*《サイバーポッド/Cyber Jar》 [#n4a4d738]
 効果モンスター (禁止カード)
 星3/闇属性/岩石族/攻 900/守 900
 リバース:フィールド上に存在する全てのモンスター破壊する。
 その後、お互いデッキの上からカードを5枚めくり、
 その中のレベル4以下のモンスターカードを全て
 表側攻撃表示または裏側守備表示でフィールド上に特殊召喚する。
 それ以外のカードは全て手札に加える。

 [[Pharaoh's Servant −ファラオのしもべ−]]で登場した、[[闇属性]]・[[岩石族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[フィールド]]上の[[モンスター]]を全て[[破壊]]し、[[お互い]]に5枚の増強を行う[[リバース効果]]を持つ。

 [[耐性]]持ち以外のどんな強力な[[モンスター]]をも[[破壊]]し、双方の[[手札]]を補充しつつ[[レベル]]4以下の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する。~
 だが、この[[カード]]の真の脅威は「[[特殊召喚]]できなかった[[カード]]は[[手札]]に加わる」効果であり、[[1ターンキル]][[デッキ]]にて大量に[[手札]]補充可能な1枚として猛威をふるった。~
 [[《浅すぎた墓穴》]]+[[《太陽の書》]]などでこの[[リバース効果]]を使い回し、徹底的に[[相手]]の[[手札]]を増やし[[《手札抹殺》]]で止めを刺す[[【デッキ破壊1キル】]]のトリガーだった。~

-いくつか補足を列記する。
--[[破壊]]されなかった[[モンスター]]がいたとしても、その後の処理を続行する。
--[[デッキ]]枚数が4枚以下の場合は、[[デッキ]]全てをめくりその後の処理を続行する。
--[[レベル]]4以下の「[[特殊召喚モンスター]]」「[[特殊召喚]]できない[[効果]]を持つ[[モンスター]]」は、[[手札]]に加わる。
--[[誓約効果]]などにより「本来[[特殊召喚]]されるべきだが、[[特殊召喚]]できなかった[[モンスター]]」は[[墓地]]に送られる。

-[[《メタモルポット》]]以上に[[相手]][[ターン]]での[[効果]][[発動]]は避けたい。~
[[バトルフェイズ]]に[[発動]]した場合、最悪[[相手]]のラッシュ[[攻撃]]により逆に[[1ターンキル]]されてしまう危険性もある。~
また、[[《カオスポッド》]]との相性は最高。~
被害拡大と[[《カオスポッド》]]の[[セット]]を同時に行う事ができる。~

-第2期までは、[[特殊召喚]]する[[モンスター]]の[[表示形式]]について不明瞭で、さらに[[特殊召喚]]されなかった[[カード]]をどうするかの記述もなかった。~

-間違えやすいが「ポッ''ト''」ではなく「ポッ''ド''」である。~

-[[フィールド]]を徹底的に荒らす能力と上記の[[デッキ破壊]]能力を危険視され[[00/11/01>禁止・制限カード/2000年11月1日]]と早くから[[制限カード]]に指定されていた。~
そして[[04/03/01>禁止・制限カード/2004年3月1日]]に初代[[禁止カード]]の一員となる。~
[[04/09/01>禁止・制限カード/2004年9月1日]]に[[制限復帰]]するが、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]に再び[[禁止カード]]に戻る事になった。~

-[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の媒体にもできる。~
[[《抹殺の使徒》]]に狙われた時などに、[[チェーン]]して媒体にするのはほぼお決まりであった。~

