*《サモン・ソーサレス/Summon Sorceress》 [#top]
 リンクモンスター
 リンクモンスター(2018/10/01から禁止カード)
 リンク3/闇属性/魔法使い族/攻2400
 【リンクマーカー:上/左下/右下】
 トークン以外の同じ種族のモンスター2体以上
 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
 手札からモンスター1体を、このカードのリンク先となる相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
 (2):このカードのリンク先の表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターと同じ種族のモンスター1体をデッキから選び、
 このカードのリンク先となる自分・相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

 [[Vジャンプ(2018年1月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2018]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[リンクモンスター]]。~
 [[リンク召喚に成功した]]場合に[[リンク先]]の[[相手]][[フィールド]]に[[手札]]から[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる[[誘発効果]]、[[リンク先]]の[[モンスター]]1体と同じ[[種族]]の[[モンスター]]を[[リンク先]]に[[リクルート]]する[[起動効果]]を持つ。~

 同[[種族]]の[[モンスター]]を一定以上採用していれば[[リンク素材]]の[[縛り]]をクリアする事は容易い。~
 「[[戦士族]]2体で[[《聖騎士の追想 イゾルデ》]]を[[リンク召喚]]し、その[[効果]]で[[戦士族]]を[[リクルート]]する」「[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]の[[効果]]で[[機械族]][[チューナー]]を[[特殊召喚]]する」など、一部の[[リンク]]2の[[リンクモンスター]]を活用すれば更に素材を揃えやすくなる。~
 [[トークン]]は使えないものの、[[リンクモンスター]]に変換すれば解決できる。~

 (1)は、[[手札]]の[[モンスター]]を[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]する[[効果]]。~
 (2)の[[効果の対象]]を用意できるが、[[相手]]に[[ボード・アドバンテージ]]を与えてしまう。~
 (2)の[[効果]]を目当てにする場合は他の手段を用いる様にしたい。~

 [[モンスター]]を[[相手]]に[[送りつけ]]る手段として使う手もある。~
 他の[[送りつけ]]手段と比較すると[[サーチ]]が不要であり、使い勝手は良い。~
 [[相手]]に[[モンスター]]を[[送りつけ]]る事で[[メリット]]を得る[[コンボ]]の例は、[[《ギブ&テイク》]]や[[コントロール転移]]も参照の事。~
 ただし[[守備表示]]に限定されているため、弱小[[モンスター]]を出して[[サンドバッグ]]にする事は難しく[[自爆特攻]]も狙いにくい。~
 [[《黒蠍盗掘団》]]や[[《大盤振舞侍》]]ならば、[[戦闘ダメージ]]さえ受ければ良いので[[送りつけ]]には有用である。~
 [[《所有者の刻印》]]・[[《洗脳解除》]]で[[モンスター]]を取り戻すこともできるので、ある程度[[種族]]を固めた構成なら[[【ゴーレム】]]でも有力な[[カード]]になる。~
 しかし、[[送りつけ]][[コンボ]]の常としてギミックを崩されると[[相手]]に[[アドバンテージ]]を与えることになってしまう点には注意が必要となる。~
 そのほか、[[《精気を吸う骨の塔》]]などの[[相手]]に影響を及ぼす[[カード]]を送りつけることで、「[[相手]]に○○された場合」の[[効果]]を[[発動]]させることも可能である。~

 (2)は、自身の[[リンク先]]の[[モンスター]]と同じ[[種族]]の[[モンスター]]を[[リクルート]]する[[効果]]。~
 [[リンク先]]の[[モンスター]]1体を用意する必要はあるが、[[レベル]]や[[ステータス]]等の制限は一切ないため、柔軟な運用が可能。~
 [[守備表示]]且つ[[効果]]を[[無効]]にして[[リクルート]]するため、基本的には[[リリース]]や[[コスト]]、各種素材に使う事になる。~
 あるいは特定の[[カード名]]を参照する[[カード]]の条件を整えたり、[[墓地へ送られた]]時や各種素材となった際などに[[発動]]する[[効果]]を目的としても良いだろう。~

 この[[効果]]を使うには、自身の[[リンク先]]に[[リクルート]]したい[[モンスター]]と同じ[[種族]]の[[モンスター]]を置く必要がある。~
 基本的には、[[自分]][[フィールド]]の[[リンク先]]となる場所に目当ての[[種族]]の[[モンスター]]を出したい。~
 そのための展開力が不足している場合は、(1)の[[効果]]や[[壊獣]]の[[送りつけ]]ギミックで[[相手]][[フィールド]]の[[リンク先]]に[[モンスター]]を配置してもよい。~
 [[リンク先]]となる[[相手]][[フィールド]]に[[相手]]が狙いの[[種族]]の[[モンスター]]を出している場合もないではないが、あまり期待はしないほうが良いだろう。~

