効果モンスター 星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札に存在する場合、 自分及び相手の墓地から1枚ずつ、魔法・罠カードを対象として発動できる。 そのカードを除外し、このカードを特殊召喚する。 (2):このカードをリリースし、自分または相手の墓地の 融合・S・X・リンクモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを除外し、そのモンスターとは種類(融合・S・X・リンク)が 異なるモンスター1体を自分の墓地から選んで特殊召喚する。
Vジャンプ(2019年6月号) 付属カードで登場する闇属性・悪魔族の下級モンスター。
自分と相手の墓地から魔法・罠カードを1枚ずつ除外して特殊召喚する効果、自分または相手の墓地の融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスター1体を除外して、除外したモンスターと種類の異なる自分の墓地の融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスター1体を特殊召喚する効果を持つ。
(1)はお互いの墓地から魔法・罠カードを1枚ずつ除外しての特殊召喚。
【フルモンスター】等の一部のデッキを除けば大概は墓地に何かしらの魔法・罠カードは落ちているため発動条件は緩い。
墓地で発動・適用する効果を持つ魔法・罠カードを相手の墓地から除外できれば理想的と言える。
ただし、《D.D.クロウ》等と異なりチェーン発動はできないため、相手の妨害として使う場合、先に相手の動きを読んで使う必要がある。
単純な妨害力ではフリーチェーンのものに劣るため、特殊召喚後の運用や、自分の除外を活用していきたい。
《狡猾な落とし穴》のようなカードの条件を補助するといった使い方もできる。
特殊召喚後は、各種の素材や、(2)の効果に使うのが主な用途となる。
手軽に出せるレベル1のためシンクロ召喚の調整にも使いやすく、そのステータスから他のカードでの特殊召喚・サルベージも行いやすい。
先攻1ターン目でのこの効果での特殊召喚は難しいが、そのタイミングでは除外したいカードも少ないため、あまり気になることはないだろう。
(2)は自身をリリースしてお互いのいずれかの墓地から特定のカードの種類1枚を除外し、それと種類が異なるモンスターの蘇生。
こちらは自分・相手のどちらかのみでよいため、相手に依存せず能動的に発動条件を満たしやすい。
融合モンスター・シンクロモンスター・エクシーズモンスターを採用するデッキでは、多くの場合リンクモンスターも採用することになる。
そのため、リンクモンスターを除外しその他のモンスターを蘇生、またはその逆であれば自分で条件を満たしやすい。
《簡易融合》なら融合モンスターを、《水晶機巧−ハリファイバー》ならシンクロモンスターを簡単に特殊召喚できるため、スムーズに発動条件を満たせる。
帰還とのコンボに用いる等、自分のカードを除外する場合はより踏み込んだ活用を狙うとさらに無駄がない。
相手のモンスターを除外する場合は蘇生できるモンスターが都合よく自分の墓地に存在するかは相手依存となる。
ただ、第10期現在では4種の中でリンクモンスターの採用率が最も高く、相手の墓地に存在する可能性も高い。
そのため、融合・シンクロ・エクシーズモンスター主体のデッキならば、特殊召喚の機会はそれなりに多いと言える。
特に融合モンスター軸の場合、相手のモンスターを除外して蘇生することで、《次元誘爆》の発動条件を安定して満たすことができる。
単純に蘇生手段としてみた場合、メインデッキモンスターを蘇生できない、自身のリリースが必要等、《死者蘇生》等の定番手段より見劣りする。
そのため、こちらを使う場合はただ蘇生だけが目的ではなく、除外を妨害やコンボに活用し差別化していきたい。
モンスターでり対応サポートも多いため、魔法・罠カードと比べサーチ・サルベージ及び特殊召喚しやすい点は少なくない利点となる。