*《クリアー・ワールド/Clear World》[#u64ef56a]
 フィールド魔法
 このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に500ライフポイントを払う。
 または、500ライフポイント払わずにこのカードを破壊する。
 お互いは、コントロールしている属性によって以下を適用する。
 ●光:自分は手札を全て公開し続ける。
 ●闇:自分フィールド上のモンスターが2体以上の場合、自分は攻撃宣言できない。
 ●地:自分のスタンバイフェイズ時、自分の表側守備表示モンスター1体を破壊する。
 ●水:自分のエンドフェイズ時、自分の手札を1枚捨てる。
 ●炎:自分のエンドフェイズ時、自分は1000ポイントダメージを受ける。
 ●風:自分は500ライフポイント払わなければ魔法カードを発動できない。

 [[LIMITED EDITION 15>LIMITED EDITION#cad26054]]で登場した[[フィールド魔法]]。~
 [[お互い]]に[[コントロール]]している[[モンスター]]の[[属性]]によって[[デメリット]][[効果]]を適用する。

 [[お互い]]の[[プレイヤー]]は[[モンスター]]を[[コントロール]]している限り、ほぼ必ず何らかの[[デメリット]]を負うことになる。~
 [[効果]]は累積するので、[[【六武衆】]]や[[【フォーチュンレディ】]]といった[[属性]]の分散した[[デッキ]]では展開するにつれて複数の[[デメリット]]が発生する。~
//[[メタ]]としての効力を考えると以下のような被害が予想される。

//-[[光属性]]:[[《オネスト》]]の保持が公になる他、各種[[デッキ]]の[[キーカード]]の有無を知られ、[[相手]]に対策を講じられる。
//-[[闇属性]]:大量展開からの[[攻撃]]ができず、攻め手に大きく支障が出る。
//-[[地属性]]:守りの要が次々と[[破壊]]され、ジリ貧になる。
//-[[水属性]]:恒久的に[[手札]]を減らされ、[[アドバンテージ]]の差がつく。
//-[[炎属性]]:[[ライフ・アドバンテージ]]に差をつけられやすい。
//-[[風属性]]:終盤になればなるほど苦しくなる。
//「各属性へのメタ」を謳うなら闇、水、風あたりに無理がある。むりくり書くぐらいなら無い方がマシ

 [[自分]]にも[[効果]]が及ぶため、[[デッキ]]構成にも注意を払う必要がある。~
 専用の[[デメリット]]回避[[モンスター]]である[[《クリアー・バイス・ドラゴン》]]を用いればいかなる[[デメリット]]も受けなくなる。~
 あるいは[[守備表示]][[モンスター]]を用いない[[地属性]][[ビートダウン]]や、[[ライフコスト]]覚悟で[[風属性]][[デッキ]]に投入するのも手。~
 [[裏側守備表示]][[モンスター]]は[[属性]]が判定できないのを利用して[[サイクル・リバース]][[モンスター]]を使うのも良いだろう。~
 いっそのこと[[モンスター]]を一切デッキに投入しない>【ドローゴー】]]という手もある。~
 また、[[光属性]][[モンスター]]を使う[[相手]]に与える[[効果]]は[[《マインドクラッシュ》]]等の補助にも役立つ。~

 上記のように[[地属性]]・[[風属性]]の[[デメリット]]は拘束力が緩く、[[デッキ]]によっては[[相手]]も全く被害を受けない場合がある。~
 累積すると相当にいやらしいのは事実だが、ひとつひとつの[[効果]]はやや地味さが拭えず、即時的に[[デメリット]]の発生する[[効果]]は少ない。~
//[[水属性]]は[[《伝説の都 アトランティス》]]、[[【ハーピィ】]]は[[《ハーピィの狩場》]]等、[[相手]]の[[フィールド魔法]]とかち合ってしまうことも多い。~
//最も[[メタ]]として期待できる[[闇属性]]に対しても、[[《邪帝ガイウス》]]や[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]に[[除去]]されては元も子もないため[[カード]]への何らかの防御手段を用意しておきたい。~
//ガイウスと闇属性デッキの関連は薄い。
 [[闇属性]]主体デッキに対しては大きく展開を遅らせられるが、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]等に[[除去]]されては元も子もないため、何らかの防御手段を用意しておきたい。~

