*《-/The Seal of Orichalcos》 [#wb633b3b]
//《オレイカルコスの結界》はアニメ及び下記のOCG使用可能カードの名前でしかないので、こちらのカードの名前としては不適
 Field Spell
 This Spell Card is impervious to negation, destruction, and removal. 
 Increase the ATK power of all your monsters by 500.
 You control a back row of monsters that cannot be attacked while a monster is in the front row.
 Send this card from your hand to the Graveyard to negate and destroy any card.
 The soul of whichever Duelist loses this Duel is forfeit to the winner.


 日本語訳
 フィールド魔法
 このカードはいかなる場合にも無効にならず、破壊および除外することもできない。
 自分フィールド上に存在するモンスターは攻撃力が500ポイントアップする。
 自分フィールド上に前衛モンスターが存在する限り、後衛モンスターを攻撃することはできない。
 このカードを手札から墓地に送る事で、あらゆるカードを無効にし破壊する。
 このデュエルに敗北したデュエリストは勝者に魂を奪われる。

 [[UpperDeck]]社が2005年に配布した[[プロモカード]]。~
 [[無効]]・[[破壊]]・[[除外]]に対する[[耐性]]、[[自分]][[モンスター]]を強化する[[効果]]、[[魔法&罠カードゾーン]]に[[モンスター]]を配置できる[[効果]]、あらゆる[[カード]]を[[無効]]にし[[破壊]]する[[効果]]、敗者の魂を奪う[[効果]]を持つ。~

 アニメDMオリジナルエピソード「ドーマ編」にて登場した《オレイカルコスの結界》をそのまま再現している。~
 [[無効]]・[[破壊]]・[[除外]]に[[耐性]]を持つ非常に強固な[[フィールド魔法]]だが、何故か[[バウンス]]や[[墓地へ送る]][[効果]]には無力である。~

-[[テキスト]]にある「前衛」とは[[モンスターカードゾーン]]、「後衛」とは[[魔法&罠カードゾーン]]の事を指す。~
つまり、[[魔法&罠カードゾーン]]にも[[モンスター]]を配置できるという、他に類を見ない[[効果]]を持っている。~
これにより[[《切り込み隊長》]]を後衛に置く事で容易に[[ロック]]ができたり、[[《真炎の爆発》]]などで[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]が最大9体に増加させたりする等の利点がある。~


-[[カード]]の左下には「Not an Official Yu-Gi-Oh! TCG Card.」すなわち「遊戯王トレーディングカードゲームの公式カードではありません」と書かれている。~
その性質上、[[《Get Your Game On!》]]と同様に一切のゲーム作品に登場していない。~
[[テキスト]]も他の[[カード]]では見られない表現が見られる。

*《オレイカルコスの&ruby(けっかい){結界};/The Seal of Orichalcos》 [#t00bf374]
 フィールド魔法
 このカードの発動時に、自分フィールド上の特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
 このカードがフィールド上に存在する限り、
 自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できず、
 自分フィールド上のモンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
 1ターンに1度、このカードはカードの効果では破壊されない。
 自分フィールド上にモンスターが表側攻撃表示で2体以上存在する場合、
 相手は攻撃力の一番低いモンスターを攻撃対象に選択できない。
 「オレイカルコスの結界」はデュエル中に1枚しか発動できない。
//ソース:9/21発売のVJより

 [[EXTRA PACK 2012]]で登場した[[フィールド魔法]]。~
 自分の[[特殊召喚]]された[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]、[[エクストラデッキ]]からの[[特殊召喚]]を封印する[[効果]]、自軍の[[モンスター]]を[[強化]]する[[効果]]、[[破壊]][[耐性]][[効果]]、[[攻撃]]抑止[[効果]]、デュエル中に1枚のみしか使用できない[[効果]]を持つ。~

 [[攻撃力]]を500ポイントアップさせる[[効果]]は、[[種族]]・[[属性]]を問わず[[自分]][[モンスター]]全てに適用される。~
 [[《強者の苦痛》]]と比較すると[[フィールド魔法]]であるため[[サーチ]]しやすく、[[直接攻撃]]時の[[ダメージ]]も増加できるため、[[全体強化]]としては非常に強力。~

