*《クレボンス/Krebons》 [#y5502172]
 チューナー(効果モンスター)
 星2/闇属性/サイキック族/攻1200/守 400
 このカードが攻撃対象に選択された時、
 800ライフポイントを払って発動できる。
 その攻撃を無効にする。 

 [[THE DUELIST GENESIS]]で登場した[[闇属性]]・[[サイキック族]]の[[下級モンスター]]の[[チューナー]]。~
 自身への[[攻撃]]を[[無効]]にする[[任意>任意効果]]の[[誘発効果]]を持つ。

 実質的に[[壁]][[モンスター]]となるが、[[ライフコスト]]があるため継続的な[[ブロッカー]]にはし辛い。~
 800と言うと大したことがないように聞こえるが、複数体に[[攻撃]]されるとあっという間に[[ライフ]]がすり減ってしまう。~
 しかし、[[攻撃]]を[[無効]]にするため、[[《マシュマロン》]]のような[[ブロッカー]]の天敵である[[表示形式]]変更や[[貫通]][[効果]]も防ぐことができる。~
 加えて[[《ドリルロイド》]]や[[《N・グラン・モール》]]等、[[攻撃]]を介する[[効果]]にも[[耐性]]がある。~
 [[《古代の機械究極巨人》]]等による[[1ターンキル]]を、[[ライフコスト]]を払うだけで完全に防御できるのも心強い。~
 また[[守備表示]]で出す必要がないため、一般的な[[壁]]対策の[[《抹殺の使徒》]]・[[《シールドクラッシュ》]]の被害も受けにくい。~
 更には[[チューナー]]であるため、1[[ターン]]耐えれば[[シンクロ召喚]]に有効利用できる点で、単体での起用が容易な[[モンスター]]だと言える。~
 長期的な[[壁]]としての運用を考えるなら、[[《念動増幅装置》]]でノー[[コスト]]にするのもありだろう。~

 これだけではやや地味だが、[[《緊急テレポート》]]で[[特殊召喚]]できるのが大きい。~
 [[レベル]]2[[サイキック族]][[チューナー]]は他にもいるが、[[効果]]の[[汎用性]]ではこの[[カード]]が突出している。~
 [[属性]]が[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]の[[コスト]]になる[[闇属性]]ということも恵まれている。~
 [[デッキ]]に[[シンクロ召喚]]ギミックを組み込む際に、この[[カード]]と[[《サイコ・コマンダー》]]+[[《緊急テレポート》]]だけを使用することも多かった。~

 当の[[【サイキック族】]]においては、[[《サイ・ガール》]]や[[《サイコジャンパー》]]がライバルとなるため、採用するかは構築次第といったところ。~
 [[サイキック族]]は[[闇属性]]が少ないので[[闇属性]]であることを生かすのは難しく、他の[[チューナー]]が対応する[[《ナチュル・ビースト》]]などに対応しないのも少々痛い。~

// ただし、[[無効]][[効果]]を過信し、[[《精神操作》]]等の[[対象]]にされないよう注意したい。~
// [[自分]]の[[ライフポイント]]が800以下で[[コスト]]が払えない時も、[[ブロッカー]]としての意味をなさなくなってしまう。~
//壁としての弱点は、最後に改めて挙げるほど意識されないかなぁと

-[[裁定変更]]により、[[全体攻撃]]を800[[ライフ]]を支払うことで止めることが出来るようになった([[《阿修羅》]]参考)。~

-海外でも人気の[[カード]]であり、[[Turbo Pack:Booster One>Turbo Pack#i40e3d8a]]に[[スーパーレア>Super]]で再録されている。~

