*《エンペラー・ストゥム/Emperor Sem》 [#o96364a9]
 効果モンスター
 星4/光属性/悪魔族/攻1300/守2200
 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
 自分がモンスターのアドバンス召喚に成功した時、
 お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地に存在するカード1枚を選択し、
 デッキの一番上に戻す事ができる。

 [[週刊少年ジャンプ(2008年3号) 付属カード>書籍付属カード#ba88fac6]]として登場した[[光属性]]・[[悪魔族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[お互い]]に[[墓地]]から[[カード]]を[[デッキトップ]]に[[戻す]]事ができる[[誘発効果]]を持つ。

 一見それなりに強力な[[効果]]を持つようにも思えるが、この[[カード]]を守りつつもう1体の[[生け贄]]を確保し、さらにその後に[[生け贄召喚に成功>生け贄召喚に成功した]]しなければならないというのは非常に苦しいものがある。~
// 一見それなりに強力な[[効果]]を持つようにも思えるが、この[[カード]]を守りつつもう1体の[[リリース]]を確保し、さらにその後に[[生け贄召喚に成功>生け贄召喚に成功した]]しなければならないというのは非常に苦しいものがある。~
//↑まだ新テキスト発表前なので「リリース」の使用は禁止
 やはり、毎[[ターン]]の[[生け贄]]確保が容易な[[【帝コントロール】]]等でなければ有効な活用は難しいだろう。~
 その場合にも、事前に「[[帝]]」の[[効果]]等で[[破壊]]しておいた[[カード]]をもう一度[[相手]]に使わせることになったりしては意味がないので、[[破壊]][[効果]]を持つ「[[帝]]」との併用は避けるべき。~
 [[バウンス]][[効果]]を持つ[[《風帝ライザー》]]、[[除外]][[効果]]を持つ[[《邪帝ガイウス》]]あたりが相棒候補となる。~
 ただし、[[《エンペラー・オーダー》]]を採用することで[[破壊]][[効果]]を持った「[[帝]]」との併用も難しくはなくなる。
 [[アドバンス召喚に成功した>アドバンス召喚に成功した]]時点で、この[[カード]]も[[フィールド]]に存在しなければならない。~
 つまり、この[[カード]]以外の[[モンスター]]と、それを[[アドバンス召喚]]のために[[リリース]]する手間が必要なのである。~
 いくらこの[[カード]]が優秀な[[守備力]]を持っているとはいえ、これは困難である。

 やはり、毎[[ターン]]の[[リリース]]確保が容易な[[【帝コントロール】]]等でなければ有効な活用は難しいだろう。~
 その場合にも、事前に[[帝]]の[[効果]]等で[[破壊]]しておいた[[カード]]をもう一度[[相手]]に使わせることになったりしては意味がない。~
 [[破壊]][[効果]]ではない[[《風帝ライザー》]]や[[《邪帝ガイウス》]]辺りが相棒候補となる。~
 あるいは、[[《エンペラー・オーダー》]]を併用しても良い。

 状況に合わせて必要な[[魔法・罠カード]]の再利用が行える点も魅力的ではある。~
 ただし、その点は[[相手]]も同じなので、使う状況を見誤るとこちらが不利になりかねない。~
 [[《血の代償》]]などを使わずに[[生け贄召喚]]を行った場合、先に[[ドローフェイズ]]を迎えるのは[[相手]]だからである。~
 [[《血の代償》]]などを使わずに[[アドバンス召喚]]を行った場合、先に[[ドローフェイズ]]を迎えるのは[[相手]]だからである。~
 いずれにしろ、戻した[[カード]]は[[《マインドクラッシュ》]]の餌食になり易いので注意。

 [[自分]]が劣勢の場合、この[[カード]]1枚だけあってもなにもできず、[[効果]][[発動]]には確実にもう2枚の[[カード]]が必要となる。~
 結局、この[[カードの効果]]が[[発動]]できる時点で、すでにこちらに有利な展開となっていることが多いだろう。~
 そのため、この[[カード]]の役割は[[相手]]に追い討ちをかけるためのものにすぎないと考えるべきである。

-少々複雑だが、[[効果]]処理の流れは次のようになる。~
([[自分]]が《エンペラー・ストゥム》を[[コントロール]]しているものとする。)
([[自分]]が《エンペラー・ストゥム》を[[コントロール]]しているものとする。)
--[[任意効果]]なので、[[自分]]が[[効果の発動]]をするかどうか決定する~
→[[発動]]しない場合、[[お互い]]に[[墓地]]の[[カード]]を[[戻す]]ことはできない
--[[発動]]する場合、[[自分]]は[[墓地]]の[[カード]]1枚を選択する([[対象]]を取る)~
→[[相手]]は0枚、または1枚の[[カード]]を選択する([[対象]]を取る)
--[[効果]]処理へ

-[[《D−HERO ダッシュガイ》]]が[[墓地]]にある状態でこの[[カードの効果]]を使い、[[上級モンスター]]を[[デッキの一番上]]に[[戻す]]のも効果的である。

