*《クロス・ソウル/Soul Exchange》 [#x4dc07c8]
 通常魔法
 相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。
 このターン自分のモンスターをリリースする場合、
 自分のモンスター1体の代わりに選択した相手モンスターをリリースしなければならない。
 このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。

 [[EX-R]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[相手]][[モンスター]]を[[リリース]]素材として使用できる[[効果]]を持つ。~

 [[リリース]]サポートカードであるため、[[アドバンス召喚]]等の[[リリース]]を必要とするカードが存在しない[[デッキ]]には投入されない。~
 ただし、[[《痛み分け》]]等の[[リリース]]にも代用できるため、使いところは少なくはない。~

 [[相手]][[モンスター]]を[[リリース]]することで、[[モンスター]][[除去]]としても使用できる。~
 [[表示形式]]を問わず[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]できる点は魅力である。~
 この[[カード]]1枚の消費で[[相手]]の[[モンスター]]を[[除去]]しつつ[[コスト]]を支払えるので結果的に[[1:1交換]]となる。~

 同じく[[リリース]]サポートカードとして使用される[[《洗脳−ブレインコントロール》]]と比較すると、[[バトルフェイズ]]が行えず速攻性が低いという[[デメリット]]がある。~
 逆に、[[裏側守備表示]][[モンスター]]でも[[除去]]できる点や[[ライフコスト]]を必要としない点が[[メリット]]となる。~
 また、[[相手]][[フィールド]]上から[[リリースする]]ため、[[《盲信するゴブリン》]]等の[[コントロール]]を変更できない[[モンスター]]を[[リリース]]できるのは、[[《洗脳−ブレインコントロール》]]にはない[[メリット]]である。~

 ただし、[[上級モンスター]]を主体にした[[ビートダウン]]において「[[発動]][[ターン]]に[[バトルフェイズ]]を行えない」という欠点は致命的である。~
 しかし、[[《光帝クライス》]]や[[《超伝導恐獣》]]・[[《黒炎弾》]]等であれば、[[デメリット]]が重複しているので[[コンボ]]として活用できる。~

-この[[効果]]は[[対象を取る>対象をとる(指定する)効果]][[魔法>魔法カード]]。~
[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]に[[耐性]]のある[[《サイバー・フェニックス》]]([[攻撃表示]])等には[[無効]]化される。~
そして、[[表側表示]]の[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]等、[[魔法>魔法カード]][[耐性]]がある[[モンスター]]には[[無効]]化される。~
また[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]・[[《竜魔人 キングドラグーン》]]等、[[対象を取る>対象をとる(指定する)効果]]ことができない[[モンスター]]には[[発動]]すらできない。~
[[魔法>魔法カード]][[耐性]]がある[[モンスター]]以外に[[表側表示]]の[[《召喚僧サモンプリースト》]]、[[《デーモンの雄叫び》]]で[[特殊召喚]]された[[デーモン]]、[[裏側守備表示]]の[[《ミドル・シールド・ガードナー》]]・[[《ビッグ・シールド・ガードナー》]]がこのカードによる[[除去]]に[[耐性]]を持つ。~
[[《痛み分け》]]と[[効果]]を混同しないよう注意が必要である。~

-[[自分]]の[[モンスター]]を[[リリースする]]とは、[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]、[[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]]・[[効果モンスター]]の[[発動]][[コスト]]でも可能。~
例えば[[《キャノン・ソルジャー》]]で[[リリース]]して[[射出]]することができる。~
[[《痛み分け》]]との[[コンボ]]も非常に有効。~
完全な[[2:2交換>1:1交換]]となる。~
また、これは[[相手]][[モンスター]]を[[リリースする]]時には適用できない。([[自分]]の[[モンスター]]に[[発動]]してという意味)~
当然だが、《クロス・ソウル》の対象と[[自分]]の[[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[リリース]]して[[最上級モンスター]]を[[アドバンス召喚]]することもできる。~
《クロス・ソウル》2回で、[[相手]]の[[モンスター]]2体を[[リリース]]して[[最上級モンスター]]を[[アドバンス召喚]]することも可能。
//誓約効果のせいで、同一ターン内で二度唱えることは不可能のように思える。要確認事項
//ルールHPでは可能の旨が書かれている。

-この[[カード]]の影響下で、2体[[リリース]]が必要な[[モンスター]]を[[召喚]]する場合、必ず[[相手]][[フィールド]]上と[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[リリース]]することになる。

