《シューティング・クェーサー・ドラゴン/Shooting Quasar Dragon》

シンクロ・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
シンクロモンスターのチューナー1体+チューナー以外のシンクロモンスター2体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
このカードはこのカードのシンクロ素材とした
チューナー以外のモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃する事ができる。
1ターンに1度、魔法・罠・効果モンスターの
効果の発動を無効にし、破壊する事ができる。
このカードがフィールド上から離れた時、
「シューティング・スター・ドラゴン」1体を
エクストラデッキから特殊召喚する事ができる。

 MASTER GUIDE3 付属カードで登場した光属性ドラゴン族シンクロモンスター
 シンクロ召喚でしか特殊召喚できず、連続攻撃できる永続効果効果の発動無効にして破壊できる誘発即時効果フィールド離れる場合に《シューティング・スター・ドラゴン》特殊召喚できる誘発効果を持つ。

 《TG ハルバード・キャノン》《聖こう神竜 スターダスト・シフル》《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》と同様のシンクロ素材を持つ超大型シンクロモンスター
 主な展開手段は下記を参照。

 最低でも2回の攻撃が可能で、シンクロ素材モンスターで総攻撃する場合より与えるダメージが高くなる事も少なくない。
 攻撃力4000の複数回攻撃は脅威であり、ダイレクトアタックなら1ターンキルに達する。
 そして、《スターダスト・ドラゴン/バスター》同様の無効効果によって、その攻撃も容易に通す事ができる。
 あちらと違いフィールドに残るため、1度効果を使うと無防備になるものの、攻撃を続行できる点・自分フィールドをがら空きにしない点では勝っている。

 また、除去されても《シューティング・スター・ドラゴン》特殊召喚する事ができる。
 2枚以上のカードを消費してこのカード除去しても、後続に耐性を持つモンスターが残り、相手としては厄介な事この上ない。
 単体でフィールドを制圧できる上、息切れもしにくいので、手間をかけてでも出す価値が高い。
 発動条件が「フィールドから離れる」であるため、除外バウンスでも特殊召喚可能。
 《奈落の落とし穴》《強制脱出装置》等、多くのシンクロモンスターが苦手とするカードにも対応できる。

 ただし、《シューティング・スター・ドラゴン》特殊召喚する効果任意効果なので、タイミングを逃す可能性がある。
 無効効果チェーンする形で除去されると、無効効果は有効となるものの特殊召喚する効果タイミングを逃すため、《シューティング・スター・ドラゴン》特殊召喚する事ができない。
 また、破壊後に別の処理を行うカード除去された場合にも出せない。
 とはいえ、無効効果の存在から破壊効果を連打しなければならない以上、使った側も相当消耗するのは確かである。

 無効効果と高いステータス故に相手からすれば処理に困るモンスターだが、苦手とするカードも存在する点は念頭に置いておきたい。
 多くのデッキで使用できるカードとしては、《No.39 希望皇ホープ》から直接エクシーズ召喚される《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》が挙げられる。
 このカードステータスを上回る攻撃力を得るだけでなく、効果発動そのものを封じられるために《シューティング・スター・ドラゴン》特殊召喚もできず一方的に倒される。
 《No.39 希望皇ホープ》自体がエクシーズ素材縛りを持たず2体で呼び出せる点を考慮すると、状況次第ではエクシーズ素材を揃える段階でこのカード無効効果を使う事も考慮しなければならない。
 同じシンクロモンスターでも《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》は(2)の効果でこのカード攻撃力を上回り、無効効果も(1)の効果で対処されてしまう。
 【E・HERO】【シャドール】で使われる《超融合》も、発動チェーンされない効果を持つため無効にできない。
 また、融合素材としてフィールド離れると、墓地へ送られた直後に融合召喚の処理が入り、このカード特殊召喚効果タイミングを逃す為、警戒すべき相手と言える。
 上記と似た理由で壊獣等も天敵で、特殊召喚の際に必要なリリース効果ではなくコストであるため無効にできず、特殊召喚の処理が入るため《シューティング・スター・ドラゴン》特殊召喚できないまま除去されてしまう。
 このカードを出した後に《虚無空間》等を発動すればこれらのカードは止められるものの、このカード自体が出せなくなる場合もあるので相性はイマイチである。

 場持ちを重視するのであれば同じシンクロ素材を持つ《聖こう神竜 スターダスト・シフル》の方が良く、上記の弱点となるカードの多くは相手ターンに移ってからになるので、こちらを優先するのであればシンクロ召喚したターン中に決着をつけるようにしたい。

