*《サタンクロース/Santa Claws》 [#x00f5c65]
*《サタンクロース/Santa Claws》 [#top]
 効果モンスター
 星6/光属性/悪魔族/攻1200/守2500
 このカードは相手フィールド上のモンスター1体をリリースし、
 手札から相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる。
 この方法で特殊召喚に成功したターンのエンドフェイズ時、
 このカードのコントローラーはデッキからカードを1枚ドローできる。
//英語名:http://shonenjump.viz.com/node/2221
 (1):このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、
 手札から相手フィールドに守備表示で特殊召喚できる。
 (2):このカードがこのカードの(1)の方法で特殊召喚されたターンのエンドフェイズに発動できる。
 自分は1枚ドローする。

 [[ジャンプフェスタ2014 プロモーションカード>プロモカード#JF14]]で登場した[[光属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[相手]]の[[モンスター]]を[[リリース]]して[[相手]][[フィールド]]上に[[特殊召喚]]される[[召喚ルール効果]]と、自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]した[[エンドフェイズ]]に[[ドロー]]を行う[[誘発効果]]を持つ。~
 [[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]を[[リリース]]して[[手札]]から[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]できる[[分類されない効果]]、自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]した[[エンドフェイズ]]に[[コントローラー]]が[[ドロー]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 同種の[[特殊召喚]]条件を持つ[[《ヴォルカニック・クイーン》]]と比較した場合、[[デメリット]]が[[バーン]]から[[ドロー]]となり、また[[自分]]は「[[通常召喚]]が可能」である点が最大の差異。~
 これにより後続の展開を制限されることがないため、扱いやすさでは類似の[[モンスター]]より頭ひとつ抜けている。~
 [[《神光の宣告者》]]や[[《スターダスト・ドラゴン/バスター》]]などの厄介な[[モンスター]]を除去しながら[[通常召喚]]で自分に有利な[[フィールド]]作りを目指せるのが一番の強み。~
 「[[召喚コスト>コスト#tejun]]で[[リリース]]する」という確実性の高い方法で[[相手]][[モンスター]]1体を[[除去]]できる[[モンスター]]の1体。~
 しかし、この[[カード]]が[[エンドフェイズ]]まで生き残っていた場合、[[相手]]が(2)の[[効果]]を[[発動]]できるため[[ドロー]]されてしまう。~
 後発の[[壊獣]]にはこうした[[デメリット]][[効果]]は([[壊獣カウンター]]を使用する[[カード]]を用いない限り)存在しないので、単体性能では[[壊獣]]の[[下位互換]]と言える。~
 特に[[《海亀壊獣ガメシエル》]]([[攻撃力]]2200)や[[《粘糸壊獣クモグス》]]([[攻撃力]]2400)ならばこちらより[[ステータス]]が低く、[[攻撃表示]]で出すためこの[[カード]]よりも[[戦闘ダメージ]]も与えやすい。~

