《ゴキボール/Gokibore》 †
通常モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1200/守1400
丸いゴキブリ。
ゴロゴロ転がって攻撃。
守備が意外と高いぞ。
Vol.6で登場した地属性・昆虫族の下級モンスター。
リクルーターの攻撃には耐えられる程度の守備力はある。
《共鳴虫》・《ゴキポン》等でリクルート・サーチできる地属性・昆虫族の通常モンスターとしては、攻撃力1500の《吸血ノミ》が存在する。
守備力を活かすにしても《スクープ・シューター》に破壊されないぐらいで、より高い守備力を持つ《ビック・アント》が存在する。
使うとすれば羽蛾のファンデッキくらいだろう。
- ボールは"ball"と思われるが、英語名は「Gokiball」ではない。
"Bore"は穴や穿孔機を意味する単語だが、ゴキボール自身は穴に関連するわけではない。
- ゴキブリとは、昆虫網ゴキブリ目のうちシロアリ以外の総称である。
長い触角、扁平な楕円形の体、発達した脚、そして油を塗ったがごとき光沢のある体表等が特徴。
その気味の悪い姿や不衛生さから一般的には嫌われることが多いが、清潔で食用やペットにされるゴキブリも存在する。
- 原作・アニメにおいて―
「決闘者の王国編」の「闇遊戯vsインセクター羽蛾」戦において羽蛾が使用。
この時は闇遊戯の《聖なるバリア −ミラーフォース−》の効果によりあっさり破壊されてしまっている。
その後、「バトルシティ編」において羽蛾はレアカードを報酬にして子供を使い、城之内のデッキに《寄生虫パラサイド》を紛れ込ませるが、その報酬に渡したのはレアでも何でもないこの《ゴキボール》だった。
「羽蛾さん!これ『ゴキボール』!レアカードなんかじゃない!」と抗議する子供に殺虫剤を吹きかける羽蛾の陰湿さがよく表れている。
アニメオリジナルの「ドーマ編」における「闇遊戯vsインセクター羽蛾」戦では、羽蛾は裏向きのこのカードを見せつけて「遊戯の魂が封印されたカードだ」と宣言した後に破り捨て、闇遊戯に精神的ダメージを与えた。
この行為が闇遊戯の逆鱗に触れ、羽蛾は《狂戦士の魂》を使用した《魔導戦士 ブレイカー》にオーバーキルされることになる。
この時破られたカードは、実在しない日本語版の世界統一フォーマットのものであり、フレイバー・テキストの「意外」が「以外」と誤植されている。
ちなみに、このアニメDM162話の放送時にはすでに絶版となっているため、現実では少々もったいない話となった。
- アニメでは海馬も所持している様で、王国編ではジュラルミンケースに入れていた。
所持しているのはともかく、なぜこのカードを携帯していたのかは謎である。
- 海外オリジナルのカプセルモンスターズ編では、ゴロゴロ転がって杏子と本田に襲い掛かった。
- アニメ5D'sにおいて、黒い靄に襲われたデュエリストが使用していた。
- コナミのゲーム作品において―
原作出身でネタ要素のあるカードだからか、ゲーム作品での登場が多い。
モンスターカプセルGBやカプセルモンスターコロシアムにも、使用できるモンスターとして登場している。
攻撃名はLV1が「ゴキアタック」、LV2が「ゴキフライングアタック」、LV3が「ゴキスピリット」。
TAG FORCE 4では、作中の大会の決勝敗退者に参加賞として配られる。
受け取ったジャックからは「クズカード」呼ばわりされてしまっている。
次回作TAG FORCE 5でも作中の大会「WTGP」の準決勝敗退者の参加賞として同様の役割で登場するが、受け取ったジャックと謎のD・ホイーラーがお互いに譲り合おうとするなど、5D'sの世界でも価値はないらしい。
収録パック等 †