*《エネミーコントローラー/Enemy Controller》 [#mb7ba65d]
*《エネミーコントローラー/Enemy Controller》 [#top]
 速攻魔法
 以下の効果から1つを選択して発動できる。
 ●相手フィールド上に表側表示で存在する
  モンスター1体を選択し、表示形式を変更する。
 ●自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動できる。
  相手フィールド上に表側表示で存在する
  モンスター1体を選択し、エンドフェイズ時までコントロールを得る。
 (1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
 ●相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
 その相手の表側表示モンスターの表示形式を変更する。
 ●自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
 相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
 その表側表示モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。

 [[天空の聖域]]で登場した[[速攻魔法]]。~
 2つの[[効果]]の内1つを選択して[[発動]]する。~
 1つは[[相手]][[フィールド]]上の[[表側表示]][[モンスター]]の[[表示形式]]を変更する[[効果]]、もう1つは[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[リリース]]し一時的に[[コントロール奪取]]する[[効果]]である。~
 [[対象]]とした[[相手]][[モンスター]]1体の[[表示形式]]変更または[[コントロール奪取]]を行う[[効果]]を持つ。~

 この[[カードの効果]]はいずれも[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]である。~
 [[速攻魔法]]で[[フリーチェーン]]、[[効果]]も選択可能の上いずれの[[効果]]も[[汎用性]]が高い。~
 1つ目の[[表示形式]]変更の[[効果]]は一見心許ないが、[[フリーチェーン]]なのでできる事は多い。~
 以下のような使い方が可能である。~

 1つ目の[[表示形式]]変更[[効果]]は一見心許ないが、[[攻撃力]]か[[守備力]]のどちらかに弱点があれば[[戦闘破壊]]のサポートとなり得る。~
 終盤で[[攻撃力]]の低い[[羊トークン]]や[[綿毛トークン]]・[[《黄泉ガエル》]]・[[《マシュマロン》]]等に使ってやると、そのまま[[戦闘ダメージ]]でゲームエンドに持っていくことができる。~
 また、[[《オネスト》]]や[[《BF−月影のカルート》]]等が[[相手]]の[[手札]]にある事が分かっている際、[[攻撃]]する前にこの[[カード]]で[[表示形式]]を変更しておけば安全に[[攻撃]]できるので、この点は[[《収縮》]]に勝っていると言える。~
 [[《月の書》]]と同様に、[[相手]]の[[攻撃宣言]]に合わせて使用する事で[[戦闘]]を回避する事も勿論可能なので、この[[カード]]が[[腐る]]事はそうそうないだろう。~
 変わったところでは[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]の[[効果]]を防ぐ事もできる。~
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+[[相手]][[モンスター]]1体の[[攻撃]]を阻止する。~
+[[攻撃力]]・[[守備力]]が低い[[表示形式]]に変更し、[[戦闘破壊]]を補助する。~
+[[戦闘破壊]][[耐性]]のある[[壁]][[モンスター]]を[[攻撃表示]]にし、[[サンドバッグ]]にする。~
+[[守備表示]]にしてから[[攻撃]]することで、[[《オネスト》]]・[[《BF−月影のカルート》]]等の[[戦闘]]を補助する[[手札誘発]]系を回避する。~
+[[効果]]と[[表示形式]]が関係している[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]や[[《ガガガガンマン》]]等の[[効果]]を妨害する。~
//ライラはチェーン守備にされると破壊処理を行えない。ガガガガンマンは効果処理時の表示形式で効果の内容が決定する。どちらも発動前に表示形式を変更する必要はあまりないが、一応記述は隠し
+[[攻撃宣言]]時に[[壁]][[モンスター]]を[[攻撃表示]]に変更し、[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]等に巻き込む。~
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 2つ目の[[コントロール奪取]][[効果]]も、[[相手]]の[[ターン]]でも[[発動]]できる点から応用性が高い。~
 ただし[[コスト]]で[[リリース]]が必要であり、[[エンドフェイズ]]には[[コントロール]]も戻るので、[[コントロール奪取]]のためだけに[[発動]]するのは効率が悪い。~
 そこで、[[リリース]]や[[シンクロ素材]]、[[エクシーズ素材]]にする等して、何らかの活用をはかりたい。~
 状況次第では[[単体除去]]や[[エンドカード]]としても使用可能である。~
 例えば、[[《カオス・ソーサラー》]]等では自分自身を[[除外]]する選択がある。~
 また[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]を受けた際に[[サクリファイス・エスケープ]]で[[不発]]にしたり、あるいは[[連続攻撃]]に繋げたり、[[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]に対して[[発動]]し[[相手]][[モンスター]]を道連れにする事も可能。~
 対戦[[相手]]の[[《強制転移》]]や[[《地砕き》]]に[[チェーン]]して使う事で、[[相手]]の思惑を外す事ができる。~
 [[相手]]の[[フィールド]]に大量の[[モンスター]]が展開されている時に、一番[[攻撃力]]が高い[[モンスター]]を奪うことで[[攻撃]]を阻止することもできる。~
 また、[[相手]]の[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]に対し、素材[[モンスター]]の[[召喚]]直後に[[発動]]し素材[[モンスター]]を奪っての阻止も有力である。~
 [[融合召喚]]に対しては[[《融合》]][[発動]]時に、[[相手]][[モンスター]]の[[コントロール奪取]]することで予定を狂わすことができる。~
// それらの[[特殊召喚]]に特化して[[モンスター]]個々の力が低い[[相手]]には、手痛い戦術妨害となるだろう。~
 [[【帝コントロール】]]等の同一[[攻撃力]]の[[モンスター]]や[[【次元斬】]]等の道連れ系の[[モンスター]]を使う[[相手]]ならば[[2:2交換>1:1交換]]に持ち込みやすい。~
 これは[[相手]][[ターン]]に[[コントロールを奪える>コントロール奪取]]数少ない[[カード]]であるからこそできる芸当である。~
 2つ目の[[コントロール奪取]]の[[効果]]も[[フリーチェーン]]ゆえに応用が利き、以下のような使い方ができる。~
 ただし、いずれにしても[[コスト]]として[[リリース]]が必要となるので、[[ディスアドバンテージ]]を軽減できる[[モンスター]]と併用するのが望ましい。~

