《カードを狩る死神/Reaper of the Cards》 †
効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1380/守1930
リバース:フィールド上に存在する罠カード1枚を選択して破壊する。
選択したカードがセットされている場合、
そのカードをめくって確認し、罠カードなら破壊する。
魔法カードの場合は元に戻す。
Vol.3で登場した、闇属性・悪魔族の上級モンスター。
フィールド上の罠カードを破壊するリバース効果を持つ。
守備力は下級アタッカーの攻撃を防げるか防げないかという数値であり、わざわざアドバンス召喚するまでもない。
《浅すぎた墓穴》などとコンボするにしても、他にいいカードはたくさんある。
《増援》などに対応する《トラップ・マスター》などの方が使いやすいだろう。
- この半端な能力値は、原作&GB版ゲームでのフィールド効果が30%上昇であったことから。
ではあるものの、30%上昇後の能力値は「攻1794/守2509」と、特に守備力は大幅に変化。
「闇フィールドでパワーアップしていた」という無理のある理由から、中途半端な能力となって実物化・弱体化させられている1体。
さらに原作では、はっきりとカード自体に攻撃力1800、守備力2000と表記されている。
- 遊戯王DMでは「闇遊戯vs闇獏良」にて、墓地に巣食う死神として登場。
- アニメ5D'sでは「アポリアvsZ-ONE」戦にてアポリアが使用した罠カード《ダブル・トリビュート》のイラストに描かれている。
- アニメZEXALでジンが占いに使用した他、国立カケルのサッカーボールを構成していた。
また、チャーリーによって吹き飛ばされたカードの1種類。
- コナミのゲーム作品において―
DM3やDM4では、場に伏せられた罠カードを除去する効果を持っている。
DM3においては罠カードは伏せた次のターンで自動的に消えてしまう上に、下級モンスターにも軽く処理されてしまうこのカードの出番は全くと言っていいほど無かった。
しかしDM4では発動するまでは罠カードは場に残り続けるので、《激流葬》や《万能地雷グレイモヤ》などの強力な罠カードを擁する城之内デッキを相手にする時は必須とも言えるカードになった。
加えて、レベル5〜6の上限能力値が2000に設定されていたので能力値も優秀。
手軽に罠カードが除去できる《ハーピィの羽根帚》も城之内御用達だったので利用価値は高かった。
ただし、DM4では海馬デッキでしかこのカードを使用出来なかった。
だが、このカード以外罠カードを破壊するカードが海馬デッキにはなかったので利用価値はあった。
フォルスバウンドキングダムでも登場し、原作と同じ攻撃名を持つが、カードが出てこないこの作品で「カード・イレイザー」という攻撃名には違和感がある。
- 神話・伝承において―
死神とは、読んで字のごとく「死」そのものを擬人格化した存在である。
「死」の概念は様々な地域で宗教に取り込まれており、そのため直接「神」と表現されていなくても死神的要素を持った存在はあらゆる宗教に存在する。
一般に巨大な鎌を携え、ぼろぼろのローブを身にまとった骸骨として描かれ、多くの場合悪霊のような扱いをされることが多いが、本来死神は「司命神」であり、死と同時に生も司る非常に神格の高い神であるため、「悪」ではない。
またそういった経緯から「農耕の神」としても捉えられる事があり、作物を収穫するための草刈り鎌を携え、ロバを引き連れた死神の姿が描かれた絵なども存在する。
遊戯王にも各宗教における死神をモチーフにしたカードがいくつか存在している。
有名なところではオーディンやワルキューレ、ハーデス、タナトス、アヌビス、オシリス、伊邪那美などがいわゆる「死神」に該当する存在である。
関連カード †
―中途半端な攻守
収録パック等 †