 [[ドロー]]させる[[デメリット]]は[[相手]][[フィールド]]上から離してしまえば苦もなく踏み倒せる他、[[《洗脳解除》]]・[[《所有者の刻印》]]で[[メリット]]に変えてしまうことも可能。~
 [[通常召喚]]も行える点を活かして、[[《N・グラン・モール》]]を[[通常召喚]]しその[[効果]]を使ってこの[[カード]]を[[バウンス]]すれば、毎[[ターン]]の[[除去]]が可能となる。~
 こちらを採用する場合は、[[表示形式]]が[[守備表示]]指定である点を活かしたい。~
 何らかの事情で[[攻撃]]したい場合、[[攻撃表示]]の[[壊獣]]では[[戦闘破壊]]が生じてしまうが、こちらならば([[反射ダメージ]]は受けるが)[[攻撃モンスター]]を維持できる。~
 例えば[[【ピュアリィ】]]では、[[《ピュアリィ・ハッピーメモリー》]]を[[エクシーズ素材]]とする事で[[連続攻撃]]を得た[[《エピュアリィ・ハピネス》]]や[[《エクスピュアリィ・ハピネス》]]の[[攻撃]]の的として適する。~
 前者はその[[攻撃]]回数分だけ[[サーチ]]を行う事で大量の[[アドバンテージ]]となり、後者は[[攻撃]]の度に1500[[バーン]]を与えるので状況次第では一気に勝利できる。~
 [[コンボ]]の後は[[《エピュアリィ・ビューティ》]]の(2)で[[攻撃表示]]に変更する事で、低い[[攻撃力]]を晒しつつ[[戦闘破壊]]で処理しやすい。~
 [[【十二獣】]]では、[[《十二獣ヴァイパー》]]の[[除外]][[効果]]を付与した[[エクシーズモンスター]]で[[自爆特攻]]を活かしたい場合にこの[[カード]]が役立つ。~
 [[《十二獣サラブレード》]]も[[貫通]][[効果]]を付与できるため、場合によっては[[貫通]][[ダメージ]]を与える事も可能である。~
 その他、[[【電子光虫】]]で[[守備表示]]を[[除去]]する[[《電子光虫−コアベージ》]]を利用する場合でも[[壊獣]]より優先できるか。~
 また[[【デモンスミス】]]においては、[[属性]]と[[種族]]が共通し、[[《刻まれし魔の詠聖》]]で[[サーチ]]することができる。

 [[守備力]]2500の[[守備表示]]で[[特殊召喚]]しなければならないため、[[《ヴォルカニック・クイーン》]]より[[戦闘破壊]]するのが面倒になっている。~
 もっとも昨今の[[環境]]ではそこまで越えるのが難しい値という訳ではないので、[[【A・O・J】]]や[[【シザースバンカー】]]のような[[デッキ]]でもない限りこの点が響いてくることは少ない。~
 この[[カード]]を処理できなかった場合でも、[[攻撃力]]が低いため[[相手]]に[[アタッカー]]を与えてしまう心配はなく、[[レベル]]の関係上[[エクシーズ素材]]にされる可能性もそこまで高くはない。~
 ただし、[[シンクロ素材]]にされると厄介なこと、[[アタッカー]]にならない分[[コントロール]]を戻しても[[ドロー]][[効果]]以外の旨みは得にくいことに注意。~
 [[《ヴォルカニック・クイーン》]]とは[[攻撃力]]と[[守備力]]が入れ替わった関係であるため、双方を採用する場合は片方でもう片方を[[戦闘破壊]]できないという点も頭に入れる必要がある。~
 また、[[コントロール奪取]]と[[コンボ]]すれば(2)の[[ドロー]]権ごと奪い取る事ができ、[[アドバンテージ]]に変換できる。~
// 変わったところでは[[《便乗》]]の[[発動条件]]を満たすことも可能となる。~
 [[光属性]]の[[壊獣]]はいずれも[[攻撃力]]が高く[[戦闘]]で処理し難いため、[[【光属性】]]ではその点での差別化もしやすいと言える。~
 [[壊獣]]がメジャーであるがゆえに発生する「[[相手]][[フィールド]]に[[壊獣]]が存在し[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]を[[壊獣]]で[[リリース]]できない」といった事態も回避できる。~
 [[《妖精伝姫−カグヤ》]]と併用する場合も、[[壊獣]]よりこの[[カード]]のほうがマイナーであるため[[相手]]に[[無効]]化されるリスクが低いと言える。~
 また、[[《クリッター》]]から[[サーチ]]できるのは独自の利点であり、[[サーチ]]した後は即座に[[特殊召喚]]できる。~
 [[【聖刻】]]では、いざという時に[[《聖刻龍−トフェニドラゴン》]]を[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]して[[ランク]]6の[[エクシーズ召喚]]へ切り替える事ができる。~

