*《オベリスクの&ruby(きょしんへい){巨神兵};/Obelisk the Tormentor》 [#top]
 通常モンスター(使用不可カード)
 星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守4000
 その者、降臨せしむれば、灼熱の疾風大地に吹き荒れ、
 生きとし生ける者すべて屍とならん。

 [[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 予約特典カード>ゲーム付属カード#DM4]]で登場した[[三幻神]]と呼ばれる神の写し身の1体。~
 公式の[[デュエル]]で使用できない特別な[[カード]]であり、厳密には遊戯王[[OCG]]ではない。~
 表面はシンボルカラーである青色になっており、裏面には一切のロゴや文字が入っていない。~
 使用する際には裏側が分からない様に色付きの[[スリーブ]]に入れ、[[相手]]に使用の了承を得た上で使うことが望ましい。~

-[[イラスト]]では下半身が不自然に黒くぼかされているが、これは元になった原作の絵でここに海馬が立っているためである。~

-[[英語名]]の「Tormentor」は「苦しめる者」という意味。~
「乱暴者」というニュアンスもあり、劇中のオベリスクのイメージに因んで付けられたのだろう。~

-書籍「サウザンド・ルール・バイブル」には、週刊少年ジャンプ編集部による[[《オシリスの天空竜》]]と《オベリスクの巨神兵》の独自[[効果]]再現[[テキスト]]が記載されている。~
(原作で[[《ラーの翼神竜》]]の[[効果]]が登場していない時期の本なので、[[《ラーの翼神竜》]]の[[テキスト]]はない)~
その際の記述は以下の通り。~
第2期であるが故に[[効果]]記述形式が今と異なっている。~
 召喚(特殊召喚扱い)するには、生け贄を3体捧げなければならない。
 2体生け贄に捧げる→そのターンの攻撃時に相手モンスター全てに
 同時攻撃ができるとともに、4000ポイントのライフダメージを相手に与える。
 このカードは魔法・罠・効果モンスターの対象にならない。

*《オベリスクの&ruby(きょしんへい){巨神兵};/Obelisk the Tormentor》 [#n47bf082]
 効果モンスター
 星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守4000
 このカードを通常召喚する場合、
 3体をリリースして召喚しなければならない。
 (1):このカードの召喚は無効化されない。
 (2):このカードの召喚成功時には、
 魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
 (3):このカードは効果の対象にならない。
 (4):自分フィールドのモンスター2体をリリースして発動できる。
 相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
 この効果を発動するターン、このカードは攻撃宣言できない。
 (5):このカードが特殊召喚されている場合、エンドフェイズに発動する。
 このカードを墓地へ送る。

 [[Vジャンプ(2009年2月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2009]]で登場した[[神属性]]・[[幻神獣族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[通常召喚]]する場合3体の[[リリース]]が必要となる[[召喚条件]]、自身の[[召喚]]を[[無効]]にされない[[ルール効果]]、[[召喚に成功した]]時に[[カードの効果]]を[[発動]]できない[[永続効果]]、[[カードの効果]]の[[対象]]にならない[[永続効果]]、[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]を全て[[破壊]]する[[起動効果]]、[[特殊召喚]]された場合[[エンドフェイズ]]に[[墓地へ送られる>墓地へ送る]][[誘発効果]]を持つ。~

 [[通常召喚]]には3体もの[[モンスター]]を[[リリース]]する必要があり、特殊な[[召喚条件]]から[[《死皇帝の陵墓》]]では[[召喚]]できないため、非常に[[重い]][[モンスター]]である。~
 [[【帝コントロール】]]等の[[リリース]]手段が豊富に存在する[[デッキ]]や[[《魔獣の懐柔》]]等の[[リリース]]を用意できる[[カード]]で[[召喚]]を補助すると良いだろう。~

 非常に高い[[ステータス]]に加えて、3種類もの[[耐性]]を持つ。~
 [[召喚]]自体を[[無効]]にする[[《神の宣告》]]等、[[召喚]]成功時に[[発動]]する[[《奈落の落とし穴》]]等、[[対象にとる>対象をとる(指定する)効果]][[除去]][[カード]]である[[《強制脱出装置》]]等に[[耐性]]があり、ひとたび[[召喚]]されれば[[フィールド]]に長く留まり続けることができる。~
 ただし、[[《地砕き》]]等の[[対象をとらない>対象をとる(指定する)効果]][[効果]]や[[《オネスト》]]等の迎撃には注意が必要である。~

 [[起動効果]]は、自身の[[攻撃]]を放棄し[[モンスター]]を2体[[リリース]]することで[[発動]]できる[[《サンダー・ボルト》]]と同様の[[効果]]。~
 ただし、[[モンスター]]のみの[[全体除去]]に自身の[[攻撃]]放棄と[[リリース]]2体は効率が悪く、[[《神獣王バルバロス》]]の方が扱いやすい。~
 また、[[《天罰》]]等の[[破壊]][[効果]]を[[無効]]化する[[カード]]は[[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]であり、この[[効果]]を[[無効]]にされることによって自身が[[破壊]]される恐れがある。~

 [[エンドフェイズ]]に[[墓地]]へ送られるものの、[[特殊召喚]]は可能である。~
 1[[ターン]]限りの[[アタッカー]]とするか、自身を[[コスト]]として[[全体除去]]を行うのもよい。~
 ただし、[[特殊召喚]]時には[[耐性]]はなく、[[《奈落の落とし穴》]]等に簡単に[[除去]]されるおそれがある点には注意が必要である。~

-[[効果]]について~
--この[[カード]]はいかなる場合においても「[[裏側守備表示]]で[[通常召喚]]」することはできない。~
--「[[召喚に成功した]]時、[[魔法・罠>魔法・罠カード]]・[[効果モンスター]]の[[効果]]は[[発動]]できない」[[効果]]は''[[自分]]の[[カード]]にも及ぶ''。~
そのため[[《ダンディライオン》]]等を[[リリース]]して[[召喚]]してもそれらの[[効果]]は[[発動]]せず、[[《冥界の宝札》]]の[[効果]]も使用できない。~

-初の「[[召喚]]を[[無効]]化されない」[[効果]]を持つ[[モンスター]]。~
ただし、[[反転召喚]]は[[無効]]にできる。~
//効率は悪いが、[[《闇の護封剣》]]等で[[裏側守備表示]]にした後、[[反転召喚]]された時に[[《神の宣告》]]等を[[発動]]することで[[無効]]化することができる。~

-[[OCG]]で使用できる初の[[神属性]]かつ[[幻神獣族]][[モンスター]]。~
この[[カード]]の登場により、[[《DNA移植手術》]]で[[神属性]]を、[[《DNA改造手術》]]で[[幻神獣族]]を選択できるようになった。~

-[[《ハードアームドラゴン》]]を[[リリース]]して[[召喚]]した場合、非常に強固な[[耐性]]を得られる。~
もっとも、[[《クイーンマドルチェ・ティアラミス》]]や[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]などには容易に突破されてしまうため、[[耐性]]だけでなく相手の展開を[[妨害する手段>メタを張る]]の併用も考えたほうが良い。~
また、[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]や[[《No.62 銀河眼の光子竜皇》]]など一時的に破格の[[攻撃力]]を得られる[[モンスター]]も増えており、万全な体制を築くのは難しくなってきている。~
さらに[[《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》]]など、この[[コンボ]]と同様の[[耐性]]を最初から持つカードも登場しており以前よりは立場が苦しくなっている。~

-自身の[[ステータス]]を[[強化]]することは難しい。~
[[効果の対象]]にできないため[[単体強化]]が効かず、[[属性]]・[[種族]]が特殊なためにそれらを指定する[[全体強化]]も効かないためである。~
単体でこの[[カード]]を[[強化]]できる[[カード]]は、[[《ガチガチガンテツ》]]・[[《No.20 蟻岩土ブリリアント》]]・[[《オレイカルコスの結界》]]等の一部の[[カード]]しか存在しない。~

-Vジャンプ版の[[イラスト]]は高橋和希氏の新規描き下ろしであり、「記憶編」で登場した「真祖・オベリスク」のデザインとなっている。~
//デュエル・アートのイラスト解説より
[[イラスト]]枠は特徴的な青色から[[OCG]]準拠の橙色となり、[[イラスト]]枠自体も[[ANNIVERSARY PACK]]同様に拡大している。~

