《ゴブリンのやりくり上手/Good Goblin Housekeeping》

通常罠
自分の墓地に存在する「ゴブリンのやりくり上手」の枚数+1枚を
デッキからドローし、手札からカードを1枚選択してデッキの一番下に戻す。

 FLAMING ETERNITYで登場した、手札交換通常罠
 普通に使用するなら手札を交換、最高でも3枚ドロー出来て1枚交換する程度と、制限にするほどの強さはない。
 しかし、ルールの抜け目を利用したコンボにより、強力カードに伸し上げられた。

  1. 墓地に《ゴブリンのやりくり上手》が存在しない場合はカード1枚の損失
  2. 墓地に《ゴブリンのやりくり上手》が1枚存在する場合はカードの損失なし。
  3. 墓地に《ゴブリンのやりくり上手》が2枚存在する場合はカード1枚の利得
  4. カードの取引における差し引きを考えると、3枚使用してやっと元がとれる。

 高速でカードを集めることが出来るために、《封印されしエクゾディア》のパーツを揃えるデッキのサポート程度のカードであった。
 しかし効果が発揮される前に「墓地にあるこれの枚数分」を数えることで効果を重複する必要があり、これが裏目に出てしまう。

 そして《非常食》とのコンボの発覚によりその凶悪性が台頭することになる。

  1. これを3枚場に伏せておく。
  2. 3枚同時に(チェーンする形で)発動し、さらに《非常食》チェーンする形で発動して、このカード3枚を墓地に送る?
  3. 最初に発動したこれの効果が発揮される前に、これが墓地に3枚あることが確認される。
  4. 認識した3枚+1枚が効果として手札に加えられる。そこから自分手札を1枚デッキ戻す
  5. 残り2枚分の効果も4と同じように処理される。
  6. 4枚使用して合計12枚ドロー+3000ライフを回復し、3枚の不要な手札デッキ戻すことになる。
    (結果、ハンド・アドバンテージは5枚得られる)

 2枚だけでも3枚使用して合計6枚ドロー+2000ライフを回復し、2枚の不要な手札デッキ戻す事ができる。
 コンボパーツさえ揃えば、かなりのアドバンテージを生み出すことが出来るカードなのである。
 そしてそれを生かした「【やりくりターボ】」が登場することになる。

 やや力不足だが《ゴブリンのやりくり上手》1枚と《サイクロン》でも規模は小さいが同様のことは可能。

関連カード

―イラスト関連

収録パック等