*《エネミーコントローラー/Enemy Controller》 [#mb7ba65d] 速攻魔法 以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●相手フィールド上に表側表示で存在する モンスター1体を選択し、表示形式を変更する。 ●自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動できる。 相手フィールド上に表側表示で存在する モンスター1体を選択し、エンドフェイズ時までコントロールを得る。 //テキストはGOLD BOXより [[天空の聖域]]で登場した[[速攻魔法]]。~ 2つの[[効果]]の内1つを選択して[[発動]]する。~ 一つは[[相手]][[フィールド]]上の[[表側表示]][[モンスター]]の[[表示形式]]を変更する[[効果]]、もう一つは[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[リリース]]し一時的に[[コントロール奪取]]する[[効果]]である。~ この[[カードの効果]]はいずれも[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]である。~ [[速攻魔法]]で[[フリーチェーン]]、[[効果]]も選択可能の上いずれの[[効果]]も[[汎用性]]が高い。~ 1つ目の[[表示形式]]変更[[効果]]は一見心許ないが、[[攻撃力]]か[[守備力]]のどちらかに弱点があれば[[戦闘破壊]]のサポートとなり得る。~ 終盤で[[攻撃力]]の低い[[羊トークン]]や[[綿毛トークン]]・[[《黄泉ガエル》]]・[[《マシュマロン》]]などに使ってやると、そのまま[[戦闘ダメージ]]でゲームエンドに持っていくことができる。~ また、[[《オネスト》]]や[[《BF−月影のカルート》]]などが[[相手]]の[[手札]]にある事が分かっている際、[[攻撃]]する前にこの[[カード]]で[[表示形式]]を変更しておけば安全に[[攻撃]]できるので、この点は[[《収縮》]]に勝っていると言える。~ [[《月の書》]]と同様に、[[相手]]の[[攻撃宣言]]に合わせて使用する事で[[戦闘]]を回避する事も勿論可能なので、この[[カード]]が[[腐る]]事はそうそう無いだろう。~ 変わったところでは[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]の[[効果]]を防ぐ事もできる。~ 2つ目の[[コントロール奪取]][[効果]]も、[[相手]]の[[ターン]]でも[[発動]]できる点から応用性が高い。~ ただし[[コスト]]で[[リリース]]が必要であり、[[エンドフェイズ]]には[[コントロール]]も戻るので、[[コントロール奪取]]のためだけに[[発動]]するのは効率が悪い。~ そこで、[[リリース]]や[[シンクロ素材]]、[[エクシーズ素材]]にする等して、何らかの活用をはかりたい。~ 状況次第では[[単体除去]]や[[エンドカード]]としても使用可能である。~ 例えば、[[《カオス・ソーサラー》]]等では自分自身を[[除外]]する選択がある。~ また[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]を受けた際に[[サクリファイス・エスケープ]]で[[不発]]にしたり、あるいは[[連続攻撃]]に繋げたり、[[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]に対して[[発動]]し[[相手]][[モンスター]]を道連れにする事も可能。~ 対戦[[相手]]の[[《強制転移》]]や[[《地砕き》]]に[[チェーン]]して使う事で、[[相手]]の思惑を外す事ができる。~ [[相手]]の場に大量の[[モンスター]]が展開されている時に、一番[[攻撃力]]が高い[[モンスター]]を奪うことで[[攻撃]]を阻止することもできる。~ また、[[相手]]の[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]に対し、素材[[モンスター]]の[[召喚]]直後に[[発動]]し素材[[モンスター]]を奪っての阻止も有力である。~ [[融合召喚]]に対しては[[《融合》]][[発動]]時に、[[相手]][[モンスター]]の[[コントロール奪取]]することで予定を狂わすことができる。~ // それらの[[特殊召喚]]に特化して[[モンスター]]個々の力が低い[[相手]]には、手痛い戦術妨害となるだろう。~ [[【帝コントロール】]]等の同一[[攻撃力]]の[[モンスター]]や[[【次元斬】]]等の道連れ系の[[モンスター]]を使う[[相手]]ならば[[2:2交換>1:1交換]]に持ち込みやすい。~ これは[[相手]][[ターン]]に[[コントロールを奪える>コントロール奪取]]数少ない[[カード]]であるからこそできる芸当である。~ 以上、使い道が広く、しかし[[効果]]が間接的で、使い方が難しい[[カード]]である事は確かである。~ しかし、その[[汎用性]]は非常に高く、[[モンスター]]への干渉力は決して低くない[[カード]]である。~ -[[《黄泉ガエル》]]との[[コンボ]]で、ノー[[コスト]]の疑似[[《洗脳−ブレインコントロール》]]を狙う事ができる。~ [[速攻魔法]]なので[[スタンバイフェイズ]]に使えばこの[[カードの効果]]処理後に即、[[《黄泉ガエル》]]を[[自己再生]]できる。