*《カースド・フィグ/Cursed Fig》 [#m8f9d264]
 効果モンスター
 星1/水属性/植物族/攻 200/守 200
 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
 フィールド上にセットされた魔法・罠カードを2枚選択して発動する。
 このカードが墓地に存在する限り、選択したカードを発動する事はできない。


 [[CROSSROADS OF CHAOS]]で登場した[[水属性]]・[[植物族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[戦闘破壊]]された時、[[セット]]された[[魔法・罠カード]]2枚の[[発動]]を封じる[[誘発効果]]を持つ。~

 その[[効果]]は、言うなれば[[墓地]]に存在するだけで[[効果]]を維持できる[[《心鎮壷》]]である。~
 [[戦闘]]を介する必要があるが、一度[[効果の発動]]に成功すれば、[[墓地]]に存在しているだけで選択した[[カード]]を封じ続けることができる。~
 [[相手]]フィールド上に[[魔法・罠カード]]を留めておけるので、[[相手]]の[[《黄泉ガエル》]]や[[《冥府の使者ゴーズ》]]の[[特殊召喚]]も阻害できる。~

 欠点は、自身の[[ステータス]]の低さと[[発動条件]]から、[[自爆特攻]]などで能動的に[[発動]]するのが難しいという点だろう。~
 また、必ず2枚選択するので、[[相手]][[フィールド]]上に[[魔法・罠カード]]がない場合、[[自分]]の[[カード]]が[[対象]]になってしまう。~
 この[[カード]]を[[フィールド]]に出す時は、[[相手]]の場の状況を確認した上で出すのが望ましい。~
 また[[墓地]]に存在し続けなければならないので、[[《D.D.クロウ》]]や[[《転生の予言》]]などにも注意が必要。~

 一応[[《大寒波》]]や[[《魔封じの芳香》]]とは好相性なので、この[[カード]]と併用した[[ロック]][[デッキ]]も構築できる。~
 [[相手]]は不用意にこの[[カード]]を[[戦闘破壊]]すると、[[フィールド]]を圧迫された上に[[セット]]した[[魔法カード]]も使えなくなるのである。~
 能動的に使いたい場合は、一部の[[植物族]]との[[シナジー]]もある[[《強制転移》]]を使うのが良いだろう。

-[[ダメージステップ]]内で[[発動]]する[[モンスター効果]]である。~
つまりこの[[効果]]で選択した[[相手]]の[[カード]]を、[[チェーン]]して[[発動]]される危険性はかなり低い。~
[[《収縮》]]のような[[ダメージステップ]]でも使える一部の[[カード]]を除けば、[[フリーチェーン]]の[[カード]]でも封じることができる。~

-[[《メタモルポット》]]の[[ブラフ]]として[[セット]]するのも面白い。~
2枚以上の[[カード]]を[[セット]]して[[相手]]を誘い、上手くいけば慌てて伏せてきた[[相手]]の[[カード]]を狙い撃ち出来る。~
[[相手]]の強力な[[通常魔法]]はもちろん、[[速攻魔法]]や[[罠カード]]でも[[チェーン]]されることなく封じる事が出来る。~
ただし、[[《光の護封剣》]]等で正体がばれたり、相手がカードを伏せなかった(伏せられなかった)場合、こちらにも牙をむく可能性もある。~
できればこちらは[[フリーチェーン]]のカードを伏せておき、最悪[[ダメージステップ]]までには処理できるようにしておきたい。~

-また、その性質から[[《撲滅の使徒》]]を確実に決めたい際には優秀な[[カード]]となる。~
この[[カード]]を使って[[カウンター罠]][[カード]]を封じれば、[[チェーン]]されて[[除外]]に失敗する心配が無くなるのだ。

-フィグ(fig)とは、英語で「イチジク」を意味する。~
イチジクとは西アジア原産のクワ科の落葉小高木、またその果実のことであり、漢字では「無花果」と書く。食用にもなる。~
なお、この[[カード名]]を直訳すると「呪われたイチジク」という事になる。~

--イチジクの樹液には人の皮膚をかぶれさせてしまう性質がある。~
「手を出せばタダでは済まない」この[[カードの効果]]は、イチジクのこの特徴を意識して形成されたものとも考えられる。

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

-神話・伝承において―~
新約聖書の「マルコ伝」「マタイ伝」に、「イエス・キリストがイチジクの木から実を取って食べようとした所、収穫期でなかったイチジクは全く実っていなかったので、イエスは怒ってイチジクの木に呪いをかけた」という話がある。~
この呪われたイチジクはマタイ伝によれば瞬時に、マルコ伝によれば一晩で枯れてしまったという。~
このイチジクは聖書の英語版ではずばり「Cursed Fig」と呼ばれており、このカードの元ネタと思われる。

**関連カード [#ff8f6317]
-[[《心鎮壷》]]

-[[《地獄詩人ヘルポエマー》]]
-[[《堕天使マリー》]]

-[[《ゼータ・レティキュラント》]]

-[[《ドッペルゲンガー》]]

//―《カースド・フィグ》の姿の見られるカード
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**収録パック等 [#m3f1431e]
-[[CROSSROADS OF CHAOS]] CSOC-JP028 &size(10){[[N-Rare]]};

**FAQ [#pb5afcc7]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[誘発効果]]です。(08/07/23)~

Q:[[対象]]を取る[[効果]]ですか?~
A:はい。[[対象]]を取る[[効果]]になります。(08/07/23)~

Q:この[[カード]]が[[墓地]]に存在しているときに[[《エンド・オブ・アヌビス》]]を[[召喚]]しました。[[墓地]]に存在するこの[[カードの効果]]は[[無効]]になりますか?~
(類似した[[効果]]を持つ[[《E・HERO ネクロダークマン》]]の[[効果]]は[[無効]]にならない裁定に関連した質問)~
A:その場合は[[無効]]になりませんが、逆の場合([[《エンド・オブ・アヌビス》]]が先にフィールドに出ている場合)は[[無効]]化されます。(08/07/23)~

//質問だけの投稿はお止めください。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。~