*《カオス・ネクロマンサー/Chaos Necromancer》 [#aee7de65]
 効果モンスター
 星1/闇属性/悪魔族/攻   0/守   0
 このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在する
 モンスターカードの数×300ポイントの数値になる。

 [[混沌を制す者]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[自分]]の[[墓地]]の[[モンスター]]の数×300が[[攻撃力]]になる[[永続効果]]を持つ。~

 [[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]で[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]も多く登場する現環境では、[[墓地]]へ[[モンスター]]はすぐに溜まる。~
 [[属性]]や[[レベル]]に恵まれ、[[《キラー・トマト》]]や[[《ワン・フォー・ワン》]]に対応し、[[攻撃力]]を上げつつ[[デッキ]]から[[特殊召喚]]できる。~
 7体の[[モンスター]]が[[墓地]]にいれば[[攻撃力]]は2100となり、10体いれば3000となり、各種[[ウイルス]]にも対応する。~
 [[《光学迷彩アーマー》]]等を用いれば[[1ターンキル]]も狙える。~

 しかし序盤に引いてしまうと腐ってしまうのが難点で、[[レベル]]の低さは[[エクシーズ召喚]]等に利用しにくいという[[デメリット]]にもなっている。~
 [[耐性]]などを持っているわけでもなく、この[[効果]]のために[[墓地]]を肥やすより[[エクシーズモンスター]]等を使用したほうが手軽に高[[攻撃力]]を得られてしまう。~
 もっとも[[通常召喚]]から高い[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]を出せるというのはそれらにはない利点である。~

 [[モンスター]]の[[墓地]]利用を中心とする[[デッキ]]とは相性がよく、[[【雑貨貪欲ターボ】]]への投入や[[《カードガンナー》]]との併用をすれば、状況次第で思わぬ[[攻撃力]]を発揮してくれる。~
 同様に、[[墓地]]に[[モンスター]]が溜まりやすい[[【ライトロード】]]への投入も考えられる。~
 実際1[[ターン]]で爆発的に[[攻撃力]]を上げる[[【カオスゲート】]]という[[デッキ]]が存在する。~
 [[《ジャンク・ウォリアー》]]とも相性がよく、[[《ジャンク・シンクロン》]]と[[《ダーク・バースト》]]を共用できるのも強力。~

 また[[守備力]]も0なので、[[《悪夢再び》]]で回収できる。~
 [[《魔導雑貨商人》]]の[[効果]]で《カオス・ネクロマンサー》2体を含む大量の[[モンスター]]を[[墓地]]に送り、[[《悪夢再び》]]から[[手札]]に[[加える]]のが理想的か。~
 [[《金華猫》]]の[[蘇生]]にも対応するのも大きい。~

-[[手札]]・[[デッキ]]・[[墓地]]、[[除外]]されている時、[[裏側表示]]の時は[[効果]]は適用されない。~
ただし、[[裏側表示]]の時に[[攻撃]]を受けると、[[ダメージ計算]]の前に表になるので、その時点で[[効果]]が適用される。~
もっとも、[[効果]]で上昇するのは[[攻撃力]]のみである。~

-[[レベル]]1なので[[《レベル制限B地区》]]や[[《光学迷彩アーマー》]]・[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]・[[《ワン・フォー・ワン》]]と好相性。~
[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]の[[制限改訂]]以前は、[[《突然変異》]]との[[コンボ]]で簡単に[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]に変異することも可能だった。~

-「ネクロマンサー(Necromancer)」とは主に「死霊使い」などと和訳される、現実に存在した職業である。~
呪術的な儀式の中で、死んでしまった人間の言葉を伝えたり、霊を慰めたりする、日本で言う口寄せや霊媒に似たような事を生業としていた。~
一方でファンタジー世界においては、仕事の一環として上と似たような事を行う[[シャーマン>《霞の谷の祈祷師》]]や[[精霊使い>霊使い]]に対し、ネクロマンサーは死体を蘇らせて僕として使役する、邪悪な存在として描かれる事も多い。~
[[イラスト]]からはこの[[モンスター]]もそのイメージが強い。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「万丈目準vs長作」戦で準が使用。~
この[[デュエル]]では、準の[[デッキ]]に入れる[[モンスター]]は[[攻撃力]]500以下(自らの意思で[[攻撃力]]0のみ)でなければならないと言うハンデを負っていたため、高[[攻撃力]]を得られるこの[[カード]]は切り札となった。~
[[《苦渋の選択》]]や[[《サンダー・クラッシュ》]]を用いて[[墓地]]を肥やし、最終的にこの[[カード]]の[[攻撃力]]を3300まで高め、[[直接攻撃]]して[[フィニッシャー]]となった。~
[[攻撃]]名は「ネクロ・パペットショー」。~
--「丸藤翔vs猪爪」戦にて猪爪が使用した[[永続魔法]]《トラップ・リクエスト》の[[イラスト]]に描かれている[[カード]]の1枚。~

**関連カード [#h70617d8]
-[[《シャドウ・グール》]]

-[[《ムドラ》]]
-[[《ワイトキング》]]

-[[《鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン》]]

-[[《ハンニバル・ネクロマンサー》]]
-[[《インフェルニティ・ネクロマンサー》]]

―《カオス・ネクロマンサー》の姿が見られる[[カード]]
-[[《エナジー・ドレイン》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#x08dc3fd]
-[[【カオス・ネクロマンサー】]]

**収録パック等 [#jb9f8df2]
-[[混沌を制す者]] 306-017
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP017

**FAQ [#q268ee82]
Q:[[墓地]]の枚数が変化すると、[[カード]]の[[攻撃力]]も増減するのですか?~
A:[[墓地]]のカード枚数が変化した場合[[攻撃力]]を再計算します。

Q:[[墓地]]に6枚以上[[モンスターカード]]がある時に[[《クリッター》]]などの[[効果]]で[[手札]]にこのカードを[[加える]]ことは可能なのですか?~
A:はい、できます。

Q:[[《収縮》]]の[[効果]]を受けると[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:[[攻撃力]]は0になります。[[墓地]]の[[モンスター]]の数が変わっても[[攻撃力]]は0です。[[エンドフェイズ]]には《カオス・ネクロマンサー》の[[効果]]が適用されます。~
(10/01/28)

Q:[[《巨大化》]]を装備した場合、[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:[[《巨大化》]]の[[効果]]が[[適用]]されている限り、[[攻撃力]]は0になります。~
(10/01/28)

Q:[[《進化する人類》]]を装備した場合、[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:[[調整中]](13/06/02)