-後述の通り、この[[カード]]の全体[[破壊]][[効果]]は原作では「[[効果]][[破壊]]」ではなく「[[攻撃力]]∞による[[全体攻撃]]」という扱いだった。~
[[全体除去]][[効果]]の[[発動]]後に[[攻撃]]できない制限は、この原作設定の名残だろう。~

-「オベリスク(Obelisk)」とは古代エジプトで製作され神殿等に建てられた尖方柱状の記念碑のことであり、「オベリスク」という名前の神は存在しない。~
オベリスクが尖方柱状である理由は、[[太陽神ラー>《ラーの翼神竜》]]の光の矢の象徴とされたためである。~
使い手である[[海馬>《海馬》]]が「[[オシリス>《オシリスの天空竜》]]」と対となる「[[セト>《聖刻龍−セテクドラゴン》]]」の名を持つため、あえて神の名が冠されなかった可能性もある。~

--ちなみにアニメGXでデュエルアカデミアの周囲に立っている柱も「オベリスク」と同形状のものである。~

--文庫版あとがきによれば、デザインモチーフは「西洋の巨神」とのこと。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」が始まるきっかけとして他の2神よりも先に登場した「破壊の[[神>三幻神]]」(記憶編では「大地の神」とも)。~
グールズに他の2枚が奪われる中、最後にエジプト考古局に残った[[神のカード>三幻神]]であり、神奪還を図るイシズの手で海馬に託された。~
高い[[攻撃力]]と強力な[[全体攻撃]]能力はまさに「破壊の神」の名に相応しく、バトルシティ編を通じて海馬の切り札として活躍している。~
神を操る者同士の戦いとなったバトルシティ準決勝「闇遊戯vs海馬」では[[《オシリスの天空竜》]]との激闘の末[[相打ち]]となる。~
その後海馬の敗北に伴いアンティルールによって遊戯の手に渡り、「闇遊戯vs闇マリク」戦では闇遊戯のしもべとして使用された。~
「王の記憶編」においては王(ファラオ)の名の元に[[召喚]]されて盗賊王バクラと激戦を繰り広げ、最終局面においては他の[[三幻神]]と共に[[《光の創造神 ホルアクティ》]]となった。~
闘いの儀「遊戯vsアテム」戦でもアテムによって[[召喚]]されるも、遊戯は[[《サイレント・ソードマン》>サイレント・ソードマン]]・[[速攻魔法]]《時の飛躍−ターン・ジャンプ−》・[[《罅割れゆく斧》]]の3枚の[[コンボ]]により撃破している。~
[[攻撃]]名は「ゴッド・ハンド・クラッシャー」、[[効果]]名は「ゴッド・ハンド・インパクト」。~
劇場版にて登場した、[[《オシリスの天空竜》]]と[[《ラーの翼神竜》]]2体を[[生け贄]]に捧げた時の[[効果]]名は「インフィニティ・ゴッド・インパクト」。~

--原作での[[テキスト]]と主な[[効果]]は以下の通り。
 《THE GOD OF OBELISK》
 The Player shall sacrifice two bodies to God of Obelisk. 
 The opponent shall be damaged. 
 And the monsters on the field shall be destroyed.
 (プレイヤーはオベリスクに2体の生け贄を捧げることで、
  相手にダメージを与え、
  フィールド上のモンスターは破壊される。)
//---[[生け贄召喚]]するには[[生け贄]]を3体捧げなければならない。~
//効果ではなくルール
---[[罠>罠カード]]・[[モンスター効果]]を受けず、[[魔法カード]]の[[効果]]は1[[ターン]]のみ受け付ける。~
---[[相手]][[自分]]の[[ターン]]を問わず、[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]2体を[[生け贄に捧げる]]事でこの[[カード]]の[[攻撃力]]は∞(無限)となる。~
//↑ここは原作の効果の基本的な事のみを記載しています。極力いじらないで下さい。
//トラブルの原因になるのでOCG形式のテキストでは表記しないことになっています。
//http://yowiki.yugioh-portal.net/bbs/read.cgi?no=185
--~
[[三幻神]]ということで他の[[最上級モンスター]]よりも1体多くの[[生け贄]]が必要だが、[[カード]][[効果]]への[[耐性]]が備わっている。~
また、安定した[[攻撃力]]を持つので気兼ねなく攻められるうえ、2体の[[生け贄]]を用意するだけでいつでも全体[[破壊]]ができる。~
まさに「[[ビートダウン]]」という言葉を体現した神であり、[[使用者>《海馬》]]と共にその力で圧倒的な活躍を見せた。~

