Q:ではあえて[[スピリット]][[モンスター]]に使用せず[[手札]]に[[戻す]]事は可能ですか?~
A:はい、可能です。

Q:この[[カードの効果]]は毎[[ターン]]絶対に[[発動]]しなければいけないのですか?~
A:[[生け贄]]にできる[[モンスター]]が居る場合は、必ず[[生け贄]]に捧げなければいけません。

Q:[[《洗脳−ブレインコントロール》]]で奪った[[相手]][[モンスター]]を[[生け贄]]にすることはできますか?~
A:はい、可能です。

Q:[[自分]]の[[モンスター]]を[[生け贄に捧げる]]際、[[《クロス・ソウル》]]の適用中であるならば[[相手]][[モンスター]]を[[生け贄]]に選ばないといけないのですか?~
A:はい、そうです。

Q:[[相手]]が[[発動]]している場合、[[自分]]の[[エンドフェイズ]]時にはどちらの[[効果]]として処理を行うのですか?~
A:[[相手]]の[[効果]]として扱います。(08/02/11)