*《ゲーテの&ruby(まどうしょ){魔導書};/Spellbook of Fate》 [#i5bf207f]
 速攻魔法
 自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在する場合、
 自分の墓地の「魔導書」と名のついた
 魔法カードを3枚までゲームから除外して発動できる。
 このカードを発動するために除外した魔法カードの数によって以下の効果を適用する。
 「ゲーテの魔導書」は1ターンに1枚しか発動できない。
 ●1枚:フィールド上にセットされた
 魔法・罠カード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
 ●2枚:フィールド上のモンスター1体を選んで
 裏側守備表示または表側攻撃表示にする。
 ●3枚:相手フィールド上のカード1枚を選んでゲームから除外する。
//英語名http://www.yugioh-card.com/en/products/bp-abyr.html
//ソース:6/21発売のVJより
// ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3196532.jpg

 [[ABYSS RISING]]で登場した[[速攻魔法]]。~

 [[魔法使い族]]が[[フィールド上>フィールド上のカード]]に存在することを条件、[[墓地]]の[[魔導書]]1〜3枚の[[除外]]を[[コスト]]とする、重い[[カード]]である。~
 とはいえ[[魔導書]]には[[《グリモの魔導書》]]や[[《ヒュグロの魔導書》]]、それらをコピーできる[[《セフェルの魔導書》]]等[[サーチ]]が豊富に存在するため、[[墓地]]に[[コスト]]を用意することは難しくない。~
 [[除外]]した[[魔導書]]は[[《アルマの魔導書》]]で再利用できるため、セットで採用したい。~
// [[魔導書]]には[[《アルマの魔導書》]]が存在するとはいえ、[[除外]]された[[魔法・罠カード]]の再利用は難しい。~
// [[墓地]]の[[魔導書]]の枚数を参照する[[効果]]を持つ[[《魔導法皇 ハイロン》]]等と相性が悪いだけでなく、そもそも2枚目のこの[[カード]]と相性が最悪である。~

 この[[カード]]自身も[[魔導書]]であるため、[[発動]]さえできれば[[墓地]]から減少する[[魔導書]]の枚数は実質1枚少ないとみる事もできる。~
 その後[[《アルマの魔導書》]]を[[発動]]すれば、それ自体と[[サルベージ]]した[[カード]]の使用とでさらに2枚回復できる。~
 それぞれ1枚だけ採用し、必要に応じて[[サーチ]]してくるのも良いだろう。~
 ピン挿しで活躍させやすいのは[[【魔導書】]]の[[サーチ]]力ならではである。~
// [[《アルマの魔導書》]]を[[《魔導戦士 フォルス》]]・[[《魔導書院ラメイソン》]]の[[効果]]で循環させれば[[除外]]した[[魔導書]]も徐々に戻ってくる。~
//さすがに気が長すぎる

 まず、1枚[[除外]]での[[効果]]は[[セット]]された[[魔法・罠カード]]1枚の[[バウンス]]。~
 [[相手]]の[[伏せカード]]を一時的に[[除去]]する、[[相手]]の[[除去]]から[[自分]]の[[伏せカード]]を守るといった運用はできるが、強力な[[効果]]とは言い難い。~
 一応、[[対象]]を取らない[[効果]]なので[[相手]]に[[チェーン]]されて無駄撃ちということにはなりづらいのは利点。~
 また[[効果]]自体よりも[[墓地]]の[[魔導書]]をピンポイントで[[除外]]できる点に着目し、[[《アルマの魔導書》]]による[[魔導書]]の再利用を狙うのもよい。~
// 最も手軽に[[発動]]できるという[[メリット]]を除いて、あまり有用性がなく、[[除外]]を[[コスト]]にしてまで使うかはやや疑問がある。~
// [[速攻魔法]]ではあるが、[[セット]]されたものにしか使えないため、せいぜい[[エンドサイク]]と同様の運用か、[[除去]]を回避する目的でしか意味を成さないだろう。~

