*《コストダウン/Cost Down》 [#top]
 通常魔法
 (1):手札を1枚捨てて発動できる。
 このターン、自分の手札のモンスターのレベルを2つ下げる。

 [[ガーディアンの力]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[発動]][[ターン]]の終了時まで、[[手札]]の[[モンスター]]全ての[[レベル]]を2下げる[[効果]]を持つ。~

 [[レベル]]5〜8までの[[モンスター]]に[[適用]]させれば、[[アドバンス召喚]]に必要な[[リリース]]を1体減らせる。~
 しかし、この[[カード]]に加え[[手札コスト]]1枚が必要になり、1体[[リリース]]を減らすのに2枚の[[カード]]を費やしているため、実際は[[コスト]]アップしてしまう。~
 [[《ヴォルカニック・バレット》]]など、[[手札コスト]]に適する[[モンスター]]で補いたい。~
 そうでないなら、[[《ワンタイム・パスコード》]]や[[《ジェスター・コンフィ》]]などの1枚で1体の[[リリース]]を用意できる[[カード]]を使う方が良い。~
 この[[カード]]の利点は複数の[[モンスター]]に[[適用]]できる事なのだが、[[《血の代償》]]が[[禁止カード]]であり、[[召喚権]]を増やせる[[カテゴリ]]は他の[[特殊召喚]]サポートや[[下級]]で[[レベル]]を揃える事を目的としているものも多く、その利点を活かすのは難しい。~
 [[ペンデュラム召喚]]を狙う場合も、[[《ペンデュラム・ターン》]]で[[ペンデュラムスケール]]を変えてしまえば[[レベル]]9までの[[モンスター]]を一気に出せてしまう。~
 [[罠カード]]なので遅いが、[[《小人のいたずら》]]なら[[手札コスト]]なしで同じことができる。~

 この[[カード]]の[[発動]]後に新たに[[手札]]に加えた[[モンスター]]の[[レベル]]も下がるため、使うならばそういった点を活用したい。~
 [[ヴァンパイア]]は[[上級モンスター]]が多く[[召喚権]]を増やせる[[《ヴァンパイアの領域》]]も持つため、この[[カード]]を活かせる余地がある。~
 ただし[[ヴァンパイア]][[エクシーズモンスター]]とは[[レベル]]が合わなくなってしまうため、展開後は[[シンクロ素材]]や[[リンク素材]]などにする必要がある。~

-前述のように、[[サーチ]]や[[バウンス]]等で[[手札]]に新たに加わった[[モンスター]]の[[レベル]]も下がる。~
[[《二重召喚》]]や[[《サモンチェーン》]]と[[バウンス]][[カード]]を組み合わせれば、[[召喚に成功した]]時に[[効果]]を[[発動]]する[[上級モンスター]]の[[効果]]を[[リリース]]無しで使いまわせる。~

-[[トゥーン]]は、第9期の[[裁定変更]]までは[[レベル]]によって[[特殊召喚]]の[[リリース]]数が増減したため、2体以上の[[上級]][[トゥーン]]にこの[[カード]]を[[適用]]させれば元が取れ、3体以上に[[適用]]させれば[[アドバンテージ]]も取れた。~
現在は[[カード]]毎に[[リリース]]の数が固定となってしまったことでこの方法は使えなくなり、劇場版(後述)の再現ができないばかりか、この[[カード]]の用途も更に狭まってしまっている。~

-「コストダウン」とは生産の様々な無駄を省き、利益を上げること。~
たしかに[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]を減らすことができるが、この[[カード]]は[[手札コスト]]がかかるので、結果的に「コストアップ」してしまっている。~

-[[イラスト]]では[[レベル]]4の[[《サイクロプス》]]の[[レベル]]を下げているが、[[シンクロ素材]]か[[エクシーズ素材]]にでもしない限りあまり意味はない。~

--英語版では基本的に[[イラスト]]に描かれている[[カード]]が現存する場合、海外仕様に変更されるのが通例だが、日本版のままとなっている。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「闇遊戯vs海馬」戦において海馬が使用。~
遊戯の予想を上回る速さで[[《青眼の白龍》]]を[[召喚]]した。~
原作では[[手札コスト]]は必要なかった分[[OCG]]よりも使いやすかった。~

--アニメオリジナルでも海馬は度々使用。~
バトルシティ3位決定戦「城之内vs海馬」戦でも[[《青眼の白龍》]]の[[召喚]]に使用。~
その後「ドーマ編」以降では実物のものに修正されている。~
「KCグランプリ編」の「闇遊戯vsデュエルコンピューター」戦ではデュエルコンピューターが使用。~
[[《キラー・スネーク》]]を[[手札コスト]]にし、[[《天空騎士パーシアス》]]の[[レベル]]を下げて[[生け贄]]無しで[[召喚]]した。~
アニメ版DMでは、戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中に入っていた[[カード]]の1枚として確認できる。~

--英語版アニメの「闇遊戯vs海馬」戦では何故か[[手札]]から[[発動]]するまでの間[[《命削りの宝札》]]になっていた。~

--劇場版『光のピラミッド』における「海馬vsペガサス」戦ではペガサスが使用。~
[[《血の代償》]]との[[コンボ]]によって、[[エラッタ]]前の[[《ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン》]]を[[生け贄]]1体で、[[《トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール》]]と[[《トゥーン・デーモン》]]を[[生け贄]]無しで連続[[召喚]]した。~

