*《グリード・クエーサー/Greed Quasar》 [#g1d047f9]
 効果モンスター
 星7/闇属性/悪魔族/攻   ?/守   ?
 このカードの元々の攻撃力と守備力は、
 このカードのレベル×300ポイントの数値になる。 
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 このカードが戦闘によって破壊したモンスターの
 レベル分だけこのカードのレベルが上がる。

 [[Vジャンプ(2006年5月号開始) 半年間定期購読特典>書籍付属カード#p7209f5e]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[レベル]]に応じて[[攻撃力]]と[[守備力]]が決定する[[効果]]と[[モンスター]]を[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]するごとに[[レベル]]が上昇する特異な[[効果]]を持つ。~
 「[[《グリード》]](greed:強欲)」の名に恥じず、貪欲に[[攻撃力]]を上昇させていくことが出来る。

 基本の[[攻撃力]]・[[守備力]]は、2100と考えてよい。~
 やや低く感じるが、[[レベル]]4[[モンスター]]を1体倒すだけで[[攻撃力]]が3300となる事を考えれば、さほど悪くはない。~
 遠まわしになるが、[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]や[[《コイツ》]]、[[《霧の王》]]を[[《強制転移》]]で[[送りつけ]]ればさらなる高[[攻撃力]]を期待できる。~

 [[《E−HERO ヘル・ゲイナー》]]の[[効果]]を利用すれば、[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]して[[攻撃力]]が上昇した状態で、さらなる追撃を行う事ができる。~

 この手のカードの宿命として[[裏側表示]]にされると[[攻撃力]]が戻り、[[コントロールを奪われ>コントロール奪取]]たりされると悲惨な事になる。~
 ただ、他の[[攻撃力]]上昇系[[モンスター]]とは違い、[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にされても[[《サイバー・ドラゴン》]]の[[攻撃]]を防げる。~
 うまくいけば戻ってしまった[[攻撃力]]を再び得られる可能性がある点は他のカードより優れていると言えよう。~

-[[レベル]]の上昇は[[カウンター]]でも用意して常に[[確認]]できるようにしておきたい。~

-自身の[[レベル]]によって能力が決まる点、自身で[[レベル]]を上げられる点が[[フォーチュンレディ]]に似ている。

-自身の[[レベル]]を変化させることができる初の[[モンスター]]。~
//また、[[レベル]]13以上になることができる初の[[モンスター]]でもある。~
//レベルに上限があるというルールはないからこのカードが初というのはおかしい
その後、第6期に入り[[シンクロ召喚]]が登場したことで、他にも[[レベル]]を変更できる[[モンスター]]が登場している。

--[[《強者の苦痛》]]の[[攻撃力]]を下げる値は、現在の[[レベル]]を反映する。~
//3枚[[《強者の苦痛》]]を張られた場合、[[攻撃力]]は0にまでダウンする。~
//↑算数できればわかる。
また、[[《ザ・カリキュレーター》]]の[[攻撃力]]上昇に大きく貢献できる[[モンスター]]でもある。~

--[[《ギブ&テイク》]]と非常に相性がいい。~
[[相手]]の場に[[蘇生]]させた高[[レベル]][[モンスター]]を[[破壊]]する事で、さらに[[レベル]]を上昇させられる。~
同じ[[悪魔族]]である[[《トラゴエディア》]]であれば、[[攻撃力]]は一気に3000ポイントアップする。~

//-メインの[[デッキ]]に入る[[モンスター]]としては唯一[[《青眼の究極竜》]]に[[《突然変異》]]できる可能性があった。~
//だが[[《突然変異》]]は[[禁止カード]]に指定されてしまった。~
//なお、[[《突然変異》]]が規制緩和されたとしても[[《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》]]や他のレベル変動モンスターの存在から「唯一」ではなくなってしまっている。
//また、[[シンクロ召喚]]登場後、自身の[[レベル]]を操作できる[[モンスター]]が多数出現し、希少価値は下がっている。
//↑多数…?

-[[罠モンスター]]を[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]した場合は、[[罠カード]]と認識されるため[[レベル]]が上昇しない。~
[[《デーモンとの駆け引き》]]の前例に従っている裁定である。~

-[[攻撃力]]を上げた[[《KA−2 デス・シザース》]]・[[《ニードルバンカー》]]で[[レベル]]が上がったこのカードを[[破壊]]しても、[[墓地]]に送られた時点で元の[[レベル]]に戻っているので、[[ダメージ]]は3500となる。~

-「光学望遠鏡で見ると恒星のような点光源だが、非常に大きな赤方偏移を持っている天体」を指す天文学用語「クエーサー(quasar)」が由来だろう。~
クエーサーはその発見当初、その性質から[[ホワイト・ホール>《ホワイト・ホール》]]ではないかとされていたが、現在では原始的な銀河の一種であるという説が一般的である。
//だが、後の研究でその逆、巨大な[[ブラック・ホール>《ブラック・ホール》]]の集まりに近いと明らかになった。~
//このカードが[[相手]][[モンスター]]を吸収するように強化されていくのは、クエーサーや[[ブラック・ホール>《ブラック・ホール》]]にちなんだものだろう。

-原作・アニメにおいて―~
遊戯王Rの「表遊戯vsデプレ」戦でデプレが使用。~
[[イーバトークン]]2体を[[生け贄]]に[[召喚]]された。~
原作では攻守の上昇概念が[[フィールド魔法]]《コズミック・スペース》により場の[[モンスター]]に[[レベル]]分与えられる「ライフスター」という[[カウンター]]の様な物になっていた。~
また、[[攻撃]]の際には[[相手]][[モンスター]]を捕獲し、腹部の口で捕食してライフスターを吸収するというシーンを見せている。~
デプレ自身も「貪欲なる捕食生命体」とこのカードを称している。~
《リラ・ザ・ギバー》の自身のライフスターを与える[[効果]]や[[《闇紅の魔導師》]]の[[戦闘破壊]]によって[[攻撃力]]4000を越え、[[直接攻撃]]で表遊戯の[[ライフ]]を風前の灯火にした。~
そのまま決着をつけようとするも、[[罠カード]]《癇癪玉》によって大幅に[[強化]]された[[《トイ・マジシャン》]]によって撃破された。~
[[直接攻撃]]時の[[攻撃]]名は「プロミネンス・ナパーム」。

//--このカードが配送開始されたのは、2006年9月から。~
//配送のタイミングとこのカードの原作での描写から、このカードを「食欲の秋」とかけてネタにする者も多くいた。

**関連カード [#m68b7c40]
-[[フォーチュンレディ]]

-[[《ザ・カリキュレーター》]]

-[[《聖獣セルケト》]]
-[[《ミレニアム・スコーピオン》]]

-[[《エメス・ザ・インフィニティ》]]
-[[《ソードハンター》]]

-[[《ブラック・ホール》]]
-[[《ホワイト・ホール》]]

**収録パック等 [#d728c995]
-[[Vジャンプ(2006年5月号開始) 半年間定期購読特典>書籍付属カード#p7209f5e]] VJMP-JP018 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#u6909b64]
Q:この[[モンスター]]の[[レベル]]が12を越えることはありますか?~
A:はい、越えます。[[レベル]]に上限はありません。

Q:[[レベル]]が12以上のこの[[モンスター]]を[[《孵化》]]の[[生け贄に捧げた>生け贄に捧げる]]場合、[[昆虫族]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:該当する[[レベル]]の[[モンスター]]が存在しないので[[特殊召喚]]できません([[発動]]もできません)。(09/01/04)