*《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》 [#ea752262]
 通常罠
 (1):手札を1枚捨てて発動できる。
 フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
//ST2014のテキスト

 [[新たなる支配者]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[手札コスト]]を払い[[フィールド上のカード]]1枚を[[対象にとり>対象をとる(指定する)効果]][[破壊]]する[[効果]]を持つ。

 単純な[[カードの効果]]としては[[2:1交換>1:1交換]]だが、あらゆる[[カード]]を[[除去]]でき、[[手札コスト]]によって[[墓地を肥やす]]事で[[コンボ]]にも組み込みやすい。~
 例えば、[[カオスモンスター>カオス]]や[[ダークモンスター>リメイク#k6aff6c8]]の[[召喚条件]]を満たすために使える。~
 一見非効率にも見えるが、逆に言えば過度に[[カード]]を消費せず、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]等の[[カード]]の枚数が限定されているものにも対応しやすい。~
 また、[[《ダンディライオン》]]の[[モンスター効果の発動]]や、[[《黄泉ガエル》]]、[[《甲虫装機 ホーネット》]]等を[[墓地へ送る]]ためにも使える。~

 [[破壊]]する[[カード]]に関しても、[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]等を狙えば、[[手札]]1枚分の損失は補える。~
 [[チューナー]]や[[《レスキューラビット》]]等、その下地となる[[モンスター]]から[[破壊]]し、[[シンクロ召喚に成功した]]時に[[効果]]を[[発動]]する[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]や、[[破壊]][[耐性]]を持つ[[《発条機雷ゼンマイン》]]等の登場を防ぐ事も可能である。~
 [[相手]]の[[魔法・罠除去]]に[[チェーン]]した場合も、同様に損失を補える。~
 [[自分]]の[[フィールド上のカード]]も[[破壊]]できるため、[[《ユベル−Das Abscheulich Ritter》]]や[[機皇帝]]も[[特殊召喚]]できる。~
 この場合は、[[手札]]消費がより多くなる点に注意したい。~

 [[デッキ]]単位で見ると、[[マストカウンター]]の明確な[[ロック]]系、あるいは[[パーミッション]]系の[[デッキ]]で活躍が見込まれる。~
 場合によっては、[[自分]]の不要[[カード]]を[[破壊]]して[[フィールド上のカード]]の枚数を調整・整理できるのもポイントとなる。~
 [[相手]]の[[手札]]を多量に[[腐らせる>腐る]]ため、[[ロック]]維持に活用する分には[[手札コスト]]もあまり気にならない。~
 だが、キャンセル[[カード]]の1つとして[[パーミッション]]で戦線維持に使うには少々[[重い]]。~
 [[【ウィジャ盤】]]では、[[フリーチェーン]]の[[通常罠]]である利点を活かし、[[《ウィジャ盤》]]の完成を邪魔せず[[相手]]の[[カード]]を[[除去]]できる。

 変わったところでは、[[《マインドクラッシュ》]]・[[《異次元の指名者》]]に[[チェーン]]して指名された[[カード]]を捨てるという使い方もある。~
 この場合、指名された[[カード]]が[[手札]]に複数枚ない限り[[2:3交換>1:1交換]]となる。~
 ただし、相手に[[情報アドバンテージ]]を与えることや、[[手札]]が指名された[[カード]]1枚しかない場合は[[2:2交換>1:1交換]]となることには注意が必要。

-同様に[[手札]]を1枚捨てて[[除去]]を行う[[罠カード]]に、[[《因果切断》]]がある。~
[[フィールド]]上にいる[[表側表示]][[モンスター]]限定だが、[[除外]]できる点でこの[[カード]]に勝っている。[[破壊]]を介さないのも基本的には優位点となる。~
また、[[墓地]]にも[[効果]]が及ぶのも地味ながら厄介となる。~
同じく[[《鳳翼の爆風》]]と比較すると、[[バウンス]]であるため[[無効]]にされ難い点や[[ドローロック]]ができる点、やはり[[破壊]]を介さない点では[[《鳳翼の爆風》]]が勝るが、再利用の危険性を残す点ではこちらに劣る。~
特に[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]する際には、その差は大きいといえる。~