 [[攻撃力]]の一番低い[[モンスター]]への[[攻撃]]制限[[効果]]は[[《ガリトラップ−ピクシーの輪−》]]と同じ[[効果]]。~
 直接的な影響力は高くはないが、[[《切り込み隊長》]]や同じ[[攻撃力]]の[[モンスター]]で[[ロック]]を組むことができる。~
 [[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]など、[[ステータス]]は低いが維持すれば強力な[[モンスター]]を守りやすい。~

 また、1[[ターン]]に1度、[[カードの効果]]による[[破壊]]を防ぐことができるため、場持ちが良い。~
 [[フィールド魔法]]を生命線とする[[【Sin】]]や[[【地縛神】]]では有用であり、[[攻撃宣言]]時に[[《サイクロン》]]を撃たれるなどして[[攻撃力]]の再逆転を狙われる心配も少ない。~
 自分の[[破壊]][[効果]]にも耐性があるため、自分は[[《大嵐》]]を[[フィールド魔法]]を維持したまま使用でき、[[《ライトレイ ダイダロス》]]の[[ディスアドバンテージ]]を軽減する事も可能。~
 ただし、[[《大嵐》]]に[[チェーン]]して[[相手]]に[[《サイクロン》]]等を使用されると2回[[破壊]]され、突破されるので注意したい。~
 [[デュエル]]中に一度しか[[発動]]できない[[デメリット]]も相まって[[バウンス]]には弱い。~

 上記の様に様々な利点があるが、その反面[[デメリット]]が非常に重い。~
 [[発動]]時に[[特殊召喚]]されている[[モンスター]]を[[破壊]]してしまうため、展開した[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]、[[蘇生]]させた[[モンスター]]が[[フィールド]]から離れてしまう。~
 [[エクシーズモンスター]]を維持したまま使用するなら[[《始祖の守護者ティラス》]]や[[《ガチガチガンテツ》]]などの[[耐性]]を持っている[[モンスター]]を使うか、[[《皇の波動》]]などで守りたい。~
 あるいは[[通常召喚]]されている[[モンスター]]しかいない場合等の[[破壊]]される[[モンスター]]がいない状況や、[[《マジック・ディフレクター》]]を事前に[[発動]]し、一時的に[[無効]]にしてもいいだろう。~
 [[《発条機雷ゼンマイン》]]など[[破壊された]]時に使用できる[[効果]]を持つ[[モンスター]]の[[効果]]を能動的に使うという使い方をするのも手。~

 また、[[エクストラデッキ]]から[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できなくなる[[効果]]も持つ。~
 単純に[[融合召喚]]・[[エクシーズ召喚]]・[[シンクロ召喚]]を封じられ、[[エクストラデッキ]]から[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]が展開出来なくなってしまう。~
 そのため、これらを使う[[デッキ]]に安易に投入するのは考え物であり、逆に首を絞めることになってしまう。~

 もっとも、[[【Sin】]]や[[【地縛神】]]などの[[メインデッキ]]の[[モンスター]]を利用する[[デッキ]]や、[[儀式召喚]]主体の[[デッキ]]ではこの[[デメリット]]は軽くなる。~
 [[攻撃力]]強化の恩恵は減るが、[[《マジック・ディフレクター》]]や[[《神禽王アレクトール》]]などで一旦[[無効]]にして[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]するのも手か。~
 また、[[エクストラデッキ]]以外からの[[特殊召喚]]には干渉しないため、[[蘇生]]、[[帰還]][[効果]]を使ってもいい。~

 しかしそうまでして[[発動]]しても[[デュエル]]中に一度しか[[発動]]できないため、一度[[フィールド]]を離れると[[発動]]自体不可能になってしまう。~
 [[バウンス]]や[[フィールド魔法]]を上書きされて[[破壊]]された場合、2枚目以降のこの[[カード]]を[[発動]]し上書きし直すことができない。~
 そのため、この[[カード]]に依存した[[デッキ]]構築をするのは難しい。~
 [[【Sin】]]や[[【地縛神】]]など多数の[[フィールド魔法]]を駆使する[[デッキ]]における選択肢の一つとして使うか、[[カウンター罠]]や[[《Sin スターダスト・ドラゴン》]]で徹底的に守るかをあらかじめ想定しておいた方がいいだろう。~

 総じて、そのまま[[発動]]した場合は[[エクストラデッキ]]に比重を置きやすい[[デッキ]]では使いにくく、[[メインデッキ]]の[[モンスター]]を主体とする[[デッキ]]で活躍する[[カード]]と言える。~

