*《カードカー・&ruby(ディー){D};/Cardcar D》 [#k91b6a3c]
 効果モンスター
 星2/地属性/機械族/攻 800/守 400
 このカードは特殊召喚できない。
 このカードが召喚に成功した自分のメインフェイズ1に
 このカードをリリースして発動できる。
 デッキからカードを2枚ドローし、このターンのエンドフェイズになる。
 この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。

 [[GALACTIC OVERLORD]]で登場した[[地属性]]・[[機械族]]の[[下級モンスター]]。~
 特定タイミングにおいて自身を[[リリース]]する事で[[ドロー]]する[[起動効果]]と、[[発動]][[ターン]]の[[特殊召喚]]が制限される[[誓約効果]]を持つ。~

 [[効果]]は[[禁止カード]]の[[《強欲な壺》]]そのものであり、単純な[[カード・アドバンテージ]]の面では1:2交換が成立する。~
 しかしその制約は厳しく、[[《強欲で謙虚な壺》]]のように[[特殊召喚]]できないだけでなく、[[召喚]]権も消費する。~
 加えて、強制的に[[エンドフェイズ]]となるため[[ドロー]]した[[カード]]を[[フィールド]]に出すタイミングが存在せず、展開はかなり遅れてしまう。~
 [[バトルフェイズ]]を行う事もできないため、大抵の場合[[発動]][[ターン]]は[[手札]]の[[魔法・罠カード]]を[[プレイ]]するぐらいしかできない。~

 たとえ重い[[デメリット]]を被ったとしても、1:2交換ができる数少ない[[カード]]であり、特定の[[キーカード]]を素早く[[手札]]に加えられるため、無理してでも採用する価値は十分ある。~
 [[魔法・罠カード]]で[[相手]][[ターン]]を凌げば、得られた[[ハンド・アドバンテージ]]を用いて次の[[ターン]]に畳み掛けることも容易。

 [[効果]]を使用すると[[エンドフェイズ]]になるため、この[[カード]]自体は[[1ターンに1度]]しか使えないが、その[[エンドフェイズ]]に他の[[カード]]を[[発動]]する事は可能。~
 たとえば[[《砂塵の大竜巻》]]や[[《荒野の大竜巻》]]を[[発動]]すれば、[[ドロー]]した[[魔法・罠カード]]を[[セット]]し、[[相手]][[ターン]]に備えられる。~
 この事から、[[速攻魔法]]や[[罠カード]]を多く採用する[[デッキ]]と相性が良いといえる。~
 また、[[相手]][[ターン]]にも[[手札]]から利用できる[[誘発即時効果]]や[[誘発効果]]を持った[[モンスター]]とも相性が良い。~
 元々[[バトルフェイズ]]を行う必要のない[[【終焉のカウントダウン】]]ならば、[[《バトルフェーダー》]]や[[《速攻のかかし》]]による防御を行いやすくなる。~
 [[【エクゾディア】]]でも利用できるが、[[ドロー]][[カード]]を引き当ててしまった場合には[[ターン]]をまたぐ必要があり、[[《ミスティック・パイパー》]]等に比べ安定性は落ちる。~
 先攻1[[ターン]]目に[[発動]]できれば[[デメリット]]はある程度回避でき、またこの[[効果]]を[[発動]]する[[ターン]]に[[《強欲で謙虚な壺》]]や[[《貪欲で無欲な壺》]]も[[発動]]できれば理想的。

-数多ある[[《強欲な壺》]]の[[下位互換]][[カード]]の中でも群を抜いて[[発動条件]]が緩い。~
展開が阻害されるものの専用[[デッキ]]を要求しないのは画期的であり、[[ドロー]]加速[[カード]]としてとても人気が高い。~

-[[効果]]は[[メインフェイズ]]1で使わなければならないが、それがこの[[カード]]が[[召喚に成功した]]直後である必要はない。~
よって、[[召喚]]後[[効果]]を使用する前に、他の[[カードの発動]]や[[セット]]をすることはできる。
-数多ある[[《強欲な壺》]]の[[下位互換]][[カード]]の中でも[[発動条件]]が緩い。~
展開が阻害されるものの専用[[デッキ]]を要求しないので、人気が高い。~