 変わった使い方として、装備カードにしてから墓地へ送る事で《シューティング・スター・ドラゴン》特殊召喚するという手もある。
 特に【サイバー・ダーク】では、《サイバー・ダーク・クロー》効果エクストラデッキから直接墓地へ送る事ができるため、《鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン》装備カードにさせる目的で採用を検討できる。

このカードをシンクロ召喚する例

 《TG ハルバード・キャノン》らと同様シンクロモンスターが最低でも3体必要になる。
 新マスタールールではシンクロ召喚されたシンクロモンスターを複数並べるには先にリンクモンスターを出し、リンク先を確保する必要がある。
 一度シンクロ召喚したシンクロモンスター墓地に置き、蘇生させて並べるならリンクモンスターが出せない場合でもこのカードを出すことが可能。
 なお、以下の例における《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》《A BF−雨隠れのサヨ》で代用可能。

新マスタールールで《シューティング・クェーサー・ドラゴン》を出す場合の例

条件:手札《ジャンク・シンクロン》フィールドカード1枚、墓地《ドッペル・ウォリアー》

  1. 《ジャンク・シンクロン》召喚し、墓地《ドッペル・ウォリアー》蘇生
  2. 《ジャンク・シンクロン》《ドッペル・ウォリアー》《源竜星−ボウテンコウ》シンクロ召喚
  3. ドッペル・トークン2体を出し、《源竜星−ボウテンコウ》効果《水竜星−ビシキ》サーチ
  4. 《源竜星−ボウテンコウ》効果レベル幻竜族墓地へ送る事でレベルを1に変更、ドッペル・トークン《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》シンクロ召喚
  5. 《源竜星−ボウテンコウ》効果《光竜星−リフン》リクルートする。
  6. 《光竜星−リフン》《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》《たつのこ》シンクロ召喚し、《たつのこ》手札《水竜星−ビシキ》《アクセル・シンクロン》シンクロ召喚
  7. 《アクセル・シンクロン》効果レベル4以上のシンクロン墓地へ送る事でレベルを1に変更、ドッペル・トークン《天輪の双星道士》シンクロ召喚
  8. 《天輪の双星道士》効果《水竜星−ビシキ》《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》《ドッペル・ウォリアー》蘇生
  9. 《天輪の双星道士》《ドッペル・ウォリアー》《水晶機巧−クオンダム》シンクロ召喚
  10. ドッペル・トークン2体を出し、《水晶機巧−クオンダム》ドッペル・トークン2体で《瑚之龍》シンクロ召喚
  11. 《瑚之龍》《水竜星−ビシキ》《輝竜星−ショウフク》シンクロ召喚し、《瑚之龍》効果で1枚ドロー
  12. 《輝竜星−ショウフク》で他の自分フィールドカード破壊し、《天輪の双星道士》蘇生
  13. レベル《輝竜星−ショウフク》レベル《天輪の双星道士》レベル《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》で《シューティング・クェーサー・ドラゴン》をシンクロ召喚する。

条件:手札《ジャンク・シンクロン》《ドッペル・ウォリアー》墓地レベル1のチューナー

  1. 《ジャンク・シンクロン》召喚し、墓地レベルチューナー蘇生
  2. 《ドッペル・ウォリアー》を自身の効果特殊召喚
  3. 《ジャンク・シンクロン》《ドッペル・ウォリアー》《源竜星−ボウテンコウ》シンクロ召喚
  4. ドッペル・トークン2体を出し、《源竜星−ボウテンコウ》効果《水竜星−ビシキ》サーチ
  5. 《源竜星−ボウテンコウ》効果《光竜星−リフン》墓地に置きレベルを1に変更し、ドッペル・トークン《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》シンクロ召喚
  6. 《源竜星−ボウテンコウ》効果《秘竜星−セフィラシウゴ》リクルートする。
  7. レベルチューナー《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》《たつのこ》シンクロ召喚し、《たつのこ》手札《水竜星−ビシキ》《アクセル・シンクロン》シンクロ召喚
  8. 《アクセル・シンクロン》効果レベルシンクロン墓地へ送ることで《アクセル・シンクロン》レベルを6にし、ドッペル・トークンとで《邪竜星−ガイザー》シンクロ召喚
  9. 《邪竜星−ガイザー》で自身を破壊し、《タツノオトシオヤ》リクルートさせると同時に《光竜星−リフン》自己再生させる。
  10. 《タツノオトシオヤ》効果タツノコトークンを出し、《光竜星−リフン》とで《天輪の双星道士》シンクロ召喚
  11. 《天輪の双星道士》効果《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》《水竜星−ビシキ》蘇生
  12. 《天輪の双星道士》《秘竜星−セフィラシウゴ》《輝竜星−ショウフク》シンクロ召喚
  13. 《輝竜星−ショウフク》《水竜星−ビシキ》破壊し、《天輪の双星道士》蘇生
  14. レベル《輝竜星−ショウフク》レベル《天輪の双星道士》レベル《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》で《シューティング・クェーサー・ドラゴン》をシンクロ召喚する。

