《キラー・トマト/Mystic Tomato》 †
効果モンスター
星4/闇属性/植物族/攻1400/守1100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下の闇属性モンスター1体を
自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
Pharaoh's Servant −ファラオのしもべ−で登場した闇属性・植物族の下級モンスター。
リクルーターの一体であり、攻撃力1500以下の闇属性モンスターをデッキから表側攻撃表示で特殊召喚できる誘発効果を持つ。
自身が戦闘によって破壊され墓地へ送られた時に発動する誘発効果は、任意発動する事ができる。
リクルーターの中でも極めて高い汎用性を持ち、特殊召喚する対象も非常に豊富。
真っ先に候補に上がるのはやはり、制限カードであり多くのデッキで必須カードとなる《クリッター》であろう。
使い方次第では2枚目以降の《クリッター》となり、特殊召喚できるモンスターのサーチに活用できる。
どうしても《クリッター》を経由してキーカードをサーチしたい場合は、そのためだけに複数枚投入しても差し支えない。
《クリッター》以外にも多種多様なモンスターをリクルートでき、それぞれが強力な効果を有している。
以下、リクルートできる優秀なモンスターの一例を記す。
リクルートできる闇属性モンスターの汎用性の高さから、デッキの中心となることも多い。
手札破壊効果を持つモンスターをリクルートできるために【トマハン】ではキーカードとして活躍する。
また【リクルーターカオス】では、闇属性の墓地コストとして重要なウェイトを占めた。
PHANTOM DARKNESSやEXTRA PACKで登場した強力な闇属性モンスターやそのサポートとも相性がいい。
闇属性モンスターには汎用性の高いチューナーも多く、シンクロ召喚を積極的に行うデッキに採用しても活躍する。
- 元ネタは、恐らくジョン・デ・ベロ監督の米国映画「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」だと思われる。
ストーリー自体はトマトが人を襲撃するというだけの内容なのだが、如何にもB級映画らしいキャストや演出がカルト的な人気を得て、最終的にはアニメまで作られた。
事実、このカードのイラストはアニメのトマトと非常に似ている。
- 英語版では殆ど面影の無い写実的で恐ろしげな顔のイラストに差し替えられており、名前も「Killer」がまずいためか「Mystic Tomato」になっている。
日本版のイラストはキリスト教と関係のある「ハロウィン(ハロウィーン/halloween)」を想像させるため、宗教上の問題から変更されたと言われている。
しかしながら、同じくハロウィンを題材にしている《ゴースト王−パンプキング−》のイラストは修正を受けていない。
恐らく上記の映画のキラートマトのデザインと酷似しているために変更されたと思われるが真相は不明のままである。
また、なぜか海外版の《ワンダー・クローバー》のこのカードのイラストは日本版のままである。
- 原作・アニメにおいて―
アニメDMの「遊戯vsパンドラ」戦にてがパンドラが使用。
1枚目が初手に来ていたが遊戯の《手札抹殺》によって墓地に送られ、その後、原作に登場した詳細不明の南瓜型モンスターの代わりに召喚された。
効果が発揮される事はなく、罠カード《黒魔族復活の棺》の生け贄にされた。
- アニメGXでは橘一角のデッキに入っているのが確認できる。
彼の使用する効果モンスター《デスロード》のサポート用だったのだろう。
「翔&剣山vs氷丸&雷丸」では、氷丸の使用した永続罠《メビウスの氷河》のイラストに登場している。
- コナミのゲーム作品において―
GBのDMシリーズでは効果を持たないモンスターとして登場し、オリジナルのテキストが存在する。
「トマトを口に入れられ窒息した人間がこのような姿になった」と書かれている。
DM4では生け贄を必要とするため全く使えないカードと化しているが、それ以上に他に類を見ないおぞましい設定である。
- DUEL TERMINALでは闇マリク、EXステージのモクバ、ユベル、ボマー、十六夜アキが使用。
攻撃する際は「ケッケッケッケッケ・・・」という音声が入っており、体当たりをする。
十六夜アキは第10弾から使用し専用ボイスがある。
関連カード †
―《キラー・トマト》の姿が見られるカード
収録パック等 †
FAQ †
Q:カードに記載された攻撃力が「?」のモンスターをリクルートできますか?
A:そのタイプのモンスターは、デッキ内だと攻撃力を判定できないためリクルートできません。
Q:《異次元の狂獣》と相打ちになった場合は効果は発動しますか?
A:その場合《異次元の狂獣》の効果で除外されるために発動しません。