-[[レベル]]4以下で[[デメリット]]の無い[[モンスター]]のなかでは一番の[[守備力]]を誇る。~
同じ[[守備力]]に[[《機動砦のギア・ゴーレム》]]もいるため、単独で一番ではないが、こちらの方が[[攻撃力]]が高い。~
もっとも、あちらには[[直接攻撃]]能力があるため、一概にこちらが勝っているとはいえないが。~
[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]に除去されない分、単純な[[壁]]としてはこちらの方が上と言ったところか。~
[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]に[[除去]]されない分、単純な[[壁]]としてはこちらの方が上と言ったところか。~
また[[《ワイト夫人》]]も同[[守備力]]を持つが、こちらは専用の[[デッキ]]が必要だろう。

//-[[相手]]が選択した[[カード]]は[[《D.D.クロウ》]]や[[《ロスト》]]で[[除外]]したり[[《転生の予言》]]で[[デッキ]]に[[戻し>戻す]]て[[シャッフル]]させるなどして妨害すると面白い。
//調整中 FAQ

-[[《強烈なはたき落とし》]][[《人造天使》]][[《門前払い》]]と組み合わせると、[[ドローロック]]ができる。~
-[[《強烈なはたき落とし》]]・[[《人造天使》]]・[[《門前払い》]]と組み合わせると、[[ドローロック]]ができる。~
手順は以下の通り。
--[[表側表示]]のこの[[カード]]を含む[[モンスター]]2体と[[《人造天使》]][[《門前払い》]]を[[場>フィールド]]に、[[墓地]]と[[手札]]または[[場>フィールド]]に[[《強烈なはたき落とし》]]を1枚ずつ、[[手札]]に[[上級モンスター]]1体を用意する。
--場の[[モンスター]]を[[生け贄]]に[[上級モンスター]]を[[生け贄召喚]]する。
--[[表側表示]]のこの[[カード]]を含む[[モンスター]]2体と[[《人造天使》]]・[[《門前払い》]]を[[場>フィールド]]に、[[墓地]]と[[手札]]または[[場>フィールド]]に[[《強烈なはたき落とし》]]を1枚ずつ、[[手札]]に[[上級モンスター]]1体を用意する。
--場の[[モンスター]]を[[リリース]]し、[[上級モンスター]]を[[アドバンス召喚]]する。
--この[[カードの効果]]で[[《強烈なはたき落とし》]]を[[デッキの一番上]]に[[置く]]。
--[[生け贄召喚]]した[[モンスター]]で[[攻撃]]し、[[《門前払い》]]の[[効果]]でその[[モンスター]]を[[手札]]に[[戻す]]。
--[[アドバンス召喚]]した[[モンスター]]で[[攻撃]]し、[[《門前払い》]]の[[効果]]でその[[モンスター]]を[[手札]]に[[戻す]]。
--[[《強烈なはたき落とし》]]を[[セット]]し、[[ターン]]終了。
--[[相手]]の[[ドロー]]時に[[《強烈なはたき落とし》]]を[[発動]]、その[[カード]]を[[墓地]]に送り、[[《人造天使》]]の[[効果]]で[[トークン]]を出す。
--[[自分]][[ターン]][[ドロー]]、[[《強烈なはたき落とし》]]を[[ドロー]]する。
--[[人造天使トークン]]を[[生け贄]]に[[上級モンスター]]を[[召喚]]し、この[[カードの効果]]で[[《強烈なはたき落とし》]]を[[デッキの一番上]]に[[置く]]。
--[[人造天使トークン]]を[[リリース]]して[[上級モンスター]]を[[召喚]]し、この[[カードの効果]]で[[《強烈なはたき落とし》]]を[[デッキの一番上]]に[[置く]]。
-
以上を繰り返す。~
しかしこれだけでは[[自分]]も[[ドローロック]]されているのと余り変わりないので、[[生け贄召喚]]する[[モンスター]]を[[帝]]にするなどの工夫が欲しいところである。~
しかしこれだけでは[[自分]]も[[ドローロック]]されているのと余り変わりないので、[[アドバンス召喚]]する[[モンスター]]を[[帝]]にするなどの工夫が欲しいところである。~
[[《豊穣のアルテミス》]]がいるなら、[[自分]]だけ[[ドロー]]することが可能になる。

-このカードの登場時期とその名前から考えるに、[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]]を意識してデザインしたと思われる。
//-長らく[[絶版]]であったが、[[DUEL TERMINAL −インヴェルズの侵略!!−]]にて再録された。
-この[[カード]]の登場時期とその名前から考えるに、[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]]を意識してデザインしたと思われる。~
その後は[[絶版]]となっていたが、[[アドバンス召喚]]を多用する[[インヴェルズ]]の登場に合わせてか[[DUEL TERMINAL −インヴェルズの侵略!!−]]にて再録された。~
[[ノーマルレア>N-Rare]]での再録となっているが、シングル価格はかなり落ち着いている。

-WJ2008年2号の予告ページでは、《エンペラーズ・ストゥム》と誤植されている。

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

-神話・伝承において―~
ストゥムとは、死者のミイラを作る時の[[アヌビス神>《エンド・オブ・アヌビス》]]の仮面を被った職人あるいは神官を指す。~
Vジャンプの予告によると、王墓の守り神という設定のようである。~
Vジャンプの予告によると、王墓の守り神という設定のようである。

