*《エンタメデュエル》 [#top]
 フィールド魔法
 (1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
 お互いのプレイヤーは1ターン中に以下の条件をそれぞれ満たす度に、
 1つの条件につき1ターンに1度ずつデッキから2枚ドローする。
 ●レベルの異なるモンスター5体を同時に特殊召喚した。
 ●自身のモンスター1体が5回戦闘を行った。
 ●チェーン5以上でカードの効果を発動した。
 ●サイコロを振った回数及びコイントスの回数が合計5回になった。
 ●自身のLPが500以下になるダメージを受けた。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/818019412368363520

 [[20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE]]で登場する[[フィールド魔法]]。~
 5つの異なる条件を満たす度に[[ドロー]]を行える[[効果]]を持つ。~

 全ての条件を満たせば10枚の[[ドロー]]を行えるが、各条件を満たすのは決して容易ではない。~
 だが、2枚[[ドロー]]できるだけでもリターンとしては十分であり、いずれか1つなら満たすの難しくはなく、基本的にはどれか一つに絞って行っていくことになる。~

 1つ目の条件は[[《トーテム・ファイブ》]]と同様5体の同時[[特殊召喚]]に加え、[[レベル]]の異なる[[モンスター]]でなければならない。~
 その中で実用性のあるものは[[ペンデュラム召喚]]・[[《ソウル・チャージ》]]・[[《真炎の爆発》]]くらいしかなく、難易度が高い。~
 仮に採用するならば、[[レベル]]が分散されていてなおかつ[[ペンデュラム召喚]]または[[《真炎の爆発》]]を比較的使える[[デッキ]]にピン差しする程度か。~
 変わったところでは、元々の[[レベル]]が異なる[[花札衛]]5体で[[シンクロ召喚]]した[[《花札衛−五光−》]]を[[《シンクロキャンセル》]]する事でも条件を満たせる。~
 [[レベル]]の異なる[[ドラゴン族]]5体で[[《F・G・D》]]を[[融合召喚]]し、それに[[《融合解除》]]を使うことでも可能。~

 2つ目の条件は1体の[[モンスター]]で5回の[[戦闘]]を行うこと。~
 基本的に[[連続攻撃]]か[[全体攻撃]]可能な[[モンスター]]で条件を満たすことになる。~
 特に、容易に[[連続攻撃]]が行える[[《LL−アセンブリー・ナイチンゲール》]]や[[《光の導き》]]等であれば条件は満たしやすい。~
 ただ、5回[[連続攻撃]]が決まれば大抵の場合はその[[ターン]]中に勝負が決まることが多いため、[[オーバーキル]]に近いとも言える。~
 [[相手]]から5回[[攻撃]]を受ける場合でも良く、[[相手]]に[[トークン]]を渡して[[《バトルマニア》]]や[[《立ちはだかる強敵》]]で[[攻撃]]を強制するのも手で、[[自分]]の[[モンスター]]が1体なら[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]などでも満たすことができる。~
 [[相手]]が満たす分には[[自分]]で操作しやすいので、[[《便乗》]]を[[発動]]して[[リクルーター]]などで[[自爆特攻]]し続けるという手もある。~

 3つ目の条件は[[チェーン]]5以上。~
 5つの条件の中では狙いやすい方であり、[[【チェーンバーン】]]や[[【バージェストマ】]]等であれば比較的簡単に条件を満たせる。~
 また、[[《連鎖爆撃》]]等とは異なり、[[同名カード]]が複数[[チェーン]]しても問題ない。~
 しかし、[[相手]]も同じ条件で達成できてしまうため、こちらが[[チェーン]]を積んだところに[[相手]]も[[フリーチェーン]]の[[カード]]を使えば2枚[[ドロー]]されてしまう。~
 [[相手]]に[[ドロー]]されて[[ハンド・アドバンテージ]]を与えないように、できれば[[伏せ除去]]を行う等[[相手]]の[[フリーチェーン]]と思わしき[[カード]]は極力少ない状況で狙いたい。~
 また、[[チェーン]]できない[[カウンター罠]]や[[《超融合》]]で[[相手]]だけ[[ドロー]]されると最悪なので気を付けたい。~
 [[自分]]が利用する手もあるが、[[【チェーンバーン】]]等とそれらの[[カード]]には特に[[シナジー]]は無いので難しいか。~

