*《カタパルト・タートル/Catapult Turtle》 [#top]
 効果モンスター
 星5/水属性/水族/攻1000/守2000
 1ターンに1度、自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動できる。
 リリースしたモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。

 [[Vol.7]]で登場した[[水属性]]・[[水族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[1ターンに1度]]、[[自分]]の[[モンスター]]を[[射出]]し、その[[攻撃力]]の半分の[[ダメージ]]を与える[[起動効果]]を持つ。~

 [[モンスター]]を[[射出]]し[[ダメージ]]を与えられるが、[[攻撃力]]の半分であり自身の[[攻撃力]]も低く与える[[ダメージ]]も少なくなりやすい。~
 [[ダメージ]]値は[[フィールド]]での[[攻撃力]]を参照するため、高い[[攻撃力]]を持つが[[デメリット]]を持つ[[カード]]とは相性がいい。~
 だが、[[上級モンスター]]にも関わらず、1回の[[効果]]しか使えないようでは[[射出]]要員としては厳しいと言わざるを得ない。~

 低[[攻撃力]]なので[[《グリズリーマザー》]]から[[リクルート]]でき、[[レベル]]5なので[[《伝説の都 アトランティス》]]の[[適用]]下では[[リリース]]なしで[[通常召喚]]できる。~
 [[レベル]]4の[[水族]][[モンスター]]に[[《トランスターン》]]を使えば[[守備表示]]で[[リクルート]]できるため、場持ちも期待できる。~

 [[《一族の結束》]]や[[《伝説の都 アトランティス》]]を活用できる[[【水族】]]等での活用が主となるだろう。~
 [[水族]]を[[融合素材]]にでき、高[[攻撃力]]の[[モンスター]]が多い[[【ジェムナイト】]]ではある程度腐りにくい。~

-容易に[[1ターンキル]]できる[[デッキ]]として[[環境]]を大きく変えた[[【サイエンカタパ】]]の[[キーカード]]。~
現在は[[エラッタ]]されたことにより[[【サイエンカタパ】]]で[[1ターンキル]]が不可能になり構築はできなくなっている。~

-第1期の登場当初から第8期までの長期に渡って、[[効果]]の[[発動]]回数に制限はなかった。~
しかし、[[決闘王の記憶−決闘者の王国編−]]に収録される際「[[1ターンに1度]]」と[[エラッタ]]と裁定がなされた。~
当然ながら、その記述のない旧式の[[テキスト]]の[[カード]]も[[1ターンに1度]]までとなる。~
//http://www.yugioh-card.com/japan/notice/revision/#date20140308
この裁定変更で大幅に[[弱体化]]することとなり、[[【サイエンカタパ】]]を始め、この[[カード]]に頼った構築は完全に消滅する事となった。~
//[[決闘王の記憶−決闘者の王国編−]]の後に導入された[[ペンデュラム召喚]]の特徴で、[[モンスター]]の大量展開からの[[射出]]への対策だろうか。~
//[[裁定変更]]によって[[カード]]の使い勝手を変えることはよくあるが、このように[[テキスト]]ごと変更する事は長らくなかったことである。
//大々的なものは少ないが、細かい変更はちょくちょくある

-[[機械族]]の様な姿をしているが、[[水族]]である。~

-「カタパルト(Catapult)」とは、元々は岩石等を投げて敵軍や敵城塞を攻撃する兵器であり、古代から中世にかけて主に攻城戦で用いられた。~
[[《投石部隊》]]や[[《岩投げエリア》]]に描かれているのがズバリそれである。~
後に、空母から戦闘機を[[射出]]して離陸させるための機械を同じくカタパルトと呼ぶようになった。~
この[[モンスター]]の姿は後者を元にしているが、原作の「壁・要塞破壊能力」は前者を元にしている。~

-バンダイの[[カードダス]]版では、[[手札]]から[[捨てる]]事で[[戦闘]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を1000ポイントアップさせる[[効果]]を持っていた。~