 素材指定も[[効果]]も、[[種族]]統一系[[デッキ]]の心強い味方となる[[リンクモンスター]]と言える。~
 一部の[[送りつけ]]を軸とする[[コンボ]]系[[デッキ]]でもキーとなる[[カード]]であり、その活躍の幅はとても広い。~


-[[モンスター効果]]と[[リンクマーカー]]の性質上、[[エクストラモンスターゾーン]]に存在しないと[[バニラ]]同然となってしまうので、[[蘇生]]や[[帰還]]との相性は悪い。~
他に[[魔法使い族]]を用意できるならば、[[蘇生]]したこの[[カード]]を素材に新たな《サモン・ソーサレス》を呼び出しても良い。~

-[[《DNA改造手術》]]や[[《アンデットワールド》]]との相性は良く、[[リンク素材]]の確保を容易にし、(2)の[[効果]]も使いやすくなる。~
[[コントロール奪取]]した[[相手]][[モンスター]]を[[リンク素材]]にする事も容易になる。~

-[[送りつけ]]戦法を取る場合、別途[[魔法使い族]]が必要になるが、直前に[[《アカシック・マジシャン》]]を挟めばこの[[カード]]の正面に来る[[相手]][[メインモンスターゾーン]]を空けさせることができる。~
[[蘇生]]から別の《サモン・ソーサレス》へ繋ぐ場合も考えるならば、[[通常召喚]]した[[モンスター]]を[[魔法使い族]]に変換できる[[《副話術士クララ&ルーシカ》]]を足がかりとして[[ピン挿し]]するのも手か。~
当然その場合は[[エクストラデッキ]]を圧迫することにはなるので、本末転倒にならないよう気を付ける必要がある。~

-(2)の[[効果]]について
--(2)の[[効果]]は、[[効果処理時]]に[[対象]][[モンスター]]が[[表側表示]]で[[フィールド]]に存在しないと[[リクルート]]できない。~
//公式FAQより

--[[デッキ]]からの[[特殊召喚]]であるため[[《灰流うらら》]]に妨害され、[[リンク先]]に[[特殊召喚]]するため[[《幽鬼うさぎ》]]に[[破壊]]されると[[不発]]となる。~
[[特殊召喚]]の[[メタ]]だけでなく、これら[[手札誘発]]にも妨害されやすく、使う場合には注意が必要となる。~

--(1)の[[効果]]と同様、[[相手]][[フィールド]]への[[特殊召喚]]が可能ではあるが、[[守備表示]]限定+[[効果]]が[[無効]]化されるため、[[サンドバッグ]]化も[[デメリット]]の押しつけも難しい。~
しかし、[[効果]]を[[無効]]にして[[リクルート]]することを利用し、[[デメリット]]を打ち消す運用も狙える。~
例えば[[《地縛神 Aslla piscu》]]なら[[自壊]]しなくなり、[[リンク素材]]に使って[[バーン]]を狙うと言ったことも可能。~
//[[《王家の神殿》]]がない場合に[[《聖獣セルケト》]]を呼び出し、
//特定の[[カード名]]を参照する[[カード]]の条件を整えるで十分な様な
//セルケトは神殿がないと自壊するから例としては正しい けどその時点で神殿がないならセルケト出す意味もないんだよね

--[[幻神獣族]]を[[リクルート]]できる数少ない[[カード]]である。~
ただ、[[リクルート]]できるのは[[《オベリスクの巨神兵》]]と[[《オシリスの天空竜》]]の2体のみで、[[《オシリスの天空竜》]]は[[効果]]が[[無効]]になると[[攻撃力]]0になってしまう。~
[[《オベリスクの巨神兵》]]の場合は[[耐性]]を失うが、[[エンドフェイズ]]の[[デメリット]]も打ち消して[[アタッカー]]として使える。~

-各[[デッキ]]での使用法について
--[[種族]]を軸とする[[デッキ]]で活きる[[汎用性]]の高い[[効果]]は公式でも十分に承知しているようで、この[[カード]]が付属したVジャンプの記事では4つもの採用先を紹介している。
---[[【ABC】]]:[[《B−バスター・ドレイク》]]を[[送りつけ]]た後(2)の[[効果]]を使いパーツを集め、[[《B−バスター・ドレイク》]]を[[墓地へ送る]]事で最後のパーツも揃える。
---[[【彼岸】]]:[[レベル]]3の[[彼岸]][[モンスター]]は、[[相手]][[モンスター]]がいる時に[[送りつけ]]れば即座に[[自壊]]し[[効果]]が使える。~
また、(2)の[[効果]]で[[自分]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]すれば[[効果]]が[[無効]]となるため生存する。
---[[【トリックスター】]]:(2)の[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[モンスター]]は[[効果]]が[[無効]]になるが、[[《トリックスター・マンジュシカ》]]で回収すれば利用できるようになる。
---[[【インフェルノイド】]]:[[特殊召喚]]しやすいので《サモン・ソーサレス》の[[リンク素材]]にした後も再利用しやすい。~
[[自分]][[フィールド]]の[[インフェルノイド]]を条件に(2)の[[効果]]で[[《インフェルノイド・デカトロン》]]や[[《魔サイの戦士》]]を展開する。