//漠然とこの[[カード]]を使うだけでは[[相手]]に大きく依存してしまい、思うように動きを制限できないことも多い。~
 漠然とこの[[カード]]を使うだけでは[[相手]]に大きく依存するため、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]や[[《幻惑の巻物》]]等を併用してもよいだろう。
//この[[カード]]を使うのであればこの[[カード]]を生かすための工夫が必要不可欠となる。~
//[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]や[[《ヴォルカニック・クイーン》]]のような[[相手]]の場に[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]を用いて、[[相手]]に[[モンスター]]を押し付けたりするのが効果的である。~
//他にも[[《幻惑の巻物》]]や[[《DNA移植手術》]]等による[[属性]]操作も有効だろう。~

-[[神属性]]である[[三幻神]]や[[《光の創造神 ホルアクティ》]]等は、この[[カード]]の影響は受けない。~
同様に[[《DNA移植手術》]]で[[神属性]]を宣言すれば、全ての[[モンスター]]が[[効果]]を受け付けなくなるので、[[メタ]]になりやすい。~
逆に[[《光と闇の竜》]]や[[《精霊術師 ドリアード》]]など複数の[[属性]]を持つ[[モンスター]]が存在する場合、それらの[[属性]]に応じた複数の[[効果]]が適用される。~
//特に、実質5つの[[属性]]を持つ[[《精霊術師 ドリアード》]]が存在する時に[[発動]]された場合、かなり苦しい展開になる。~
//逆にこれらの[[モンスター]]を[[コントロール転移]]すれば[[相手]]にとっては厳しいだろう。~
//その際は[[《フリント》]]等を併用して[[攻撃表示]]で固定し、[[地属性]]の[[効果]]//で[[破壊]]されることを避けると良い。~
//蛇足がすぎる

//-[[LIMITED EDITION]]において初めて収録された[[フィールド魔法]]であり、[[レアリティ]]が[[ウルトラレア>Ultra]]になるのは、[[新たなる支配者]]収録の[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]以来である([[アルティメットレア>Ultimate]]は何種類か存在するが)。~
//また、維持[[コスト]]がある[[フィールド魔法]]もこのカードが初である。
-[[LIMITED EDITION]]において初めて収録された[[フィールド魔法]]である。~
[[フィールド魔法]]の[[レアリティ]]が[[ウルトラレア>Ultra]]になるのは、[[新たなる支配者]]収録の[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]以来。~
//スーパーレアのアルティメットレア版は何種類か存在する。
また、維持[[コスト]]がある[[フィールド魔法]]もこのカードが初である。

//長いんで分割

-[[イラスト]]の中央には藤原優介と思われる影が描かれている。~
キャラクターがカードに登場するのは[[《友情 YU−JYO》]]など数少ない。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「吹雪vs藤原」戦で藤原が使用した[[キーカード]]。~
各[[属性]]ごとに[[コントローラー]]に対して「ネガティブエフェクト」という[[デメリット]][[効果]]を与える。~
[[効果]]は[[自分]]と[[相手]]双方に及ぶが、藤原は[[属性]]を持たなくなる[[永続効果]]を持つ「クリアーモンスター」を使う事でこれを回避している。~
[[闇属性]]軸の[[【真紅眼の黒竜】]]を使用する吹雪はこの[[効果]]により完全に[[攻撃宣言]]を封じられた。~
なお、この回の「今日の最強カード紹介」において、藤原は「この世界の''クリアー''は不可能だ」と言っていた。~
「十代vsヨハンvs藤原」戦でも[[発動]]された。~
この[[デュエル]]では[[風属性]]、[[地属性]]、[[水属性]]、[[光属性]]のネガティブエフェクトが発動したが、最終的に[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]の[[効果]]で[[デッキ]]に戻された。(この時、[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]を[[コントロール]]していたヨハンに、何故か[[光属性]]のネガティブエフェクトは発動していなかった)~
[[炎属性]]のネガティブエフェクトのみ、一度も[[発動]]されることはなかった。~

