《カラクリ()/Karakuri Gold Dust》

速攻魔法
フィールド上に表側攻撃表示で存在する「カラクリ」と名のついた
モンスター2体を選択して発動する。
選択したモンスター1体を守備表示にし、
もう1体のモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
守備表示にしたモンスターの攻撃力分だけアップする。
この効果はバトルフェイズ時にのみ発動する事ができる。

 STORM OF RAGNAROKで登場した速攻魔法
 カラクリ守備表示とする事で、もう1体のカラクリ攻撃力強化することができる。

 速攻魔法なので《突進》《収縮》等と同様に戦闘の補助が可能である。
 下級カラクリ同士では上昇値は微々たるものだが、攻撃を終えた《カラクリ将軍 無零》辺りを利用すれば、低攻撃力カラクリでも攻撃力3000越えが狙っていける。
 戦闘破壊した時に効果発動する《カラクリ忍者 九壱九》では有用な戦闘補助となってくれるだろう。

 カラクリ守備表示にする効果も地味ながら優秀である。
 攻撃反応型罠カードの多くは守備表示にすることで回避できるものが多い。
 《次元幽閉》辺りを回避し、その分の攻撃力がもう一方に受け継がれるので、効率よくダメージが与えられるだろう。
 表示形式変更がトリガーとなる《カラクリ大将軍 無零怒》表示形式を変更すれば、2800もの攻撃力増強に加えてドローもできる。
 《カラクリ無双 八壱八》なら攻撃後に守備表示になるデメリットを相殺できる。

 稀ではあるが、相手側のカラクリと名のついたモンスターも選択できるため、ミラーマッチでは攻守に渡って面白い動きが可能である。
 ただし、相手カラクリによって発動する効果には注意する必要がある。

 下級カラクリ2体の組み合わせではそこまで上昇値が期待できないので、このカードは使わずシンクロ召喚に切り替えてしまうのも選択の1つだろう。
 しかし、メインフェイズ発動した攻撃表示が標的、もしくは攻撃力依存の効果を回避できない点が欠点となるか。

 このカード最大の欠点は主なカラクリに共通する攻撃された際の強制守備表示効果と合致しないところだろう。
 ダメージ回避のために1つ目の守備表示効果を使わなくともカラクリは自動で守備表示になる上、2つ目の効果でどんなに攻撃力を上げたところでカラクリが勝手に守備表示になっていては意味がない。
 発動条件も考えると攻めている際には有効だが、あまり守りには向いていないカードと言える。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:ダメージステップ発動できますか?
A:はい、発動できます。(10/11/08)

Q:相手カラクリを選択して発動できますか?
A:はい、発動できます。(10/11/08)

Q:表示形式変更と攻撃力アップは同時扱いですか?
A:はい、同時に行われる扱いです。(10/11/08)

Q:選択するモンスター2体のどちらを守備表示にするか決めるのはどのタイミングですか?
A:カードの発動時に、守備表示にするモンスターと数値をアップさせるモンスターとして対象に選択して宣言します。(12/10/20)