-06/09/22頃の裁定で、「[[バトルフェイズ]]を行う事はできない」というのはこの[[カードの効果]]ではなく[[誓約効果]]として扱うという裁定が下った。~
[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]の[[効果]]で無視することが可能になった。~
また「[[バトルフェイズ]]を行う事はできない」[[誓約効果]]は、《クロス・ソウル》の[[発動]]を[[無効]]化されるとこの[[誓約効果]]も破棄できる事に注意。~

-OCGでも「[[自分]]の場に[[モンスター]]がいない」場合にもこの[[カード]]を[[発動]]できる。~
たまに「[[自分]]の場に[[モンスター]]がいないと[[発動]]できない」という勘違いをしている人もいるので注意。~

-[[自分]]の場に[[《ならず者傭兵部隊》]]がいる状態でこの[[カード]]を使用しても、「[[相手]][[モンスター]]を[[リリース]]して[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]」はできない。~
これは、[[《ならず者傭兵部隊》]]が[[リリース]]する[[カード]]を「この[[カード]]」と指定しているためである。~
なお、同様に「○○族を」や「[[攻撃力]]○○以下の[[モンスター]]を」などと[[リリース]]する[[モンスター]]の指定がある場合は、それに該当しない[[モンスター]]を[[リリース]]することはできない。~
このカードが無視できるのは「[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を」という制約のみである。

--ならば、[[相手]]の場に[[《ならず者傭兵部隊》]]がいればなどと考えてもそれは無駄である。~
[[相手]]の場の[[《ならず者傭兵部隊》]]の[[起動効果]]を、こちらが使おうとする事はできない。~
この[[カード]]では[[コントロール]]を変更しないので、[[《ならず者傭兵部隊》]]の[[コントロール]]はあくまで[[相手]]にあるため。~
ルール上、原則として[[相手]]が[[コントロール]]する[[カード]]の[[起動効果]]を使用することは不可能である。~

-[[メインフェイズ]]1でしか[[発動]]できない。~
[[バトルフェイズ]]を行った[[ターン]]の[[メインフェイズ]]2で[[発動]]することは不可。~
([[誓約効果]]も参照)

-長い間[[絶版]]中だったが、[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]]にて収録される事となった。~
なお、再録時に微妙に[[エラッタ]]されており、[[強制効果]]である事が明確になっている。~
([[生け贄]]に捧げる。→[[生け贄]]に捧げなければならない。)~
ただし、[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]]よりも前に発売した[[WORLD CHANPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]で使用できるこの[[カード]]のテキストは[[エラッタ]]後のものとなっている。~

--その後、[[DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−]]でさらに[[エラッタ]]されている。

-《クロス・ソウル》自体には[[《痛み分け》]]のようなこれ単体で[[リリース]]を強要する[[効果]]はない。~
《クロス・ソウル》の[[強制効果]]とは、''「『[[自分]]の[[モンスター]]を[[リリース]]する』という場合、必ず『《クロス・ソウル》の対象にした[[相手]][[モンスター]]を[[リリース]]する』」である。''~
要するに[[自分]]の場に[[《キャノン・ソルジャー》]]などが居て《クロス・ソウル》を使ったら、必ず[[対象]]にした[[相手]][[モンスター]]から選択しなければならない、という事になる。~
言い換えれば、選択した[[モンスター]]を[[リリース]]できる状態で、他の[[カード]]を[[リリース]]することはできない、という意味だ。~
例え使用した[[ターン]]に[[リリース]]する手段が無くなったとしても、《クロス・ソウル》自体に何ら関係はない。~
この[[カード]]を[[発動]]後、何らかの事情(例えば[[モンスター除去]]される)などで「[[リリース]]行為が不可能」になった場合、[[不発]]に近い扱いとなる。~
つまり、「[[リリース]]できない」のだから、「何もできない(しない)」というだけである。~
しかし「[[発動]]が[[無効]]」にはなっていないので「[[バトルフェイズ]]不可の[[誓約効果]]」は当然適用される。~

-イラストのドラゴンの様な生物は異様な容姿をしている。~
まず左側の人間と大きさが同等なため、非常に貧弱に見える。~
また胴体に比べ顔が大きすぎるためマスコットキャラクターの様に見え、その上顔はゴツめなので非常に不自然である。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「闇遊戯&海馬vs光の仮面&闇の仮面」戦において海馬が使用。~
原作では以下のような効果であった。~
 互いのプレイヤーは、場のモンスターを生贄にする場合
 相手の場のモンスターを生け贄に捧げる。
 発動時、お互いにモンスターを生け贄召喚することができる。
また、OCGのように[[バトルフェイズ]]を行えない[[デメリット]]は存在しない。~
大体は[[相手]]の[[攻撃]]にあわせて使い、[[《青眼の白龍》]]や[[《オベリスクの巨神兵》]][[召喚]]の足がかりとしている。~
なお、アニメ版では実際の[[効果]]との混同を避けるため、絵柄こそ同じであるものの[[カード名]]が《クロス・サクリファイス》へと変更されている。~