-[[《終焉の地》]]の[[効果]]で[[フィールド魔法]]を[[発動]]した場合、[[発動]]時の[[効果]]は処理されない。~
そのため[[《終焉の地》]]を使用することで[[特殊召喚]]された[[モンスター]]の[[破壊]]を回避できる。

-[[発動]]時に[[特殊召喚]]されている[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]と[[デュエル]]中に一度しか[[発動]]できない[[デメリット]]は[[《擬似空間》]]で[[効果]]をコピーする場合には一切適用されない。~
結果として[[攻撃力]]を500ポイント上げる[[効果]]と、1[[ターン]]に1度、[[カードの効果]]による[[破壊]]を防ぐ[[効果]]、[[エクストラデッキ]]から[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できなくなる[[効果]]のみが適用される。~
// [[エクストラデッキ]]から[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できなくなる[[効果]]は、[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]後に[[《擬似空間》]]でコピーすることで回避できるようになるので、この[[カード]]を使用する際の選択肢としては十分考えられうる。~

-[[《ドル・ドラ》]]のような「[[効果]]は[[デュエル]]中に1度しか使用できない」という[[カード]]は今まで何枚かあったが、「[[デュエル]]中に1枚しか[[発動]]できない」という[[カード]]はこの[[カード]]が初である。~

-英語版[[テキスト]]によれば、[[特殊召喚]]した[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]のみ[[チェーンブロック]]を作る。~

-[[《世界の平定》]]を[[発動]]時に[[チェーン]]すれば、[[特殊召喚]]されている[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]を[[無効]]にできる。~

-「オレイカルコス」については[[《オレイカルコス・シュノロス》]]を参照。

-海外版の[[Legendary Collection 3: Yugi's World]]の新[[カード]]として、海外で最初に発表された[[カード]]。~
その後、[[Legendary Collection 3: Yugi's World]]がまだ発売されない内に[[EXTRA PACK 2012]]に収録される事が発表された。~
発売日は前者のほうが11日だけ早いため、一応この[[カード]]は海外先行[[カード]]となる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメDM「ドーマ編」のキー[[カード]]。~
世界を牛耳り、現代文明の破滅を目論む秘密結社「ドーマ」の構成員のみが持つ[[カード]]であり、敗者の魂を奪う。~
初登場は「闇遊戯vsグリモ」戦。~
「[[魔法&罠カードゾーン]]にも[[モンスター]]を配置できる」「あらゆる[[効果]]によって[[除去]]されない」「他の[[カードの効果]]によって[[無効]]にされない」「自分の[[モンスター]]をダークモンスター化させ一方的に強化」といった反則的な[[効果]]を発揮。~
加えて、選ばれたデュエリストしか扱えないはずの[[神のカード>三幻神]][[《オベリスクの巨神兵》]]をコントロールしたり、闇遊戯の千年パズルの能力を封じたりといった超自然的な能力で闇遊戯を追い詰めた。~
その後もドーマ編のほとんどの[[デュエル]]で登場し、数多くのデュエリストの魂を奪った。~
「闇遊戯&海馬vsダーツ」戦では[[魔法カード]]《オレイカルコス・デウテロス》と《オレイカルコス・トリトス》によって強化され、「オレイカルコスの三重結界」と呼ばれる形態になる。~
しかし、闇遊戯が《レジェンド・オブ・ハート》で3人の「伝説の騎士」を[[召喚]]した事により、まとめて[[破壊]]された。~

--劇中では「エノク語」と呼ばれる言語で[[テキスト]]が書かれていた。~
この[[カード]]を発動した[[プレイヤー]]および[[モンスター]]は目が赤く光り、額にこの[[カード]]の[[イラスト]]と同じ紋章が浮かび上がる。~
また、この[[カード]]の[[発動]]中はお互いの[[プレイヤー]]を結界が覆い、[[デュエル]]に決着が付くまで出入りは不可能になる。~
敗者の心の闇が増幅していた場合、その魂はこの[[カード]]に封じられ、オレイカルコスの神への[[生け贄]]となる。~
なお、引き分けになった場合はどちらの魂も奪われない模様。~

