*《ゲール・ドグラ/Gale Dogra》 [#kba39870]
 効果モンスター
 星2/地属性/昆虫族/攻 650/守 600
 3000ライフポイントを払って発動する。
 自分の融合デッキからモンスター1体を墓地に捨てる。

 [[BOOSTER6]]で登場した、[[地属性]]・[[昆虫族]]の[[下級モンスター]]。~

 [[融合召喚]]の手間を省いて[[融合モンスター]]を利用する[[起動効果]]を持つ。~
 だが、後に正規の手順を踏まずに[[墓地]]へ送られた[[融合モンスター]]は[[特殊召喚]]できない、とルール改正が行われた。~
 ([[蘇生制限]]参照)~
 これにより、[[CYBERNETIC REVOLUTION]]で[[《龍の鏡》]]・[[《ミラクル・フュージョン》]]が登場する5年以上もの間、存在意義が無いと言われてしまった[[モンスター]]である。

 [[地属性]]・[[昆虫族]]のため一応は、[[《共鳴虫》]]・[[《巨大ネズミ》]]による[[リクルート]]、[[《ゴキポン》]]による[[サーチ]]に対応している。~
 [[ライフポイント]]3000という高い代償を払い、できることは[[融合モンスター]]もしくは[[シンクロモンスター]]1体を[[墓地に送る]]のみ。~
 しかし、逆に[[エクストラデッキ]]から[[モンスター]]を[[墓地に送る]]カードとしては貴重な存在であるとも言える。~
 例えば、[[《龍の鏡》]]・[[《ミラクル・フュージョン》]]・[[《ダーク・コーリング》]]を使って[[墓地融合]]を行うならば意味のある[[効果]]になる。~
 [[《青眼の究極竜》]]・[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]等を[[墓地]][[除外]]すれば[[《究極竜騎士》]]・[[《E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》]]を[[墓地融合]]できる。~
 また、[[《マルチ・ピース・ゴーレム》]]と[[《E−HERO マリシャス・デビル》]]を[[墓地]]に送り、[[《ダーク・コーリング》]]を使えば[[攻撃力]]6100の[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]を[[融合召喚]]できる。~

 [[《究極竜騎士》]]・[[《F・G・D》]]を捨てて[[《鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン》]]・[[《フェルグラントドラゴン》]]を[[強化]]したり、[[《遠心分離フィールド》]]にも繋げられる。~
 [[ライフコスト]]も[[《巨大化》]]による[[攻撃力]]増強や[[《自爆スイッチ》]]の[[発動]]補助、[[【大逆転クイズ】]]でライフを減らす手段としても使える。

 [[墓地]]に[[捨てた>捨てる]][[モンスター]]を[[《ファントム・オブ・カオス》]]でコピーするのも強力。~
 [[《混沌幻魔アーミタイル》]]を[[墓地]]に送り、高い[[攻撃力]]を得ることができる。(無論[[戦闘ダメージ]]は与えられないが)~

 [[融合]]体の[[HERO]]を[[墓地]]に送り、[[《E・HERO ゴッド・ネオス》]]で能力を使用する事も可能。~
 ライフが減る事によって真価を発揮する[[《E・HERO エアー・ネオス》]]とは特に相性がいい。

 だが、カードを[[墓地に送る]]ために使うなら、[[手札]]補充・[[手札交換]]を兼ねる[[《手札抹殺》]]・[[《メタモルポット》]]等の方が圧倒的に強力である。~
 [[自分]]の[[ライフポイント]]を減らすにしても、支払う[[ライフコスト]]を調整でき、[[モンスター]]の[[攻撃]]を防ぐ[[《光の護封壁》]]の方が明らかに強力である。~

 とはいえ、上記のカードは軒並み[[制限カード]]になっており、一概には比べられない。~
 さすがにこのカードをこれらの代わりにはできないだろうが、こちらには確実性があるのが強み。~

-[[《フュージョン・ガード》]]と比べ、任意のカードを[[墓地に送る]]ことができる点と、[[ライフコスト]]さえあれば複数枚の[[融合モンスター]]を[[墓地に送る]]ことができる点で勝る。~
が、莫大な[[ライフコスト]]を消費する点と、低[[攻撃力]][[モンスター]]を場に出してしまう点で劣る。~

-[[《フュージョン・ガード》]]や[[《成功確率0%》]]とは違い、[[シンクロモンスター]]を[[墓地に送る]]事が可能である。~
上記の二枚はテキストに「[[融合モンスター]]」とはっきり記されているが、このカードは「[[融合デッキ]]から〜」としか書かれていないためである。~
また、現時点では[[エクストラデッキ]]から[[シンクロモンスター]]を[[墓地に送る]]事ができるのはこの[[カード]]のみである。

-このカードを使う場合、やはり[[ライフコスト]]に注意したい。~
3000という数値は単純に考えて[[《青眼の白龍》]]の[[ダイレクトアタック]]に等しいのである。~
またこのカード自身の[[攻撃力]]も低いので、反撃には十分注意したい。~

-当時[[融合モンスター]]は[[墓地]]からの[[特殊召喚]]に条件がなかったため、このカードで[[墓地]]に捨てて[[《死者蘇生》]]で復活させることを目的にデザインされたのだろう。~
しかし、ルール改定によって現在ではこの使用法は不可能なのである。~
そうなると、この[[ライフコスト]]3000という高さは妥当とはいいがたい。~
同時期に登場した[[《デビル・フランケン》]]よりも遠回しな[[効果]]が、かえって足を引っ張ってしまっている。~

-「ただ[[墓地に送る]]だけで[[召喚]]できないのに[[ライフコスト]]3000」のインパクトは強い。~
故にかつては使えないカードの筆頭として、よくネタにされた1枚。~
だが、新たな[[効果]]を持つカードが登場するごとに、「《ゲール・ドグラ》の可能性」を探求されることがある。~
このカードは既に入手困難であり、使用頻度も少ない。~
だが現在、[[融合モンスター]]を[[墓地に送る]]事や[[自分]]の[[ライフポイント]]を減らす事で[[メリット]]が得られるカードは着々と増えている。~
そのようなカードとの[[コンボ]]で突然このカードが脚光を浴びる可能性は少なくない。~
//全く役に立たないカードと評される時期もあったが、現在は《ゲール・ドグラ》よりも役に立たないであろうカードは数多く存在する。~
//《ゲール・ドグラ》とはそういったカードなのである。

-このカードの立場を考慮してか、[[エクストラデッキ]]から[[融合モンスター]]を[[墓地に送る]][[効果]]を持つカードはいずれも癖が強く、扱いにくいカードとなっている。

-コナミのゲーム作品において―~
GBのDMシリーズでは[[効果]]を持たない[[モンスター]]として登場し、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「毒燐粉の竜巻を起こしながらまわりを飛び回る蛾」と書かれている。

**関連カード [#o3337a91]
-[[《デビル・フランケン》]]

-[[《フュージョン・ガード》]]
-[[《融合破棄》]]

**収録パック等 [#n8705198]
-[[BOOSTER6]]
-[[トーナメントパック2007 Vol.4]] TP04-JP005

**FAQ [#x6e52b0c]
Q:《ゲール・ドグラ》の[[効果]]で[[シンクロモンスター]]を[[墓地]]に送れますか?~
A:はい。[[エクストラデッキ]]から[[対象]]を[[墓地に捨てる]][[効果]]なので可能です。(08/03/15)