遊戯王カードWiki - 《エルシャドール・シェキナーガ》のバックアップ(No.17)

《エルシャドール・シェキナーガ》 †

融合・効果モンスター
星１０/地属性/機械族/攻2600/守3000
「シャドール」モンスター＋地属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・シェキナーガ」の(1)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：特殊召喚されたモンスターが効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、自分は手札の「シャドール」カード１枚を墓地へ送る。
(2)：このカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード１枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

　NEXT CHALLENGERSで登場した地属性・機械族の融合モンスター。
　シャドールの融合モンスターに共通の制約とサルベージ効果、特殊召喚されたモンスターの効果の発動を無効にしつつ手札のシャドールを墓地へ送る誘発即時効果を持つ。

　他のシャドール融合モンスターと同様、属性指定の融合素材を必要とする融合モンスターである。
　地属性は種類が豊富で遭遇率も高い属性であり、【シャドール】と相性のよいものでは《マスマティシャン》などを融合素材にすることができる。
　勿論、《影依の原核》を融合素材にしてもよい。

　特殊召喚されたモンスターがフィールドで効果を発動したとき、それを無効にし破壊できる。
　手札のシャドールを墓地へ送る必要があるが、シャドールの墓地へ送られた際の効果を発動するトリガーになるため、損失は補いやすい。
　また、発動を伴わない永続効果やルール効果は対処できない点には注意が必要。

　似た役割のシャドール融合モンスターに《エルシャドール・ミドラーシュ》と《エルシャドール・エグリスタ》が存在する。
　耐性持ちで特殊召喚回数を制限する《エルシャドール・ミドラーシュ》は、先出しした場合の効力が大きく融合素材の面からとても扱いやすい。
　チェーンブロックを作らない特殊召喚を無効にする《エルシャドール・エグリスタ》は、相手のデッキによっては圧倒的な制圧力を誇るが場持ちは良くない。
　このカードは、強力なモンスター効果に頼った戦法を牽制できるものの、特殊召喚自体を阻止することはできない。
　また、墓地で発動する効果等で思いがけず突破される危険もあり、万能ではないことを理解して使う必要がある。
　上記２体との大きな違いとして後出しでも機能するという点が挙げられるが、効果自体は受動的なものであり除去は任せられない。
　《エルシャドール・ネフィリム》で除去できるモンスターには、優先的にそちらを融合召喚してアドバンテージを稼いだほうがいいだろう。

モチーフは「シェキナ(Shekhinah)」＋「ナーガ」か。
シェキナとはメタトロンと対をなす神の女性的顕現であり、ヘブライ語で住処・休息所を意味する。
生命の樹の第10のセフィラであるマルクトの守護天使はサンダルフォンとされるがこちらであるとする説もあり、王座に座った若い女性で表されるという。
ナーガは、後述のケルキオンが蛇を由来している事からだろうか。

イラストでは、薄目を開けた《エルシャドール・ネフィリム》が《ヴェルズ・ケルキオン》の杖のようなものが体に巻き付いた状態で《アポクリフォート・キラー》と糸で繋がれている。
《アポクリフォート・キラー》が彼女を拘束しているようにも見えるが、どのような経緯でこの姿になったのかは不明。
色も微妙に変化しており、いずれにせよ、得体の知れない少々不気味なデザインである。