*《カタパルト・タートル/Catapult Turtle》 [#n599a017]
 効果モンスター
 星5/水属性/水族/攻1000/守2000
 1ターンに1度、自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動できる。
 リリースしたモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。

 [[Vol.7]]で登場した[[水属性]]・[[水族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[自分]]の[[モンスター]]を[[射出]]し、その[[攻撃力]]の半分の[[ダメージ]]を与える[[起動効果]]を持つ。~

 原作からの[[射出]]系の元祖である。~
 この[[カード]]自体は[[ステータス]]も低く[[ダメージ]]の割合も低い。~
 [[ダメージ]]値は[[フィールド]]での[[攻撃力]]を参照するため、高い[[攻撃力]]を持つが[[デメリット]]を持つ[[カード]]とは相性がいい。~
 だが、[[上級モンスター]]にも関わらず、1回の[[効果]]しか使えないようでは[[射出]]要員としては厳しいと言わざるを得ない。~
 一応、[[《伝説の都 アトランティス》]]の[[適用]]下では[[リリース]]なしで[[召喚]]でき、[[《グリズリーマザー》]]から[[リクルート]]できる。~
 今後は[[《一族の結束》]]や[[《伝説の都 アトランティス》]]を活用できる[[【水族】]]等での活用が主となるだろう。~
 [[水族]]を[[融合素材]]にでき、高[[攻撃力]]の[[モンスター]]が多い[[【ジェムナイト】]]ではある程度腐りにくい。~

-かつてはこの[[カードの効果]]は1[[ターン]]に何度でも使用可能だった。~
しかし、[[決闘王の記憶−決闘者の王国編−]]に収録される[[カード]]の[[テキスト]]が「[[1ターンに1度]]」と[[エラッタ]]されていることがVJ誌面にて判明し、裁定も[[1ターンに1度]]までに変更された。(14/02/24)~
当然ながら、その記述のない旧式の[[テキスト]]の[[カード]]も[[1ターンに1度]]までとなる。~
これにより、この[[カード]]は大幅に[[弱体化]]することとなり、[[【サイエンカタパ】]]等は完全に消滅する事となった。~

-[[相手]]の残り[[ライフ]]が500以下であれば、妨害されない限り自身を[[射出]]して[[決着がつく>フィニッシャー]]。~

-古参のデュエリストには嫌な思い出のある[[カード]]。~
かの「史上最悪の[[1ターンキル]]」と称される[[【サイエンカタパ】]]の「カタパ」は他ならぬこの[[カード]]である。~
この[[カード]]と[[《魔導サイエンティスト》]]が[[フィールド]]に揃えば勝利確定であり、当時無制限だった[[《名推理》]]や[[《モンスターゲート》]]、[[《遺言状》]]で簡単に[[キーパーツ>キーカード]]を揃えられたことから(他の[[デッキ]]とは比較にならないほど)圧倒的な先攻[[1ターンキル]]率を誇った。~
[[《エフェクト・ヴェーラー》]]も[[《ハネワタ》]]も存在しない時代であり、[[《魔導サイエンティスト》]]が現役であった頃の[[公認大会>環境]]はまさにジャンケン大会と化していた。~

-[[機械族]]の様な姿をしているが[[水族]]である。~

-「カタパルト(Catapult)」とは、元々は岩石等を投げて敵軍や敵城塞を攻撃する兵器であり、古代から中世にかけて主に攻城戦で用いられた。~
[[《投石部隊》]]や[[《岩投げエリア》]]に描かれているのがズバリそれである。~
後に、空母から戦闘機を[[射出]]して離陸させるための機械を同じくカタパルトと呼ぶようになり、カタパルトと言った場合に日本でメジャーなのもこちらである。~
この[[モンスター]]の姿は後者を元にしているが、原作の「壁・要塞破壊能力」は前者を元にしている。~

-バンダイの[[カードダス]]版では、[[手札]]から[[捨てる]]事で[[戦闘]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を1000ポイントアップさせる[[効果]]を持っていた。~

-原作・アニメにおいて―~
決闘者の王国編において遊戯が使用した[[モンスター]]の1体。~
自軍[[モンスター]]を[[射出]]する事で「壁・要塞破壊能力」を発揮する。~
「闇遊戯vs闇のプレイヤーキラー」戦で初登場。~
笑いながら[[効果]]を説明した後、カタパルトの力で[[攻撃力]]の上がった[[《竜騎士ガイア》]]を[[射出]]し、[[《闇晦ましの城》]]の浮遊リングを[[破壊]]して勝利へつないだ。~
また「闇遊戯vs孔雀舞」でも登場し、[[洗脳>《洗脳−ブレインコントロール》]]した[[《ハーピィズペット竜》]]を[[射出]]して[[《銀幕の鏡壁》]]を[[破壊]]した。~
なぜか[[召喚]]直後は[[レベル]]6だった。~

--原作では[[OCG]]とはまるで[[効果]]の異なる[[カード]]だった。~
[[OCG]]風の[[テキスト]]に直すと、以下の様になるだろうか。~
 星4/攻1000/守2000
 以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
 ●自分フィールド上のモンスター1体は攻撃力が500ポイントアップする。
 エンドフェイズに選択したモンスターを破壊する。
 その後、選択したモンスターの元々の持ち主は
 そのモンスターの攻撃力の半分−250ポイントのダメージを受ける。
 ●このカードを除く自分フィールド上のモンスター1体を生け贄にする。
 相手フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。
 その後、生け贄にしたモンスターの元々の持ち主は
 そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを受ける。