-原作・アニメにおいて―~
「決闘者の王国編」において遊戯が使用した[[モンスター]]の1体。~
自軍[[モンスター]]を[[射出]]する事で「壁・要塞破壊能力」を発揮する。~
「闇遊戯vs闇のプレイヤーキラー」戦で初登場し、[[攻撃力]]の上がった[[《竜騎士ガイア》]]を[[射出]]して[[《闇晦ましの城》]]の浮遊リングを[[破壊]]、勝利へつないだ。~
「闇遊戯vs孔雀舞」戦では[[洗脳>《洗脳−ブレインコントロール》]]した[[《ハーピィズペット竜》]]を[[射出]]し、[[《銀幕の鏡壁》]]を[[破壊]]した。~
なぜか[[召喚]]直後は[[レベル]]6だった。~

--原作版[[効果]]を[[OCG]]風の[[テキスト]]に直すと、おおよそ以下のようになる。~
 星4/攻1000/守2000
 このカードが攻撃表示の時、以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
 ●このカードを除く自分フィールド上の攻撃モンスター1体は
 攻撃力が500ポイントアップする。
 ダメージステップ終了時に選択したモンスターを破壊する。
 その後、選択したモンスターの元々の持ち主は
 そのモンスターの攻撃力の半分−250ポイントのダメージを受ける。
 ●このカードを除く自分フィールド上のモンスター1体を生け贄にする。
 相手フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。
 その後、生け贄にしたモンスターの元々の持ち主は
 そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを受ける。

--アニメDMでは「遊戯vsレベッカ」戦からOCGと同じ[[効果]]で登場し、レベッカの[[《千年の盾》]]の[[コントロール]]を[[《洗脳−ブレインコントロール》]]で奪って[[射出]]した。~
「ドーマ編」での「闇遊戯vsラフェール」(1戦目)では[[《ビッグ・シールド・ガードナー》]]を[[生け贄]]に[[生け贄召喚]]された。~
「乃亜編」における「闇遊戯&城之内vsビッグ5」戦ではビッグ5によって[[召喚]]され、[[《ヒステリック天使》]]の[[射出]]及び[[直接攻撃]]で城之内に大[[ダメージ]]を与えた。~

--初使用時には上記の通り[[《竜騎士ガイア》]]を躊躇なく射出したばかりか、笑みを浮かべながら[[効果]]を説明していたにも関わらず、この後の闇遊戯は「[[モンスター]]との絆」を頻繁に口にするようになり、[[《エクトプラズマー》]]や[[《キャノン・ソルジャー》]]等を批判している。~
長期連載故の演出ブレであろうが、この言動の乖離は原作の主だった矛盾の1つとして読者から度々突っ込まれる点になっている。~

--上記を受けてか、アニメDMオリジナルエピソードの「ドーマ編」ではこの[[カード]]が槍玉に上げられる事になった。~
「遊戯vsラフェール」(1戦目)にて、[[《オレイカルコスの結界》]]の影響で闇に墜ちた闇遊戯は勝利の為に[[モンスター]]を次々と[[生け贄]]に捧げ、その結果[[《ガーディアン・エアトス》]]の[[効果の発動]]を許し敗北を喫する事となる。~
---この時[[城之内>《城之内》]]には、「1体1体を[[犠牲>射出]]にして勝つのは真のデュエリストではない」と散々に言われている。~
---後の「闇遊戯vs表遊戯(幻影)」戦では、闇遊戯の[[《光の護封剣》]]への対抗手段として表遊戯が[[召喚]]し、[[《クィーンズ・ナイト》]]と[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]を[[生け贄]]に捧げる姿を見せつける事で、先のラフェール戦における闇遊戯の狂態を彼自身に思い知らせた。~
(闇遊戯が[[発動]]した《聖なる突風―ディバイン・ウィンド》により、[[デュエル]]は表遊戯が敗北している。)~