//-[[効果]]は[[メインフェイズ]]1で使わなければならないが、それがこの[[カード]]が[[召喚に成功した]]直後である必要はない。~
//よって、[[召喚]]後[[効果]]を使用する前に、他の[[カードの発動]]や[[セット]]をすることはできる。
//当たり前

-[[誓約効果]]はあくまで[[特殊召喚]]を封じるだけである。~
よって、[[《血の代償》]]や[[《二重召喚》]]を使って「他の[[モンスター]]を[[通常召喚]]する」ことはできる。~

-1[[ターン]]目に即この[[カード]]を[[召喚]]してそのまま[[効果]]を[[発動]]した場合、[[エンドフェイズ]]に[[手札]]が7枚となり、[[手札]]調整を行うはめになる。~
[[モンスター効果の発動]]前に[[魔法・罠カード]]を[[発動]]ないし[[セット]]する、あるいは敢えて[[手札]]調整を行い[[墓地]]にいてもいい[[モンスター]]を[[捨てる]]などして対処したい。~
この辺りの事情から、[[《冥府の使者ゴーズ》]]とはやや噛み合わない場合がある。

-[[種族]]や[[属性]]の都合上[[サルベージ]]手段は[[《ギアギガント X》]]程度と乏しい。~
加えて、[[召喚]][[ターン]]しか[[効果]]を使えないので[[召喚]]後すぐに[[リリース]]する事を強いられており、実質的に[[召喚]]権・[[バトルフェイズ]]・[[メインフェイズ]]2の権利を使用する[[通常魔法]]といった感覚で用いる事になる。~
[[除去]]による妨害を考えると、[[壁]]にできるという点を差し引いても[[モンスター]]である事はかなりの[[デメリット]]である。~
それだけ[[《強欲な壺》]]の強力さが窺い知れる[[カード]]でもある。~

--[[起動効果]]であるため、[[召喚に成功した]]後に一度[[優先権]]を放棄しなければ[[効果]]を[[発動]]できない。~
[[《激流葬》]]や[[《連鎖除外》]]、その他[[フリーチェーン]]の[[クイックエフェクト]]によっても妨害されてしまう。
[[《激流葬》]]等の[[召喚]]反応型[[罠カード]]や[[《サンダー・ブレイク》]]等の[[フリーチェーン]]の[[罠カード]]によって妨害される恐れがある。~

-2012年8月までの[[環境]]では[[【甲虫装機】]]・[[【ラヴァル】]]・[[【聖刻】]]などの「[[特定の数枚>キーカード]]さえ揃えば[[1ターンキル]]も容易い[[デッキ]]」での活躍が注目された。~
また、[[ハンド・アドバンテージ]]があれば[[デュエル]]を非常に有利に進められる[[【暗黒界】]]・[[【代行者】]]でも高い採用率を見せる。~
また、[[ハンド・アドバンテージ]]があれば[[デュエル]]を有利に進められる[[【暗黒界】]]・[[【代行者】]]でも高い採用率を見せる。~
[[《強欲で謙虚な壺》]]と同じく、多少の[[デメリット]]を負ってでもいかに[[コンボ]]パーツを素早く集めるかを重要視する[[環境]]の性質が如実に表れている。~
[[自分]][[フィールド]]に[[モンスター]]を残さず[[ターン]]を終了できることから、[[《聖刻龍−トフェニドラゴン》]]や[[甲虫装機]]、[[《ジュラック・グアイバ》]]などの起点を作らせない点が[[環境]]に噛み合っていることも大きかった。~

-名前を英語表記すると「Card Car D」となり、前半と後半が同じつづりになる言葉遊びになっている。~
[[イラスト]]には、さながら[[カード]]の様に薄っぺらい自動車が描かれている。~

-海外版は[[シークレットレア>Secret]]に格上げされている。~


-原作・アニメにおいて―~
アニメZEXALの「遊馬vsゴーシュ&ドロワ」戦において遊馬が使用。~
[[召喚]]後すぐに[[リリース]]されて[[効果]]を[[発動]]し、[[カード]]を2枚[[ドロー]]した。
[[召喚]]後すぐに[[リリース]]して、[[カード]]を2枚[[ドロー]]した。~