マスタールール3以前での出し方の例

リンク先が確保できるなら新マスタールールでも転用は可能。

 《フォーミュラ・シンクロン》チューナーにする事が多いだろうが、様々な方法を試す余地はある。
 1ターン内でシンクロ召喚する場合には、大量展開するギミックが必要となるが、《TG ハイパー・ライブラリアン》《フォーミュラ・シンクロン》ならば2枚のドローが可能なので手札消費を軽減できる。
 なお、以下の例でこのカードシンクロ素材にするシンクロモンスターのうち1体はチューナーにしておく事。

関連カード

―同じシンクロ素材を持つシンクロモンスター《TG ハルバード・キャノン》を参照。

―《シューティング・クェーサー・ドラゴン》の姿が見られるカード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:このカード裏側表示になりその後表側表示になった場合、複数回攻撃できますか?
  できないならば、攻撃自体はできますか?
A:いいえ、複数回攻撃する事はできません。
  攻撃自体は通常通り1回できます。(11/03/25)

Q:このカード《亜空間物質転送装置》等で一旦除外され、フィールド上に戻った場合、複数回攻撃できますか?
A:いいえ、できません。(11/03/25)

Q:このカード《スキルドレイン》で一旦無効にされ、その後、《スキルドレイン》フィールドから離れた場合、複数回攻撃できますか?
A:いいえ、できません。(11/03/25)

Q:ダメージステップカード効果の発動無効にする効果発動できますか?
A:はい、発動でき、ダメージ計算時でも発動可能です。(11/03/25)

Q:既に表側表示で存在する魔法・罠カードの「効果の発動」に対して発動できますか?
A:はい、発動できます。(11/03/25)

Q:ダメージステップ中にこのカードフィールド上を離れた時、特殊召喚効果発動できますか?
A:はい、発動できます。(11/03/25)

Q:フィールド上に存在するこのカードエクストラデッキ戻った時、特殊召喚効果発動できますか?
A:はい、発動できます。(11/03/25)

Q:裏側表示の状態でこのカードフィールド上から離れた時、特殊召喚効果発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(11/03/25)

Q:エクストラデッキ戻ったこのカード特殊召喚するモンスター効果の発動《天罰》無効にした場合、エクストラデッキに存在するこのカード破壊されますか?
A:はい、破壊され墓地へ送られます。(11/03/25)

Q:この効果によって特殊召喚された《シューティング・スター・ドラゴン》蘇生制限を満たしていませんか?
A:はい、この特殊召喚シンクロ召喚ではありませんので満たしません。(11/04/09)

Q:このカード対象にして《シンクロキャンセル》発動し、墓地シンクロ素材特殊召喚しました。
  この時《シューティング・クェーサー・ドラゴン》の、《シューティング・スター・ドラゴン》を特殊召喚する効果発動できますか?
A:いいえ、このカードエクストラデッキに戻した後に特殊召喚する処理を行うので、タイミングを逃して発動できません。(11/05/01)

Q:相手コントロールが移った《シューティング・クェーサー・ドラゴン》が表側表示フィールドから離れる場合、自分《シューティング・スター・ドラゴン》特殊召喚できますか?
A:はい、できます。(11/04/04)

Q:相手コントロールが移った《シューティング・クェーサー・ドラゴン》が表側表示フィールドから離れる場合、相手《シューティング・スター・ドラゴン》特殊召喚できますか?
A:いいえ、特殊召喚できるのは元々の持ち主である自分のみです。(11/07/22)

Q:元々の持ち主が相手となる《シューティング・クェーサー・ドラゴン》が表側表示で相手フィールドから離れる場合、自分《シューティング・スター・ドラゴン》特殊召喚できますか?
A:いいえ、できません。(11/07/22)


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