効果モンスター 星1/水属性/植物族/攻 200/守 200 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、 フィールド上にセットされた魔法・罠カードを2枚選択して発動する。 このカードが墓地に存在する限り、選択したカードを発動する事はできない。
CROSSROADS OF CHAOSで登場する水属性・植物族の下級モンスター。
魔法・罠カードの発動を封じる効果を持つ。
その効果は、言うなれば墓地に存在するだけで効果を維持できる《心鎮壷》である。
加えてダメージステップに発動する効果であるが故に、相手からすれば阻止しがたい優秀な効果であると言える。
相手はこのカードを墓地から消さない限り、選択されたカードを発動できないので、上手く決まれば拘束力はかなりのものである。
相手フィールド上に魔法・罠カードを留めておけるので、相手の《黄泉ガエル》や《冥府の使者ゴーズ》を封じる事ができる。
前述のとおり墓地に存在し続けなければならないので、《D.D.クロウ》や《転生の予言》は天敵。
そのため、墓地そのものに干渉できなくなる《王家の眠る谷−ネクロバレー》とは好相性である。
欠点は、相手のフィールドにカードが2枚以上セットされた状態では、能動的な効果の発動が難しいという点であろうか。
自爆特攻をするにしても、超過するダメージが相当痛いうえ、このカードの攻撃自体に除去罠カードを使われては本末転倒であるからだ。
また、必ず2枚選択するので、相手フィールド上に魔法・罠カードがない場合、自分のカードが対象になってしまう。
このカードをフィールドに出す時は、相手の場の状況を確認した上で出すのが望ましい。
一応《大寒波》とは好相性なので、このカードと併用したロックデッキを構築するのも一興か。
《魔封じの芳香》とは言うまでもなく相性は良い。
相手は不用意にこのカードを戦闘破壊すると、フィールドを圧迫された上にセットした魔法カードも使えなくなるのである。