《エルロン》

効果モンスター
星1/風属性/機械族/攻   0/守   0
このカードはルール上「閃刀」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの「閃刀姫」モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
(2):このカードを装備した「閃刀姫」モンスターの攻撃力は400アップする。
(3):フィールドのこのカードが破壊された場合に発動できる。
デッキから「閃刀」魔法カード1枚を墓地へ送る。

 Vジャンプ(2022年6月号) 付属カードで登場する風属性機械族下級モンスター
 閃刀としても扱う効果外テキスト手札フィールドの自身を閃刀姫装備する効果装備した閃刀姫攻撃力を400強化する効果フィールド破壊された場合に閃刀魔法カードデッキから墓地へ送る効果を持つ。

 (1)は自身を閃刀姫装備する効果
 基本的に召喚権《閃刀姫−レイ》などに使いたいので、手札から装備することになる。
 相手ターンでも発動できるが、メインフェイズ限定なので(2)をコンバットトリックの様に使用するのは難しい。
 フィールドから装備する場合はメインモンスターゾーンを能動的に空けられる点を意識した使い方になるか。

 (2)は装備した閃刀姫攻撃力強化
 強化数値は大きくは無いが、閃刀姫は素の打点が低めなのであって困るものでもない。
 直接攻撃可能な《閃刀姫−ハヤテ》装備すれば、あちらのフィニッシャーとしての役割を多少サポートできる。

 (3)は閃刀魔法カードデッキから墓地へ送る効果
 フィールドからと指定はあるが破壊方法は問われておらず、戦闘効果以外にもルールによる破壊トリガーとなる。
 (1)でこのカード装備した閃刀姫リンク素材等でフィールドからどかすことで能動的に発動できる。
 【閃刀姫】墓地魔法カードの数が増えることに意味があるデッキであり、《閃刀姫−カガリ》サルベージのサポートにもなる。

 ただし、(1)(3)が同一ターンに使用できないことが大きな欠点であり、ターンを跨がなければ(1)から(3)に繋げることができない。
 相手ターンに(1)で装備し、返しの自分ターンに(3)を発動という流れが基本になるだろうか。
 《閃刀姫−レイ》フリーチェーンで自身をリリースできるため、そちらに装備した場合は相手ターンでの(3)の発動も狙いやすい。
 ただ、速効性に欠ける上に、このカードあるいは装備対象装備ターン中に除去されてしまうと(3)を発動できない。
 これらの難点を補えるほど(2)(3)の見返りが大きいとは言い難く、単体ではディスアドバンテージとなる点も含め、【閃刀姫】での採用は難しいと言わざるを得ないだろう。

 採用するのであれば効果は無視し、サーチ・展開の容易な攻守0・風属性機械族として使うべきか。
 《閃刀起動−エンゲージ》サーチが可能であり、機巧《機械複製術》に対応する。
 《機巧菟−稻羽之淤岐素》とはレベル属性種族が一致しており、サポートの共有が可能。
 ただ、そうしたデッキにおいても、自己を特殊召喚するギミックを持たないこのカードがどこまで有用かは微妙な所。

関連カード

収録パック等