--作中では、[[相手]][[フィールド]]にしか[[モンスター]]がいない場合、[[相手]][[モンスター]]だけを[[生け贄]]にできるという超強力[[カード]]であった。~
事実海馬は、この[[カード]]で[[自分]]の[[モンスター]]を[[生け贄]]にさせたことは一度もない。~

**関連カード [#q2ebe03b]
-[[《強奪》]]
-[[《洗脳−ブレインコントロール》]]

-[[《シンクロ・マテリアル》]]
-[[《リチュアに伝わりし禁断の秘術》]]

-[[《超融合》]]
-[[《忍法 超変化の術》]]

**収録パック等 [#nc00044b]
-[[EX-R]] EX-86 &size(10){[[Secret]]};
-[[STRUCTURE DECK−海馬編−]] KA-24
-[[STRUCTURE DECK−ペガサス・J・クロフォード編−]] PE-27
-[[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]] SK2-026
-[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP019
-[[DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−]] DT01-JP036

**FAQ [#h8a5604a]
Q:この[[効果]]で[[対象]]とした[[モンスター]]を[[《突然変異》]]などで[[リリース]]できますか?~
A:[[表側表示]]であれば、[[レベル]]が判明しているため可能です。~
  [[裏側表示]]の場合は、[[自分]]の[[エクストラデッキ]]にその[[モンスター]]と同じ[[レベル]]の[[融合モンスター]]が存在しているか分からないとみなされ[[リリース]]できません。~
  [[儀式魔法]]の場合も、同様に[[表側表示]]で[[レベル]]が決定できるときのみ[[リリース]]できます。

Q:この[[カードの効果]]で[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を[[召喚]]した場合、その[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]は[[攻撃]]する事ができますか?~
A:[[バトルフェイズ]]自体が行えない状態のため、できません。~

Q:この[[カードの効果]]で[[相手]][[フィールド]]上の[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]などの魔法の効かない[[モンスター]]を[[リリース]]出来ますか?~
A:いいえ、できません。

Q:[[チェーン]]して[[《マジック・キャンセラー》]]を[[蘇生]]された場合、[[効果]]は[[無効]]になりますがこの[[ターン]]に[[攻撃]]を行えますか?~
A:いいえ、[[効果]]は[[無効]]になっても[[発動]]自体が[[無効]]になったわけではありません。そのため、[[バトルフェイズ]]を行えません。

Q:[[裏側守備表示]]の[[《きつね火》]]を対象に選択した場合、[[アドバンス召喚]]のための[[リリース]]ができますか?~
A:はい、できます。[[裏側守備表示]]の[[《きつね火》]]はテキストが[[無効]]化されているため、[[リリース]]できます。

Q:[[表側表示]]の[[《召喚僧サモンプリースト》]]を対象にして[[発動]]できますか?~
A:できません。(08/08/20)

Q:[[リリース]]する場合は必ず[[相手]][[モンスター]]を[[リリース]]しなければならないのですか?~
A:はい、そうです。(07/11/03)

Q:上記の「強制」を踏まえての質問です。~
[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を[[発動]]したいのですが、選択した[[モンスター]]は[[発動条件]]に合わない[[光属性]][[モンスター]]です。~
この時、自分[[フィールド]]上の[[《クリッター》]]を[[リリース]]して[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を[[発動]]することは可能ですか?~
A:可能です。~
選択した[[モンスター]]が[[リリース]]として不適合な場合は、自分の適合[[モンスター]]を[[リリース]]することが可能です。(08/06/24)

Q:[[自分]][[フィールド]]上の[[チューナー]][[モンスター]]と、《クロス・ソウル》で指定した[[相手]][[モンスター]]とで[[シンクロ召喚]]を行うことはできますか?~
A:[[シンクロ召喚]]は、[[チューナー]]や[[シンクロ素材]][[モンスター]]を[[リリースする]]扱いではなく、[[フィールド]]上から[[墓地へ送る]]扱いとなります。~
  したがって、《クロス・ソウル》の[[効果]]が適用された[[相手]][[モンスター]]を[[リリース]]して、[[シンクロ召喚]]する事はできません。(08/04/25)~

Q:[[《生贄封じの仮面》]]が存在する時に[[発動]]できますか?~
A:直接[[リリース]]をする[[効果]]ではないので、可能です。(10/07/14)