---原作では「海馬vsデュエルロボ」戦のみ王国編に近いルールであり、[[生け贄]]なしで[[通常召喚]]されその[[効果]]で勝利した。~
アニメ版ではデュエルロボの使用した[[《サイバーポッド》]]の[[効果]]を利用して[[生け贄召喚]]し、その[[効果]]も使用して勝利している。~

---アニメ版バトルシティの「遊戯vs海馬」戦では、[[攻撃力]]が無限になる[[効果]]が「[[相手]][[プレイヤー]]と[[相手]][[モンスター]]すべてに4000ポイントの[[戦闘ダメージ]]を与える[[効果]]」となっていた。~
海馬は[[《オシリスの天空竜》]]を[[破壊]]できずともこの[[効果]]で遊戯の[[ライフポイント]]を0とする作戦を立てていたが、[[《クリボー》]]の[[効果]]で[[戦闘ダメージ]]を[[無効]]化されている。~
その後の「遊戯vs闇マリク」戦では原作通りの[[効果]]に戻っている。~
ただ、その後の「遊戯vs闇マリク」戦では原作通りの[[効果]]に戻っているため、[[効果]]が変更になったわけではないようである。~
//アニメ版のこの[[カード]]は[[効果]]を選択できたのだろうか?~

--原作漫画の初登場時は指が4本だが、再登場時には5本になっている。~
「王の記憶編」では現代の姿とは違い、顔や胸に模様が入っていたが、これは永き時が過ぎた事により現代の姿に変容したためとのこと。~
この姿は「遊戯王R」では「真祖・オベリスク」と呼ばれている。~
//デュエル・アートのイラスト解説より

--「海馬vsイシズ」戦ではこの[[カード]]を[[生け贄]]に含めて[[《青眼の白龍》]]を[[生け贄召喚]]している。~
しかし原作のルールでは、[[レベル]]7以上の[[生け贄召喚]]の[[生け贄]]にできるのは[[レベル]]6以下に限定されているため、本来この行為はできない。~

--アニメDMオリジナルストーリーの「ドーマ編」では「ドーマの三銃士」に奪われ、「遊戯vsグリモ」戦でグリモによって使用された。~
[[フィールド魔法]][[《オレイカルコスの結界》]]により「ダーク・オべリスク」となったが、[[魔法カード]]《ブレイブアタック》([[《ユニオン・アタック》]]参照)によって[[強化]]された[[磁石の戦士]]3体に[[戦闘破壊]]された。~

--劇場版「光のピラミッド」でも闇遊戯が使用。~
[[《光のピラミッド》]]の[[効果]]により他2体の神と共に[[除外]]されたが、後に[[《異次元からの帰還》]]の[[効果]]で[[帰還]]する。~
2体の神を[[生け贄]]に捧げて自身の[[効果]]を[[発動]]し、[[攻撃力]]35000の[[《スフィンクス・アンドロジュネス》]]を[[戦闘破壊]]して[[フィニッシャー]]になっている。~

--遊戯王Rでも闇遊戯が使用している。~
「遊戯vs天馬夜行」戦にて[[《死者蘇生》]]で[[蘇生]]され、衛兵トークンを[[生け贄]]に捧げることで[[攻撃力]]を加減算の不可能な数値である無限大に上昇させた。~
その後、[[装備魔法]]《神の進化》によって[[《ラーの翼神竜》]]および[[《邪神アバター》]]と同等の最上位の格を与えられ、同じく無限大の[[攻撃力]]を持つ[[《邪神アバター》]]と[[相殺>相打ち]]した。~
単行本3巻の読みきり特別編では他の神と共にゲームショップ「亀」に陳列されているが、この時[[テキスト]]が一部異なっている(「shall」が「shell」になっている)。~
---最上級のランクが与えられた際は、記憶編の姿へと変化していた。~

--劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』の「藍神vs海馬」戦では海馬が使用。~
[[アンディメンション化>方界カウンター]]された[[《青眼の白龍》]]2体と[[《青眼の亜白龍》]]を[[リリース]]して[[召喚]]された。~
//劇場版のカウンターゲートはドローしたモンスターを「特殊召喚する」効果だと解説されていたので召喚不可
アニメ版の[[効果]]を継承しており、《クリスタル・ドラゴン》2体を[[破壊]]することで藍神および[[《方界超獣バスター・ガンダイル》]]に4000ポイントの[[戦闘ダメージ]]を与えた。~
神としての特殊な[[耐性]]は健在であり、[[《方界曼荼羅》]]により[[モンスター効果]]の[[発動]]が完全に封じられた状況においても[[効果]]を[[発動]]していた。~
この時、「[[モンスター効果]]は全て封じたはず」と驚愕する藍神に対し、海馬は「モンスターではない、神だ!」との海馬節を言い放っている。~
この時、「[[モンスター効果]]は全て封じたはず」と驚愕する藍神に対し、海馬は「モンスターではない、神だ!」と言い放っている。~

---本来は海馬の[[デッキ]]に入っていない[[モンスター]]だったが、海馬は[[デュエル]]の舞台に存在する「闘いの儀」の記憶を利用して地面から[[ドロー]]した。~
「闘いの儀」で使用されたのはM&Wの[[カード]]としての《オベリスクの巨神兵》だったが、こちらはアテムの記憶を読み取ったためか上記の「王の記憶編」での姿となっている。~
なお、この時の海馬の[[デッキ]]は[[カード]]の存在しない、データとパワービジョンでの構成であり、本来のこの[[カード]]は神殿の地中深くに失われたと説明されている。~

---本来[[生け贄]]となる部分を[[破壊]]として扱っているのは、同作において[[リリース]]・[[生け贄]]という単語の使用を避けているため。~
またクリスタル・サーバでの[[カード名]]は[[OCG]]と同じ《Obelisk the Tormentor》となっている。~
ちなみに、次元領域[[デュエル]]では[[モンスター]]の[[召喚]]に[[リリース]]は必要なかったが、神であるためかこの[[カード]]は3体の[[リリース]]を消費していた。~
更に言えば、この時海馬の[[モンスターゾーン]]は[[アンディメンション化>方界カウンター]]された[[《青眼の白龍》]]ら5体の[[モンスター]]が埋め尽くしてしまっており、この[[コスト]]が逆に有利に働いたと言える。~

--アニメGXにおいては、他の2体の神がそれぞれ[[デュエル]]で使用されたものの、この[[カード]]は一度も登場することはなかった。~
ただ、第15話で2体のオベリスクが妖精の羽を生やして花の周りを飛び交うというシュールなシーンはあった。~
また、《クイズ・パネル・&ruby(あお){オベリスク};の30》の[[イラスト]]に描かれている。~

---GXの舞台「デュエルアカデミア」には実力ごとに分けられた3つの寮があるが、この[[カード]]の名を冠された「オベリスク・ブルー」がその最高の地位に位置づけられている。~
かつてこの[[カード]]の使い手だった[[オーナー>《海馬》]]の趣向だと思われる。~
ちなみに、原作では[[《ラーの翼神竜》]]が[[三幻神]]の最高階級に位置するのだが、アニメ設定では3体は全て同格の位置づけである。~

---アニメARC-Vにおけるデュエルアカデミアにも、「オベリスクフォース」という名の組織が存在する。~

--高橋和希が寄稿した『超こち亀』では、主人公の両津勘吉がデュエリストに扮し、眉毛の立派なオベリスクを[[召喚]]している。~
その縁もあってか、映画『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!』において、落としたこの[[カード]]を探している子供が登場した。~
鈴木信也氏の漫画『Mr.FULLSWING』では、海馬のコスプレをした主人公・猿野が[[攻撃力]]5000の《オベリスクの巨神兵》を[[召喚]]している。~

