《キメラテック・フォートレス・ドラゴン/Chimeratech Fortress Dragon》

融合・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻   0/守   0
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合素材モンスターとして使用する事はできない。
自分・相手フィールド上に存在する上記のカードを墓地へ送った場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚する事ができる(「融合」魔法カードは必要としない)。
このカードの元々の攻撃力は、
このカードの融合素材としたモンスターの数×1000ポイントになる。

 Vジャンプ(2007年10月号) 付属カードで登場した闇属性機械族融合モンスター
 召喚ルール効果融合素材に使用できないルール効果元々の攻撃力上昇の永続効果を持つ。

 融合モンスターだが、融合召喚ではなく普通の特殊召喚として扱われる。
 逆に融合素材が揃っていても、《融合》等による融合召喚はできない。

 このカードの最大の特徴は、相手フィールド上のモンスターをも融合素材とすることができる事である。
 つまり、敵味方問わず《サイバー・ドラゴン》機械族モンスターフィールドに揃えば、それらを融合素材として墓地へ送ることができ、他にカード消費をせずに強力な攻撃力を持ったこのカード特殊召喚できるという、類を見ない強力な性能を持つカードなのである。

 さらに墓地へ送るのはコストであるため、《昇天の黒角笛》等でこのカード特殊召喚自体を無効にしても、融合素材となったモンスター墓地へ送られる事を防ぐことはできない。
 第一の対策としてコストとして墓地へ送ることができないトークン、そして《マクロコスモス》発動下でこのカード特殊召喚することはできない事は覚えておこう。

 自身の元々の攻撃力をアップさせる効果を持ち、その性質上2000〜11000の範囲で上昇させることができる。
 詳しくは下記FAQを参照
 機械族モンスターを複数展開する《機械複製術》ガジェットとは相性が良く、4000〜5000の攻撃力を容易に獲得することが可能である。
 相手デッキによっては、さらなる攻撃力の増加が期待できる。
 《リミッター解除》後に攻撃した破壊が確定している機械族モンスター融合素材とすれば無駄がない。
 しかし守備力は上昇しないため、《エネミーコントローラー》等の表示形式を変更するカードには弱いので注意が必要である。

 特殊召喚モンスター召喚ルール効果なので《サイバー・ドラゴン》召喚時優先権を行使して、このモンスター特殊召喚する事はできない。
 つまり自分機械族モンスターを並べている時に、相手ターン《サイバー・ドラゴン》特殊召喚されても、《奈落の落とし穴》等で即座に破壊できれば、このカードが特殊召喚され機械族モンスター除去される心配はない。

 以上、機械族モンスターを使用する上で、最も警戒しなければならないカードである。
 苦労して機械族最上級モンスター召喚しても、このカードにより簡単に除去される恐れがある。
 機械族を中心としたデッキでは特に脅威であり、【ガジェット】【ディフォーマー】など、大量展開したモンスター除去され、高い攻撃力のこのカードの召喚を許してしまうからである。
 相手《サイバー・ドラゴン》召喚したら、迷わず《奈落の落とし穴》等で破壊したい。
 【ガジェット】では、エクシーズ召喚を使ってランクモンスターに変換してしまうのも手である。

 自分モンスター裏側表示であっても融合素材とすることが出来る。
 つまり《サイバー・ドラゴン》特殊召喚時に《月の書》裏側表示にしたとしても、問題なくこのカードを出されてしまう。
 一応、こちらの機械族裏側表示にすれば非公開情報としてこのカードを特殊召喚されるのは防げるので覚えておこう。

 事前に《DNA改造手術》効果機械族以外の種族に変更する等の防御も考えられる。
 逆に、機械族に指定することで、種族を問わずこのカードでの除去が可能になる。
 そのため、【種族操作】では機械族を選択することも多い。

 余禄であるが、蘇生制限を満たすことは容易であり、この場合その他の効果による特殊召喚はできるが、ステータスが両方共0なのであまり役に立たない。
 だが《リサイクル・ジェネクス》とのシンクロ召喚《レアル・ジェネクス・クロキシアン》を呼び出せる。
 《ネジマキシキガミ》とのエクシーズ召喚ではランク8のエクシーズモンスターを呼び出せる。
 素材はどれも《リミット・リバース》に対応しているため、覚えておいて損は無い。