 以上、使い道が広く、しかし[[効果]]が間接的で、使い方が難しい[[カード]]である事は確かである。~
 しかし、その[[汎用性]]は非常に高く、[[モンスター]]への干渉力は決して低くない[[カード]]である。~
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+通常の[[コントロール奪取]][[カード]]と同様に、[[相手]][[モンスター]]を奪って[[リリース]]等に使う。~
+[[攻撃]]を終えた[[モンスター]]を[[リリース]]して[[連続攻撃]]に繋げる。~
+[[相手]]が[[モンスター]]を大量展開した時に一番[[攻撃力]]が高い[[モンスター]]を奪い、[[直接攻撃]]を阻止する。~
+[[相手]]が素材となる[[モンスター]]を並べた直後にそれを奪い、[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]、[[リンク召喚]]を妨害する。~
+[[儀式召喚]]・[[RUM]]等を[[発動]]した時や[[フィールド融合]]を行う際に[[特殊召喚]]先の予定を狂わせる。~
もちろん、[[相手]]の[[手札]]が少なければ少ないほど有効に働きやすい。~
しかし、[[チェンジ]]による[[特殊召喚]]を妨害することはできない。~
詳しくは[[《マスク・チェンジ》]]のページを参照のこと。~
+[[《クリバンデット》]]・[[《混沌の黒魔術師》]]等、[[エンドフェイズ]]に[[効果]]を[[発動]]する[[モンスター]]を奪い、[[効果]]を逆利用する。~
+[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]を受けた際に[[サクリファイス・エスケープ]]で[[不発]]にする。~
+[[対象をとらない>対象をとらない効果]][[除去]]を受けた際に[[相手]][[モンスター]]を道連れにする。~
+[[《闇黒世界−シャドウ・ディストピア−》]]と併用する事で、[[相手]][[モンスター]]を[[コスト]]に[[コントロール奪取]]する。~
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-[[《黄泉ガエル》]]との[[コンボ]]で、[[ノーコスト>コスト]]の疑似[[《洗脳−ブレインコントロール》]]を狙う事ができる。~
[[速攻魔法]]なので[[スタンバイフェイズ]]に使えばこの[[カードの効果]]処理後に即、[[《黄泉ガエル》]]を[[自己再生]]できる。~
 このように使い道はかなり広く[[汎用性]]自体は極めて高いが、どちらの[[効果]]も即座に[[アドバンテージ]]へと繋がるわけではなく、他の[[カード]]で[[アドバンテージ]]を取るための補助として見た方が良い。~
 従って[[パワーカード]]というよりは「小回りが利く器用な[[カード]]」であり、上級者向けの[[カード]]と言える。~
 基本的には[[《月の書》]]でもできる事が多いので、安定して[[リリース]]要員を確保できるか[[リリース]]が[[メリット]]となる[[デッキ]]で、両方の[[効果]]を上手く使い分けていくのが望ましい。~
 [[表示形式]]変更の[[効果]]が通用しない[[リンクモンスター]]に対しても、[[コントロール奪取]]して[[リンク素材]]等に利用するという形で対処できるのは[[《月の書》]]等にない[[メリット]]と言えるだろう。~

