効果モンスター 星5/闇属性/悪魔族/攻 0/守2400 このカードは2000ライフポイントを払い、手札から特殊召喚できる。 このカードをエクシーズ素材とする場合、 闇属性モンスターのエクシーズ召喚にしか使用できない。
COSMO BLAZERで登場した闇属性・悪魔族の上級モンスター。
2000のライフコストと引き換えに自身を手札から特殊召喚する召喚ルール効果、エクシーズ召喚先を制限する効果外テキストを持つ。
専用サーチャーの《ガーベージ・オーガ》もあり、闇属性かつ攻撃力0なのでリクルート、サーチ、サルベージが容易である。
フィールドの状況によることがないため、リクルートや《地獄の暴走召喚》の併用により、《No.53 偽骸神 Heart−eartH》 も高速でエクシーズ召喚できる。
《太陽の神官》などと違い、相手フィールドに完全に依存せず展開できる点で、《太陽風帆船》とは上記の通り《地獄の暴走召喚》への対応で勝る。
《地獄の暴走召喚》に関しては必然的に相手フィールドにモンスターが必要になるが、自分フィールドにモンスターがいても良いという点でいくらかの優位性がある。
しかし、エクシーズ召喚先を制限するデメリットを持つため、レベルを変更しない場合、対応するエクシーズモンスターはわずか5体である。
この内《CX ダーク・フェアリー・チア・ガール》・《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》は、効果の一部が使えない。
特に有用なランク5の《始祖の守護者ティラス》や《No.61 ヴォルカザウルス》などが出せないのは非常に痛く、上記の優位性を含めても汎用性の面で遅れをとっている。
レベル3のモンスターと共に《タンホイザーゲート》を使用するのも手だが、消費が大きくなるため、有効とは言えない。
また、手札から自身を特殊召喚できるものの、その際には2000ポイントものライフコストが必要となる。
複数手札から特殊召喚するならばライフコストがかなり厳しく、ライフが少ない時にドローした場合は完全に腐ってしまう。
手札から特殊召喚できるレベル5には複数の選択肢が存在しており、またフィールドの状況に左右されないものとしては、よりライフコストの軽い《簡易融合》も存在している。
シンクロ素材に制限はないものの、そういった用途であれば尚更《簡易融合》のほうが応用が効く。
ただこのカードを優先する利点もないわけではなく、上記の通り、《地獄の暴走召喚》で《No.53 偽骸神 Heart−eartH》の展開を狙うデッキであれば、他の対応モンスターともどもに採用候補となる。
また、レベル5モンスターを用いてシンクロ召喚を行う【インティ&クイラ】などのデッキでは、エクストラデッキ圧迫の関係で《簡易融合》の採用を見送る場合もあり、代替カードとして採用する事も考えられる。
あるいは、4枚目以降の《簡易融合》とするのも有効である。
ライフロスという点も、戦術的な利用が困難なわけではなく、積極的に利用する事で連携をとれるレベル5モンスターも存在する。
《ZW−荒鷲激神爪》や《茫漠の死者》が該当し、上記《簡易融合》や《ミストデーモン》等をあわせれば連続展開もそう難しくない。
当然リスクは増大するのだが、《活路への希望》や《巨大化》、あるいは《闇よりの罠》・《ライフチェンジャー》を組み合わせる事も考えられる。
《茫漠の死者》は《地獄の暴走召喚》も共有できるので、《シャーク・フォートレス》とのコンボによる1ターンキルを狙うならば、是非併用したい。
Q:《No.9 天蓋星ダイソン・スフィア》の効果で下に重ねるエクシーズ素材として、墓地のこのカードを選択できますか?
A:選択できます。(13/02/25)