~ -[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を防ぐ目的で一つ目の[[効果]]を使う場合、[[発動]]は[[バトルフェイズ]]で行う事。~ [[メインフェイズ]]で[[効果]]を[[発動]]すると、[[表示形式]]を元に戻される可能性があるので注意。~ -[[サクリファイス・エスケープ]]を行える[[速攻魔法]]。~ [[相手]]の[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]等に[[チェーン]]して[[発動]]し、[[相手]][[モンスター]]を道連れにする事もできる。~ -Vジャンプ2007年2月号付録のDVDでは千丈目対カイザー海馬の[[デュエル]]でカイザー海馬が使用。~ 千丈目が起死回生を狙って[[特殊召喚]]した[[《F・G・D》]]の[[攻撃]]を[[《デビル・フランケン》]]を[[生け贄]]にして[[コントロール]]を奪って回避した。~ しかし、前の[[ターン]]にこの[[カード]]で[[《アームド・ドラゴン LV10》]]を奪っていればカイザーは勝利できていた。 -登場環境において―~ 登場した当初は[[《スケープ・ゴート》]]が無制限であったため、[[コントロール奪取]][[効果]]が使い放題であった。~ [[帝]]シリーズが登場し始めた頃だったため、第4期に登場した[[【帝コントロール】]]では重宝された。~ 特に[[《雷帝ザボルグ》]]・[[《氷帝メビウス》]]・[[《炎帝テスタロス》]]の3[[帝]]時代までは活躍していた。~ しかし、[[THE LOST MILLENNIUM]]で[[《洗脳−ブレインコントロール》]]が登場した事で立場は危うい物となった。~ また、[[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]]以降は[[《スケープ・ゴート》]]が[[制限カード]]に指定され、その[[コントロール奪取]]効果は一旦役目を終えた。~ -原作・アニメにおいて―~ バトルシティ編の「闇遊戯vs海馬」戦において海馬が使用。~ 原作では[[発動]]に1000ポイントの[[ライフコスト]]を必要とした。~ また、選択できる[[効果]]は「[[モンスター]]を[[破壊]]する」か「[[モンスター]]を[[生け贄]]にできる」と、OCGより強力であった。~ 劇中では後半の[[効果]]を使用し、[[《オベリスクの巨神兵》]]の[[生け贄召喚]]を狙おうとしていた。~ アニメオリジナルにおけるバトルシティ編の「城之内vs海馬」戦で海馬、及び城之内が使用。~ 先に海馬が[[《リトル・ウィンガード》]]に対して後者の[[効果]]を[[発動]]し、[[《青眼の白龍》]]の[[召喚]]に繋げた。~ その後城之内が[[《墓荒らし》]]で強奪、前者の[[効果]]を[[発動]]し、[[《青眼の白龍》]]を[[破壊]]した。~ --アニメ版の[[テキスト]]は以下のとおり。~ 速攻魔法 相手フィールド上のモンスターをエネミーコントローラーによって コマンド入力で操作できる。 ライフ1000+↑←↓→A 破壊 ライフ1000+←→AB 生贄 --特殊な[[カード]]であり、[[効果]]選択には[[プレイヤー]]がコマンド入力をする必要があったようである。~ 原作ではソリッドビジョンであるはずのコントローラーを直接押していた。~ 一方アニメではコマンドを宣言する事でボタンが自動的に押されるような描写が見られる。~ ボタンには「Aボタン」「Bボタン」「Cボタン」3種類があるが、2種類の[[効果]]で共通して「Cボタン」のみ使われた事がない。~ もしかしたら上記の2つ以外にも[[効果]]があったのかも知れない。~ --「乃亜編」の回想シーンにおいて、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚の[[カード]]で説明する際に使用している。~ --ちなみに、アニメに登場したものとOCGの[[イラスト]]では方向キーのデザインが微妙に異なる。~ アニメではいわゆる十字キーだが、OCGでは丸いボタンが4つついたデザインとなっている。~ 完全に十字の形状をしたキーだと任天堂の特許に引っかかるためであろうか。 -コナミのゲーム作品において―~ DSソフト[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>ゲーム付属カード#k2f9bcd5]]では、この[[カード]]を「ライディングデュエル」用に調整した《&ruby(スピードスペル){Sp};−エネミーコントローラー》が[[オリジナルカード]]として登場する。~ --[[DUEL TERMINAL]]のスピードデュエルでは海馬が使用。~ [[手札]]から[[発動]]する際も「[[リバースカード>伏せカード]][[発動]]!」と言う。~ アクションデュエルでは、この[[カード]]の[[イラスト]]を元にしたミニゲーム「エネミーコントローラー」がある。~ 海馬が指示するコマンドを入力し、[[コントローラー]]を操って敵の[[モンスター]]を捕獲する。~ 指示されるコマンドは毎回同じなので、慣れれば簡単だろう。~ 背景がバトルシティ編の「遊戯vs海馬」戦のソリッドビジョンであったり、捕獲する[[モンスター]]が[[《クリボー》]]・[[《ロケット戦士》]]・[[《ブラック・マジシャン》]]と海馬の敵が使用した[[モンスター]]を意識しているようだ。