--藤原によると、この[[カード]]は[[カード]]が持つ「個性」によって「罰」を与えるらしい。~
英語版では下記のように言われている。
---[[炎属性]][[デッキ]]は[[バーンカード>バーン]]を使う事。
---[[風属性]][[デッキ]]は[[相手の魔法・罠カードを破壊すること>《サイクロン》]]に焦点を当てる事。
---多くの[[闇属性]]カードは[[相手]]を[[攻撃]]する術に長けている事。
---[[地属性]][[モンスター]]は普通は高い[[守備力]]を誇る事。
---[[水属性]][[デッキ]]は[[サルベージカード>《サルベージ》]]によって[[自分]]の[[手札]]を補填する[[カード]]が多い事。
---[[光属性]]は[[自分]]の戦略を「明らかにする」事。

--アニメでの[[効果]]は下記のゲーム版と同様であった。~

-コナミのゲーム作品において―~
PSP「[[遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE 3>ゲーム付属カード#ja2b037f]]」では、OCGに先んじてゲーム[[オリジナルカード]]の一枚として収録されている。~
TF3でのカードテキストは以下の通り。
 フィールド上に表側表示で存在するモンスターの属性によって、
 そのモンスターのコントローラーは以下の効果を適用する。 
 ●光属性:自分は手札を公開し続けなければならない。 
 ●闇属性:自分は攻撃宣言をする事ができない。 
 ●地属性:自分のエンドフェイズ時に自分フィールド上に存在する
 モンスター1体を破壊する。 
 ●水属性:自分のエンドフェイズ時に自分は手札を1枚捨てる。 
 ●炎属性:自分のエンドフェイズ時に自分は1000ポイントのダメージを受ける。 
 ●風属性:自分は魔法カードを発動できない。
OCGとは異なり[[ライフコスト]]が不要であり、[[闇属性]]・[[地属性]]・[[風属性]]に対する[[効果]]がOCG版より強力であった。~
OCG化にあたっては行動に制限を受ける系統の[[デメリット]][[効果]]を中心に弱体化されたため、[[ロック]][[カード]]としての働きは大きく弱まったといえる。~
また、本カードがOCG化されたことにより、TF4からはOCG版の効果に変更されている。~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#sbe997ff]
-[[《クリアー・バイス・ドラゴン》]]

//―[[イラスト]]関連
//カードのイラストに描かれているカードが存在した場合、そのカードをリンク

//―《クリアー・ワールド》の見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**この[[カード]]を使用する代表的な[[デッキ]]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#s763fc42]
-[[LIMITED EDITION 15>LIMITED EDITION#cad26054]] LE15-JP005 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#j1389861]
Q:[[裏側表示]][[モンスター]]は[[効果]]と関係しませんか?~
A:[[属性]]が判らない扱いであるため、関係しません。(09/08/03)

Q:[[《フィールドバリア》]]が存在する場合に[[ライフコスト]]を払わなかった場合、この[[カード]]は[[破壊]]されませんか?~
A:いいえ、その場合でも[[破壊]]されます。(09/08/19)

Q:[[ライフポイント]]を支払う行為は[[コスト]]ですか、[[効果]]ですか?~
  ([[《クリアー・バイス・ドラゴン》]]で[[ライフコスト]]を踏み倒せるのか?)~
A:[[効果]]ではなく[[維持コスト>コストを払う]]として扱うため、[[《クリアー・バイス・ドラゴン》]]がいたとしても、この[[カード]]がなんらかの[[効果]]で[[無効]]になっていたとしても払います。~
  なお、[[チェーンブロック]]は作りません。(09/08/03)

Q:どの[[効果]]が[[チェーンブロック]]を作りますか?~
A:[[地属性]]・[[水属性]]・[[炎属性]]の[[効果]]が作ります。他の3つは作りません。(09/08/03)

Q:[[炎属性]]の[[効果の発動]]に[[チェーン]]して、[[《皆既日蝕の書》]]を[[発動]]し全ての[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にしました。~
 [[炎属性]]の[[効果]]による[[ダメージ]]はどうなりますか?~
A:[[ダメージ]]を受ける処理は適用されます。(10/07/22)

Q:[[風属性]][[モンスター]]を[[コントロール]]しているときの[[魔法カード]][[発動]]時に払う[[ライフポイント]]は、[[《魔力倹約術》]]が存在しても払わなければなりませんか?~
A:払わなければなりません。(10/06/19)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。