---[[発動]]時にペガサスがこの[[カード]]の[[効果]]を説明しようとしたが、海馬に「説明は不要だ」と拒否された上に、結局は海馬自らが[[効果]]を説明している。~

--遊戯王Rの「海馬vsウィラー・メット」戦でも海馬が使用。~
こちらでも[[《青眼の白龍》]]を[[召喚]]しており、ウィラーに「1[[ターン]]で呼んだのには驚いた」と言わしめている。~

--アニメGXの「十代vs[[カイバーマン>《正義の味方 カイバーマン》]]」戦において、[[カイバーマン>《正義の味方 カイバーマン》]]の[[デッキ]]に確認できる。~
「斎王vsオージーン王子」戦ではオージーン王子が使用。~
[[1ターンキル]]の要である[[《サテライト・キャノン》]]を[[先攻]]1[[ターン]]目に[[召喚]]した。~

--アニメ5D'sの「矢薙vs氷室」戦において氷室が使用。~
[[手札]]の[[《牛鬼》]]を[[リリース]]無しで[[召喚]]した。~
ちなみに、この時氷室は矢薙に対して「その弱さに合わせて俺の[[デュエル]]の[[レベル]]も下げてやる」といった趣旨の発言をしている。~
また「ジャックvs牛尾」戦でもジャックの[[デッキ]]に投入されていたが、[[《漆黒のズムウォルト》]]の[[効果]]で[[墓地]]へ送られている。~
セキュリティのコンピューター内部の[[詰めデュエル]]でも登場。~
[[《罠はずし》]]を[[手札コスト]]にし、[[《神禽王アレクトール》]]の[[レベル]]を下げて[[《トラゴエディア》]]の[[手札コスト]]に利用された。~

--海外版のアニメZEXALの「カイトvs&ruby(ブイ){V};」戦ではVの[[手札]]に存在する事が確認できる。~
確認できる限り彼の[[デッキ]]は[[上級モンスター]]が多くを占めているため、海外版での差し替え[[カード]]の中では納得のいく改変である。~

--アニメVRAINSの「遊作/Playmaker vsアース」戦及び「鬼塚/Go鬼塚 vsアース」戦においてアースが使用。~
どちらも1体目の《Gゴーレム・ロックハンマー》を[[手札コスト]]にし、2体目の《Gゴーレム・ロックハンマー》を[[リリース]]なしで[[通常召喚]]した。~

--使い勝手が良い[[カード]]とは言い難いのだが、上記の通り多くのアニメシリーズに登場する[[カード]]である。~

-コナミのゲーム作品において―~
デュエルリンクスでは、迷宮兄弟が[[ライフポイント]]を3000払う事で[[手札]]の[[モンスター]]全ての[[レベル]]を3下げるというこの[[カード]]に似た「三星降格」というスキルを取得する。~
修正前は2000払うことで発動できたのだが、このスキルを主軸にした[[【ブラック・マジシャン】]][[デッキ]]などが実装後すぐに台頭したこともあり、2段階に渡って見直しが図られる事となった。~
その結果、現在は[[三魔神]]の[[召喚]]補助的なスキルとして落ち着いている。~

**関連カード [#card]
-[[《スター・ブラスト》]]

-[[《下降潮流》]]
-[[《降格処分》]]

-[[《レベル変換実験室》]]
-[[《小人のいたずら》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《サイクロプス》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ガーディアンの力]] 304-053 &size(10){[[Secret]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP215 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ−海馬瀬人−]] SDKS-JP030
-[[遊戯王デュエルリンクス レジェンドデッキガイド 闇遊戯VS海馬瀬人 付属カード>書籍付属カード#LINKS]] LG02-JP014 

**FAQ [#faq]
Q:[[儀式モンスター]]の[[レベル]]を下げた場合、[[リリースする]][[モンスター]]の[[レベル]]合計はどうなりますか?~
A:変化した値に合わせます。(12/03/11)~

Q:[[自分]]の[[手札]]に[[モンスターカード]]が存在しない場合でも[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(12/10/10)

Q:[[発動]]後になんらかの[[効果]]で[[ドロー]]するなどして[[手札]]に加わった[[モンスター]]の[[レベル]]も下がりますか?~
A:はい、下がります。(08/06/17)

Q:[[手札]]の[[レベル]]が下がった[[モンスター]]を[[フィールド]]に出した後もその[[モンスター]]は[[ターン]]終了時まで[[レベル]]が下がったままですか?~
A:はい、下がったままです。(14/10/09)

Q:[[手札]]の[[レベル]]が下がった[[モンスター]]を[[セット]]し、その[[モンスター]]がその[[ターン]]に[[表側表示]]になった場合でも[[レベル]]は下がったままですか?~
A:はい、下がったままです。(14/10/09)

Q:[[発動]]後に[[手札]]から[[捨てたり>捨てる]]、[[召喚]]後に[[破壊]]されて[[墓地]]へ送られた[[モンスター]]は[[レベル]]は下がったままですか?~
A:[[墓地]]に送られた時点で[[レベル]]は元に戻ります。(08/08/02)


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