遊戯王カードWiki - 《コンバート・コンタクト》のバックアップ(No.69)

《コンバート・コンタクト/Convert Contact》 †

通常魔法
このカードは自分フィールド上にモンスターが存在しない場合のみ発動する事ができる。
自分の手札及びデッキから１枚ずつ「Ｎ（ネオスペーシアン）」と名のついた
カードを墓地に送り、デッキをシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを２枚ドローする。

　TACTICAL EVOLUTIONで登場した通常魔法。
　手札とデッキからネオスペーシアンを１体ずつ墓地へ送る事で発動する事ができるドローカード。

　この効果は一般的な手札交換の効果に加え、ネオスペーシアン限定の《おろかな埋葬》を内蔵しているに等しい。
　自分フィールド上にモンスターが存在すると使えないという発動条件こそあるものの、墓地リソース増強、手札交換、デッキ圧縮、全てを行える強力なカードである。
　ネオスペーシアンは単体で採用しやすいものもいるが、このカードは複数のネオスペーシアンを必要とするため、ほぼ【コンタクト融合】や【Ｎビート】専用となる。

　しかし、ネオスペーシアンは墓地へ送るだけでアドバンテージが発生するモンスターでは無いため、《デステニー・ドロー》や《ソーラー・エクスチェンジ》と同じような運用はできない。
　自分フィールド上にモンスターが存在する時は使えないため《冥府の使者ゴーズ》や《バトルフェーダー》といったモンスターとも相性が悪く、《終末の騎士》や《マスマティシャン》から《クロス・ポーター》等を通してサーチしたネオスペーシアンに対して即座に使えないという難点もある。
　これらのモンスターと併用する場合は《無情の抹殺》や《ワンダー・ワンド》等自分フィールド上のモンスターを除去出来るカードを使う手もある。
　多少の使いづらさはあるものの、任意のネオスペーシアンを即座に墓地へ送ることができる有用なカードには違いないので、ネオスペーシアンを墓地へ送る意義があるデッキでは活躍できるだろう。
　《Ｎ・フレア・スカラベ》のような単体では少々使い辛いネオスペーシアンでも、このカードで早期に墓地へ送ってしまうことで手札で持てあまさず必要な際に素材として使用できる。
　注意点としてこのカードを複数枚積んだ場合デッキのネオスペーシアン?が枯渇してしまい発動出来ないという事も有り得る。
　ネオスペーシアン?の投入枚数にもよるが、気になるのならば《貪欲な壺》やコンタクト融合等で補助をしたい。
　ネオスペーシアン?でも自力で手札に戻る《Ｎ・グラン・モール》とはなかなか相性が良い。
　《リビングデッドの呼び声》などから蘇生し相手モンスターをバウンスした後はこのカードの弾となってくれる。

　《ミラクル・コンタクト》は勿論、《デブリ・ドラゴン》や《クレーンクレーン》等汎用性の高い蘇生カードの発動条件も緩和できる。
　また、ネオスペーシアンには神属性を除く全ての属性と異なる６種の種族（戦士族・昆虫族・鳥獣族・岩石族・植物族・獣族）が存在する。
　このため、《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》を使わない場合であっても、特定の属性・種族のモンスターを墓地へ送る必要がある戦術を補助できる。
　例えば、炎属性と水属性を除外し《氷炎の双竜》、昆虫族２体を除外し《デビルドーザー》を特殊召喚する等のコンボが可能である。

墓地へ送る行為はコストではなく効果である。

自分フィールド上のネオスペーシアンを使う《スペーシア・ギフト》とは対照的である。

「Ｎ(ネオスペーシアン)」とついているにもかかわらず、《ＮＥＸ》には対応していない（仕様か効果調整かは不明）。
後に発売された英語版のテキストでは「『Neo-Spacian』と名のついたモンスター」と書かれている。
しかし、海外版の《ＮＥＸ》は「Neo-Spacian」と付かないため、先行エラッタのような形である。

イラストに描かれた手札のカードと、相手フィールド上のカードを見ると、十代と海馬がデュエルしているようだ。

原作・アニメにおいて―
アニメGXにおける「十代vsヨハン」戦にて十代が使用。
デッキの《Ｎ・フレア・スカラベ》と手札の《Ｎ・グラン・モール》を墓地に送り発動し、《コクーン・パーティ》へと繋げた。
アニメでは「２枚ドロー」ではなく、「１枚ドロー」し「相手の場のモンスター１体につきカードを１枚ドローする」効果だった。
（この時ヨハンの場にはモンスターが１体しか存在していなかったため、結果的にドローする枚数は変わっていない。）
「十代vsヨハン（ユベル）」戦以降では、OCG版の効果となっている。
また第４期に入ってからは、主に反撃の狼煙として度々使われている。