*《キメラテック・オーバー・ドラゴン/Chimeratech Overdragon》[#r7c44a48]
 融合・効果モンスター
 星9/闇属性/機械族/攻   ?/守   ?
 「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
 このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
 このカードが融合召喚に成功した時、
 このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
 このカードの元々の攻撃力・守備力は、
 このカードの融合素材としたモンスターの数×800ポイントになる。
 このカードは融合素材としたモンスターの数だけ
 相手モンスターを攻撃できる。

 [[POWER OF THE DUELIST]]で登場した[[闇属性]]・[[機械族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[融合召喚]]でしか[[特殊召喚]]できない[[召喚ルール効果]]、[[特殊召喚]]時に[[自分]][[フィールド]]の他の[[カード]]を全て[[墓地へ送る]][[誘発効果]]、[[融合素材]]の数に応じて[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]と[[攻撃]]回数が変化する[[永続効果]]を持つ。~
 [[融合素材]]は[[《サイバー・ドラゴン》]]と他の[[機械族]]が1体以上と、条件が緩いのが特徴。~

 [[融合素材]][[モンスター]]の条件が緩いため、[[《パワー・ボンド》]]や[[《融合》]]からの[[融合召喚]]も比較的容易な[[【機械族】]]全般の切り札。~
// [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]によりかなりの[[デッキ圧縮]]が行なえるのも強味。~
 10体以上の[[機械族]][[モンスター]]を[[融合素材]]とする事で、[[攻撃力]]は[[1ターンキル]]圏内に達するが、桁外れの[[攻撃力]]を狙う戦術は[[《オーバーロード・フュージョン》]]か[[《サイバネティック・フュージョン・サポート》]]と[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]が必要である。~

 [[融合召喚]]の際に[[フィールドリセット>全体除去]]が働いてしまうが、その後は普通に他の[[モンスター]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]しても問題はない。~
 しかし、この[[デメリット]]のせいで[[罠カード]]と併用できないため、天敵である[[《エフェクト・ヴェーラー》]]や[[《虹クリボー》]]への対処が難しい。~
 さらに、[[ディスアドバンテージ]]や返しの[[ターン]]で[[除去]]される可能性も考えると、そのまま決着を付けに行きたいところ。~
 高い[[攻撃力]]を活かして[[貫通]][[効果]]を付与しても良いが、[[裏側守備表示]][[モンスター]]を[[攻撃]]すると[[《スフィア・ボム 球体時限爆弾》]]や[[《アマゾネスの剣士》]]で自滅してしまう恐れがあるため、過信は禁物。~
 [[直接攻撃]]も[[《バトルフェーダー》]]などで防がれる危険があるため、[[戦闘破壊]]されない[[《魂を削る死霊》]]や[[《マシュマロン》]]等を[[送りつけ]]たり、[[《ハーフ・シャット》]]や[[《ハーフ・アンブレイク》]]で[[耐性]]を持たせて、[[サンドバッグ]]にしてしまうのも手だろう。~
 ただし、最近は[[《禁じられた聖杯》]]などで手軽に[[効果]]を[[無効]]にされ無力化してしまうので、[[相手]]の動向には特に注意したい。~

// [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]によって[[召喚]]すると、自身の[[効果]]で[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]が[[墓地]]へ送られ、自爆してしまう。~
// 「[[墓地へ送る]]」[[効果]]のため、[[《マジック・ガードナー》]]の[[カウンター]]が[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]に乗っていても回避することはできない。~
// [[融合召喚]]時に[[《ゲットライド!》]]で[[《強化支援メカ・ヘビーウェポン》]]をこの[[カード]]に装備しても、[[破壊]]を免れることはできない。~
// この[[カードの効果]]で[[装備カード]]状態の[[《強化支援メカ・ヘビーウェポン》]]は[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]と同時に[[墓地]]に送られ、その後[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]の[[破壊]][[効果]]は通常通り適用されるからである。~
// [[《宮廷のしきたり》]]などとは裁定が違うので注意。~
// [[墓地へ送る]][[誘発効果]]に[[チェーン]]して[[《禁じられた聖槍》]]をこの[[カード]]に対して[[発動]]すれば[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]の[[効果]]で[[破壊]]されず[[フィールド]]上に残ることができる。
//-[[エクストラデッキ]]に存在しさえすれば、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]によって大量の[[墓地アドバンテージ]]獲得と[[デッキ圧縮]]が同時に行なえる。~
//[[デッキ]]を[[機械族]]に染める必要があるものの、その手の[[デッキ]]において大きな効力を持つ。~
//[[《ダーク・クリエイター》]]等の[[特殊召喚]]条件を満たす事もできる。~

 また、比較的容易に[[フィールド]]に出せる[[レベル]]9[[モンスター]]であることには変わりないので、[[《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》]]などを用いて[[ランク]]9の[[エクシーズ素材]]にする事も可能。~