**関連カード [#mdaee0fe]
-[[《鳳凰神の羽根》]]

-[[《エンド・オブ・アヌビス》]]

**収録パック等 [#b4367660]
-[[週刊少年ジャンプ(2008年3号) 付属カード>書籍付属カード#ba88fac6]] WJMP-JP009 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −インヴェルズの侵略!!−]] DT10-JP011
-[[DUEL TERMINAL −インヴェルズの侵略!!−]] DT10-JP011 &size(10){[[N-Rare]]};

**FAQ [#u3b841a7]
Q:この[[効果]]の[[発動]]タイミングはいつですか?~
  また、[[チェーンブロック]]を作りますか?~
A:この[[効果]]は[[自分]]の[[モンスター]]の[[生け贄召喚に成功した]]時に[[発動]]できる[[誘発効果]]ですので[[チェーンブロック]]は作られます。~
  また[[生け贄召喚]]時にその[[召喚]]した[[モンスター]]の[[誘発効果]]が[[発動]]する場合はそれに[[チェーン]]をして[[発動]]する形になります。(07/12/17)
A:この[[効果]]は[[自分]]の[[モンスター]]の[[アドバンス召喚に成功した]]時に[[発動]]できる[[誘発効果]]ですので[[チェーンブロック]]は作られます。~
  また[[アドバンス召喚]]時にその[[召喚]]した[[モンスター]]の[[誘発効果]]が[[発動]]する場合はそれに[[チェーン]]をして[[発動]]する形になります。(07/12/17)

Q:この[[効果]]は[[対象]]を取りますか?~
A:[[発動]]時に[[戻す]][[カード]]を選択しますので[[対象をとる(指定する)効果]]になります。(07/12/17)

Q:[[自分]]が[[モンスター]]の[[生け贄召喚に成功した]]時に必ずこの[[効果]]を[[発動]]させなくてはいけませんか?~
Q:[[自分]]が[[モンスター]]の[[アドバンス召喚に成功した]]時に必ずこの[[効果]]を[[発動]]させなくてはいけませんか?~
A:いいえ、[[発動]]するかどうかは[[自分]]で選ぶことができます。(07/12/17)

Q:[[自分]]がこの[[効果]]を[[発動]]しなかった場合、[[相手]]側だけが[[デッキ]]の上に[[カード]]を[[戻す]]ことが可能ですか?~
A:[[効果]]自体が[[発動]]されてませんので、[[相手]]側だけが[[デッキ]]の上に[[カード]]を[[戻す]]ような事はしません。(07/12/17)

Q:一方の[[プレイヤー]]のみが[[デッキの一番上]]に[[戻す]]ことはできますか?~
A:この[[効果]]を[[発動]]した[[プレイヤー]]は必ず[[デッキの一番上]]に戻します。~
 [[相手]]側は[[デッキの一番上]]に戻さないことも可能です。(07/12/17)

Q:[[お互い]]の[[プレイヤー]]が[[デッキの一番上]]に[[戻す]]ことになった場合に[[チェーン]]で[[《ロスト》]]を[[発動]]して、一方の[[プレイヤー]]の[[対象]]を[[除外]]した場合、どうなりますか?~
A:[[調整中]](08/09/24)

Q:[[《レベル変換実験室》]]を用いてこの[[カード]]の[[レベル]]を上げ、[[生け贄召喚に成功した]]場合、この[[カードの効果]]は[[発動]]しますか?~
Q:[[《レベル変換実験室》]]を用いてこの[[カード]]の[[レベル]]を上げ、[[アドバンス召喚に成功した]]場合、この[[カードの効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[調整中]](08/09/24)

Q:[[墓地]]で選択する[[カード]]を[[お互い]]に[[確認]]することはできますか?~
A:できます。(08/08/20)

Q:この[[カード]]が[[表側表示]]に存在する時に[[《光帝クライス》]]を[[生け贄召喚]]した場合、どちらの[[効果]]が先に[[発動]]しますか?~
Q:この[[カード]]が[[表側表示]]に存在する時に[[《光帝クライス》]]を[[アドバンス召喚]]した場合、どちらの[[効果]]が先に[[発動]]しますか?~
A:[[同時に複数のカードが発動した場合]]に従って処理を行います。(07/12/26)

Q:この[[カード]]が[[表側表示]]で存在する時に[[上級モンスター]]を[[生け贄セット]]した場合、この[[カード]]の[[モンスター効果の発動]]はできますか?~
A:[[生け贄セット]]も[[生け贄召喚に成功した]]として扱いますので、[[発動]]できます。(08/06/15)
Q:この[[カード]]が[[表側表示]]で存在する時に[[上級モンスター]]を[[アドバンスセット]]した場合、この[[カード]]の[[モンスター効果の発動]]はできますか?~
A:[[アドバンスセット]]も[[アドバンス召喚に成功した]]として扱いますので、[[発動]]できます。(08/06/15)

//質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//質問だけの投稿はお止めください。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。