-コナミのゲーム作品において―~
ゲームでは[[DM4>ゲーム付属カード#DM4]]で初登場。~
[[種族]]は[[戦士族]]であり、「[[相手]][[フィールド]]上の全ての[[モンスター]]を[[破壊]]し、[[相手]]に4000ポイントの[[ダメージ]]を与える。」という強力な[[起動効果]]を持つ。~
[[発動]]すればその後の[[攻撃]]もあわせて8000の[[ライフポイント]]を奪えるようにも見えるが、このゲームではルール上[[効果]]を使用した[[モンスター]]はその[[ターン]]に[[攻撃]]できない。~
[[DM7>ゲーム付属カード#DM7]]・[[DM8>ゲーム付属カード#DM8]]では上記の能力に加え、「[[カードの効果]]で自分[[フィールド]]から移動しない」という[[三幻神]]共通の[[耐性]]を手に入れた。~
なお、この[[カード]]自身の効果は[[三幻神]]共通の[[耐性]]を無視して[[破壊]]する事が可能である。~

--DM4・7・8は[[OCG]]とは異なるルールの作品であり、[[OCG]]ルールで使用可能になったのは[[NIGHTMARE TROUBADOUR>ゲーム付属カード#NT]]からである。~
以降のゲーム作品での[[効果]]は以下の通り。~
 効果モンスター
 星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守4000
 このカードを通常召喚する場合、
 自分フィールド上に存在するモンスター3体をリリースして
 アドバンス召喚しなければならない。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 このカードを魔法・罠・モンスターの効果の対象にする事はできない。
 自分フィールド上に存在するモンスター2体をリリースする事で、
 相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
 特殊召喚されたこのカードは、エンドフェイズ時に墓地へ送られる。

--[[WCS2007>ゲーム付属カード#WCS2007]]の世界大会でのみ用いられる[[禁止・制限カード]]リストでは[[制限カード]]に指定されている。~

--[[遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTION>遊戯王オンライン]]ではNPCの[[海馬>《海馬》]]が使用していたが、一般[[プレイヤー]]は入手できない[[カード]]だった。~
一応、[[《アマゾネスの鎖使い》]]や[[《エクスチェンジ》]]等の[[効果]]で奪う事により、その[[デュエル]]限定で[[プレイヤー]]も使用する事はできた。~

--フォルスバウンドキングダムでは「神のマスター」のアビリティを持つプレイヤーが「オベリスク・ソウル」を使用する事で使用できる特殊な[[モンスター]]。~
このゲームの[[モンスター]]の中で、[[《ラーの翼神竜》]]を抜き最高の[[ステータス]]を誇る。~
このゲームでの通常[[攻撃]]名は「デストラクション・フラッシュ」であり、全体[[攻撃]]及び、[[三幻神]]への通常[[攻撃]]が「ゴッド・ハンド・クラッシャー」、[[三幻神]]を含む全体[[攻撃]]が「ゴッド・ハンド・インパクト」になる。~

**関連カード [#card]
-[[三幻神]]
-[[《光の創造神 ホルアクティ》]]

―この[[カード]]をモチーフとする[[モンスター]]
-[[《幻魔皇ラビエル》]]
-[[《邪神ドレッド・ルート》]]

―その他類似した[[効果]]を持つ[[カード]]
-[[《サンダー・ボルト》]]

-[[《ギルフォード・ザ・ライトニング》]]
-[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]

-[[《竜魔人 キングドラグーン》]]

-[[《イーグル・アイ》]]
-[[《華麗なる潜入工作員》]]
-[[《忍び寄るデビルマンタ》]]
-[[《侵略の炎》]]
-[[《BF−流離いのコガラシ》]]
//-[[《ラーの翼神竜》]]
//三幻神に含まれるためco

-[[《ボーンクラッシャー》]]