 2枚[[除外]]での[[効果]]は場の[[モンスター]]1体に対する[[表示形式]]の変更。~
 [[対象]]を取らない[[《月の書》]]または[[《太陽の書》]]と言えるような[[効果]]であり、[[相手]]の妨害にも[[自分]]の守りにも使える。~
 [[自分]]の[[リバース効果]]を[[発動]]させるには使いやすく、[[《魔導書士 バテル》]]の[[効果]]を再利用することもできる。~
 しかし、[[相手]]の[[リバース効果]]等は防ぐことができないため注意が必要。~

 3枚[[除外]]での[[効果]]は[[相手]]の[[カード]]1枚の[[除外]]。~
 [[速攻魔法]]で[[カード]]の種類も[[表示形式]]も問わず、さらに[[対象]]を取らないうえに[[破壊]]を介さない[[除外]]による[[除去]]であり、非常に強力。~
 しかし[[コスト]]が重いため、1[[デュエル]]に複数回[[発動]]するのは厳しい。~
 この[[カード]]に対して[[耐性]]を持つ[[カード]]は少なく、[[デュエル]]を左右するパワーは秘めているため、ここぞというタイミングに賭けたい。~
// [[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]系統の[[カード]][[効果]]では[[破壊]]されない[[モンスター]]も対処できるのが最大の魅力である。~
// しかしながら、[[墓地]]の[[魔導書]]を増やさないこの[[カード]]よりも[[《強制脱出装置》]]等で済んでしまう事も多い。~
// 差別化できる点としては、[[サーチ]]が容易である事に加えて、[[自分]]の[[ターン]]に[[手札]]から即[[発動]]可能な所が挙げられる。~
// [[バトルフェイズ]]中に登場した[[《トラゴエディア》]]等を瞬時に[[除外]]し、そのまま後続の[[アタッカー]]で[[直接攻撃]]を狙ったりなど攻撃的な運用ができる。~
// それで[[相手]]の[[ライフ]]を削りきれるなら[[除外]]した[[魔導書]]も痛手にならない。~
//対象も取らないので差別化は記述するまでもなく十分

 いずれにせよ、この[[カード]]を活用するためには素早く[[墓地]]に[[魔導書]]を溜めること、使用後の[[コスト]]を[[《アルマの魔導書》]]でフォローしていくことが重要となる。~
 [[墓地]]に[[コスト]]がなくて[[発動]]できない、あるいは[[墓地]]の[[魔導書]]を[[除外]]したことが後に響くといったことのないよう運用していきたい。~
// いずれにせよ、3つの[[効果]]が選べること、条件こそあるが[[コスト]]自体は[[フィールド]]・[[手札]]を消費しないこと、が大きな利点だろう。~
// 選択肢を広げるために常に3枚以上の[[魔導書]]を[[墓地]]に確保しておきたい。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

//-[[カード]]の由来は、タロットカードの大アルカナの一つ「Wheel of Fortune(運命の輪)」だろう。~
//カード番号は10、正位置では「転換点、幸運の到来、チャンス、変化」、逆位置では「情勢の急激な悪化、別れ、すれ違い、降格」などを意味する[[カード]]である。~
//日本語名にそれを感じさせる要素が見当たらないこと、他の「の魔導書」と名のつくカードの英語名も「Eternity」「Secrets」と関連性が伺えないこと(「力」に該当するであろうカードは既に見当が付けられている)。以上の点から信憑性が低いと思われる。

-神話・伝承において―~
ソロモン魔術のまとめられた「レメゲトン」のうち、ソロモン72柱の説明を主な内容としている第一書の表題「ゴエティア」からとったものだと思われる。~
日本では「ゲーティア」と呼ばれることが多い。

**関連カード [#cdad8645]
-[[魔導書]]

-[[《ポルターガイスト》]]

-[[《太陽の書》]]
-[[《月の書》]]

-[[《VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン》]]
-[[《邪帝ガイウス》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《魔導書士 バテル》]]
-[[《魔導教士 システィ》]]
-[[《魔導老士 エアミット》]]


//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#s8d9293f]
-[[ABYSS RISING]] ABYR-JP059

**FAQ [#gbbec429]
Q:3つの[[効果]]は[[対象]]を取りますか?~
A:全て、[[対象]]を取らない[[効果]]です。(12/08/03)

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。