 4つ目の条件は[[サイコロ]]の使用と[[コイントス]]を5回行うこと。~
 専用[[デッキ]]ならば狙える条件だが、タダでさえ運任せの[[デッキ]]にこの[[カード]]まで入れるとなると[[事故]]率は更に上がる。~
 しかし[[《リボルバー・ドラゴン》]]・[[《ブローバック・ドラゴン》]]ならリスクなし、[[《サンド・ギャンブラー》]]や[[《伝説の賭博師》]]も軽微なリスクで3回行えるので、これらを用いれば達成できる。~
//それらと[[《セカンド・チャンス》]]との併用で一回でこの効果の条件を満たせるようになる。~
//コイントスを行った回数なのでおそらくできると思いますが裁定でるまでCOします
 1[[ターン]]に複数回[[効果]]を[[発動]]できる[[モンスター]]を使うのも手で、[[《No.7 ラッキー・ストライプ》]]なら単体で条件を満たせる。~
 しかし、[[レベル]]7の[[モンスター]]を3体も要求するため[[エクシーズ召喚]]自体がやや難しい。~
 [[《スナイプストーカー》]]も複数回[[サイコロ]]を振ることができるが、やはり5枚の[[手札コスト]]を必要とする。~
 専用[[デッキ]]でなくとも[[【チェーンバーン】]]であれば[[《ファイアーダーツ》]]を複数投入するため、運良く2枚引いて[[発動]]できればこの条件を満たせる場合もある。~

 5つ目の条件は[[ダメージ]]を受け[[ライフ]]500以下になること。~
 [[戦闘ダメージ]]でも[[効果ダメージ]]でも問題ないのだが、通常の場合だと[[デュエル]]終盤でないと条件を満たせない。~
 [[自分]]に[[ダメージ]]を与える[[カード]]を使うか、他の条件目的にこちらはおまけ程度に使うことになる。~
 [[《活路への希望》]]を併用するのであれば[[ライフ]]を大幅に減らすことが多いため、[[ドロー]]は狙いやすい。~
 一時的に[[ライフ]]を増やす[[《女神の加護》]]は相性が良く、[[バウンス]]して何度も使い回せばその度に[[ドロー]]が可能。~

// 複数の[[効果]]の[[発動]]を狙える[[カード]]としては、[[《Ms.JUDGE》]]が挙げられ、[[チェーン]]数を稼ぎつつ複数回[[コイントス]]ができる。~
//Ms.JUDGEは永続効果でチェーンブロック作らない
 運が絡むが[[《運命の分かれ道》]]や[[《サイコロン》]]で[[コイントス]]や[[サイコロ]]を振りつつ[[ダメージ]]を調整すれば5つ目の条件を狙える。~

-[[同名カード]]の[[発動]]制限がないため、張り替えて複数[[ドロー]]するのは可能である。~
だが[[サイコロ]]と[[コイントス]]に関しては[[ターン]]中の5回目[[発動]]を指定されているので、複数回の[[発動]]はできない。~
また、[[モンスター]]で5回の[[戦闘]]も複数回[[発動]]するには[[《終焉の地》]]で[[バトルフェイズ]]中にこの[[カード]]を再[[発動]]する必要があり、ほぼ不可能といってもいいだろう。~

-[[サイコロ]]の使用そのものが[[メリット]]になる初めての[[カード]]である([[コイントス]]については運が絡むがすでに[[《ラッキー・チャンス!》]]が存在していた)。~
また[[サイコロ]]と[[コイントス]]の両方を指定する[[カード]]もこの[[カード]]が初である。~
この[[カード]]の存在により、[[【ギャンブル】]]において[[ネタ]]以外でも[[サイコロ]]と[[コイントス]]を併用する意義が生まれた。~

