*《サイバー・ジムナティクス/Cyber Gymnetics》 [#n451c525]
 効果モンスター
 星4/地属性/戦士族/攻 800/守1800
 手札を1枚捨てる。
 相手フィールド上に存在する表側攻撃表示モンスター1体を破壊する。
 この効果は1ターンに1度しか使用できない。

手札1枚を[[除去]]カードに変えることができる戦士族モンスター。~
効果だけで考えれば、強力な[[全体除去]]カードであった《同族感染ウィルス》の"ほぼ"下位互換。~
[[種族]]・[[属性]]が異なるため、一概に下位互換とは言い切れないが、効果から比較される。~
現在、禁止カードとなってしまった《同族感染ウィルス》と比較すると…~

-同[[種族]]モンスターの一括処理が不可能。~
-表側守備表示のモンスターを破壊できない。~
-1ターンに1度しか使用できない。~
-対象を取る(選択する)効果である。~
-攻撃力が低く、表側攻撃表示で召喚しづらい。~
-《増援》や《クリッター》他、各種リクルーターによる多彩なサーチが可能。~

…と、相違点は多いが、全体的に見ればやはり弱体化している。~
《同族感染ウィルス》が強力な理由は、攻撃力1600のメリットアタッカーであったのが大きい。~
対象を取らない[[全体除去]]は当然だが、そのために攻撃表示で召喚でき、効果発動後に攻撃宣言が可能であったためなのだ。~
一方、こちらは攻撃力が非常に低いので、戦闘破壊によってアドバンテージを失いかねない。~
攻撃表示でフィールドに出した場合、何らかの防御カードを用いない場合、ほぼ確実に倒されてしまうだろう。~

攻撃力は望めないが、守備力が期待できる数値なので、表側守備表示にできれば有効に働くだろう。~
攻撃されてリバースできれば、返しのターンで[[単体除去]]が発動できるため、地雷として働くこともある。~
しかし、1800と言う値が厳しく、魔力カウンターの乗った《魔導戦士 ブレイカー》や《死霊騎士デスカリバー・ナイト》には倒されてしまう。~
【スタンダード】等の単一機能が重視される一般的な「ビートダウン」では、やはり使いづらいのが現実か。~

このカードを評価できる点は、[[種族]]・低ステータスからサーチ手段が豊富なことだろう。~
《増援》や《クリッター》、《遺言状》だけでなく、《巨大ネズミ》や《荒野の女戦士》でもサーチを狙える。~
しかし、同じ利点を持つ上に、単体で機能する《ならず者傭兵部隊》や《異次元の戦士》が存在するため優先順位は低い。~

[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]、先輩である《同族感染ウィルス》が禁止指定を受けたことにより、注目はされている。~
ただし《同族感染ウィルス》のスペースにそのまま投入するのは上記の理由により考え物である。

-必然的に、有効に利用できるデッキは、手札コストを保った上で、防御力に期待できる構築のものとなる。~
となると、《黒蠍−棘のミーネ》によって手札アドバンテージを稼げる【罠ハン】辺りか。~

-「禁止の布石か?」といわれるカードの先輩といえば《貪欲な壺》である。~
かのカードは、その活躍っぷりにより見事に制限カード入りを果たした。~
ある意味実力を評価された訳だが、はてさてこのカードはどうなることやら。~
 
-原作・アニメにおいて―~
GXにおける「明日香VSタイタン」戦において明日香が召喚。~
手札がこのカードだけの状態で召喚され、次のターンに効果を発動させようとした。~
だが、召喚された次のターンに破壊されてしまい、失敗に終わっている。

**関連カード [#h05c48e8]
-[[《同族感染ウィルス》]]

**収録パック等 [#f7bd8e35]
-[[ENEMY OF JUSTICE]] EOJ-JP006

**FAQ [#ja6ae8bf]
Q:~
A: