効果モンスター 星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守 0 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 墓地のカードを対象にする、または墓地で効果が発動する 魔法・罠・モンスターの効果は全て無効になる。
ファラオの遺産で登場した闇属性・悪魔族の上級モンスター。
墓地のカードを対象にする効果を無効にする永続効果、墓地で発動する効果を無効にする永続効果を持つ。
一つ目の効果は墓地を対象にする効果を無効にする効果。
この効果により、蘇生を筆頭とするカードを無効化することができる。
《死者蘇生》等の汎用的な蘇生カードはもちろんのこと、《ジャンク・シンクロン》等の蘇生効果を無力化できる点は優秀である。
蘇生以外でも、《サルベージ》等の墓地のカードを手札に戻すも抑止することができる。
しかし、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》等の、対象をとらない効果での蘇生は無効化できない点には注意が必要である。
二つ目の効果は墓地で発動する効果を無効にする効果。
墓地で発動する効果を持つカードは意外に多く、自身が墓地へ送られた時に効果を発動するサーチャーやリクルーターを封殺することができる。
墓地に存在することで起動効果を発動する《馬頭鬼》等の効果も抑止することが可能である。
その他の特徴としては、上級モンスターの中で高い攻撃力を持ち、帝等の同じ上級モンスターをも戦闘破壊できる。
闇属性・悪魔族である為、サポートカードも多い。
守備力0である為、《悪夢再び》で墓地から手札に回収できる点も優秀である。
《魔のデッキ破壊ウイルス》・《闇のデッキ破壊ウイルス》のコストとしても使用できる。
また、ウイルスカードで墓地に行ったカードを再利用されにくいため非常に相性がいい。
扱いにくい点としては、直接アドバンテージを得る効果ではなく、自身がフィールドから離れたら、墓地封印が解除され、貯めこまれた蘇生カード等を使用される点が挙げられる。
他にも、守備力の低さから《月の書》等の表示形式変更効果に弱い。
生け贄を要求する上級モンスターである為、手札事故を起こしやすい。
《霊滅術師 カイクウ》と並べることでさらに墓地を封鎖できる。
《霊滅術師 カイクウ》で防げないリクルーター等の効果をこのカードで防ぎ、このカードで防げない《ダーク・ネクロフィア》等の墓地除外モンスターを《霊滅術師 カイクウ》で防ぐ事で、墓地・除外ゾーンを利用した反撃を完封できるのである。
ただし、《霊滅術師 カイクウ》の除外効果は無効になる。
相手のデッキによっては、このモンスター1体で相手の戦術を完封できる事すら可能となる。
【アンデット族】等の墓地に依存するデッキにとっては刺さる。
帝に対しても攻撃力で勝り、更に【黄泉帝】のような墓地を生け贄の起点にするタイプの【帝コントロール】に対しては無類の制圧力を誇る。
いずれにしても墓地に干渉する効果が豊富なこのゲームに於いて、このモンスター効果の拘束力は大きい。
Q:このカードの効果で《見習い魔術師》の効果を無効に出来ますか?
A:《見習い魔術師》が戦闘で破壊された後墓地へ送られた場合は無効になります。
《次元の裂け目》などで戦闘で破壊されたあとゲームから除外された場合《エンド・オブ・アヌビス》の効果対象になりません。
Q:このカードの効果で《ミラクル・フュージョン》などの効果を無効に出来ますか?
A:いいえ、対象をとる(指定する)効果ではないため無効にはできません。
Q:フィールド上に《邪神ドレッド・ルート》が表側表示で存在する時に、このカードの特殊召喚に成功しました。
《地獄の暴走召喚》を発動することはできますか?
A:はい、対象をとる(指定する)効果ではないため可能です。
Q:フィールド上に《王家の眠る谷−ネクロバレー》と《エンド・オブ・アヌビス》が存在しているとき、《ピラミッド・タートル》が戦闘で破壊された場合、《エンド・オブ・アヌビス》の効果で《ピラミッド・タートル》の効果を無効化できますか?
それとも、《王家の眠る谷−ネクロバレー》の効果で《エンド・オブ・アヌビス》の効果が無効になり、《ピラミッド・タートル》の効果は適用されますか?
A:いいえ、《エンド・オブ・アヌビス》の効果は墓地のカードに効果が及ぶ扱いにならず《王家の眠る谷−ネクロバレー》の効果で無効にされず、《ピラミッド・タートル》の効果を無効化されます。(12/07/19)
Q:フィールド上に《エンド・オブ・アヌビス》が存在する状態で《スフィンクス・テーレイア》と《アンドロ・スフィンクス》が同時に破壊され墓地へ送られた?時、《スフィンクス・アンドロジュネス》を特殊召喚することは可能ですか?
A:はい、特殊召喚できます。(10/08/04)