―《オベリスクの巨神兵》の姿が見られる[[カード]]
-[[《墓守の審神者》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
―使用不可[[カード]]
-[[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 海馬デッキ 予約特典カード>ゲーム付属カード#DM4]] G4-02 &size(10){[[Secret]]};
-[[遊戯王デュエルモンスターズインターナショナル ワールドワイドエディション 付属カード>ゲーム付属カード#GBI]](英語版) GBI-002 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};
-[[決闘王の記憶−決闘都市編−]] &size(10){[[Ultra]]};

―使用可能[[カード]]
-[[Vジャンプ(2009年2月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2009]] VJMP-JP037 &size(10){[[Ultra]]};
-[[GOLD SERIES 2014]] GS06-JP001 &size(10){[[G-Secret>Secret]]};
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:闇遊戯]] 15AX-JPY58 &size(10){[[Millennium>N-Parallel#MR]],[[Secret]]};
-[[MILLENNIUM BOX GOLD EDITION]] MB01-JPS02 &size(10){[[Millennium>N-Parallel#MR]]-[[Gold]]};
-[[劇場版 遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS 横浜市イベント配布カード>劇場版遊戯王配布カード#MVPC]] MVPY-JP001 &size(10){[[KC>Parallel#KC]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[自分]]の[[モンスター]]3体を[[リリース]]し、[[裏側守備表示]]で[[通常召喚]]する事はできますか?~
A:いいえ、できません。(08/12/20)

Q:この[[召喚]]方法は[[アドバンス召喚]]として扱いますか?~
  ([[《アンデットワールド》]]等との兼ね合い)~
A:はい、[[アドバンス召喚]]扱いになります。(08/12/20)

Q:[[《クリッター》]]や[[《ゴブリンゾンビ》]]等を[[リリース]]して[[召喚]]した場合、[[リリース]]した[[モンスター]]の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。(08/12/20)

Q:[[《血の代償》]]を使い「チェーン2以降で」[[《クリッター》]]や[[《ゴブリンゾンビ》]]等を[[リリース]]して[[召喚]]した場合、[[リリース]]した[[モンスター]]の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、この場合は[[召喚に成功した]]タイミングを通り過ぎているため[[《血の代償》]]を含む[[チェーン]]の処理後に[[発動]]します。(09/12/10)

Q:この[[カード]]が[[召喚に成功した]]とき、[[《No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ》]]の[[効果]]を受けた[[《セイクリッド・プレアデス》]]は[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]可能です。(15/10/23)

Q:[[《死皇帝の陵墓》]]で3000[[ライフ]]を支払いこの[[カード]]を[[召喚]]できますか?~
A:いいえ、できません。(08/12/20)

Q:2体の[[リリース]]は[[コスト]]ですか?~
A:[[コスト]]になります。(08/12/24)

Q:[[破壊]][[効果]]を[[発動]]する時にこの[[カード]]自身ともう1体の[[モンスター]]を[[リリース]]できますか?~
A:はい、できます。(08/12/24)

Q:[[エンドフェイズ]]時の、自身を[[墓地へ送る]][[誘発効果]]に[[チェーン]]し、[[《皆既日蝕の書》]]で《オベリスクの巨神兵》が[[裏側守備表示]]になった場合どうなりますか?~
A:《オベリスクの巨神兵》の、[[エンドフェイズ]]にて自身を[[墓地へ送る]][[効果]]に[[チェーン]]をして[[《皆既日蝕の書》]]を[[発動]]し、《オベリスクの巨神兵》が[[裏側守備表示]]になった場合でも、《オベリスクの巨神兵》は[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]。(09/02/10)

Q:[[《浅すぎた墓穴》]]で[[特殊召喚]]した[[裏側表示]]の状態のこの[[モンスター]]は[[エンドフェイズ]]に[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]か?~
A:[[裏側表示]]で存在する場合、[[エンドフェイズ]]時に[[墓地へ送られる>墓地へ送る]][[効果]]は[[発動]]しません。(09/01/02)

Q:[[《浅すぎた墓穴》]]で[[特殊召喚]]したこの[[モンスター]]が[[リバース]]しました。[[エンドフェイズ]]に[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]か?~
A:はい、[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]。[[反転召喚]]した場合も同じです。(09/01/02)