 既存のサポートも共有できるため、[[【ゴーレム】]]では新たな選択肢になるだろう。~
-勘違いしやすいが[[《ヴォルカニック・クイーン》]]と異なり、[[特殊召喚モンスター]]ではない。~
[[手札]]や[[デッキ]]から直接[[墓地へ送られた]]場合も[[蘇生制限]]はかからず、[[アドバンス召喚]]する事も可能。~

-[[《ヴォルカニック・クイーン》]]と異なり[[特殊召喚モンスター]]ではない。~
[[手札]]・[[デッキ]]から直接[[墓地]]へ置かれた場合も[[蘇生制限]]はかからない。~
-(2)の[[効果]]について
--[[発動]]時点における[[コントローラー]]が[[ドロー]]処理も行う。~
従って、[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]してから何らかの[[効果]]で[[自分]]に[[コントロール]]が移った場合、[[発動]]及び[[ドロー]]できるのは[[自分]]である。~

-由来は「[[サタン>《魔人デスサタン》]]」+「サンタクロース」であると思われる。~
それを意識したのか、[[魔轟神]]以外では珍しい[[光属性]]・[[悪魔族]]の[[モンスター]]。~
また、この[[カード]]の攻守も「''12''00/''25''00」とクリスマスを想起させるものになっている。~
[[効果]]も、この[[カード]]と[[ドロー]]を[[相手]]にプレゼントする形となっているが、大事な[[モンスター]]を消滅させられる[[相手]]からして見ればたまったものではない。~
--[[発動]]に対して[[チェーン]][[発動]]した[[《洗脳解除》]]で[[コントロール]]が移動した場合、[[発動]]時点では[[相手]][[フィールド]]に存在したため、[[相手]]が[[ドロー]]する。~
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=13037&keyword=&tag=-1

--ちなみに、同名のブラック・コメディ映画が存在している。~
サンタクロースは実は[[サタン>《魔人デスサタン》]]の息子で、かつて[[天使>天使族]]に敗れたことで子供たちにプレゼントを与える心優しい老人となることを約束させられたが、1000年経つと約束を反故にして再び人間を襲い始めるというストーリーである。~
//[[持ち主]]を裏切る、あるいは[[相手]]に[[プレゼント>ドロー]]を与える事をこの[[モンスター]]に約束させると取れるこの[[カード]]の[[効果]]は、その映画のストーリーをモチーフにしているのかもしれない。
--(1)で[[特殊召喚]]されてから[[裏側表示]]になったり[[フィールド]]から[[離れた>離れる]]りした場合は関係性が途切れるため、(2)は[[発動]]自体ができない。~

-[[英語名]]の”Santa Claws”の”Claws”とは爪や鉤爪を表している。~
サンタクロースは”Santa Claus”と表記し、同じ発音である。~
//何の偶然か英語名にも同名の映画が存在する。 また、同じ発音なのは厳密には英国英語において。~
--[[任意効果]]故に[[発動]]しないことも選べるため、[[デッキ]]枚数0枚の[[相手]]に[[ドロー]]を強要させて勝利する、ということはできない。~

-第9期に再録された際の(2)の[[テキスト]]後半部分は「この[[効果]]を[[発動]]した[[プレイヤー]]は〜」と記載されていた。~
通常、注釈がなければ[[効果]]で[[ドロー]]するのは[[発動]][[プレイヤー]]であるため本来は蛇足だが、[[送りつけ]]が絡んでいるため、混乱しないように配慮したのだろう。~
しかし、[[テキスト]]の体裁が見直された第12期の再録時には結局この部分が削除され、通常の[[効果]]と同じく「[[自分]]は〜」という記載となった。~

-[[カード名]]は「サンタクロース」に悪魔の「[[サタン>《魔人デスサタン》]]」を掛けている。~

--[[英語名]]の「Claws/クローズ」は「爪・鉤爪」を指す「Claw」の複数形。~
サンタクロースは「Santa Claus」と表記し、英国英語においては同じ発音である。~