--アニメGX179話にて描かれた、「武藤遊戯の[[デッキ]](レプリカ)」の中に確認できる。~

--アニメARC-V第63話の回想シーンで、D・ホイーラーの1人が使用している。~

-コナミのゲーム作品において―~
DM2では[[効果]]を持たず、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「カタパルトから 色々な物を飛ばし 甲羅で 攻撃を弾く」と書かれている。~
DM3,4,7,8では、「この[[ターン]]使用していない[[自分]]の[[モンスター]]を全て[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、その総[[攻撃力]]の合計分の[[ダメージ]]を与える」という[[効果]]を持っていた。~
//[[OCG]]と似るが、[[ダメージ]]はこちらが勝る一方で[[コスト]]に使う[[モンスター]]を選べないのは若干使い勝手が悪く、一長一短である。~
//残したい[[モンスター]]は[[守備表示]]にしておく等である程度はリスクを回避できる。~
--真DM2では、ほとんどの[[モンスター]]が通行できない「[[迷宮壁>《迷宮壁−ラビリンス・ウォール−》]]」地形に侵入でき、地形を通常のものに変更する[[効果]]を持っていた。~
原作の「壁・要塞破壊」能力を再現している。~

--フォルスバウンドキングダムでは[[モンスター]]ではなく、「対地砲」という設備として登場する。~
対地砲を設置していると、エネルギーが溜まり次第迎撃エリアに入ってきた歩行移動タイプの敵チームに[[ダメージ]]を与える事ができる。~
//なお「対空砲」は[[《ガンロック》]]である。~

**関連カード [#card]
-[[射出]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【マテリアル1キル】]]

//以下の[[デッキ]]で採用されていたのは[[エラッタ]]前の性能時であり、現在のこの[[カード]]の性能では[[デッキ]]タイプに合わないことをここで断っておく。~
-[[【サイエンカタパ】]]
//デッキページを消さない限りは一応残しておいたほうがいいかと
//一応上にエラッタ前だということを明記した上で残しておきます。
//他ページとの整形を合わせるために、-の記述に加えたのでCO

**収録パック等 [#pack]
-[[Vol.7]] &size(10){[[Super]]};
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-15 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-016 &size(10){[[Rare]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP047 &size(10){[[Super]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP038
-[[決闘王の記憶−決闘者の王国編−]] 15AY-JPA08

**FAQ [#faq]
Q:与える[[ダメージ]]は[[リリース]]した[[モンスター]]の[[フィールド]]上での[[攻撃力]]の半分ですか、それとも[[墓地]](あるいは[[ゲームから除外されている>ゲームから除外する(取り除く)]]状態)での[[攻撃力]]の半分ですか?~
A:[[フィールド]]上で[[適用>効果の適用]]されていた[[攻撃力]]の半分の[[ダメージ]]を与えます。(08/09/15)

Q:この[[カード]]の[[効果]]に[[チェーン]]をしてこの[[カード]]の[[効果]]を[[発動]]する際に[[リリース]]して[[墓地へ送られた]][[モンスター]]を[[《D.D.クロウ》]]等の[[効果]]で[[除外]]したり、[[《転生の予言》]]等の[[効果]]で[[デッキ]]に[[戻した>戻す]]場合、[[ダメージ]]を与える[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:[[《D.D.クロウ》]]等の[[効果]]で[[除外]]した場合、[[《転生の予言》]]等の[[効果]]で[[デッキ]]に[[戻した>戻す]]場合のどちらでも[[ダメージ]]を与える[[効果]]は[[適用]]されます。(14/01/10)

Q:[[攻撃力]]0の[[モンスター]]を[[リリース]]して[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(14/03/09)

//Q:この[[カード]]は1[[ターン]]に何度でも[[効果]]を使用できますか?~
//A:いいえ、この[[カード]]の[[効果]]は[[1ターンに1度]]までとなります。(14/02/24)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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