*《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》 [#ea752262]
*《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》 [#top]
 通常罠
 手札を1枚捨て、フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。
 選択したカードを破壊する。
 (1):手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
 そのカードを破壊する。

 [[新たなる支配者]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[手札]]1枚を[[コスト]]に、[[フィールド上のカード]]を種類を問わず[[破壊]]する効果を持つ。~
// [[効果発動時]]に[[捨てる]][[手札コスト]]を必要とし、[[フィールド上のカード]]1枚を[[対象にとる効果>対象をとる(指定する)効果]]。~
//さすがにそのくらい書かずともわかるだろ。
 [[手札コスト]]を払い[[フィールドのカード]]1枚を[[対象にとり>対象をとる(指定する)効果]][[破壊]]する[[効果]]を持つ。

 能動的に[[発動]]しても2:1交換になる[[カード]]なので、[[スタンダード]]ではまず出番は無い。~
 これに対して[[伏せ除去]]を使わせれば[[2:2交換>1:1交換]]まで持ち込めるのだが、それではタイミングが限定されてしまう。~
 性質上、[[エンドサイク]]のような使い方は好ましいとは言えない。~
 そのような使い方をする時は[[《砂塵の大竜巻》]]を採用すべき。~
 そのため、大量投入の際は[[《サンダー・ドラゴン》]]等、[[手札コスト]]を確保できる[[カード]]との併用が望ましい。~
 [[カードの種類]]・[[表示形式]]を問わず[[フィールドのカード]]を[[フリーチェーン]]で[[破壊]]できる、非常に高い[[汎用性]]を持つ[[通常罠]]である。~
 [[エンドサイク]]の要領で[[相手]]の[[伏せカード]]や[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]したり、[[相手]]が出した[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]を狙い撃ちにしたりできる。~
 [[自分]]の[[フィールドのカード]]を[[破壊]]できる点を活かして、[[送りつけ]]られた[[《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》]]を[[除去]]したり、[[自分]]の[[《ユベル−Das Abscheulich Ritter》]]を[[破壊]]したりといったことも可能。~
 変わったところでは、[[《マインドクラッシュ》]]・[[《異次元の指名者》]]に[[チェーン]]して指名された[[カード]]を[[捨てる]]という使い方もある。~
 
 [[アドバンテージ]]では[[2:1交換>1:1交換]]になり単純に使うと損をするが、[[手札コスト]]と相性の良い[[カード]]は多数存在している。~
 例えば、[[《キラー・スネーク》]]や[[《ヴォルカニック・バレット》]]等を用いれば[[ディスアドバンテージ]]を軽減できる。~
 [[捨てられた>捨てる]]時に[[効果]]を[[発動]]する[[《魔轟神獣キャシー》]]等と組み合わせたり、[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]を持つ[[《黄泉ガエル》]]、その他にも[[手札コスト]]を確保しやすいギミック等々、挙げればキリがないほどである。~

 この[[カード]]は、特定の[[カード]]のみを狙い撃ちにすれば良い[[ロック]]系、あるいは[[パーミッション]]系の[[デッキ]]で活躍が見込まれる。~
 場合によっては、[[自分]]の不要[[カード]]を[[破壊]]して[[フィールド上のカード]]の枚数を調整・整理できるのもポイント。~
 [[ロック]]維持に活用する分には([[相手]]の[[手札]]を多量に腐らせることができるため)[[手札コスト]]はあまり気にならない。~
 だが、キャンセル[[カード]]の1つとして[[パーミッション]]で戦線維持に使うには少々重い。~
 このように、この[[カード]]の持つ[[除去]]能力自体は強力であるのだが、現在ではこの[[カード]]の後継といえる[[通常罠]]もいくつか登場している。~
 また、[[エンドサイク]]なら[[《サイクロン》]]を使えば[[手札コスト]]は必要なく、大型[[モンスター]]の[[除去]]なら[[《強制脱出装置》]]などの方が向いており、用途を限定すれば更に良い[[カード]]は存在する。~
 [[破壊]][[耐性]]や[[破壊]]に対して[[発動]]する[[効果]]、[[対象]][[耐性]]が増えているため、後述する類似した[[通常罠]]と比べて採用率は高くないのが実情である。~

 相手の[[シンクロモンスター]]に対して発動することで[[2:2交換>1:1交換]]、場合によっては2:3交換が出来る。~
 [[チューナー]]が召喚された時点で発動することで[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]のような[[シンクロ召喚]]されることで効果を発揮する[[シンクロモンスター]]の[[シンクロ召喚]]を阻止することも可能。~