-''[[連続攻撃]]は[[直接攻撃]]の際には使用できず、[[相手]][[モンスター]]を[[攻撃]]した場合、[[直接攻撃]]はできなくなる''。~
それは、この[[カード]]は[[融合素材]]にした[[モンスター]]の数だけ「[[相手]][[モンスター]]を[[攻撃]]できる」という[[効果]]であるためである。~
動きとしては[[全体攻撃]][[効果]]に近い。~

-[[融合召喚]]された時に[[フィールド上のカード]]を全て[[墓地へ送る]][[誘発効果]]は、[[チェーンブロック]]を作る。~

-登場してすぐに、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]と[[《オーバーロード・フュージョン》]]と組み合わせたお手軽な[[1ターンキル]][[デッキ]]・[[【未来オーバー】]]で瞬く間に名をはせることになった。~
これは[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]の[[制限改訂]]では[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]が、[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]の[[制限改訂]]においては[[《オーバーロード・フュージョン》]]が[[制限カード]]となったことで鎮静化した。~
後に[[《オーバーロード・フュージョン》]]は[[無制限カード]]に緩和されたが、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]が[[禁止カード]]になりこのギミックは消滅した。~

-よく「キメラ''ティック''・オーバー・ドラゴン」と間違えられる。~
「''&ruby(ティック){tic};''(特徴)」ではなく「''&ruby(テック){tech};''(技術)」である。~

-[[オーバーキル]]の領域ではあるが、素材5体使用時に[[《融合解除》]]と[[《メテオ・レイン》]]を加えれば更に凶悪になる。~

-この[[カード]]の[[効果]]による理論上の最大[[攻撃力]]及び[[守備力]]は63200である。~
[[相手]]の[[発動]]した[[《エクスチェンジ》]]で[[《オーバーロード・フュージョン》]]を手に入れた後、[[自分]]の渡した[[機械族]]が[[墓地]]に送られ、[[デッキ]]60枚と[[エクストラデッキ]]15枚全てが[[機械族]]であり、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》1枚を除いて全てが[[墓地]]に存在するときに[[相手]]の[[フィールド]]の5体の[[機械族]][[モンスター]]の[[コントロール]]を得た場合であるので、勝敗を度外視して[[相手]]に最大限協力してもらわなければ実現できない。~
その際の最大[[戦闘ダメージ]]は4992800である。~
[[攻撃]]はできなくなるが、[[《チェーン・マテリアル》]]と[[《パワー・ボンド》]]を使用した場合はこの数値をさらに超える。~

-[[《オーバーロード・フュージョン》]]と共に[[【未来オーバー】]]の[[キーカード]]でありながら長らく[[絶版]]となっていたが、やはり共に[[デュエリストパック−ヘルカイザー編−]]にて[[Rare]]で再録されていたこともあり、入手はそれほど難しくなかった。~
後に[[DUEL TERMINAL −星の騎士団 セイクリッド!!−]]において共に再録され、より入手しやすくなった。~

-「キメラ」については[[《有翼幻獣キマイラ》]]を参照。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「ヘルカイザー亮vsマッドドッグ犬飼」戦にて亮が使用。~
[[罠カード]]《酸のラスト・マシン・ウイルス》で壊滅的な打撃を受け、絶体絶命の状態の中、[[《オーバーロード・フュージョン》]]により[[融合召喚]]された。~
6体[[除外]]により[[攻撃力]]・[[守備力]]共に4800となり、[[攻撃表示]]の《マルチプル・スライム》を[[戦闘破壊]]した後、[[攻撃表示]]で3体[[特殊召喚]]された[[スライムモンスタートークン]]を[[連続攻撃]]し、犬飼の15000もの[[ライフ]]を削りきって[[フィニッシャー]]となった。~
この時、[[融合召喚]]にもかかわらず、亮は[[除外]]する[[モンスター]]のことを、何故か[[融合素材]]ではなく[[生け贄]]と言っている。~
また、この[[カード]]自体を[[メインデッキ]]から選択している。~
「ヨハンvsヘルカイザー亮」戦では、先攻1[[ターン]]目から[[《天使の施し》]]と[[《オーバーロード・フュージョン》]]を[[コンボ]]し、[[攻撃力]]2400で登場した。~
2度とも[[融合素材]][[モンスター]]の数だけ首が生えている。~
[[攻撃]]名は「エヴォリューション・レザルト・バースト」。~

--アニメ初登場時は、[[融合素材]]の数だけ[[攻撃]]できた。~
「ヘルカイザー亮vsヨハン」戦ではOCG同様、[[連続攻撃]]は[[モンスター]]にのみと明言された。~
しかし、その後の[[直接攻撃]]で3回[[攻撃]]とも語られている。~