-見た目は[[機械族]]なのだが、[[岩石族]]である。

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナルであり、「バトルシティ編」までの辻褄あわせとして用意された「遊戯vsキース」戦において登場。~
[[破壊]]され[[効果]]により[[《メカ・ハンター》]]と[[《陸戦型 バグロス》]]を[[召喚]]した。~
主に[[機械族]]の[[モンスター]]を使うキースにしては珍しいチョイスである。~
見た目のイメージで投入したのか、はたまた[[岩石族]]とは知らなかったのだろうか?~
遊戯もこの時このカードを[[機械族]]として見ていた。~
アニメオリジナルの「海馬vsデュエルロボ」戦においてデュエルロボが使用。~
一度で大量の[[モンスター]]を[[召喚]]できる能力を[[生け贄]]確保の手段として採用したらしく、デュエルロボは序盤から[[裏側守備表示]]で[[セット]]し、次のターンの[[《ミノタウルス》]]による[[攻撃]]で[[効果]]を[[発動]]した。~
そして次のターン、デュエルロボは場に[[特殊召喚]]された[[モンスター]]2体を[[生け贄]]に[[《青眼の白龍》]]を[[召喚]]した。~
しかし、海馬の場にも[[下級モンスター]]が多数[[召喚]]されてしまった事で、[[《オベリスクの巨神兵》]]の[[召喚]]を許してしまった。~
その後、アニメオリジナル「乃亜編」における「海馬vsビッグ5(大門)」において大門が使用し、完全に仕切り直した。~
このとき[[《スピア・ドラゴン》]]に攻撃されたが受けた[[ダメージ]]がおかしい。~
さらにその後の「闇遊戯vs乃亜」では海馬の[[デッキ]]をあわせた遊戯が伏せ、反撃の機会を造り上げた。~
使用したのは遊戯だが、「海馬のこの[[カード]](=《サイバーポッド》)のおかげで勝てるかもしれない」という旨の台詞がある事から、海馬の[[デッキ]]に入っていたようである。~
しかし収録されているのは[[STRUCTURE DECK−遊戯編−]]である。~
後に海外にて[[Duelist Pack:Kaiba]]に収録された。

-コナミのゲーム作品において―~
DM4では[[効果]]を持たない[[モンスター]]であるため、このカードの[[フレイバー・テキスト]]を読む事ができる。~
しかし内容は「スライムを入れると無限に増殖させる不思議なポッド」と、何故か[[《スライム増殖炉》]]のような設定になっている。~
このようにDM1〜4ではOCGで[[効果モンスター]]である第1〜2期の[[カード]]の多くの[[フレイバー・テキスト]]を読む事ができるのだが、どこか適当な設定のものが多い。~
また、DM5では強力と判断されていたのかOCGより一足先に[[制限カード]]扱いになっている。~

**関連カード [#gd49e49d]
-[[ポット(ポッド)]]

-[[《ブラック・ホール》]]

**収録パック等 [#m1788a0d]
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP038 &size(10){[[Rare]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP043 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.1]] DL1-061 &size(10){[[Rare]]};
-[[プロモカード]] PC1-004
-[[Pharaoh's Servant −ファラオのしもべ−]] PS-26
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編−]] YU-10

**FAQ [#x48236a8]
Q:[[裏側表示]]の《サイバーポッド》が[[《異次元の戦士》]]の[[攻撃]]を受けた場合、両者は[[除外]]されますか?~
A:[[ターンプレイヤー]]の[[効果]]から[[チェーン]]に乗る都合上、まず《サイバーポッド》の[[効果]]から処理し両者とも[[墓地]]へ送られるため、どちらも[[除外]]されません。

Q:[[戦闘破壊]]される数値の[[攻撃]]を受け[[リバース]]した場合、この[[カード]]は[[戦闘破壊]]される事になりますか?それとも自身の[[効果]]で[[破壊]]される事になりますか?~
A:自身の[[効果]]により[[破壊]]されます。そのため、「[[戦闘破壊]]された[[モンスター]]」としては扱いません。

Q:[[特殊召喚]]は、どのような手順で行いますか?~
A:まずは[[ターンプレイヤー]]が、[[モンスター]]の[[表示形式]]を決定し[[特殊召喚]]します。~
  ただし、時間に若干のズレがあるものの両者の[[特殊召喚]]は「同時に行われた」物として扱います。~
  「同時」扱いなので、[[ターンプレイヤー]]が[[結界像]]系を[[特殊召喚]]していても、[[相手]]の[[特殊召喚]]に制限は発生しません。

Q:[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]がフィールド上に存在する時、《サイバーポッド》が[[リバース]]したらどうなりますか?~
A:[[効果]]が[[発動]]します。(10/08/06)