永続罠 1ターンに1度、バトルフェイズ中に以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体を選択して裏側守備表示にし、 相手フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスター1体を選んで表側攻撃表示にする。 ●自分フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にし、 それが「ゴーストリック」と名のついたモンスターだった場合、 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選んで裏側守備表示にする。
LEGACY OF THE VALIANTで登場した永続罠。
自分と相手のモンスター1体ずつの表示形式を変更する2種類の効果を持つ。
1つめの効果はゴーストリックを裏側守備表示にしつつ、相手を表側攻撃表示にできる。
妨害目的で裏側守備表示に変更し、かつ表示形式固定・《ゴーストリック・アルカード》などが扱えない場合などで、放置し難いモンスターを処理できるようになる。
《ゴーストリック・デュラハン》との相性はよく、自己強化が乗る事で最低攻撃力2800までを処理でき、いざという時はこのカードをサルベージする事もできる。
相手に裏側守備表示が必要になるので安定して狙えるわけではないが、《ゴーストリック・キョンシー》のサーチ数を稼いだり、《聖なるバリア −ミラーフォース−》などバトルフェイズ中の除去を回避する事もできる。
2つめの効果は《ゴーストリック・パニック》と似たようなもので、あちらと比べ永続罠なので繰り返し何度でも使える。
また、こちらは表側攻撃表示になるため、場が空な場合にセットのみしかできないゴーストリックをそのターン中にリバースし迅速に攻撃に移れる点はあちらにない利点である。
セット→リバースという流れになるため、《激流葬》・《神の警告》などの召喚・反転召喚・特殊召喚反応や、《エフェクト・ヴェーラー》の影響も受けない。
これらを苦手とするレベル3ゴーストリックを扱うには非常に都合の良い効果と言える。
メインフェイズ中の除去能力をもったモンスターの特殊召喚などに対応できない点は《ゴーストリック・パニック》に劣るが、除去されない限り延々と利用でき、ゴーストリックエクシーズモンスターによるサルベージも可能。
魔法・罠除去手段の少ないデッキ相手には、攻防一体のカードとして活躍が期待できる。
2つめの効果に限ればゴーストリックでなくとも利用できるので、使い減りしない表示形式変更カードとしてリバース効果中心のデッキで採用する事も可能。
《裏ガエル》や《カオスポッド》、霊使いなどに関しては、どちらのターンでも繰り返し使える点が活きる。
《ワーム・ゼクス》・《子狸たんたん》ならば、1ターンでリクルート先の効果を使用しつつエクシーズ召喚が狙える。
《大熱波》・《サモンリミッター》の影響力を一方的におしつける、《ミスティック・ソードマン LV4》や《終焉の焔》の制約をすり抜けるといった芸当も可能であり、なかなかに拡張性に富む1枚である。
《宮廷のしきたり》や《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》で他の永続罠含め守ったり、ゴーストリックと併用るのも面白い。
―イラスト関連