-[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を防ぐ目的で1つ目の[[効果]]を使う場合、[[発動]]は[[バトルフェイズ]]で行う事。~
[[メインフェイズ]]で[[効果]]を[[発動]]すると、[[表示形式]]を元に戻される可能性があるので注意。~
-[[《黄泉ガエル》]]との[[コンボ]]で、[[表側表示]]限定の[[《心変わり》]]となる。~
[[《黄泉ガエル》]]が[[スタンバイフェイズ]]に[[自己再生]]した直後に[[手札]]から[[発動]]すれば、[[《黄泉ガエル》]]はもう1度[[自己再生]]できる。~

-[[サクリファイス・エスケープ]]を行える[[速攻魔法]]。~
[[相手]]の[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]等に[[チェーン]]して[[発動]]し、[[相手]][[モンスター]]を道連れにする事もできる。~
-[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を防ぐ目的で1つ目の[[効果]]を使う場合、[[発動]]は[[バトルフェイズ]]で行った方が良い。~
[[メインフェイズ]]で[[効果]]を[[発動]]すると、その[[ターン]]に[[召喚]]された[[モンスター]]以外は[[表示形式]]を元に戻されてしまうからである。~

-この[[カード]]の存在により、[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[《トラゴエディア》]]等は出した直後に[[コントロール奪取]]され追撃される危険性がある。~
よって、それらは基本的に[[守備表示]]で出すのが望ましい。~

-[[コントロール奪取]]を視野に入れる場合、[[自分]]の[[モンスター]]が1体しかいない場合でも、複数枚[[セット]]する戦術を取るのも良い。~
[[相手]][[モンスター]]を[[コントロール奪取]]し、更に奪った[[モンスター]]を[[コスト]]に[[相手]][[モンスター]]を奪うことで連続で妨害もできるためである。~

-[[《シャッフル・リボーン》]]との相性は良い。~
[[蘇生]]によって[[コントロール奪取]][[効果]]の[[コスト]]を容易に捻出でき、処理しきれなかった場合でも[[デッキ]]に戻して[[除去]]しつつ[[ドロー]]を行える。

-[[エクシーズ素材]]2つの[[《星守の騎士 プトレマイオス》]]を[[コントロール奪取]]することで、その[[効果]]を利用して自分が[[エクシーズモンスター]]を[[特殊召喚]]することができる。~
[[相手]]の[[《星守の騎士 プトレマイオス》]]の(2)の[[エクシーズ素材]]追加[[効果]]に[[チェーン]]して[[コントロール奪取]]した場合、[[相手]]の[[エクストラデッキ]]の[[ステラナイト]]はこちらの[[フィールド]]に移った[[《星守の騎士 プトレマイオス》]]の[[エクシーズ素材]]になるためである。~
その直後に(1)の[[効果]]を使えば、相手に[[《星守の騎士 プトレマイオス》]]を返すことなく、[[ランク]]5の[[エクシーズモンスター]]を呼び出す事ができる。~

--[[相手]]の[[《星守の騎士 プトレマイオス》]]の(1)の[[エクシーズ召喚]][[効果]]に[[チェーン]]して[[コントロール奪取]]しても、[[相手]]の[[エクシーズ召喚]]は妨害できるが、[[自分]]の[[エクストラデッキ]]から[[エクシーズ召喚]]を行うことはできない。~
合計2枚の[[ディスアドバンテージ]]を負ってしまうが、厄介な[[エクシーズモンスター]]を出されることに比べれば安い取引といえる。~

