《エンペラー・ストゥム/Emperor Sem》

効果モンスター
星4/光属性/悪魔族/攻1300/守2200
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分がモンスターのアドバンス召喚に成功した時、
お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地に存在するカード1枚を選択し、
デッキの一番上に戻す事ができる。

 週刊少年ジャンプ(2008年3号) 付属カードとして登場した光属性悪魔族下級モンスター
 お互い墓地からカードデッキトップ戻す事ができる誘発効果を持つ。

 アドバンス召喚に成功した時点で、このカードフィールドに存在しなければならない。
 つまり、このカード以外のモンスターと、それをアドバンス召喚のためにリリースする手間が必要なのである。
 いくらこのカードが優秀な守備力を持っているとはいえ、これは困難である。

 やはり、毎ターンリリース確保が容易な【帝コントロール】等でなければ有効な活用は難しいだろう。
 その場合にも、事前に効果等で破壊しておいたカードをもう一度相手に使わせることになったりしては意味がない。
 破壊効果ではない《風帝ライザー》《邪帝ガイウス》辺りが相棒候補となる。
 あるいは、《エンペラー・オーダー》を併用しても良い。

 状況に合わせて必要な魔法・罠カードの再利用が行える点も魅力的ではある。
 ただし、その点は相手も同じなので、使う状況を見誤るとこちらが不利になりかねない。
 《血の代償》などを使わずにアドバンス召喚を行った場合、先にドローフェイズを迎えるのは相手だからである。
 いずれにしろ、戻したカード《マインドクラッシュ》の餌食になり易いので注意。

 自分が劣勢の場合、このカード1枚だけあってもなにもできず、効果発動には確実にもう2枚のカードが必要となる。
 結局、このカードの効果発動できる時点で、すでにこちらに有利な展開となっていることが多いだろう。
 そのため、このカードの役割は相手に追い討ちをかけるためのものにすぎないと考えるべきである。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:この効果発動タイミングはいつですか?
  また、チェーンブロックを作りますか?
A:この効果自分モンスターアドバンス召喚に成功した時に発動できる誘発効果ですのでチェーンブロックは作られます。
  またアドバンス召喚時にその召喚したモンスター誘発効果発動する場合はそれにチェーンをして発動する形になります。(07/12/17)

Q:この効果対象を取りますか?
A:発動時に戻すカードを選択しますので対象をとる(指定する)効果になります。(07/12/17)

Q:自分モンスターアドバンス召喚に成功した時に必ずこの効果発動させなくてはいけませんか?
A:いいえ、発動するかどうかは自分で選ぶことができます。(07/12/17)

Q:自分がこの効果発動しなかった場合、相手側だけがデッキの上にカード戻すことが可能ですか?
A:効果自体が発動されてませんので、相手側だけがデッキの上にカード戻すような事はしません。(07/12/17)

Q:一方のプレイヤーのみがデッキの一番上戻すことはできますか?
A:この効果発動したプレイヤーは必ずデッキの一番上に戻します。
 相手側はデッキの一番上に戻さないことも可能です。(07/12/17)

Q:お互いプレイヤーデッキの一番上戻すことになった場合にチェーン《ロスト》発動して、一方のプレイヤー対象除外した場合、どうなりますか?
A:除外されなかったプレイヤーのみがカードデッキの一番上に戻します。(10/08/30)

Q:《レベル変換実験室》を用いてこのカードレベルを上げ、アドバンス召喚に成功した場合、このカードの効果発動しますか?
A:発動しません。(10/08/30)

Q:墓地で選択するカードお互い確認することはできますか?
A:できます。(08/08/20)

Q:このカード表側表示に存在する時に《光帝クライス》アドバンス召喚した場合、どちらの効果が先に発動しますか?
A:同時に複数のカードが発動した場合に従って処理を行います。(07/12/26)

Q:このカード表側表示で存在する時に上級モンスターアドバンスセットした場合、このカードモンスター効果の発動はできますか?
A:アドバンスセットアドバンス召喚に成功したとして扱いますので、発動できます。(08/06/15)