--アニメでは[[発動]]タイミングが[[メインフェイズ]]1に限定されておらず、[[発動]]後[[エンドフェイズ]]に移行する[[効果]]はなかった。~
さながら「[[モンスター]]版[[《強欲な壺》]]」と言える[[効果]]を考えると、弱体化は必至だったと言えよう。
--アニメでは[[発動]]タイミングが[[メインフェイズ]]1に限定されておらず、[[発動]]後[[エンドフェイズ]]に移行する[[デメリット]]はなかった。~

--遊馬が「[[デッキ]]から[[ドロー]]する」と発言した際、字幕が「敵から[[ドロー]]する」と誤植されていた。

--Dチーム・ゼアルの「遊馬vsアリト」戦でも、遊馬が使用。~


//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#cfc84548]
-[[《E・HERO バブルマン》]]
-[[《ミスティック・パイパー》]]

-[[《ジュラック・デイノ》]]

//―《カードカー・D》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#y1c08478]
-[[GALACTIC OVERLORD]] GAOV-JP006 &size(10){[[Rare]]};
-[[デュエリストパック−遊馬編2 ゴゴゴ&ドドド−]] DP14-JP0XX
-[[デュエリストパック−遊馬編2 ゴゴゴ&ドドド−]] DP14-JP0X&size(10){[[Super]]};


**FAQ [#r510424c]
Q:[[ドロー]]する[[効果解決時]]に[[相手]][[フィールド]]上に[[《神殿を守る者》]]が[[特殊召喚]]されて[[ドロー]]できなかった場合、この[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]時になりますか?~
A:いいえ。[[ドロー]]する処理ができなかった場合、[[エンドフェイズ]]になる[[効果]]は[[適用]]されません。(12/02/18)

Q:[[《ファントム・オブ・カオス》]]が[[召喚]]に成功した[[ターン]]にその[[《ファントム・オブ・カオス》]]がこの[[カード]]を[[除外]]して[[効果]]を得た場合、その[[ターン]][[リリース]]して[[ドロー]]する[[効果]]は[[発動]]できますか?~
A:いいえ、その場合[[《ファントム・オブ・カオス》]]はこの[[カードの効果]]を得た状態で[[召喚]]を行っていませんので、[[《ファントム・オブ・カオス》]]を[[召喚]]してその後この[[カードの効果]]を得ても[[発動]]できません。(12/03/11)

Q:この[[カードの効果]]で[[ドロー]]する処理と[[エンドフェイズ]]に移行する処理は同時に行う扱いですか?~
A:いいえ、[[ドロー]]する処理を行った後に[[エンドフェイズ]]に移行する処理になり同時に行う扱いではありません。(12/03/11)

Q:この[[カード]]を[[召喚]]したターンに相手が[[《エフェクト・ヴェーラー》]]をこの[[カード]]に[[発動]]しました。[[効果]]を[[無効]]にされたこの[[カード]]を[[リリース]]して[[効果]]を[[発動]]した場合、[[自分]]はこの[[ターン]]に[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ、[[ドロー]]および[[エンドフェイズ]]に移行する[[効果]]は[[適用]]されませんが[[発動]]自体は[[無効]]化されないため、[[自分]]はこの[[ターン]]に[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できません。(12/03/30)

Q:この[[カード]]の[[効果]]の[[発動]]が、[[《光と闇の竜》]]等の[[効果]]によって[[無効]]になった場合、同一[[ターン]]中に、[[自分]]は他の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する事はできますか?~
A:はい、[[効果の発動]]自体が[[無効]]化されるため、[[特殊召喚]]できます。(12/07/20)
//公式データベース:http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=12437&keyword=&tag=-1

Q:[[メインフェイズ]]1にて[[召喚に成功した]]この[[モンスター]]が[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にされました。~
  その[[メインフェイズ]]1の間に何らかの[[効果]]で[[表側表示]]になった場合、[[効果]]を[[発動]]する事はできますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(12/10/22)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。