-Vジャンプ2007年2月号付録のDVDでは千丈目対カイザー海馬の[[デュエル]]でカイザー海馬が使用。~
千丈目が起死回生を狙って[[特殊召喚]]した[[《F・G・D》]]の[[攻撃]]を[[《デビル・フランケン》]]を[[生け贄]]にして[[コントロール]]を奪って回避した。~
しかし、前の[[ターン]]にこの[[カード]]で[[《アームド・ドラゴン LV10》]]を奪っていればカイザーは勝利できていた。~

-登場環境において―~
登場した当初は[[《スケープ・ゴート》]]が無制限であったため、[[コントロール奪取]][[効果]]が使い放題であった。~
[[帝]]シリーズが登場し始めた頃だったため、第4期に登場した[[【帝コントロール】]]では重宝された。~
特に[[《雷帝ザボルグ》]]・[[《氷帝メビウス》]]・[[《炎帝テスタロス》]]の3[[帝]]時代までは活躍していた。~
しかし、[[THE LOST MILLENNIUM]]で[[《洗脳−ブレインコントロール》]]が登場した事で立場は危うい物となった。~
また、[[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]]以降は[[《スケープ・ゴート》]]が[[制限カード]]に指定され、その[[コントロール奪取]][[効果]]は一旦役目を終えた。~
-[[環境]]において―~
登場当初は[[《心変わり》]]の[[下位互換]]に近い扱いだったが、数か月後の[[制限改訂>禁止・制限カード/2004年3月1日]]で[[《心変わり》]]が[[禁止カード]]に指定されると後継ポジションに移った。~
当時は[[《スケープ・ゴート》]]が[[無制限カード]]だったため、[[コントロール奪取]][[効果]]の[[コスト]]をほとんど気にせずに[[使用]]できた。~
また、ちょうど[[帝]]シリーズが登場し始めた時期でもあり、第4期に登場した[[【帝コントロール】]]では重宝され、特に[[《雷帝ザボルグ》]]・[[《氷帝メビウス》]]・[[《炎帝テスタロス》]]の3[[帝]]時代までは活躍していた。~
しかし、[[THE LOST MILLENNIUM]]で[[《洗脳−ブレインコントロール》]]が登場した事で立場は危うい物となる。~
更に、[[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]]以降は[[《スケープ・ゴート》]]が[[制限カード]]に指定され、その[[コントロール奪取]][[効果]]は一旦役目を終えた。~
その後[[《スケープ・ゴート》]]は[[無制限カード]]へと戻ったが、[[環境]]の著しい変化にはやや戦術的に力不足で、コンビの復権には至らなかった。~
[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]以降の、[[《洗脳−ブレインコントロール》]]や[[《精神操作》]]が厳しい規制に喘いだ時期でもこの[[カード]]がノータッチだった事も、[[環境]]で[[パワーカード]]たりえなかった証左と言えよう。~
これ以降は、専ら上記の[[《黄泉ガエル》]]との[[コンボ]]や[[【紋章獣】]]での採用など、専用の活用手段を持つ[[デッキ]]での活躍に留まった。~
しかし現在では、[[エラッタ]]されて大幅に[[汎用性]]を落とした[[《洗脳−ブレインコントロール》]]より優先される意義も強まっている。~
[[【彼岸】]]での[[ミラーマッチ]]など、[[フリーチェーン]]の[[コントロール奪取]][[カード]]である事を利用した駆け引きも行われている。~

-後述の漫画・アニメでの描写と後年になってネット上で[[ネタ]]になった事もあり、プレイヤーからの知名度や人気も高く、公式も認知している。~
--2019年7月27日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第3期投票では第9位にランクインした。~
//https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1158290291809497089

--2020年12月19日のジャンプフェスタオンラインで行われた企画「デュエルオペラ・ヴァート」では海馬役・津田健次郎氏が使用している。~
この企画では[[魔法・罠カード]]は[[カード]]のビジョンだけが表示されていたのだが、この[[カード]]のみ原作と同じソリッドビジョンが現れてコマンド入力がされるという気合の入った演出であった。~

