通常罠 フィールド上に守備表示で存在するモンスターを全て表側攻撃表示にする。 さらに、自分のデッキまたは墓地から「機皇」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズ時に破壊される。
EXTREME VICTORYで登場した通常罠。
モンスターを攻撃表示にした後、デッキ・墓地から機皇を特殊召喚する一連の効果を持つ。
特殊召喚の対象範囲にある機皇はレベル4以下に偏っており、タイムラグのある罠カードである点、発動条件として守備表示モンスターがいないと使用できない点など、蘇生手段としては《アイアンコール》より扱いにくい。
デッキ圧縮を兼ねつつデッキから機皇をリクルートできる事、また表示形式変更によるコンボの可能性が売りと言えるだろう。
守備表示モンスターを攻撃表示にする効果は相手にも及ぶため、それなりの威力が見込める。
《機皇帝グランエル∞》の効果で特殊召喚されたシンクロモンスターを攻撃表示にし、即座に戦闘に参加させる事も可能。
他にも裏側守備表示モンスターに影響する点を利用し、リバース効果をセットしたターンに発動できる。
また、同時にリリース要員の確保ができるため、扱い辛い《幻想召喚師》の効果も使いやすくなる。
特殊召喚する効果も自壊と効果無効があるとはいえ、リリース・シンクロ素材・エクシーズ素材に関する制限が一切無いのは大きい。
特に機皇兵はレベルが4で統一されているため、ランク4で機皇帝と相性の良い《No.39 希望皇ホープ》のエクシーズ召喚を補助できる点も優秀。
また、デメリットも《機皇兵スキエル・アイン》を召喚して自爆特攻すれば回避可能であり、例え自壊しても機皇帝の召喚トリガーとなるため、【機皇】においてはかなりの活躍が期待できる。
前述のように、様々なリバースモンスターとのシナジーが見込める。
《ワーム・ゼクス》や《墓守の偵察者》なら、素材を3体要するエクシーズモンスターを即座に利用できる上、表示形式変更により《ヴァイロン・ディシグマ》などの表側表示モンスターが必要な効果も活きる。
《墓守の偵察者》の場合は《墓守の末裔》による除去を狙える点でも強力である。
とはいえ、《王家の眠る谷−ネクロバレー》を発動していると、このカードが発動できない場合があるので【墓守】で採用するには注意が必要。
《メタモルポット》の効果もセットしてすぐに使えるので、簡単に大幅なアドバンテージを得られる。
《機皇兵ワイゼル・アイン》と《ブラック・ボンバー》を共有できる《魔装機関車 デコイチ》も相性が良く、カラクリ等を交えた構築も可能だろう。
守備表示となった《ライトロード・マジシャン ライラ》の効果を再び使用する事もできる。
闇・地・風の霊使いをリバースして対応する機皇兵を呼び出し、憑依装着を呼び出す事もできる。
この際リバース効果でモンスターを奪うことができれば機皇とエクシーズ召喚も行える上、《憑依装着−ダルク》ならば相性のいい《幻想召喚師》のサーチまで行える。
変わった所では、《雷仙人》の効果を即座に利用した上でエクシーズ素材とする事でライフロスを回避できる。
除外さえされなければ機皇兵1枚でも機能するため、エクシーズ召喚を狙えるデッキならば【機皇】に限らずとも投入可能なのもこのカードの汎用性の高さ。
対応する機皇兵も、闇・地・風と、3種類の属性からデッキに合わせた選択ができる。
ランク4の属性縛りのエクシーズモンスターの他、カオスや《ダーク・シムルグ》といったカードの墓地コストを稼ぐ役割も持てるだろう。
Q:フィールド上にモンスターが存在しない時、あるいは攻撃表示モンスターのみが存在する時に発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(11/02/11)
Q:守備表示モンスターは存在するが、デッキや墓地に機皇が存在しない場合、発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(11/02/11)
Q:《大天使クリスティア》や《虚無魔人》等が存在する時にこのカードを発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(11/02/23)
Q:《王家の眠る谷−ネクロバレー》の適用中に、このカードを発動できますか。
A:墓地のみに機皇が存在する場合発動できません。
デッキ内に特殊召喚する事のできるカードがあれば発動可能で、デッキからのみ特殊召喚できます。
デッキの全ての機皇が《サイ・ガール》で除外されていた場合は表示形式の変更のみを行います。(13/01/21)
Q:効果解決時にフィールド上に守備表示モンスターが存在しない時に特殊召喚する効果は適用されますか?
A:いいえ、適用されません。(11/02/11)
Q:守備表示モンスターが表側表示の《E・HERO ワイルドマン》のみの場合特殊召喚する効果は適用されますか?
A:いいえ、適用されません。(12/01/07)
Q:このカードの発動にチェーンして発動されたカードによって、特殊召喚可能なカードが除外され、特殊召喚ができなくなりました。
その場合、このカードの特殊召喚する処理は行えませんが、表側攻撃表示にする効果は適用されますか?
A:はい、適用されます。(13/01/13)
Q:エンドフェイズの破壊はチェーンブロックを作りますか?
A:いいえ、作りません。(11/02/11)
Q:この効果で特殊召喚した《機皇兵スキエル・アイン》が戦闘破壊された場合、特殊召喚する効果は適用されますか?
A:はい、無効にならず適用されます。(11/02/11)
Q:特殊召喚する効果は対象を取りますか?
A:いいえ、対象を取りません。(11/02/11)
Q:裏側守備表示のモンスターも表側攻撃表示になりますか?
A:はい、なります。(11/02/22)
Q:表示形式の変更と特殊召喚は同時ですか?
A:同時ではありません。攻撃表示にした後で特殊召喚する処理を行います。(12/01/07)
Q:この効果により、《素早いビッグハムスター》(強制効果)をリバースした場合、タイミングを逃さず効果を発動できますか?
A:はい、このカードの効果処理終了後にリバース効果が発動し、その時に《素早いビッグハムスター》の特殊召喚する効果を適用させるかどうか選択できます。(11/03/03)
Q:この効果により、《極星獣タングニョースト》や《裏ガエル》を攻撃表示にした場合、タイミングを逃さず効果を発動できますか?
A:いいえ、攻撃表示にした後で特殊召喚する処理があるため、タイミングを逃します。(11/03/03)