--強力な[[効果]]を持つものの、[[発動]]した[[プレイヤー]]が高確率で敗北するという[[《青眼の究極竜》]]や[[《D−HERO Bloo−D》]]の様なジンクスを負った[[カード]]である。(この[[カード]]の場合、敵サイドが使用するので当然と言えば当然だが)~
この[[カード]]を[[発動]]した側が勝利した例は、「ペガサスvs孔雀舞」戦と「城之内vs孔雀舞」戦の2回しかなく、勝利したのはどちらも孔雀舞である。~
「闇遊戯vsラフェール」(1戦目)では、[[《エクスチェンジ》]]でこの[[カード]]が[[手札]]に加わり使用した闇遊戯までもが敗北を喫している。~

--「伝説の騎士」の力とオレイカルコスの力は相反するものであるらしく、闇遊戯が[[発動]]した際には《ティマイオスの眼》の効果で生み出された[[融合モンスター]]《竜騎士 ブラック・マジシャン・ガール》が消滅してしまった。~
英語版公式サイトによれば、「《オレイカルコスの結界》が流行の[[デッキ]]に使用され[[1ターンキル]]を助長する事になってはならない」と考えた際、これらをモチーフに[[エクストラデッキ]]の利用を制限する[[効果]]を付与したとのこと。~
ちなみに、竜崎は《オレイカルコスの結界》が[[発動]]していても《ヘルホーンド・ザウルス》を[[融合召喚]]していた。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#x66c0851]
-[[《オレイカルコス・シュノロス》]]

-[[《進撃の帝王》]]

-[[《ガリトラップ−ピクシーの輪−》]]

-[[マッチキル]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]


**収録パック等 [#o5a61dce]
―使用可能[[カード]]
-[[EXTRA PACK 2012]] EP12-JP042 &size(10){[[Ultra]]};

―使用不可[[カード]]
-Upper Deck Entertainment Promotional Cards SEAL-EN001

**FAQ [#f5a17728]
Q:「[[デュエル]]中に1度しか[[発動]]できない」制約は、[[お互い]]の[[プレイヤー]]に課せられますか?~
  たとえば、[[自分]]が《オレイカルコスの結界》を[[発動]]した場合、それ以降[[相手]]は《オレイカルコスの結界》を[[発動]]できなくなりますか?~
A:いいえ、「[[デュエル]]中に1度しか[[発動]]できない」制約は[[プレイヤー]]1人にのみ課せられます。~
  よって[[自分]]が《オレイカルコスの結界》を[[発動]]した後でも、[[相手]]は《オレイカルコスの結界》を[[発動]]できます。(12/10/13)

Q:[[《スターダスト・ドラゴン》]]で[[発動]]を[[無効]]にできますか?~
A:[[自分]][[フィールド]]上に[[破壊]]される[[モンスター]]が存在する場合、[[《スターダスト・ドラゴン》]]の[[効果]]でこの[[カード]]の[[発動]]を[[無効]]にして[[破壊]]出来ます。(12/10/14)

Q:[[フィールド]]上に《オレイカルコスの結界》が存在する時に[[《高等紋章術》]]を[[発動]]できますか?~
A:[[調整中]]。(12/10/14)

Q:[[《終焉の地》]]の[[効果]]でこの[[フィールド魔法]]を[[発動]]した場合、[[発動]]時の[[特殊召喚]]された[[モンスター]]の[[破壊]]する[[効果]]の処理は、どうなりますか?~
A:[[《終焉の地》]]の[[効果]]でこの[[フィールド魔法]]を[[発動]]した場合、[[特殊召喚]]された[[モンスター]]の[[破壊]]する[[効果]]は適用せずに、フィールドにこのカードが出る事となります。(12/10/18)
//A:[[調整中]]。(12/10/17)

//Q:~
//A:
Q:[[特殊召喚]]された[[モンスター]]を全て[[破壊]]する処理は、この[[カード]]を[[発動]]する際の[[チェーンブロック]]にて処理を行うのですか?~
A:はい、[[カードの発動]]で発生した[[チェーンブロック]]の[[効果解決時]]に[[破壊]]を行います。(12/10/22)

Q:[[特殊召喚]]された[[デュアル]][[モンスター]]を[[再度召喚]]しました。~
  この[[カード]]が[[発動]]された時、その[[デュアル]][[モンスター]]は[[破壊]]されますか?~
A:はい、[[破壊]]されます。(12/10/22)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSへ。~