--[[【魔法使い族】]]では、[[闇属性]]・[[魔法使い族]]のサポートを活かすことができる。~
1[[ターン]]完全[[耐性]]を与える[[《ブラック・イリュージョン》]]や、[[戦闘]]補助の[[《幻想の見習い魔導師》]]等、維持に役立つものを併用したい。~
[[【ブラック・マジシャン】]]であればこの[[カード]]で[[《ブラック・マジシャン》]]らの展開補助をしつつ、[[《黒魔導強化》]]でこの[[カード]]を守るというのもいいだろう。~

--[[【ヴァレット】]]では、[[自分]][[フィールド]]の[[リンク先]]に[[ヴァレット]]を配置する事で(2)の[[効果]]を[[ヴァレット]]の共通[[効果]]の[[トリガー]]にできる。~
[[《ツイン・トライアングル・ドラゴン》]]の[[効果]]からこの[[カード]]に繋げやすいため[[リンク召喚]]も難しくない。~
ただし、この場合上記理由により''この[[カード]]の[[リクルート]][[効果]]は適用されない''点に注意。~
また、(1)の[[効果]]で[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]した[[ヴァレット]]を(2)の[[効果]]で[[対象]]にしようとすると[[相手]]に[[効果]]を利用されてしまう。~

--[[【ジャンクドッペル】]]では[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]と[[《ジェット・シンクロン》]]でこの[[カード]]を[[リンク召喚]]し、この[[カード]]の[[リンク先]]に[[《ジャンク・シンクロン》]]を配置すれば[[《ドッペル・ウォリアー》]]を[[特殊召喚]]し、さらなる[[シンクロ召喚]]を行える。~

--[[【E・HERO】]]等では、[[《ヒーローアライブ》]]1枚でこの[[カード]]と[[戦士族]]を出し、[[効果]]の使用を狙える。~
以下はその手順である。~
>
+[[《ヒーローアライブ》]]を[[発動]]して[[《E・HERO エアーマン》]]を[[特殊召喚]]、[[《V・HERO ヴァイオン》]]を[[サーチ]]する。~
+[[《V・HERO ヴァイオン》]]を[[召喚]]し、[[効果]]で[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]を[[墓地へ送る]]。~
+[[墓地]]の[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]の[[効果]]で2体目の[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]を[[特殊召喚]]し、[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]と[[《E・HERO エアーマン》]][[《V・HERO ヴァイオン》]]でこの[[カード]]を[[リンク召喚]]する。~
+2体目の[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]の[[効果]]で3体目の[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]を[[リンク先]]に[[特殊召喚]]する。~
//+[[《E・HERO エアーマン》]]と[[《V・HERO ヴァイオン》]]で[[《X・HERO ワンダー・ドライバー》]]を[[リンク召喚]]する。~
//+[[墓地]]の[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]の[[効果]]で2体目の[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]を[[特殊召喚]]し、[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]と[[《X・HERO ワンダー・ドライバー》]]でこの[[カード]]を[[リンク召喚]]する。~
//+2体目の[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]の[[効果]]で3体目の[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]を[[リンク先]]に[[特殊召喚]]する。~
//「ソーサレス出すだけならドライバー挟まなくても出せるんじゃね?」「ドライバー出す手順含んでるのはヴァイオン単体からのソーサレス出すルートと混ざってるのでは」とあったので
<

---[[リクルート]]したのが[[レベル]]6なら3体目の[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]と[[ランク]]6に繋ぐ事ができる。~
また[[《E・HERO エアーマン》]][[《V・HERO ヴァイオン》]]で[[《X・HERO ワンダー・ドライバー》]]の[[リンク召喚]]を挟むと2体目の[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]の[[特殊召喚]]で[[《X・HERO ワンダー・ドライバー》]]の(1)の[[効果]]を使え、[[《聖騎士の追想 イゾルデ》]]なら[[サーチ]]できるなど、柔軟な動きが狙える。~

-「ソーサレス(Sorceress)」については[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]を参照。

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《No.29 マネキンキャット》]]

//―《サモン・ソーサレス》の姿が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2018年1月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2018]] VJMP-JP140 &size(10){[[Ultra]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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