--初回登場時に亮が放った「エヴォリューション・レザルト・バースト、五連打!」が強烈に訛った「グォレンダァ!」という空耳は、よく[[ネタ]]にされる。~

-コナミのゲーム作品においてー~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2007>ゲーム付属カード#zc3eaab5]]では、対戦[[相手]]として登場。~
[[【未来オーバー】]]で[[1ターンキル]]を狙ってくる。~
何故か[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]の[[効果]]で[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]を指定し、[[《オーバーロード・フュージョン》]]を使う事がある。~
だが、それでも[[《次元融合》]]を使ってきて[[1ターンキル]]をされる事もあるので注意しよう。~

--TAG FORCEシリーズではヘルカイザー亮がこの[[カード]]で[[攻撃]]する際、「2連打」から「5連打」までの専用ボイスがあり、ギャラリーで全種類聞くことができる。~
また、彼が所属するチーム名には「五ォ連打ァ!」が冠される。~

--[[DUEL TERMINAL]]ではステージ1のカイザー亮が[[エクストラデッキ]]に入れている。~
[[召喚]]されることはなく、[[《フュージョン・ガード》]]専用である。~

**関連カード [#f6055add]
-[[《サイバー・ドラゴン》]]

-[[《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》]]
-[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]

-[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]
-[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]
-[[《アーマード・サイバーン》]]
-[[《サイバネティック・ヒドゥン・テクノロジー》]]

-[[《マシンナーズ・カノン》]] 
-[[《ワーム・ゼロ》]]

-[[《オーバーロード・フュージョン》]]
-[[《パワー・ボンド》]]
-[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#ma76f92f]
-[[【サイバー・ドラゴン】]]
-[[【未来オーバー】]]

**収録パック等 [#s1c1b2c9]
-[[POWER OF THE DUELIST]] POTD-JP034 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};
-[[デュエリストパック−ヘルカイザー編−]] DP04-JP013 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUEL TERMINAL −星の騎士団 セイクリッド!!−]] DT13-JP032 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST EDITION Volume 1]] DE01-JP026 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#yda42a68]
Q:[[元々の攻撃力・守備力>元々の攻撃力(守備力)]]を決定する[[効果]]の分類は何ですか?~
A:[[永続効果]]です。(12/09/07)

Q:[[戦闘]]によって[[破壊されない]][[モンスター]]1体に対して、[[融合素材]]に使用した[[モンスター]]の数だけ[[攻撃]]を行うことは可能ですか?~
A:はい、可能です。

Q:このカードの[[融合]]の際に、[[融合素材代用モンスター]]1体と[[機械族]][[モンスター]]を4体[[融合]]した場合、このカードの[[攻撃力]]は4000になりますか?~
A:はい、[[《サイバー・ドラゴン》]]または[[融合素材代用モンスター]]の枠の分も、[[攻撃力]]が上昇します。

Q:[[相手]][[プレイヤー]]に[[直接攻撃]]した時、[[《冥府の使者ゴーズ》]]が[[特殊召喚]]されました。[[《冥府の使者ゴーズ》]]と[[冥府の使者カイエントークン]]に[[攻撃]]できますか?~
A:いいえ、できません。この[[カード]]は[[融合素材]]に使用した[[モンスター]]の数だけ[[攻撃]]できるわけではないため、[[直接攻撃]]後は[[モンスター]]へ[[攻撃]]できません。

Q:[[《収縮》]]・[[《巨大化》]]を[[発動]]された場合、それぞれ[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:→[[元々の攻撃力(守備力)]]参照。

Q:[[《スキルドレイン》]]等で[[モンスター効果]]を[[無効]]にされた場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:[[攻撃力]]は0になり、[[攻撃]]回数も1回になります。その後[[《スキルドレイン》]]の[[効果]]がなくなっても[[攻撃力]]は0、[[攻撃]]回数も1回のままです。

Q:[[相手]][[プレイヤー]]に[[直接攻撃]]した時に[[相手]]が[[《くず鉄のかかし》]]を[[発動]]し[[攻撃]]を[[無効]]にしました。その後その[[バトルフェイズ]]中に[[モンスター]]が[[特殊召喚]]された場合、その[[モンスター]]に[[攻撃]]できますか?~
A:いいえ、できません。(12/05/31)

Q:5体の[[機械族]]を[[融合]]したこの[[カード]]の[[攻撃]]に、[[相手]]が[[《くず鉄のかかし》]]を[[発動]]した場合、続けて[[攻撃]]する事はできますか?~
A:[[直接攻撃]]でない場合なら、可能です。その場合、[[攻撃]]できる回数が1回減り、4回攻撃となります。(09/06/08)

Q:[[攻撃力]]4000の[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]に[[《スキルドレイン》]]等に[[チェーン]]して[[《リミッター解除》]]を[[発動]]した場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:[[攻撃力]]は8000となります。~
  なお、その後[[《スキルドレイン》]]の[[効果]]が[[適用]]された場合でも、[[攻撃力]]は変化しません。(12/02/25)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。