*《ゴブリンのやりくり&ruby(じょうず){上手};/Good Goblin Housekeeping》 [#lfcea295]
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 通常罠
 自分の墓地に存在する「ゴブリンのやりくり上手」の枚数+1枚を
 デッキからドローし、手札からカードを1枚選択してデッキの一番下に戻す。
 自分のデッキからドローし、自分の手札を1枚選択してデッキの一番下に戻す。

 [[FLAMING ETERNITY]]で登場した、[[手札交換]]の[[通常罠]]。~
 普通に使用するなら[[手札]]を交換、最高でも3枚[[ドロー]]出来て1枚交換する程度と、制限にするほどの強さはない。~
 [[FLAMING ETERNITY]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[墓地]]の[[同名カード]]の数に応じた枚数分[[カード]]を[[ドロー]]し、その後[[手札]]1枚を[[デッキボトム]]に[[戻す]][[効果]]を持つ。~

+[[墓地]]に《ゴブリンのやりくり上手》が存在しない場合はカード1枚の[[損失>ディスアドバンテージ]]。~
+[[墓地]]に《ゴブリンのやりくり上手》が1枚存在する場合はカードの[[損失>ディスアドバンテージ]]なし。~
+[[墓地]]に《ゴブリンのやりくり上手》が2枚存在する場合はカード1枚の[[利得>アドバンテージ]]。~
+カードの取引における差し引きを考えると、3枚使用してやっと元がとれる。~
 普通に使用すると[[手札交換]]、最高でも3枚[[ドロー]]して1枚交換する程度となる。~

 あまり強力な[[ドロー]]カードではないため、[[《封印されしエクゾディア》]]のパーツを揃える[[デッキ]]のサポート程度でしか使われていなかった。~
//しかし[[効果]]が発揮される前に「[[墓地]]にあるこれの枚数分」を数えることで[[効果]]を重複する必要があり、これが裏目に出てしまう。
//意味不明
 しかし[[《非常食》]]との[[コンボ]]により、強力な[[ドロー]]加速を生み出す。
+[[墓地]]に《ゴブリンのやりくり上手》が存在しない場合、[[カード]]1枚の[[損失>ディスアドバンテージ]]。~
+[[墓地]]に《ゴブリンのやりくり上手》が1枚存在する場合、[[カード]]の損得なし。~
+[[墓地]]に《ゴブリンのやりくり上手》が2枚存在する場合、[[カード]]1枚の[[利得>アドバンテージ]]。~

+《ゴブリンのやりくり上手》を3枚場に伏せておく。~
+3枚を同一[[チェーン]]で[[発動]]し、さらに[[《非常食》]]を[[チェーン]]する形で[[発動]]して、3枚を[[墓地に送る]]。~
+これで、[[効果]]処理前に《ゴブリンのやりくり上手》は3枚[[墓地]]に存在する。~
+最初の《ゴブリンのやりくり上手》の効果処理で3枚+1枚が[[効果]]として[[手札]]に加えられる。そこから[[自分]]の[[手札]]を1枚[[デッキ]]に[[戻す]]。~
+残り2枚分の[[効果]]も4と同じように処理される。~
+4枚使用して合計12枚[[ドロー]]+3000ライフを[[回復]]し、3枚の不要な[[手札]]を[[デッキ]]に[[戻す]]ことになる。~
結果、[[ハンド・アドバンテージ]]は5枚得られる。
 [[カード・アドバンテージ]]としては2枚[[使用]]してやっと元がとれるため、1の場合で[[発動]]するのは得策ではない。~
 いっそのこと、1枚目は[[コスト]]にしてしまうのも一考。~
 [[《おろかな副葬》]]等の[[効果]]で、1枚目を[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]のも良いかもしれない。~