関連カード

融合素材にできない

収録パック等

FAQ

Q:相手の場に、《リボルバー・ドラゴン》《奈落の落とし穴》があるとき、自分《サイバー・ドラゴン》特殊召喚しました。
  このとき優先権を使って、《奈落の落とし穴》発動される前に、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を召喚することは可能ですか?
A:いいえ、できません。モンスターの召喚時には、その召喚に対して、カード発動するタイミングが必ず訪れます。
  そのタイミングが終了した後、新たなモンスター召喚することができます。このモンスター召喚する際には、トラブルのないよう確認し合ってから召喚してください。 (08/05/10)

Q:《サイバー・ドラゴン》の代わりに融合素材代用モンスター墓地へ送ることはできますか?
A:いいえ、融合素材代用モンスター墓地へ送ることはできません。(07/08/23)

Q:《スキルドレイン》効果が適用されている時に表側表示で存在するこのカード融合素材にすることはできますか?
A:いいえ、その場合でも融合素材にすることができません。(07/08/21)

Q:《オーバーロード・フュージョン》自分フィールド上に裏側表示で存在する《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》と自分墓地に存在する 《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を融合素材に含んで《キメラテック・オーバー・ドラゴン》召喚できますか?
A:《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の『融合素材モンスターとして使用する事はできない。』とは、効果モンスター効果としての 扱いではない為、フィールド上に裏側表示で存在する場合や墓地に存在する場合であっても、融合素材モンスターとして使用する事ができません。 したがって、《オーバーロード・フュージョン》効果によって《キメラテック・オーバー・ドラゴン》融合召喚する際に 《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を融合素材として使用する事はできません。(10/11/10)

Q:他の《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を特殊召喚するためにこのカード墓地へ送ることは可能ですか?
A:融合素材モンスターとして使用する事ができませんので、このカード墓地へ送ることはできません。(07/08/21)

Q:相手の場の機械族モンスター《サイバー・ドラゴン》墓地へ送ることは可能ですか?
A:はい、できます。(07/08/21)

Q:相手の場の《サイバー・ドラゴン》を含む機械族モンスターだけを墓地へ送る場合でも特殊召喚することはできますか?
A:はい、できます。(07/08/21)

Q:自分または相手の場の裏側表示《サイバー・ドラゴン》機械族モンスター墓地へ送る場合でも特殊召喚することはできますか?
A:自分フィールド上のカードなら可能ですが、相手フィールド上のカードの場合は何のカードか分かりませんので墓地へ送ることができません。(07/08/21)

Q:自分または相手の場の装備魔法扱いの《サイバー・ドラゴン》機械族モンスター墓地へ送る場合でも特殊召喚することはできますか?
A:装備魔法扱いの《サイバー・ドラゴン》の場合なら装備魔法扱いでもカード名《サイバー・ドラゴン》ですので可能です。
  装備魔法扱いの機械族モンスターの場合、種族の情報が失われるためこのカード特殊召喚するために墓地へ送ることができません。(08/08/15)

Q:「発動モンスターカード扱いとなる罠カード」をコストとした場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:「発動モンスターカード扱いとなる罠カード」をコストとした場合でも、その罠カード融合素材として使用したモンスターの数に含みます。また、それに伴い攻撃力が変動します。(10/05/31)

Q:《DNA改造手術》機械族以外のモンスター宣言している時にこのモンスター特殊召喚することはできますか?
A:自分相手の場の《サイバー・ドラゴン》自分の場の裏側守備表示機械族モンスターの組み合わせで墓地へ送ることで特殊召喚することができます。

Q:4体を墓地へ送ったこのカード攻撃力4000)に《巨大化》発動したらどうなりますか?
A:ライフに差があるなら4000を倍、または半分にします。(07/08/21)
  《収縮》でも同じように4000を半分にします。

Q:《融合解除》発動した場合、墓地へ送ったモンスター特殊召喚できますか?
A:いいえ、このカード特殊召喚融合召喚ではないので特殊召喚できません。(07/08/22)

Q:自分バトルフェイズ相手ターンメインフェイズ《サイバー・ドラゴン》を含む機械族モンスター墓地へ送り特殊召喚できますか?
A:いいえ、このカードプレイヤーメインフェイズにしかできません。