Q:[[特殊召喚]]したこの[[モンスター]]を[[《皆既日蝕の書》]]等で[[裏側守備表示]]にして、その後に[[表側表示]]になった場合、その[[表側表示]]になったターンの[[エンドフェイズ]]に[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]か?~
A:はい、[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]。(09/01/12)

Q:[[特殊召喚]]したこの[[モンスター]]を[[《皆既日蝕の書》]]で[[裏側守備表示]]にしました。[[エンドフェイズ]]に[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]か?~
A:[[裏側表示]]で存在する場合、[[エンドフェイズ]]時に[[墓地へ送られる>墓地へ送る]][[効果]]は[[発動]]しません。(09/01/02)

Q:[[特殊召喚]]したこの[[モンスター]]を[[《異次元の精霊》]]で[[除外]]しました。~
  次の[[ターン]]に[[フィールド]]に[[戻った>戻す]]この[[モンスター]]は[[エンドフェイズ]]に[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]か? ~
A:[[エンドフェイズ]]時に[[墓地へ送られる>墓地へ送る]][[効果]]は[[発動]]します。(11/12/09)

Q:[[《スキルドレイン》]]が[[適用]]されている場合、この[[カード]]は[[エンドフェイズ]]に[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]か?~
A:[[《スキルドレイン》]]が[[適用]]されている間は[[無効]]になり[[墓地へ送られません>墓地へ送る]]。~
  [[《スキルドレイン》]]が[[適用]]されなくなった[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]。(09/01/06)

Q:[[《光と闇の竜》]]が存在する場合、[[エンドフェイズ]]に[[墓地へ送られる>墓地へ送る]][[効果]]はどうなりますか?~
A:[[《光と闇の竜》]]の特殊ルールを適用、[[《光と闇の竜》]]の[[攻撃力]]または[[守備力]]が下がらなくなるまで、この[[カードの効果]]が繰り返し[[発動]]します。(09/01/06)

Q:この[[カード]]を[[召喚]]した時[[《つまずき》]]等、既に[[表側表示]]で存在する[[永続魔法]]等の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、その場合も[[発動]]しません。(08/12/24)

Q:この[[カード]]の登場により[[《DNA移植手術》]]で[[神属性]]を、[[《DNA改造手術》]]で[[幻神獣族]]をそれぞれ[[宣言]]する事ができるようになりますか?~
A:はい、できます。(08/12/20)

Q:この[[カード]]が[[召喚に成功した]]タイミングで、[[《激流葬》]]や[[《奈落の落とし穴》]]を[[発動]]し、[[破壊]]することは可能ですか?~
A:この場合[[発動]]そのものが不可能なので[[破壊]]もできません。(08/12/20)

Q:この[[カード]]の登場によって、以前に出たゲームの特典《オベリスクの巨神兵》を大会等での使用は可能ですか?~
A:いいえ、以前ゲーム特典として付属した《オベリスクの巨神兵》は使用する事ができません。今回のVジャンプに付属した《オベリスクの巨神兵》のみ公式で使用可能となります。(08/12/30)

Q:[[《スキルドレイン》]]が存在する時の《オベリスクの巨神兵》の[[召喚]]に対して[[《神の宣告》]]を[[発動]]する事はできますか?~
A:できません。(09/01/20)

Q:《オベリスクの巨神兵》の[[アドバンス召喚]]に[[《クロス・ソウル》]]を使用することはできますか?~
A:[[《クロス・ソウル》]]の[[対象]]に選択された[[相手]][[モンスター]]と、[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を合計3体[[リリース]]して、《オベリスクの巨神兵》を[[アドバンス召喚]]する事ができます。(09/02/24)

Q:《オベリスクの巨神兵》を[[《リビングデッドの呼び声》]]で[[特殊召喚]]しました。このターン中に[[《サイクロン》]]等で[[《リビングデッドの呼び声》]]が[[破壊]]された場合、《オベリスクの巨神兵》はどうなりますか?~
A:[[テキスト]]に「この[[カード]]は[[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]]・[[効果モンスター]]の[[効果の対象]]にできない。」と記述されていますが、この場合、この[[テキスト]]に該当しない[[効果]]のため、《オベリスクの巨神兵》は[[破壊]]され、[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]。(12/03/07)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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