 3枚揃えることは難しいが、2枚だけでも、計3枚のカードで合計6枚[[ドロー]]+2000ライフを[[回復]]し、2枚の不要な[[手札]]を[[デッキ]]に[[戻す]]事ができる。~
 スケールダウンするが、それでも[[ハンド・アドバンテージ]]は1枚得られ手札カードの質をかなり良くできる。~
 [[コンボ]]パーツさえ揃えば、かなりの[[アドバンテージ]]を生み出すことが出来るカードなのである。~
 そしてそれを生かした「[[【やりくりターボ】]]」が登場することになる。~
 なお、《ゴブリンのやりくり上手》1枚と[[《サイクロン》]]でも規模は小さいが同様のことは可能。
 上記のように普通に使うと[[手札交換]]にしかならないが、[[効果処理時]]までにこの[[カード]]を[[墓地へ送る]]ことで、[[ドロー]]枚数を水増しできる。~
 例えばこの[[カード]]に[[《強制終了》]]を[[チェーン]]させて[[コスト]]にすれば、1枚目から2枚[[ドロー]]できるのである。~
 更に、複数のこの[[カード]]を揃え、一度に[[墓地へ送る]]事でその威力は飛躍的に増す。~
 以下がこの[[カード]]で最大数[[ドロー]]できる一例。

-この[[コンボ]]の前に[[《王宮のお触れ》]]をあらかじめ[[発動]]しておくのも面白い。~
[[《王宮のお触れ》]]の下でも[[罠カード]]の[[発動]]はできるので、同[[チェーン]]中に[[《非常食》]]で「[[《王宮のお触れ》]]と一緒に」[[墓地]]に送れば《ゴブリンのやりくり上手》は有効になる。~
[[《王宮のお触れ》]]によって相手に「どうせ[[罠>罠カード]]が使えない」と思わせることで、相手は[[セット]]を控えるようになる。~
[[罠カード]]を[[セット]]しなくなった相手に急に大量[[ドロー]]を行えば、引いた[[カード]]を駆使して一気に勝負を決める事ができるだろう。~
ただし、こちらが[[カード]]を[[セット]]することにより[[相手]]に警戒されるおそれがある。~
また、途中で[[カウンター罠]]を[[発動]]されると[[《非常食》]]を[[発動]]できず、《ゴブリンのやりくり上手》は全て[[無効]]になってしまうので注意。
//これミラーフォースとお触れが相性が良いって言ってるのとおなじじゃないだろうか。
+《ゴブリンのやりくり上手》を3枚[[セット]]しておく。~
+3枚を同一[[チェーン]]で[[発動]]、さらに[[《非常食》]]を[[チェーン]][[発動]]して、その3枚を[[墓地へ送る]]。~
これで[[効果]]処理前に《ゴブリンのやりくり上手》が3枚[[墓地]]に存在する状態になる。~
+結果、4枚消費して合計12枚[[ドロー]]+3000[[ライフ回復]]し、3枚を[[デッキに戻す]]。~
よって、[[ハンド・アドバンテージ]]は12−4−3=5枚得られる。

-[[コンボ]]とはいえこれほどに莫大な[[アドバンテージ]]を生み出すことが分かったため、[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[《非常食》]]と共に準制限に指定された。~
しかし、[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]の[[制限改訂]]で無制限へ復帰することに。~
これにより[[【やりくりターボ】]]はほぼ完全復活を遂げた。~
//[[《悪夢の蜃気楼》]]が禁止カードである以上、最盛期ほどの勢いはないものの、強力な[[ドロー]]系カードが厳しく制限されている現[[環境]]では、それ以外の様々なデッキにもこのギミックが組み込まれるだろう。~
//…あまり使われてないよね。
 3枚揃えるのは難しいが、2枚だけでも3枚消費して合計6枚[[ドロー]]+α([[墓地へ送る]][[カード]]の[[効果]])が発生し、2枚の不要な[[手札]]を[[デッキに戻す]]事ができる。~
 スケールダウンするが、それでも[[ハンド・アドバンテージ]]は1枚得られ[[手札]]の質をかなり良くできる。~
 [[コンボ]]パーツさえ揃えば、かなりの[[アドバンテージ]]を生み出す事ができるのである。~
 そして、それを活かした[[【やりくりターボ】]]が登場することになる。~

-[[相手]]の[[攻撃宣言]]時なら、[[《非常食》]]を[[《邪神の大災害》]]に置き換える事も可能である。~
もっとも、[[《非常食》]]が[[制限解除]]された今、安定性に欠けるこの[[コンボ]]はあまり採用されないだろうが。
 同様の理屈で[[《連鎖解呪》]]を[[チェーン]][[発動]]させる手もあり、損失無しの[[手札交換]]が行える。~

