《コストダウン/Cost Down》 †
通常魔法
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
このターン、自分の手札のモンスターのレベルを2つ下げる。
ガーディアンの力で登場した通常魔法。
発動ターンの終了時まで、手札のモンスター全てのレベルを2下げる効果を持つ。
レベル5〜8までのモンスターに適用させれば、アドバンス召喚に必要なリリースを1体減らせる。
しかし、このカードに加え手札コスト1枚が必要になり、1体リリースを減らすのに2枚のカードを費やしているため、実際はコストアップしてしまう。
このカードの利点は複数のモンスターに適用できる事なのだが、《血の代償》が禁止カードであり、召喚権を増やせるカテゴリは他の特殊召喚サポートや下級でレベルを揃える事を目的としているものも多く、その利点を活かすのは難しい。
ペンデュラム召喚を狙う場合も、《ペンデュラム・ターン》でペンデュラムスケールを変えてしまえばレベル9までのモンスターを一気に出せてしまう。
- 「コストダウン」とは生産の様々な無駄を省き、利益を上げること。
たしかにアドバンス召喚のリリースを減らすことができるが、このカードは手札コストがかかるので、結果的に「コストアップ」してしまっている。
- 英語版では基本的にイラストに描かれているカードが現存する場合、海外仕様に変更されるのが通例だが、日本版のままとなっている。
- 原作・アニメにおいて―
「バトルシティ編」における「闇遊戯vs海馬」戦において海馬が使用し、遊戯の予想を上回る速さで《青眼の白龍》を召喚した。
原作では手札コストは必要なかった分OCGよりも使いやすかった。
- アニメオリジナルでも海馬は度々使用。
バトルシティ3位決定戦「城之内vs海馬」戦でも《青眼の白龍》の召喚に使用。
その後「ドーマ編」以降では実物のものに修正されている。
「KCグランプリ編」の「闇遊戯vsデュエルコンピューター」戦ではデュエルコンピューターが使用。
《天空騎士パーシアス》のレベルを下げ、生け贄無しで召喚した。
アニメ版DMでは、戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中に入っていたカードの1枚として確認できる。
- 遊戯王Rの「海馬vsウィラー・メット」戦でも海馬が使用。
こちらでも《青眼の白龍》を召喚しており、ウィラーに「1ターンで呼んだのには驚いた」と言わしめている。
- 海外版のアニメZEXALの「カイトvsV」戦ではVの手札に存在する事が確認できる。
確認できる限り彼のデッキは上級モンスターが多くを占めているため、海外版での差し替えカードの中では納得のいく改変である。
- アニメVRAINSの「遊作/Playmaker vsアース」戦及び「鬼塚/Go鬼塚 vsアース」戦においてアースが使用。
どちらも手札の《Gゴーレム・ロックハンマー》を捨て、もう1体の《Gゴーレム・ロックハンマー》のレベルを2つ下げて通常召喚につなげた。
- 使い勝手が良いカードとは言い難いのだが、上記の通り多くのアニメシリーズに登場するカードである。
- コナミのゲーム作品において―
デュエルリンクスでは、迷宮兄弟がライフポイントを3000払う事で手札のモンスター全てのレベルを3下げるというこのカードに似た「三星降格」というスキルを取得する。
修正前は2000払うことで発動できたのだが、このスキルを主軸にした【ブラック・マジシャン】デッキなどが実装後すぐに台頭したこともあり、2段階に渡って見直しが図られる事となった。
その結果、現在は三魔神の召喚補助的なスキルとして落ち着いている。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
FAQ †
Q:儀式モンスターのレベルを下げた場合、リリースするモンスターのレベル合計はどうなりますか?
A:変化した値に合わせます。(12/03/11)
Q:自分の手札にモンスターカードが存在しない場合でも発動できますか?
A:はい、発動できます。(12/10/10)
Q:発動後になんらかの効果でドローするなどして手札に加わったモンスターのレベルもさがりますか?
A:はい、下がります。(08/06/17)
Q:手札のレベルが下がったモンスターをフィールドに出した後もそのモンスターはターン終了時までレベルが下がったままですか?
A:はい、下がったままです。(14/10/09)
Q:手札のレベルが下がったモンスターをセットし、そのモンスターがそのターンに表側表示になった場合でもレベルは下がったままですか?
A:はい、下がったままです。(14/10/09)
Q:発動後に手札から捨てたり、召喚後に破壊されて墓地へ送られたモンスターはレベルは下がったままですか?
A:墓地に送られた時点でレベルは元に戻ります。(08/08/02)
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