-原作・アニメにおいて―~
バトルシティ編の「闇遊戯vs海馬」戦において海馬が使用。~
原作では[[発動]]に1000ポイントの[[ライフコスト]]を必要とした。~
また、選択できる[[効果]]は「[[モンスター]]を[[破壊]]する」か「[[モンスター]]を[[生け贄]]にできる」と、[[OCG]]より強力であった。~
劇中では後半の[[効果]]を使用し、[[《オベリスクの巨神兵》]]の[[生け贄召喚]]を狙おうとしていた。~
「バトルシティ編」の準決勝「闇遊戯vs海馬」戦において海馬が使用。~
原作では[[発動]]に1000ポイントの[[ライフコスト]]を必要としたが、選択できる[[効果]]は「[[モンスター]]を[[破壊]]する」か「[[モンスター]]を[[生け贄]]にできる」と、[[OCG]]より強力だった。~
[[《X−ヘッド・キャノン》]] (※アニメでは闇遊戯の[[《心変わり》]]で[[コントロール奪取]]されていた) に対して後半の[[効果]]を使用して、先に[[発動]]していた[[《クロス・ソウル》]](原作仕様、アニメでは《クロス・サクリファイス》)との[[コンボ]]で[[《オベリスクの巨神兵》]]の[[生け贄召喚]]を狙ったが、[[《光の封札剣》]]によって[[《オベリスクの巨神兵》]]が[[除外]]されたことで失敗に終わった。~
アニメオリジナルにおけるバトルシティ編の「城之内vs海馬」戦で海馬、及び城之内が使用。~
先に海馬が[[《リトル・ウィンガード》]]に対して後者の[[効果]]を[[発動]]し、[[《青眼の白龍》]]の[[召喚]]に繋げた。~
その後城之内が[[《墓荒らし》]]で強奪、前者の[[効果]]を[[発動]]し、[[《青眼の白龍》]]を[[破壊]]した。~
先に海馬が[[《リトル・ウィンガード》]]に対して後者の[[効果]]を[[発動]]し、[[《コストダウン》]]との[[コンボ]]で[[《青眼の白龍》]]の[[生け贄召喚]]に繋げた。~
その後城之内が[[《墓荒らし》]]で強奪して前者の[[効果]]を[[発動]]し、[[《青眼の白龍》]]を[[破壊]]した。~

--アニメ版の[[テキスト]]は以下のとおり。~
 速攻魔法
 相手フィールド上のモンスターをエネミーコントローラーによって
 コマンド入力で操作できる。
 ライフ1000+↑←↓→A 破壊
 ライフ1000+←→AB 生贄

--特殊な[[カード]]であり、[[効果]]選択には[[プレイヤー]]がコマンド入力をする必要があったようである。~
原作ではソリッドビジョンであるはずのコントローラーを直接押していた。~
一方アニメではコマンドを宣言する事でボタンが自動的に押されるような描写が見られる。~
ボタンには「Aボタン」「Bボタン」「Cボタン」3種類があるが、2種類の[[効果]]で共通して「Cボタン」のみ使われた事がない。~
もしかしたら上記の2つ以外にも[[効果]]があったのかも知れない。~
原作ではソリッドビジョンであるはずのコントローラーを直接押していたが、アニメではコマンド[[宣言]]でボタンが自動的に押されるような描写になっていた。~
ボタンには「A」「B」「C」の3種類があるが、2種類の[[効果]]共に「C」を使わない。~
もしかすると上記の2つ以外にも[[効果]]があったのかもしれない。~

--原作のバトルシティでは[[モンスター]]を[[破壊]]する[[魔法カード]]は[[禁止カード]]なのだが、この[[カード]]は主催者であるはずの海馬本人が使用している[[破壊]][[効果]]を持つ[[魔法カード]]である。~
一応、作中で[[破壊]][[効果]]の方は使われていないので、こちらの[[効果]]のみが禁止化されていたと考えられなくもない。~
なお、アニメ版では上記の通り城之内が[[破壊]][[効果]]を使用しているが、アニメ版は原作と異なり[[バーン]][[カード]]のみが禁止化されているため、こちらでも矛盾はない。~

--「乃亜編」の回想シーンにおいて、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚の[[カード]]で説明する際に使用している。~