-[[レベル]]が異なる[[アルカナフォース]]を[[ペンデュラム召喚]]または[[《ソウル・チャージ》]]で5体[[特殊召喚]]した場合、「[[特殊召喚]]」「[[チェーン]]」「[[コイントス]]」と3つの条件を一気に満たすことができる。~
//ただし、これを行うには[[レベル]]4[[アルカナフォース]]と[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]、[[《アルカナフォースXIV−TEMPERANCE》]]、[[《アルカナフォースXVIII−THE MOON》]]、[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]の5枚が必要になり、消費枚数も最低でも6枚になるため、現実的ではない。~
//ソウルチャージなら消費1枚
//上記合わせて6枚て意味じゃないの?

-[[チェーンに関係したカード>チェーンカード]]は[[《ハネクリボー LV9》]]以来約6年8ヶ月振りとなる。~

-各種条件は全5種類で全て5という数字が関係しているが、これは下記の通りARC-V(アーク・''ファイブ'')との繋がり故だろう。~
--また、奇しくもアニメ''5''D'sに登場した[[ジャック・アトラス>《トークン》(ジャック・アトラス)]]も、自身の(キングとしての)[[デュエル]]を「エンターテインメントでなければならない」としている。~

-[[カード名]]に「[[デュエル]]」がついた初の[[OCG]][[カード]]である。~
なお、[[OCG]]化されていない[[カード]]では、漫画GX読切の「十代vs紅葉」戦にて[[魔法カード]]《デュエル》が登場している。~

-原作・アニメにおいて―~
「エンタメデュエル」とはアニメARC-Vの主人公・榊遊矢とその父・榊遊勝が掲げる[[デュエル]]スタイル。~
「エンターテインメイトデュエル」の略であるらしく、「[[デュエル]]は明るく楽しく」をモットーとしている。~
//彼らの理想に従えば観客のみならず対戦[[相手]]も[[笑顔>《スマイル・ワールド》]]にする事が目標であるらしいのだが、「遊勝vsユーリ」戦を見る限りエンタメデュエルの第一人者である遊勝でも出来ているとは言い難い。~
//これはさすがにアンチっぽいからNG。

--榊遊矢・榊遊勝親子は「デュエルで皆を(笑顔で)幸せにする」ことが「エンタメデュエル」と主張しているが、具体的な「エンタメデュエル」の基準については劇中ではあまり言及されていない。~
派手なソリッドビジョンによる演出で相手の心を掴み、[[デュエル]]が終盤になる頃には相手が改心している、というパターンは劇中でもよく見られる。~

--この[[カード]]の各種条件の内、劇中で遊矢が1[[ターン]]で成功した条件は1つ目と5つ目のみである。~
---1つ目の条件を達成したのは「遊矢vsジャック」(2戦目)で、[[レベル]]3〜7までの[[モンスター]]5体を[[ペンデュラム召喚]]により同時に[[特殊召喚]]した。~
権現坂はこの[[ペンデュラム召喚]]を「[[ストレートペンデュラム>《ストレートフラッシュ》]]」と称している。~

---5つ目の条件は度々達成しており、[[アクションマジック>魔法カード]]によって敗北を免れている場面も多い。~

--[[イラスト]]に描かれている[[モンスター]]は榊遊勝が使用する[[《EMスカイ・マジシャン》]]である。~
背景はネオンサインが見られることから、おそらく彼が一番得意としていたという[[フィールド魔法]]《マジカル・ブロードウェイ》の風景だと思われる。~
アニメARC-V最初期のOPに入る直前に流れる、遊勝がアクションデュエルで観客を熱狂の渦に巻き込んだシーンを想起させる[[イラスト]]となっている。

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[サイコロ]]
-[[コイントス]]

―[[イラスト]]関連
-[[《EMスカイ・マジシャン》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE]] 20AP-JP060

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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