~ ミニゲームではタッチパネルに表示される「Aボタン」「Bボタン」「Cボタン」と、機械に備え付けの「アクションボタン」の4種類を使用するよう指示される。~ また、[[レベル]]7以上の高[[レベル]][[モンスター]]をスキャンし、これがエクストラステージであった場合、[[《バスター・ブレイダー》]]や[[《超魔導剣士−ブラック・パラディン》]]が登場する。~ 両者は一度でも入力ミスをすると[[コントローラー]]が爆発し、そこで終了する。~ 後者の場合は十字キーを使用し、海馬の指示に合わせて[[コナミ>KONAMI]]ゲームでは定番の「コナミコマンド」を入力する(デザインや演出は主にアニメ版ベース)。~ 成功すると原作漫画の海馬およびアニメ版GXのカイバーマンの名台詞「粉砕!玉砕!大喝采!」「強靭!無敵!最強!」などの他、アニメ版で海馬が口にした「美しい・・・」「全速前進だ!」と言ったネット上でよく[[ネタ]]にされる台詞を聞く事ができる。~ **関連カード [#hc7c0c1d] -[[《ADチェンジャー》]] -[[《竜宮之姫》]] -[[《チェンジ・シンクロン》]] -[[《スパークガン》]] -[[《月の書》]] -[[《セキュリティー・ボール》]] -[[《地縛神 Uru》]] -[[《洗脳−ブレインコントロール》]] -[[《剣闘調教》]] **収録パック等 [#c701dc2b] -[[天空の聖域]] 308-037 &size(10){[[Super]]}; -[[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]] SK2-030 -[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP149 &size(10){[[Super]]}; -[[ストラクチャーデッキ−機械の叛乱−]] SD10-JP027 -[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP025 -[[DUEL TERMINAL −反撃のジャスティス!!−]] DT03-JP040 &size(10){[[Rare]]}; -[[STARTER DECK(2010)]] YSD5-JP025 -[[GOLD SERIES 2012]] GS04-JP014 &size(10){([[Gold]])}; -[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP074 &size(10){[[Gold]]}; **FAQ [#c829438d] Q:「[[自分]][[フィールド]]上に存在する[[モンスター]]1体を[[リリース]]して[[発動]]する。」は[[コスト]]ですか、[[効果]]ですか?~ A:[[コスト]]です。~ Q:「[[自分]][[フィールド]]上に存在する[[モンスター]]1体を[[リリース]]して[[発動]]する。」は、[[《クロス・ソウル》]]を使ってこの[[カードの効果]]を使用することは可能でしょうか?~ A:可能です。 Q:この[[カード]]は、[[ダメージステップ]]でも[[発動]]できますか?~ A:できません。(08/08/20)~ Q:この[[カード]]の[[コントロール奪取]][[効果]]に[[チェーン]]して[[対象に取られ>対象をとる(指定する)効果]]た[[表側表示]][[モンスター]]を[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にした場合、その[[モンスター]]の[[コントロール]]を得る事はできますか?~ A:できません。(12/12/17)~ Q:[[自分]]の[[ターン]]に、[[自分]]がこの[[カード]]の[[効果]]で[[相手]]の[[モンスター]]を[[コントロール奪取]]した[[ターン]]に、[[相手]]もこの[[カード]]を[[発動]]し、その[[モンスター]]の[[コントロール]]を再び[[相手]]に移しました。~ その[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]時、先に[[自分]]のこの[[カード]]の「[[コントロール]]を戻す」処理を行った後で、続いて[[相手]]のこの[[カード]]の「[[コントロール]]を戻す」処理を行うことで、[[自分]]はその[[モンスター]]の[[コントロール]]を完全に奪うことはできますか?~ A:いいえ、できません。~ その場合、どう処理したとしても、最終的な[[コントロール]]は、元の[[プレイヤー]]に戻ります。(10/06/23) Q:この[[カード]]で[[コントロール]]を奪取した[[モンスター]]が[[エンドフェイズ]]に[[相手]][[フィールド]]に戻る時、[[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]が5体居るなどで[[フィールド]]が埋まっている場合にはどうなりますか?~ A:その場合、[[相手]][[フィールド]]に戻る事ができず、その[[モンスター]]は[[破壊]]されます。(11/11/17) Q:[[《聖鳥クレイン》]]の[[ドロー]]する[[効果]]に[[チェーン]]して《エネミーコントローラー》等によって、解決前に[[コントロール]]が変更された場合どうなりますか。~ A:[[コントロール]]が変わった場合でも、[[《聖鳥クレイン》]]の[[効果]]を[[発動]]した[[プレイヤー]]が[[カード]]を[[ドロー]]します。(12/02/02)~