--偶然か意図したものかは不明だが米国にて2004年に同名の「サタンクロース」というコメディ映画が存在している。~

-[[効果]]・[[ステータス]]は、それぞれサンタクロースおよびクリスマス(12月25日)を意識している。~
この[[カード]]の[[ステータス]]は「''12''00/''25''00」とクリスマスの日付と同じ数値である。~
[[モンスター効果]]も、この[[カード]]と[[ドロー]]を[[相手]]にプレゼントする形となっている。~
尤も、[[相手]]からすれば[[モンスター]]を[[除去]]されるので割に合うものではない。~

--また、偶然か意図したものかは不明だが、[[攻撃力]]と[[守備力]]が、類似した方法で[[特殊召喚]]できる[[《ヴォルカニック・クイーン》]]のそれを入れ替えたものとなっている。~

--2023年のクリスマス前日に発売された[[QUARTER CENTURY DUELIST BOX]]に再録されている。~
同商品の再録はアニメ・漫画に関連したものか、[[環境]]で結果を残した汎用[[カード]]のいずれかが選ばれている。~
[[環境]]においては[[【ピュアリィ】]]等で活躍を見せた経験はあるので後者の枠組みでもおかしくはないが、汎用[[カード]]と言えるほどの[[汎用性]]とも言い難く、クリスマスの[[ネタ]]で選ばれた可能性もある。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#x4480e59]
-[[《エーリアン・スカル》]]
-[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]
-[[《ヴォルカニック・クイーン》]]
//-[[《サタンクロース》]]
-[[《マザー・スパイダー》]]

**関連カード [#card]
-[[相手モンスターをリリースして特殊召喚するモンスター>リリース#ReleaseOpponent]]

//―《サタンクロース》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#b06f649f]
**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【A・O・J】]]
-[[【ゴーレム】]]
-[[【ピュアリィ】]]

**収録パック等 [#pd4382c3]
**収録パック等 [#pack]
-[[ジャンプフェスタ2014 プロモーションカード>プロモカード#JF14]] JF14-JP007 &size(10){[[N-Parallel]]};
-[[PRIMAL ORIGIN 発売記念キャンペーン>プロモカード#PR04]] PR05-JP003
-[[ジャンプフェスタ2015 プロモーションカード>プロモカード#JF15]] JF15-JP003
-[[ストラクチャーデッキ−精霊術の使い手−]] SD39-JP018
-[[QUARTER CENTURY DUELIST BOX]] QCDB-JP017 &size(10){[[Super]],[[Secret]]};
-[[ストラクチャーデッキ−精霊術の使い手− 決闘者伝説 QUARTER CENTURY EDITION>ストラクチャーデッキ−精霊術の使い手−#QCE]] TDS1-JP018 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#j0846259]
**FAQ [#faq]
Q:自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]は[[チェーンブロック]]が作られますか?~
A:いいえ、作られません。(13/12/21)

Q:[[ドロー]]する[[効果]]は[[チェーンブロック]]が作られますか?~
A:はい、[[誘発効果]]で[[チェーンブロック]]が作られます。(13/12/21)

Q:[[特殊召喚]]されたこの[[カード]]が[[エンドフェイズ]]時に[[フィールド]]上に存在しない場合、[[ドロー]][[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。(13/12/23)

Q:自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]した[[ターン]]にこの[[カード]]が[[《亜空間物質転送装置》]]の[[効果]]で[[除外]]され[[エンドフェイズ]]時にこの[[カード]]が[[フィールド]]上に戻った場合、[[ドロー]]する[[効果]]は[[発動]]しますか?~
Q:自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]した[[ターン]]にこの[[カード]]が[[《亜空間物質転送装置》]]の[[効果]]で[[除外]]され[[エンドフェイズ]]時にこの[[カード]]が[[フィールド]]上に[[戻った>戻す]]場合、[[ドロー]]する[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、[[発動]]します。(13/12/26)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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