-目(と思しき部分)は≧(大なりイコール)と≦(小なりイコール)という記号で表されている。~
この記号は普段から顔文字を作る際に目を表すパーツとしてそれなりに使われている。~
また、背景にはデジタルの要素である「0」「1」が複数描かれており、コンピュータを連想させる[[イラスト]]である。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「龍亞vsディヴァイン」戦においてディヴァインが使用。~
自身の[[効果]]により[[《D・ラジオン》]]の[[攻撃]]を防ぎ、次の[[ターン]]に[[直接攻撃]]を仕掛けた。~
その後、[[《ダブルツールD&C》]]を装備した[[《パワー・ツール・ドラゴン》]]によって[[効果]]を無効にされ、[[戦闘破壊]]された。~
「カーリーvsディヴァイン」(2戦目)でも登場。~
先攻1[[ターン]]目に[[召喚]]され、[[《緊急テレポート》]]で[[特殊召喚]]された[[《メンタルプロテクター》]]と共に[[《マジカル・アンドロイド》]]の[[シンクロ素材]]となった。~

--[[攻撃]]の際には緑色に光らせた両手を回し、[[イラスト]]にもあるブロックをぶつける演出があった。

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]ではディヴァインが使用する。~
プレイヤーより[[ライフポイント]]が上の時でも、[[ライフポイント]]が払える限り自身の[[効果]]を[[発動]]するため、僅差の時はこの[[カード]]が決め手になることがある。~
また、この[[カード]]と[[《マジカル・アンドロイド》]]と[[《メンタルスフィア・デーモン》]]をスキャンすると隠し[[デッキ]]「サイキック・アルカディア」が使用できる。

-神話・伝承において―~
名前の元ネタは超能力の一つである「クレヤボヤンス(clairvoyance)」だろう。~
[[千里眼>《千里眼》]]を意味し、光学的に有り得ないはずの位置の物体や事象を見たり、離れた土地の出来事を見たりすることが出来る能力のことである。~
また、透視や鋭い洞察力を意味する単語でもある。

--「クレヤボヤンス」という単語は、仏語で「clair」+「voyant」で「明視」を意味することから成り立ったものである。~
このような由来にかかわらず、元の単語を全く感じさせない英名を与えられてしまっているため、英名から元ネタを探ることはやや難しい。

**関連カード [#zd338e7e]
-[[《くず鉄のかかし》]]
-[[《攻撃の無力化》]]
-[[《ナチュル・バタフライ》]]

―《クレボンス》の姿が見られる[[カード]]
-[[《バトル・テレポーテーション》]]

**収録パック等 [#affab09d]
-[[THE DUELIST GENESIS]] TDGS-JP018
-[[DUEL TERMINAL −インヴェルズの侵略!!−]] DT10-JP012
-[[DUELIST EDITION Volume 3]] DE03-JP007 &size(10){[[Rare]]};


**FAQ [#n08953a4]
Q:この[[効果]]は[[対象]]をとりますか?~
A:いいえ、[[対象]]をとりません。(08/05/04)

//Q:この[[効果]]は[[強制効果]]ですか?~
//A:[[任意効果]]です。(10/10/06)
//テキストで明記されているためコメントアウト

Q:[[バトルステップ]]で、一度[[チェーン]]が発生し解決した後に[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。一番最初でのみ[[発動]]できます。(10/03/12)

Q:[[自分]]の[[モンスター]]が[[相手]]に[[攻撃]]を行いました。~
  この時点では[[優先権]]が[[自分]]にあるので、[[《サイクロン》]]を[[発動]]しました。~
  [[相手]]は、この[[《サイクロン》]]([[スペルスピード]]2)に[[チェーン]]して《クレボンス》([[スペルスピード]]1)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:《クレボンス》に[[攻撃]]を行った場合、まず《クレボンス》の[[効果]]を[[発動]]するかどうかを[[相手]]が決めます。~
 《クレボンス》の[[効果]]を[[相手]]が[[発動]]する場合、[[自分]]はそれに[[チェーン]]をして[[《サイクロン》]]を[[発動]]する事ができます。(10/10/31)~

//質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//質問だけの投稿はお止めください。
//未発売カードに限り、(A:発売をお待ちください)とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。~