--アニメオリジナルの「表遊戯vsレベッカ」では表遊戯が使用し、レベッカの[[《千年の盾》]]の[[コントロール]]を[[《洗脳−ブレインコントロール》]]で奪って[[射出]]した。~
アニメではここからOCG[[効果]]で使用されている。~
ドーマ編での「闇遊戯vsラフェール」(1戦目)では[[《ビッグ・シールド・ガードナー》]]を[[生け贄]]に[[生け贄召喚]]された。~
「乃亜編」における「闇遊戯&城之内vsビッグ5」戦ではビッグ5によって[[召喚]]されている。~
この時[[射出]]されたのは[[《ヒステリック天使》]]で、[[直接攻撃]]と合わせて城之内に大[[ダメージ]]を与えた。~

--日頃「[[モンスター]]との絆」を口にし[[《エクトプラズマー》]]等を批判する遊戯への皮肉として、よく挙げられる1枚。~
初使用時には上記の通り[[《竜騎士ガイア》]]を躊躇なく射出していた。~
これを受けてか「ドーマ編」ではこの[[カード]]が槍玉に上げられる事になり、上のような[[1ターンキル]]とあわせ古参の[[プレイヤー]]には痛烈に記憶に残る[[カード]]である。~

--「遊戯vsラフェール」(1戦目)にて、[[《オレイカルコスの結界》]]により心の闇に染まった遊戯が[[モンスター]]を次々と[[生け贄]]に捧げ、その結果敗北を喫する事となる。~
この時[[城之内>《城之内》]]には、「1体1体を[[犠牲>射出]]にして勝つのは真のデュエリストではない」と散々に言われている。~
また、「闇遊戯vs表遊戯」戦において、闇遊戯の[[《光の護封剣》]]への対抗手段として表遊戯(幻)が[[召喚]]し、[[《クィーンズ・ナイト》]]と[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]を[[生け贄]]に捧げる姿を見せつける事で、前述のラフェール戦における闇遊戯の狂態を彼自身に思い知らせる結果となった。~
「闇遊戯vsパンドラ」戦、「表遊戯vsレベッカ」戦と比較すると興味深い(詳細は[[《エクトプラズマー》]]、[[《キャノン・ソルジャー》]]の項をそれぞれ参照)。~

--アニメGXの179話で武藤遊戯の[[デッキ]](レプリカ)にて確認できる[[カード]]の1枚。~

-コナミのゲーム作品において―~
DM3,4,7,8では、「この[[ターン]]使用([[攻撃]]する、[[守備表示]]で確定する、[[効果]]を使用するのいずれかを使う)していない[[自分]]の[[モンスター]]を全て[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、その総[[攻撃力]]の合計分の[[ダメージ]]を与える」という[[効果]]を持っていた。~
OCGと似るが、[[ダメージ]]はこちらが勝る一方で[[コスト]]に使う[[モンスター]]を選べないのは若干使い勝手が悪く、一長一短である。~
残したい[[モンスター]]は[[守備表示]]にしておく等である程度はリスクを回避できる。~
真DM2では「迷宮壁」に侵入でき、地形を変更する[[効果]]を持っていた。~
フォルスバウンドキングダムでは拠点に設置できる設備の一つ、「対地砲」として登場する。~
対地砲を設置していると、エネルギーが溜まり次第迎撃エリアに入ってきた歩行移動タイプの敵チームに[[ダメージ]]を与える事ができる。~
「対空砲」は[[《ガンロック》]]である。~

**関連カード [#h70617d8]
-[[《ダーク・カタパルター》]]
-[[《カタパルト・ウォリアー》]]

-[[射出]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#ud0b6680]
-[[【サイエンカタパ】]]
//デッキページを消さない限りは一応残しておいたほうがいいかと
-[[【マテリアル1キル】]]

**収録パック等 [#e1e4bc0e]
-[[Vol.7]] &size(10){[[Super]]};
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-15 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-016 &size(10){[[Rare]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP047 &size(10){[[Super]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP038
-[[決闘王の記憶−決闘者の王国編−]] 15AY-JPA08 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#p12660ac]
Q:与える[[ダメージ]]は[[リリース]]した[[モンスター]]の[[フィールド]]上での[[攻撃力]]の半分ですか、それとも[[墓地]](あるいは[[ゲームから除外されている>ゲームから除外する(取り除く)]]状態)での[[攻撃力]]の半分ですか?~
A:[[フィールド]]上で[[適用>効果の適用]]されていた[[攻撃力]]の半分の[[ダメージ]]を与えます。(08/09/15)

Q:この[[カード]]の[[効果]]に[[チェーン]]をしてこの[[カード]]の[[効果]]を[[発動]]する際に[[リリース]]して[[墓地へ送られた]][[モンスター]]を[[《D.D.クロウ》]]等の[[効果]]で[[除外]]したり、[[《転生の予言》]]等の[[効果]]で[[デッキ]]に[[戻した>戻す]]場合、[[ダメージ]]を与える[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:[[《D.D.クロウ》]]等の[[効果]]で[[除外]]した場合、[[《転生の予言》]]等の[[効果]]で[[デッキ]]に[[戻した>戻す]]場合のどちらでも[[ダメージ]]を与える[[効果]]は[[適用]]されます。(14/01/10)

Q:この[[カード]]は1[[ターン]]に何度でも[[効果]]を使用できますか?~
A:いいえ、この[[カード]]の[[効果]]は[[1ターンに1度]]までとなります。(14/02/24)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。