 [[《スピリッツ・オブ・ファラオ》]]や[[《メカニカル・ハウンド》]]等、特殊な構築の[[デッキ]]ならば、[[モンスター]]捨てや[[手札]]調整に利用できる。~
 特に、「如何にして[[ディスアドバンテージ]]を抑えつつ[[手札]]を減らし[[墓地を肥やす]]か」が重要である[[【インフェルニティ】]]においては、この[[カード]]は非常に便利である。~
 また、[[【ウィジャ盤】]]では[[フリーチェーン]]の[[通常罠]]である利点を活かして[[《ウィジャ盤》]]の完成を邪魔せず[[相手]]の[[カード]]を[[除去]]できる。
-長く評価の高い万能[[除去]][[カード]]だが、かつては[[手札コスト]]がネックで敬遠される事が多かった。~
採用が増えたのは[[《黄泉ガエル》]]や[[《ダンディライオン》]]等が登場し、[[【黄泉帝】]]等に組み込まれるようになってからだろう。~
その後は、[[《裁きの龍》]]等の登場により、[[攻撃宣言]]を介する[[除去]][[罠カード]]が[[破壊]]されやすくなったことで、[[フリーチェーン]]かつ[[墓地]]に[[カード]]を置けるこの[[カード]]に再び注目が集まった。~

 [[《マインドクラッシュ》]]・[[《異次元の指名者》]]に[[チェーン]]して指名された[[カード]]を捨ててしまうという使い方もある。~
 この場合、指名された[[カード]]が[[手札]]に複数枚ない限り2:3交換になり、[[アドバンテージ]]を稼げる。~
-[[手札]]を1枚[[捨て>捨てる]]て[[除去]]を行う[[フリーチェーン]]の[[通常罠]]同士での比較―~
--《サンダー・ブレイク》:[[カードの種類]]や[[表示形式]]を問わない点で勝り、対策されやすい[[破壊]]である点で劣る。~
--[[《因果切断》]]:対策されにくい[[除外]]である点と複数枚の除去ができる可能性がある点で勝り、[[表側表示]][[モンスター]]しか[[対象]]にできない点で劣る。~
--[[《鳳翼の爆風》]]:対策されにくい[[バウンス]]である点と[[墓地]]を肥やさない点、[[ドローロック]]ができる点で勝り、[[相手]]に再利用されてしまう点で劣る。~
--[[《バージェストマ・ディノミスクス》]]:対策されにくい[[除外]]である点と、[[効果]]で[[手札]]を[[捨てる]]ため[[無効]]化された場合に[[ディスアドバンテージ]]にならない点で勝り、[[表側表示]][[カード]]しか[[対象]]にできない点で劣る。~

-[[手札]]を1枚捨てて[[除去]]を行う[[罠カード]]には[[《因果切断》]]がある。~
こちらは[[フィールド]]上にいる[[表側表示]][[モンスター]]限定だが、[[除外]]できる点でこの[[カード]]に勝っている。~
また、[[墓地]]にも[[効果]]が及ぶのも地味ながら厄介となる。~
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いずれも一長一短だが、現在では[[破壊]][[耐性]]や[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]が非常に増えたことにより、上記競合[[カード]]に遅れを取っている。~

-[[《黄泉ガエル》]]や[[《ダンディライオン》]]の登場から、[[【獅子黄泉帝】]]等で一時活躍した。~
両者ともに、1度きりだが[[手札コスト]]としても機能するため、[[コスト]]の確保が容易だったためである。~
現在では[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]や[[《裁きの龍》]]などの登場により、[[攻撃宣言]]を介する[[除去]][[罠カード]]は[[発動]]する前に[[破壊]]されやすくなったため、[[フリーチェーン]]のこの[[カード]]が再び注目を集めている。~
-[[モンスター]]1体を[[コスト]]とした、似た[[効果]]を持つ[[《弩弓部隊》]]も存在する。~
[[コスト]]・[[破壊]]対象の範囲ではこちらが勝るが、あちらは[[トークン]]等を利用できる利点はある。~

-[[自分]]の[[フィールド上のカード]]も[[破壊]]できるため[[《ユベル》]]を進化させることが出来る。~
[[《ユベル−Das Abscheulich Ritter》]][[《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》]]を捨てて[[発動]]すれば[[ディスアドバンテージ]]もそこまで気にならないだろう。
-[[《サンダー・ボルト》]]の[[英語名]]が「Raigeki」になった影響が、この[[カード]]や[[《宝玉の祈り/Crystal Raigeki》>《宝玉の祈り》]]にも飛び火している。~

-[[《サンダー・ボルト》]]を除く他のカードの「サンダー」はちゃんと「Thunder」となっているのだが、このカードの英語名は「雷撃ブレイク」。~
この英語名は、類似[[効果]]の[[《宝玉の祈り/Crystal Raigeki》>《宝玉の祈り》]]に飛び火している。
-VJバトルサバイバーBATTLE3のシロノスvs千丈目(3回目)において、千丈目が使用。~
[[《ラピッド・ウォリアー》]]の[[直接攻撃]]を''[[手札]]から''[[発動]]する事により防いだ。