-[[ブラフ]]として使うこともできるが、[[墓地]]にこの[[カード]]が存在しない時に単独で[[発動]]するのは得策ではないため、最初の1枚は[[手札コスト]]にしてしまうのも手。
-揃えるまでの手間を考えると、[[サーチ]]手段の少なかった当時の[[環境]]では[[ドローソース]]としては有用ではなかった。~
しかしながら[[キーカード]]である[[《非常食》]]が[[《悪夢の蜃気楼》]]と共有可能という点で、「あらゆる[[デッキ]]に搭載可能な[[手札交換]]ギミック」として[[【やりくりターボ】]]が流行する。~
同じく大量[[ドロー]]が可能で[[墓地へ送る]]可能性ももつ[[《第六感》]]や、まとめて[[デッキ]]の《ゴブリンのやりくり上手》を抜き出し[[墓地へ送る]]事のできる[[《苦渋の選択》]]の存在も大きく、[[ドロー]]・圧縮を行うほど、次のそれに繋がるという流れを生み出していた。~
加えて当時は[[《処刑人−マキュラ》]]([[エラッタ]]前)も現役だったため、[[デッキ]]の多くを[[ドローソース]]で固めて[[ドロー]]を連鎖させる[[1ターンキル]][[デッキ]]の安定性上昇にも繋がっていた。~
その後の[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]の[[制限改訂]]で、[[《悪夢の蜃気楼》]]・[[《苦渋の選択》]]・[[《第六感》]]・[[《処刑人−マキュラ》]]が[[禁止カード]]に、この[[カード]]と[[《非常食》]]が[[準制限カード]]に指定された事で、[[【やりくりターボ】]]は消滅。~
[[《非常食》]]は[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]、こちらは[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]の[[制限改訂]]で無制限へ復帰したが、[[禁止カード]]に指定されたものは[[《処刑人−マキュラ》]]以外そのままなので、完全復活とは言い難い。~

-[[《名推理》]]や[[《カードガンナー》]]といった[[カード]]を[[墓地に送る]][[カード]]とは相性がいい。
-[[イラスト]]では、極貧生活ながらも努力している[[《成金ゴブリン》]]が描かれている。~
どうやら[[《死の演算盤》]]と[[《魔力倹約術》]]を使っているようである。

-極貧生活ながらも努力している[[《成金ゴブリン》]]。~
使用しているのは[[《死の演算盤》]]である。
-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]のアクションデュエルの階級画面にこの[[カード]]の[[イラスト]]が使われている。~

**関連カード [#y8b0329f]
-[[《非常食》]]
-[[《悪夢の蜃気楼》]]
**関連カード [#card]
-[[ゴブリン]]

-[[《白兵戦》]]
-[[《白衣の天使》]]
-[[《F.A.ピットストップ》]]

-[[《強欲な瓶》]]
-[[《八汰烏の骸》]]
-[[《積み上げる幸福》]]
-[[《無謀な欲張り》]]
-[[《白兵戦型お手伝いロボ》]]

―[[墓地]]の[[同名カード]]の数によって強化される[[カード]]は[[こちら>同名カード#graveyard]]を参照。~

―[[イラスト]]関連
-[[《魔力倹約術》]]
-[[《死の演算盤》]]

**収録パック等 [#d371d394]
**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【やりくりターボ】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[FLAMING ETERNITY]] FET-JP054
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP174
-[[ストラクチャーデッキ−巨竜の復活−]] SD13-JP036
-[[STARTER DECK(2008)]] YSD3-JP039

**FAQ [#m688801e]
Q:[[ドロー]]の処理の後に、[[デッキ]]に戻す処理が入りますか?それとも同時扱いですか?~
A:同時扱いではありません。[[ドロー]]の処理の後に、[[デッキ]]に戻す処理が入ります。(08/02/16)
**FAQ [#faq]
Q:[[ドロー]]と[[デッキに戻す]]処理は同時扱いですか?~
A:いいえ、同時扱いではありません。~
  [[ドロー]]の処理の後に、[[デッキに戻す]]処理が入ります。(08/02/16)

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//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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