--ちなみに、アニメに登場したものと[[OCG]]の[[イラスト]]では方向キーのデザインが微妙に異なる。~
アニメではいわゆる十字キーだが、[[OCG]]では丸いボタンが4つついたデザインとなっている。~
完全に十字の形状をしたキーだと任天堂の特許に引っかかるためであろうか。~
アニメではいわゆる十字キーだが、[[OCG]]では丸いボタンが4つ付いたデザインとなっている。~
//完全に十字の形状をしたキーだと、任天堂の特許に引っかかるためであろうか。~
//任天堂が持っていた十字ボタン特許(正確には実用新案権)は内部構造によるもので、外見が十字形でも問題は無い。
//また、この実用新案権は当時の法律に則って1994年に権利消滅している。

--[[ラッシュデュエル]]が元となっているアニメゴーラッシュ!!では、この[[カード]]をモチーフにした《エナジー・コントローラー》が登場した。~
[[効果]]の内容こそ面影はあまり見られないが、作中ではモチーフ元と同じく[[宣言]]でコマンド入力する描写となっていた。~
その際に入力していたのが、下記のゲーム作品でも使われている「コナミコマンド」であった。~

-コナミのゲーム作品において―~
DSソフト[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>ゲーム付属カード#k2f9bcd5]]では、この[[カード]]を「ライディングデュエル」用に調整した《&ruby(スピードスペル){Sp};−エネミーコントローラー》が[[オリジナルカード]]として登場する。~
[[DUEL TERMINAL]]のアクションデュエルでは、この[[カード]]を元にしたミニゲーム「エネミーコントローラー」が登場。~
画面上に表示されるコントローラーと機械に備え付けの「アクションボタン」を、アニメそのままの口調で叫ぶ海馬の指示通りに押すゲームである。~
コマンド入力に成功すると「粉砕!玉砕!大喝采!」「[[強靭!無敵!最強!>《強靭!無敵!最強!》]]」「美しい・・・」「全速前進だ!」と言ったネット上でよく[[ネタ]]にされる海馬の台詞を聞く事ができる。~
海馬が指示するコマンドは毎回同じだが、一定の条件を満たすと海馬の指示が[[コナミ>KONAMI]]のゲームでは定番の「コナミコマンド」になる。~

--[[DUEL TERMINAL]]のスピードデュエルでは海馬が使用。~
[[手札]]から[[発動]]する際も「[[リバースカード>伏せカード]][[発動]]!」と言う。~
アクションデュエルでは、この[[カード]]の[[イラスト]]を元にしたミニゲーム「エネミーコントローラー」がある。~
海馬が指示するコマンドを入力し、[[コントローラー]]を操って敵の[[モンスター]]を捕獲する。~
指示されるコマンドは毎回同じなので、慣れれば簡単だろう。~
背景がバトルシティ編の「遊戯vs海馬」戦のソリッドビジョンであったり、捕獲する[[モンスター]]が[[《クリボー》]]・[[《ロケット戦士》]]・[[《ブラック・マジシャン》]]と海馬の敵が使用した[[モンスター]]を意識しているようだ。~
ミニゲームではタッチパネルに表示される「Aボタン」「Bボタン」「Cボタン」と、機械に備え付けの「アクションボタン」の4種類を使用するよう指示される。~
また、[[レベル]]7以上の高[[レベル]][[モンスター]]をスキャンし、これがエクストラステージであった場合、[[《バスター・ブレイダー》]]や[[《超魔導剣士−ブラック・パラディン》]]が登場する。~
両者は一度でも入力ミスをすると[[コントローラー]]が爆発し、そこで終了する。~
後者の場合は十字キーを使用し、海馬の指示に合わせて[[コナミ>KONAMI]]ゲームでは定番の「コナミコマンド」を入力する(デザインや演出は主にアニメ版ベース)。~
成功すると原作漫画の海馬およびアニメ版GXのカイバーマンの名台詞「粉砕!玉砕!大喝采!」「強靭!無敵!最強!」等の他、アニメ版で海馬が口にした「美しい・・・」「全速前進だ!」と言ったネット上でよく[[ネタ]]にされる台詞を聞く事ができる。~
--デュエルリンクスでは海馬に専用ボイスが存在し、コマンド入力まで含めた台詞を喋る。~

