*《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》 [#top]
 通常罠
 (1):手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
 そのカードを破壊する。

 [[新たなる支配者]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[手札コスト]]を払い[[フィールド上のカード]]1枚を[[対象にとり>対象をとる(指定する)効果]][[破壊]]する[[効果]]を持つ。

 [[アドバンテージ]]では[[2:1交換>1:1交換]]になり単純に使うと損をするが、[[手札コスト]]と相性の良い[[カード]]は多数存在している。~
 例えば、[[《キラー・スネーク》]]や[[《ヴォルカニック・バレット》]]等を用いれば[[ディスアドバンテージ]]を軽減できる。~
 [[捨てられた>捨てる]]時に[[効果]]を[[発動]]する[[《魔轟神獣キャシー》]]等と組み合わせたり、[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]を持つ[[《黄泉ガエル》]]、その他にも[[手札コスト]]を確保しやすいギミック等々、挙げればキリがないほどである。~

 [[破壊]][[効果]]については、[[カードの種類]]・表裏を問わず、[[自分]]・[[相手]][[フィールド]]上かも問わず、更に[[フリーチェーン]]のため[[チェーン]][[発動]]できる。~
 [[エンドサイク]]の要領で[[相手]]の[[伏せカード]]を[[破壊]]したり、[[相手]]が出した[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]を狙い撃ちにしたりできる。~
 [[自分]]の[[フィールド上のカード]]を[[破壊]]できる点を活かして、[[送りつけ]]られた[[《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》]]を[[除去]]したり、自分の[[《ユベル−Das Abscheulich Ritter》]]を[[破壊]]したりといったことも可能。~
 変わったところでは、[[《マインドクラッシュ》]]・[[《異次元の指名者》]]に[[チェーン]]して指名された[[カード]]を[[捨てる]]という使い方もある。~

 [[コスト]]に目をつぶれば[[フリーチェーン]]の[[除去]]は強力なので、これら相性の良い[[カード]]を多く使う[[デッキ]]なら採用を検討できる。~
 しかし、[[エンドサイク]]なら[[《サイクロン》]]を使えば[[手札コスト]]は必要なく、大型[[モンスター]]の[[除去]]なら[[《強制脱出装置》]]などの方が向いており、用途を限定すれば更に良い[[カード]]は存在する。~
 最近では[[破壊]][[耐性]]や[[破壊]]に対して[[発動]]する[[効果]]が増えてるため、この[[カード]]だけでは対応できない場面も増えている。~
// [[手札コスト]]さえ用意できれば[[腐る]]ことは少ないものの、[[デッキ]]を選ぶカードのため優先したいかはよく考えたい。~
//汎用性は高いからデッキ選ばないよ。破壊耐性のあるカード増えたから、相手のデッキに通用するかは分からないけど

-今では評価の高い万能[[除去]][[カード]]だが、[[手札コスト]]がネックで敬遠される事が多かった。~
採用が増えたのは[[《黄泉ガエル》]]や[[《ダンディライオン》]]等が登場し、[[【黄泉帝】]]等に組み込まれるようになってからだろう。~
その後は、[[《裁きの龍》]]等の登場により、[[攻撃宣言]]を介する[[除去]][[罠カード]]が[[破壊]]されやすくなったことで、[[フリーチェーン]]かつ[[墓地]]に[[カード]]を置けるこの[[カード]]に再び注目が集まった。~

-同様に[[手札]]を1枚捨てて[[除去]]を行う[[罠カード]]に、[[《因果切断》]]と[[《鳳翼の爆風》]]がある。~
[[《因果切断》]]と比較すると、[[カードの種類]]や[[表示形式]]を問わない点で勝り、対処されやすい[[破壊]]である点・1枚しか[[除去]]できない点で劣る。~
[[《鳳翼の爆風》]]と比較すると、[[魔法・罠カード]]に対して再利用しにくくなる点で勝り、対処されやすい[[破壊]]である点・[[ドローロック]]ができない点で劣る。~
いずれも一長一短だが、現在では[[破壊]][[耐性]]や[[破壊]]されて[[発動]]する[[効果]]が増えすぎたことにより、上記に遅れを取るような形となっている。~


-[[《サンダー・ボルト》]]を除く他の[[カード]]の「サンダー」は「Thunder」と英訳されているのだが、この[[カード]]の[[英語名]]は「Raigeki」。~
類似[[効果]]の[[《宝玉の祈り/Crystal Raigeki》>《宝玉の祈り》]]にも飛び火している。~

-VJバトルサバイバーBATTLE3のシロノスvs千丈目(3回目)において、千丈目が使用。~
[[《ラピッド・ウォリアー》]]の[[直接攻撃]]を''[[手札]]から''[[発動]]する事により防いだ。

-遊戯王[[OCG]]公式サイトにおける「かーどビング通信」にて、[[【スクラップ】]]のサンプルレシピに採用されている。~
しかし、収録パックが[[EE1>EXPERT EDITION Volume.1]]ではなく[[EE2>EXPERT EDITION Volume.2]]と誤植されている。~
また同じサンプルレシピに載っている[[《No.39 希望皇ホープ》]]と同じ[[YSD6>STARTER DECK(2011)]]で入手する事もできる。~

-元ネタは「グレートマジンガー」の必殺技である「サンダーブレーク」だろうか。~
指から雷を発射する技だが、この[[カード]]の[[イラスト]]もそれらしく描かれている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの[[詰めライディングデュエル>詰めデュエル]]では、イェーガーとアキが使用。~
双方とも[[手札]]の[[《ジェスター・コンフィ》]]を[[墓地]]に送り、カップラーメンマンの場の《&ruby(カップ){C};−バソキヤン》を[[破壊]]した。~
--アニメARC-Vの「遊矢vs九庵堂」戦では[[フィールド魔法]]《クイズ・フロンティア−エクストラ・ステージ》にて、「正しいイラストはどっち?」というクイズが出題された。~
この時、不正解の[[イラスト]]では親指の第一関節が見えるピースサインだった。~

**関連カード [#card]
-[[《鳳翼の爆風》]]
-[[《振り出し》]]
-[[《因果切断》]]

-[[《死者への手向け》]]
-[[《暗黒界の雷》]]

-[[《鎖付き爆弾》]]
-[[《シューティング・スター》]]
-[[《宝玉の祈り》]]
-[[《裁きの光》]]

//同一効果モンスター
-[[《XYZ−ドラゴン・キャノン》]]
-[[《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》]]
-[[《スナイプストーカー》]]
-[[《焔征竜−ブラスター》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《達人キョンシー》]]

―[[カード]]名・[[効果]]類似
-[[《雷の裁き》]]
-[[《サンダー・ボルト》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[新たなる支配者]] 301-044
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-040
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP044
-[[STARTER DECK(2009)]] YSD4-JP036
-[[STARTER DECK(2010)]] YSD5-JP035
-[[STARTER DECK(2011)]] YSD6-JP037
-[[デュエリストボックス2012]] DB12-JP036
-[[スターターデッキ(2012)]] ST12-JP031
-[[スターターデッキ(2014)]] ST14-JP033

**FAQ [#faq]
Q:この[[カード]]に[[チェーン]]して[[対象]]となった[[モンスター]]を[[《エネミーコントローラー》]]で[[コントロール奪取]]した場合、[[対象]]となった[[モンスター]]は[[破壊]]されますか?~
A:はい、[[破壊]]されます。~
  [[フィールド]]に残っているということで、[[対象]]は外れないからです。(08/06/20)~

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