**関連カード [#wd5dd7ed]
-遊戯王[[OCG]]公式サイトにおける「かーどビング通信」にて、[[【スクラップ】]]のサンプルレシピに採用されている。~
しかし、収録パックが[[EE1>EXPERT EDITION Volume.1]]ではなく[[EE2>EXPERT EDITION Volume.2]]と誤植されている。~
また同じサンプルレシピに載っている[[《No.39 希望皇ホープ》]]と同じ[[YSD6>STARTER DECK(2011)]]で入手する事もできる。~

-元ネタは「グレートマジンガー」の必殺技である「サンダーブレーク」だろうか。~
指から雷を発射する技だが、この[[カード]]の[[イラスト]]もそれらしく描かれている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの[[詰めライディングデュエル>詰めデュエル]]では、イェーガーとアキが使用。~
双方とも[[《ジェスター・コンフィ》]]を[[手札コスト]]に使い、カップラーメンマンの《&ruby(カップ){C};−バソキヤン》を[[破壊]]した。~

--アニメARC-Vの「遊矢vs九庵堂」戦では[[フィールド魔法]]《クイズ・フロンティア−エクストラ・ステージ》にて、「正しいイラストはどっち?」というクイズが出題された。~
この時、不正解の[[イラスト]]では親指の第一関節が見えるピースサインだった。~
また、アニメARC-V116話においては、冒頭のアカデミア内の授業で、この[[カード]]が登場している。

---「遊矢vsバレットvsセルゲイ」戦ではこの[[カード]]の[[相互互換]]とも言える[[通常魔法]]《マジカル・サンダー》を遊矢が使用している。~
こちらは引いてすぐに使える[[メリット]]の代わりに、[[手札コスト]]が[[魔法カード]]に限定されている。~

**関連カード [#card]
―[[手札]]を1枚捨て、[[フィールドのカード]]1枚を[[除去]]する[[通常罠]]~
-[[《因果切断》]]
-《サンダー・ブレイク》
-[[《バージェストマ・ディノミスクス》]]([[効果]]で捨てる)
-[[《鳳翼の爆風》]]
-[[《振り出し》]]
-[[《因果切断》]]

-[[《死者への手向け》]]
-[[《暗黒界の雷》]]
-[[《鎖付き爆弾》]]
-[[《宝玉の祈り》]]
-[[《裁きの光》]]
―その他の[[除去]][[カード]]については[[フィールドのカード]]を参照。~

-[[《XYZ−ドラゴン・キャノン》]]([[内蔵]][[効果>モンスター効果]])
-[[《スナイプストーカー》]]
//-[[《フレンドリーファイア》]]

―[[カード]]名・[[効果]]類似
//-[[《死者への手向け》]]
//-[[《暗黒界の雷》]]

//-[[《鎖付き爆弾》]]
//-[[《シューティング・スター》]]
//-[[《宝玉の祈り》]]
//-[[《裁きの光》]]

//同一効果モンスター
//-[[《XYZ−ドラゴン・キャノン》]]
//-[[《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》]]
//-[[《スナイプストーカー》]]
//-[[《焔征竜−ブラスター》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《達人キョンシー》]]

―[[カード名]]・[[効果]]類似
-[[《雷の裁き》]]
-[[《サンダー・ボルト》]]

**収録パック等 [#od6f2751]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP044
//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[新たなる支配者]] 301-044
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-040
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP044
-[[STARTER DECK(2009)]] YSD4-JP036
-[[STARTER DECK(2010)]] YSD5-JP035
-[[STARTER DECK(2011)]] YSD6-JP037
-[[デュエリストボックス2012]] DB12-JP036
-[[スターターデッキ(2012)]] ST12-JP031
-[[スターターデッキ(2014)]] ST14-JP033
-[[STARTER DECK(2016)]] ST16-JP035

**FAQ [#v4d165c7]
Q:《サンダー・ブレイク》に[[チェーン]]して[[対象]]となった[[モンスター]]を[[《エネミーコントローラー》]]で[[コントロール奪取]]した場合[[対象]]となった[[モンスター]]は[[破壊]]されますか?~
A:[[破壊]]されます。~
  [[フィールド]]内に残っているということで[[対象]]は外れないからです。(08/06/20)
**FAQ [#faq]
Q:この[[カード]]に[[チェーン]]して[[対象]]となった[[モンスター]]を[[《エネミーコントローラー》]]で[[コントロール奪取]]した場合、[[対象]]となった[[モンスター]]は[[破壊]]されますか?~
A:はい、[[破壊]]されます。~
  [[フィールド]]に残っているということで、[[対象]]は外れないからです。(08/06/20)~

//質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//質問だけの投稿はお止めください。
//未発売カードに限り、(A:発売をお待ちください)とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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