-今では評価の高い万能[[除去]][[カード]]だが、[[手札コスト]]がネックで敬遠される事が多かった。~
採用が増えたのは[[《黄泉ガエル》]]や[[《ダンディライオン》]]等が登場し、[[【黄泉帝】]]等に組み込まれるようになってからだろう。~
その後はまた落ち着いたが、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]や[[《裁きの龍》]]等の登場により、[[攻撃宣言]]を介する[[除去]][[罠カード]]が[[発動]]する前に[[破壊]]されやすくなったことで、[[フリーチェーン]]のこの[[カード]]に再び注目が集まった。~

-[[《サンダー・ボルト》]]を除く他の[[カード]]の「サンダー」は「Thunder」と英訳されているのだが、この[[カード]]の[[英語名]]は「Raigeki」。~
類似[[効果]]の[[《宝玉の祈り/Crystal Raigeki》>《宝玉の祈り》]]にも飛び火している。~

-VJバトルサバイバーBATTLE3のシロノスvs千丈目(3回目)において、千丈目が使用。~
[[《ラピッド・ウォリアー》]]の[[直接攻撃]]を''[[手札]]から''[[発動]]する事により防いだ。

-遊戯王OCG公式サイトにおける「かーどビング通信」にて、[[【スクラップ】]]のサンプルレシピに採用されている。~
しかし、収録パックが[[EE1>EXPERT EDITION Volume.1]]ではなく[[EE2>EXPERT EDITION Volume.2]]と誤植されている。~
また同じサンプルレシピに載っている[[《No.39 希望皇ホープ》]]と同じ[[YSD6>STARTER DECK(2011)]]で入手する事もできる。~

-元ネタは「グレートマジンガー」の必殺技である「サンダーブレーク」だろうか。~
指から雷を発射する技だが、この[[カード]]の[[イラスト]]もそれらしく描かれている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの[[詰めライディングデュエル>詰めデュエル]]では、イェーガーとアキが使用。~
双方とも[[手札]]の[[《ジェスター・コンフィ》]]を[[墓地]]に送り、カップラーメンマンの場の《&ruby(カップ){C};−バソキヤン》を[[破壊]]した。~

**関連カード [#wd5dd7ed]
-[[《鳳翼の爆風》]]
-[[《振り出し》]]
-[[《因果切断》]]

-[[《死者への手向け》]]
-[[《暗黒界の雷》]]
-[[《鎖付き爆弾》]]
-[[《宝玉の祈り》]]
-[[《裁きの光》]]

//同一効果モンスター
-[[《XYZ−ドラゴン・キャノン》]]
-[[《スナイプストーカー》]]
-[[《焔征竜−ブラスター》]]

―[[カード]]名・[[効果]]類似
-[[《雷の裁き》]]
-[[《サンダー・ボルト》]]

**収録パック等 [#od6f2751]
-[[新たなる支配者]] 301-044
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-040
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP044
-[[STARTER DECK(2009)]] YSD4-JP036
-[[STARTER DECK(2010)]] YSD5-JP035
-[[STARTER DECK(2011)]] YSD6-JP037
-[[デュエリストボックス2012]] DB12-JP036
-[[STARTER DECK(2012)]] ST12-JP031
-[[STARTER DECK(2014)]] ST14-JP033

**FAQ [#v4d165c7]
Q:《サンダー・ブレイク》に[[チェーン]]して[[対象]]となった[[モンスター]]を[[《エネミーコントローラー》]]で[[コントロール奪取]]した場合[[対象]]となった[[モンスター]]は[[破壊]]されますか?~
A:[[破壊]]されます。~
  [[フィールド]]内に残っているということで[[対象]]は外れないからです。(08/06/20)

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