**関連カード [#hc7c0c1d]
---デュエルリンクスにおいては、最初期から防御・攻撃手段として[[汎用性]]が高く、[[環境]]の多くの[[デッキ]]で[[必須カード]]として扱われた。~
初期[[ライフポイント]]が4000と少ないので、この[[カード]]での[[コントロール奪取]]からの[[直接攻撃]]が決定打となることは非常に多かった。~
また、[[環境]][[デッキ]]の一つであった[[【サイバー・エンジェル】]]の[[キーカード]]である[[《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》]]を強力に牽制する[[メタカード]]としても機能するなど、防御面でも信頼のおける[[カード]]であった。~
//詳細は《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》のページへ
当初の入手手段は、初期の[[カード]]プールでは対処が難しかった海馬との[[デュエル]]後に低確率でドロップされるだけと厳しかったが、チケットなどで手軽に入手出来るようになり、幅広い層のプレイヤーに使用された。~
その後、「[[汎用性]]と必殺性の高さが許容できる水準を超えた」との理由で2018/06/26付けでLIMIT2(全てのLIMIT2[[カード]]を合わせて2枚までしか投入できない)に指定され、2022年の末には、LIMIT1に規制が強化された。~

--マスターデュエルでは、クレジット画面に配置されておりクリック等で[[テキスト]]部分を表示できる。~
その後、特定のコマンドを入力すると演出が変化する。

--[[ラッシュデュエル]]のゲームである「最強バトルロイヤル」では1日1回「コナミコマンド」を入力することでアイテムを入手できるのだが、同場面でこの[[カード]]の原作のコマンドを入力すると左上に出てくるカイゾーの顔部分にオーティスが表示され、「生贄」及び「破壊」とコマンドに応じた吹き出しが表示される小[[ネタ]]がある。~
なお、同ゲームにこの[[カード]]自体は登場しない。~

-その他の商品展開―~
2023年、原作・アニメ準拠のデザインでプレミアムバンダイから玩具「エネミーコントローラー COMPLETE EDITION」が発売。~
ボタンを押す度に「左!」「右!」「A!」「B!」等と、対応した台詞を海馬(演:津田健次郎)が叫ぶ。~
また、特定のコマンドを入力する事で、海馬の[[モンスター]]18種類の[[召喚]]台詞や[[デュエル]]中の台詞、アニメで使用された楽曲・効果音を再生できる。~
なお、漫画・アニメでは使われなかったCボタンもコマンドに使用し、海馬はちゃんと「C!」と叫ぶ。~

--同じく2023年にはムービックから、[[OCG]]版のデザインを元にしたクッションが販売された。~

**関連カード [#card]
-[[《ADチェンジャー》]]
-[[《竜宮之姫》]]
-[[《チェンジ・シンクロン》]]

-[[《スパークガン》]]
-[[《月の書》]]

-[[《セキュリティー・ボール》]]

-[[《地縛神 Uru》]]

-[[《洗脳−ブレインコントロール》]]

-[[《剣闘調教》]]

**収録パック等 [#c701dc2b]
-[[《ダブルマジックアームバインド》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[天空の聖域]] 308-037 &size(10){[[Super]]};
-[[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]] SK2-030
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP149 &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−機械の叛乱−]] SD10-JP027
-[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP025
-[[DUEL TERMINAL −反撃のジャスティス!!−]] DT03-JP040 &size(10){[[Rare]]};
-[[STARTER DECK(2010)]] YSD5-JP025
-[[GOLD SERIES 2012]] GS04-JP014 &size(10){([[Gold]])};
-[[GOLD SERIES 2012]] GS04-JP014 &size(10){[[Normal]],[[Gold]]};
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP074 &size(10){[[Gold]]};
-[[ストラクチャーデッキ−青眼龍轟臨−]] SD25-JP033
-[[デュエリストパック−決闘都市編−]] DP16-JP018
-[[ストラクチャーデッキR−真帝王降臨−]] SR01-JP031
-[[ストラクチャーデッキ−海馬瀬人−]] SDKS-JP028
-[[遊戯王デュエルリンクス レジェンドデッキガイド 闇遊戯VS海馬瀬人 付属カード>書籍付属カード#LINKS]] LG02-JP012 
-[[遊戯王OCGデュエルモンスターズ 25th ANNIVERSARY ULTIMATE KAIBA SET]] KC01-JP049 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#c829438d]
Q:「[[自分]][[フィールド]]上に存在する[[モンスター]]1体を[[リリース]]して[[発動]]する。」は[[コスト]]ですか、[[効果]]ですか?~
A:[[コスト]]です。
**FAQ [#faq]
//Q:「[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]1体を[[リリース]]し」は[[コスト]]ですか、[[効果]]ですか?~
//A:[[コスト]]です。

Q:「[[自分]][[フィールド]]上に存在する[[モンスター]]1体を[[リリース]]して[[発動]]する。」は、[[《クロス・ソウル》]]を使ってこの[[カードの効果]]を使用することは可能でしょうか?~
Q:「[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]1体を[[リリース]]し」は、[[《クロス・ソウル》]]を使ってこの[[カードの効果]]を使用することは可能でしょうか?~
A:可能です。

Q:この[[カード]]は、[[ダメージステップ]]でも[[発動]]できますか?~
A:できません。(08/08/20)

Q:この[[カード]]の[[コントロール奪取]][[効果]]に[[チェーン]]して[[対象にとられ>対象をとる(指定する)効果]]た[[表側表示]][[モンスター]]を[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にした場合、その[[モンスター]]の[[コントロール]]を得る事はできますか?~
A:できません。(12/12/17)
//Q:この[[カード]]の[[コントロール奪取]][[効果]]に[[チェーン]]して[[対象にとられ>対象をとる(指定する)効果]]た[[表側表示]][[モンスター]]を[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にした場合、その[[モンスター]]の[[コントロール]]を得る事はできますか?~
//A:できません。(12/12/17)

Q:[[自分]]の[[ターン]]に、[[自分]]がこの[[カード]]の[[効果]]で[[相手]]の[[モンスター]]を[[コントロール奪取]]した[[ターン]]に、[[相手]]もこの[[カード]]を[[発動]]し、その[[モンスター]]の[[コントロール]]を再び[[相手]]に移しました。~
Q:[[自分]]の[[ターン]]に、[[自分]]がこの[[カードの効果]]で[[相手]]の[[モンスター]]を[[コントロール奪取]]した[[ターン]]に、[[相手]]もこの[[カード]]を[[発動]]し、その[[モンスター]]の[[コントロール]]を再び[[相手]]に移しました。~
  その[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]時、先に[[自分]]のこの[[カード]]の「[[コントロール]]を戻す」処理を行った後で、続いて[[相手]]のこの[[カード]]の「[[コントロール]]を戻す」処理を行うことで、[[自分]]はその[[モンスター]]の[[コントロール]]を完全に奪うことはできますか?~
A:いいえ、できません。~
  その場合、どう処理したとしても、最終的な[[コントロール]]は、元の[[プレイヤー]]に戻ります。(10/06/23)

Q:この[[カード]]で[[コントロール]]を奪取した[[モンスター]]が[[エンドフェイズ]]に[[相手]][[フィールド]]に戻る時、[[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]が5体居る等で[[フィールド]]が埋まっている場合にはどうなりますか?~
A:その場合、[[相手]][[フィールド]]に戻る事ができず、その[[モンスター]]は[[破壊]]されます。(11/11/17)

Q:[[《聖鳥クレイン》]]の[[ドロー]]する[[効果]]に[[チェーン]]して《エネミーコントローラー》等によって、解決前に[[コントロール]]が変更された場合どうなりますか。~
Q:[[《聖鳥クレイン》]]の[[ドロー]]する[[効果]]に[[チェーン]]して《エネミーコントローラー》等によって、処理前に[[コントロール]]が変更された場合どうなりますか?~
A:[[コントロール]]が変わった場合でも、[[《聖鳥クレイン》]]の[[効果]]を[[発動]]した[[プレイヤー]]が[[カード]]を[[ドロー]]します。(12/02/02)

Q:[[コントロール]]を得た[[モンスター]]を[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にした場合も、[[エンドフェイズ]]に[[コントロール]]を元に戻しますか?~
A:はい、[[コントロール]]を得たままとはならず元に戻します。(13/12/06)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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